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Note to AOTANI

Last updated and revised on 04/13/2012
03/13/2009
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Note to Prospective Registrants
 以下の内1科目にしか登録できません
科学記事で英語の四技能を高める 上級
 科学記事で英語の四技能を高める 中級
 英語勉強力
 英語の鬼

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おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
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青谷正妥(あおたにまさやす)♂
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
1954年大阪市生まれ、大阪市・南大阪町・南大
阪市・羽曳野市育ち
大阪府立天王寺高校
京都大学理学部(化学専攻)
同大学院(化学)
メリーランド大学(化学)
プリンストン大学(物理)
ニューヨーク市立大学(物理・数学)
理学博士:カリフォルニア大学バークレー校(数
学) Ph.D.
教育学博士:テンプル大学(英語) Ed.D.
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青谷正妥(あおたにまさやす)♂
 父は高校の国語科教員
 祖父は神主
 血液型:AB
 スケボー
 鴨川で魚すくい(寒中すくいも敢行)
 昆虫少年・中年・高年
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大学勤務
 アメリカの15の大学・短大で教える
 1998年より京都大学
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企業勤務
 ニューヨークの公文教育研究会
 Geoworks: Silicon Valley (携帯な
どのソフトウェア)
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京大での講義
 現代物理学(Modern Physics)
 確率と統計(Probability and Statistics)
 理系のための英語ディスカッション
 英語の鬼・英語勉強力・英語勉強会
 アメリカの大学院・アメリカ留学百科事典
 日本語中級(『京都大学の挑戦』)
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英語力
 英語検定1級 (1978)
 GRE Verbal 89% (1988)
TOEIC 990, TOEFL CBT 300 (2002)
TOEFL iBT 120 (2006)
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日本に帰って来てから英語力が向上
幅広い英語に接する機会
 英語圏に居るから出来る様になる訳ではな
い
 英語圏に住まなくても出来る

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英語教育力・研究力
 元々は純粋科学系の人間ですが:
生物→化学→物理→数学(Ph.D.)
 Temple大学教育学博士(Ed.D.:英
語教育)
 単に英語ができる科学者・数学者な
のではなくて、
 数学者&応用言語学者(英語教育)
9/30/2015
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英語教育力・研究力
 Listening(最後まで出来ない)を中
心に日本人大学生(現在は京大生
のみ)のProficiency Profileを調べ
ていた。
 今後はSpeakingや脳も調べたい。
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「出来ると言えば出来る、出来ないと
言えば出来ない」
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典型的な京大教員の
一億倍
ネイティブスピーカーの
一億分の一
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青谷正妥(まさやす)10歳の年

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
1964年(昭和39年)
東京オリンピック
東海道新幹線開通(新幹線=ひかり・こだま)
シャープ(当時は早川電機)とソニーが電子式卓上
計算機を完成と発表
海外旅行自由化(経済復興、外貨流出防止のため
禁止していた海外観光旅行の解禁)
大阪人の新婚旅行は白浜、東京人は熱海
大変高かったバナナ
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まだ貧しい時代の日本
地方公務員の夕食のおかず
 薄切りハム2枚、キャべツの千切り、ゆで卵半
個、味噌汁
 運が良ければ
 運が良ければ
 食後にりんご四分の一個
 今こんな弁当をコンビニで売っても誰も買い
ませんね

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Depakene [ˈdep-ə-ˌkēn]

Valproic Acid
特徴: 一般に気分安定薬と言われる薬で,
各種てんかんの治療,躁うつ病・躁病の躁状
態を抑える作用がある。また躁の波だけでな
く,躁うつ病の鬱の波を抑える効果もある。
(錯綜電流の制御)
 短気は病気です。

03/13/2009
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おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
03/13/2009
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Expertiseについて:Ericsson
10年1万時間が常識
 Bobby Fischer:9年
 イチロー:10年
 モーツァルト:傑作まで作曲10年、最高傑作
は20年
 英語も同じ:10年1万時間


一日3時間なら10年で1万時間
9/30/2015
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英語が本当にできるとは?

当然英語で考えること(全てが1言語=英語
で完結)だが、
そんなとんでもない事が、簡
単に出来るわけが無い!
10年等は当たりまえ
 今すぐ初めて、訓練を続け続ける!

9/30/2015
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人生に一度だけ
自動的に言語がインストールできる
 ソフトウェアの初回インストール的
 随所で自動的にオプションを尋ねてくる
 周囲の大人の言語使用を観察してパラメー
ター設定をする
 Auto-piloting(自動操縦)はこの一度だけ

9/30/2015
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21
大人の英語学習
自動的に第二言語はインストールできない
 周囲の言語使用の観察だけでは不十分
 ソフトウェアのオプションの再設定的
 Auto-piloting(自動操縦)は無い
 既に第1言語があり、すべてがその文法・構
文・発音等に基づいて判断される
 「かくしき」を重んじる意識的学習
 もちろん10年1万時間

9/30/2015
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大人の英語学習は勉強
勉強っぽいやり方しかない
 受験勉強は大変良かった
 しかし、圧倒的に不十分

9/30/2015
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京大一回生に言う事
今すぐ始めれば、
 2回生で上達の手応えが有り、
 大学院に入る頃には、
 相当出来るようになる。
 しかし、
 本当に出来るのは、
 多分10年後ぐらい。
 卒業後も訓練を続けたとして…

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外国語はこんなにできない
Hakuta博士:小学校1年生に入学する移民の子供
(諸言語→英語)
 Segalowitz教授:海外語学研修(英語→スペイン
語)
 Georgetown大学:海外研修(英語→諸外国語)
 Swain教授:カナダ人の外国語漬け(英語→フラン
ス語)
 Abrahamsson & Hyltenstam:スペインからスウェー
デンへの移民(スペイン語→スウェーデン語)

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Hakuta:諸言語→英語
 小1からアメリカの移民の子供
 勉強に十分な英語力(ネイティブ未
満)に、最低4年、時に7年
 中学終了時にやっとネイティブス
ピーカー*レベル*の人多し
 勿論成らない場合も有る
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青谷注

(殆ど高度な言語使用を要しない小学生
だからこそ、4年でも何とか使い物
に成る英語力が達成出来る。大人
が必要とする英語力には10年
は掛かる。)
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Segalowitz:英語→スペイン語
カナダ人がスペインで研修
 週17時間が13週間
 レベル分けは、初級・中級・上級Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
 ワンレベルしか向上しなかった:中級Ⅰ→Ⅱ
等
 上がらなかった人も居た
 文法の試験:カナダに留まった方が高得点
 国内組の多くは、初めと同レベルの総合力

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青谷注
22人中10人、国内組では18人中
13人が同じレベルに留まった
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Georgetown大学:英語→諸外国語
10%の海外研修者の会話力は低下
 24%は変わらず
 国内では22%が低下、36%不変
 女子学生の進歩がより大きい
 専攻に依る違いは無い

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青谷注

国内で何年も学んでも、中級の
中から上で止まる人が多いが、
海外ではワンレベルくらい上がる
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Swain:英語→フランス語
英・仏二言語政策のカナダ
 英語家庭の子供に仏語で小学校教育
 6,7年後、
 理解力(読・聞)等はネイティブ並み
 作文・会話:ネイティブは決して犯さない文
法・構文の誤り

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青谷注
 生徒達が仏語を話す機会は限定的
 長いセンテンスを仏語で話す機会無し
 長い時間話す機会無し
 Outputの重要性
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Abrahamsson & Hyltenstam
スペイン語→スウェーデン語
ネイティブ並みは本当に遠い
 10年以上スウェーデンに住んだスペインから
の移民195名(内53名は5歳以下で移住)の内、
真にネイティブ並だったのはわずか3名
(Abrahamsson & Hyltenstam, 2009)

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おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
03/13/2009
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英語はなぜ大切か
軍事力・経済力・対話力が21世紀の国力
 翻訳や通訳に手間どっていると機会を失う。
 日本が世界に十分に理解されない国に
 アジアは最大の英語圏

英語は強い
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英語はなぜ強いか
英語を第一言語とする人は3億7700万人
 英語を第二言語(もはや外国語ではない)と
する人口は3億7500万人
 英語を「外国語」として使える人が7億5000万
人
 英語を話す人口は14,5億人、四人に一人
 60カ国が英語を公用語とする。

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英語はなぜ強いか
世界のGDPの4割は英語を使う国
 20億以上有ると言われるWeb siteの80%は
英語、ユーザーの44%は英語人
 中世の新語は詩人によって生まれたが、現
在の新語の60%は科学技術によって生まれ、
その殆どが英語である

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英語はなぜ強いか
米国の社会と文化の持つ魅力
 フランス語は18,19世紀のエリートの国際語、
英語は大衆の国際語
 エンターテインメントにも進出

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英語はなぜ強いか:まとめ
英語を使う人の数の多さと多様さ
 母語としない人に使われている。
 英語は英国の母語でも米国の母語でもなく、
世界語である。
 言語帝国主義ではない。

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英語はなぜ強い勢力を保つか
英語は若い世
代に支持され
ている。
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最近の動向
人間は英語を話すものである
 企業活動はその典型
 欧州の多国籍企業の社内言語は英語
 国内でも忍び寄る魔手

やらざるを得ない状況
03/13/2009
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日本人の英語力
日本人全員が等しく英語力が乏しい。
 読・書・聞・話の四技能全てに欠ける。
 外交官の英作文力は落ちて来ている。
 60年代の日本のTOEFLスコアはアジアで中
位、現在はほぼ最下位。

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基本的には
僕が京大生で
あった30年前と
殆ど変わらない。
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日本人は英語のイン
プット処理(読む・聞
く)が全く出来ないが、
アウトプット(話す・書
く)となるとそれ以上
に問題外である
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大人の英語学習の最大の特徴
ほぼ全員が失敗する。
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東大生・京大生のスコアの例
R = 28 L = 27 W = 24 S = 15 Total = 94
R = 29 L = 28 W = 29 S = 15 Total = 101
R = 29 L = 28 W = 27 S = 18 Total = 102
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1898年にビスマルクは:
「20世紀を決める最大の要素は英語だ。北米
人が英語を話すからだ。」
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2002年7月12日に文部科学省は:
「英語が使える日本人の育成のための戦略構
想」
を策定した。
一世紀以上の遅れ
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おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
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日本と世界
大学教育ランキング
教育に言及する学則
“世界標準”の大学
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日本と世界
日本人の英語力
日本人のSpeaking
京大生のSpeaking
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大学教育ランキング
スイスのIMDのランキングでは、日本の大学
教育は先進47経済圏で単独最下位の47位
 理由は
 講義が出鱈目(教員が最悪)
 学生が鈍ら(学生が最低)
 つまり、
 最凶のコンビネーション

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TOEFL iBT -Speaking-
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TOEFL iBT -Speaking-
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教育に言及する学則
例えば、アメリカの大学では、成文化された
公式教育方針として、
 「1単位とは週一時間の授業と最低2時間の
自習です」
 等と書いてある。

03/13/2009
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“世界標準”の大学
基本的には高校の勉強内容を高めたバー
ジョンが大学
 授業に出るのは当たり前
 毎週宿題が有り、皆がやって来る
 中間試験(普通は複数回)と期末試験が有る
 赤点(不合格)が有る
 外国の多くの大学は高校状態

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日本の大学生の平均学習時間は1日4.6時
間。1日8時間程度とされる欧米と大きな差
がある。授業などを除いた1年生の学習時
間をみると、日本の学生の半数以上が週5
時間以下だ。
9/30/2015
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大学生に勉強させよ
…対策の大学に財政優遇案(読売)
中央教育審議会の大学分科会大学教育部会
は、学生の勉強時間を調べたり、勉強時間を増
やす方策を講じたりした大学を、財政面で優遇
するべきとする素案をまとめた。勉強しない学
生を放置する大学に改善を促す狙い。大学分
科会の審議を経て、文科省は2013年度にも実
施する方針。大学生を勉強させるために、とうと
う国が尻をたたく。
9/30/2015
TOEFL iBT -Speaking-
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日本人の英語力
 1996年にはアジアで最下位
(TOEFL PBT)
– ライバルは北朝鮮・タイ・モンゴル
 2007年にはアジアで下から二番
目(TOEFL iBT)
– ライバルはカンボジア
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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日本人のSpeaking
2007年TOEFL
iBTに於ける
Speakingのスコアは30点中15
点で日本が単独世界最下位
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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京大生のSpeaking
読む
書く
聞く
話す
総合点
日本人
16
18
16
65
京大生
23
22
19
15
15
78
単独世界最下位
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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日本人とSpeaking
東大生・京大生を例に取ると
 帰国子女や留学生以外で20点を取る人すら
極少数(つまり、Speakingで10点は落とす)
 MITの建築史学科は115点、UCLAは
Speaking 24点を要求、Johns Hopkinsの地球
惑星科学科は各セクションで25点を希望
 つまり、Speakingの不出来だけで、留学でき
ない

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
63
最大の問題
受験勉強に含まれていない
 東大理科III類でも京大医学部でも関係無し
 全国模試一位でも関係無し
 英語の音を出す事自体が苦手

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
64
Writing
18点
世界最低より1点上
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
65
Listening
16点
世界最低より3点上
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
66
Reading
16点
世界最低より5点上
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
67
TOEFL iBTスコア比較
Reading
Listening
Speaking
Writing
Total
日本人
16
16
15
18
65
京大生
23
19
15
22
78
全受験者
19
20
19
20
78
Princeton
合格者
29
28
24
27
108
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
68
にほんれっとう
||
日本劣等
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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A) 大人の英語習得は勉強である。
B) 大人の英語学習の最大の特徴は「ほぼ全
員が失敗する」事である。
C) 自分でやらなければ絶対に出来る様になら
ない。
1. 自らの学びを作る。
2. 講義だけでは、圧倒的に量が不足。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
71
D) 宿題をやるのはあたりまえ。(一回でもやら
ない人は破門。)
1. 最低限毎週の課題作文(*15分*で100語、15分で
見直し。< 60分の筈。)
2. Reading/Listeningを自分で多量にやらなければ、出
来る様にならない。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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E) 無断欠席者は自動的に破門。(*具体的に
*理由を書いたemailを*事前*に送る。
[email protected] サークルやバイトは理
由にならない。病気・怪我・身内の不幸等の
み。「都合により欠席します」は駄目。38度
の熱、骨折、父が死亡等と書く。)
1. 小・中・高の生徒・学生や、社会人がやってはいけな
い事は、大学生もやってはいけない。
2. 体育実技と同じで、出ないと意味が無い。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
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F) 居眠り禁止。立って下さい。
G) 自分でやっても簡単に出来る様にはならな
い。蓄積が大切。
1. 自転車に乗る練習や逆上がりの練習の様に、往々
にして長い間全く出来ないが、出来ない間の練習の
継続が大切。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
74
H) 潜伏期間:練習時間に比例して出来る様にはならない。進
歩は階段状である。
1.
2.
ある日突然乗れる自転車と同じ。今日5メートル、明日10メートルと言う
様に、徐々に進歩するのではない。潜伏期間に耐える力が必要。
熟成=練習をしていない時にも上達が続く事がある。
『熟成』から『覚醒』へ
3.
新一回生に言う事
–
–
–
–
–
–
–
–
03/13/2009
今すぐ始めれば、
2回生で上達の手応えが有り、
卒業する・大学院に入る頃には、
相当出来るようになる。(*日本人としては*一流:TOEIC 950点等)
しかし、
本当に出来るのは、(例:Outputが英語なら英語で考える。)
多分10年後ぐらい。
卒業後も訓練を続けたとして…
TOEFL iBT -Speaking-
75
I) 従って、授業中は集中し、講義外でも懸命
の努力を重ねても、学期終了時に、体感・
実感・実証出来る英語力の向上が見られな
いのは想定内である。
J) 精と多(形式と慣れ)の学習が必要。
1. 精:宣言的知識の蓄積と間違った知識・技能の修復
2. 多:流暢さの養成
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
76
K) 大人の運用力養成は『勉強』:英語圏に住んでも、
意識的な勉強が無ければ英語が出来る様にはな
らないし、日本に居ても、意識的・組織的・形式
的・計画的・多角的・本格的学習(カクシキを重ん
じる学習)をすれば英語が出来る様になる。
L) 青谷が出来るからと言って、秘策や秘伝が有る訳
ではない。但し、効果と効率は追求し、効果の上
がらないやり方(例:CNN聞き流し)等も説明する。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
77
M) 学部生の場合、4年間やり続ける人は、
TOEICでよければ上級と見做される950点
は取れます。(但し、TOEICは実用英語力を
測るにはあまりにも易し過ぎます。)
N) 他の勉強・研究・技能習得、更には人生そ
の物、と同じで長丁場です。太く・長く・多く・
厳しく
O) 講義は何コマ取っていますか?この講義の
当日はどうですか?
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
78
P) 今週は何度夜に外出しましたか?
Q) 口だけでは駄目です。本当に勉強を生活の
中心に置いて下さい。
R) 教員の言う事よりも、先輩や友人の言う事
を信用する馬鹿にならない!
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
79
S) 京大生の教育には一人頭毎年172万円掛
かります。この内、国や大学の負担分は111
万円です。*僕の考えでは*、勉強・研究
に励むのは皆さんの義務です。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
80
ところで
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
81
専門英語の運用力 = 英語の運用力 + 専
門の知識
 一般的な専門用語や表現(単位・数式の読み
方等を含む)は学部で、専攻分野に特化した
用語や表現は研究室で学びます。しかし、こ
れらは特別な努力をしなくても覚えられる筈
です。

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
82
おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
83
確実で広範な宣言的知識
(chunksを含む)
例えば1万語の語彙(典型
的京大生は4000語以下)
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
84
自動性:やめられない、と
まらない。並列処理。走り
ながら考える。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
85
英語で完結
= 脳内も英
語:英語で考える。Input処
理も英語。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
86
Inputの内容・要点が頭に
残る。(話が分る)
–Input → Idea/Summary/Main
Points (I to I: eye to eye)
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
87
内容・要点からOutputを構
築する。(話が出来る)
–Idea/Summary/Main Points
→ Output/Full Story (I O U:
I owe you.)
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
88
造表現力:見た事も使った
事も無い表現を作る。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
89
造表現力
さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く
澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締
めつけるから、(綿矢りさ 『蹴りたい背中』)
井戸のつるべじゃあるめえし、あげた
りさげたりしてもらうめえぜえ(式亭三馬)
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
90
おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
91
Outputの大切さ
Inputは意味に引っ張られた言語処理:文を
精査しない
 Outputには、文法的・構文的処理が肝要:詳
細に留意、内容・形式を精査
 Outputは、より意識的

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
92
Outputの大切さ
気付き:知識・技能のギャップ=問題認識
 確認:意味が通じることにより
 より深い脳活動:言語的記憶にも結び付く
 脳内の言語能力・言語的知識を精製し、結晶
化させる

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
93
Outputにより
言語の内在化:英語が自分の物になる
(次週詳細を説明)
 言語を自ら操る:「言語とは何か」をより明確
につかむ

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
94
「英語で考える」への第一歩
英語を喋れるから英語で考えられる
 英語で考えられるから英語が喋れるのでは
ない
 最初は「脳内の日本語」の内容を英語で言う

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
95
Speaking

その言語を真に自分の物にする事
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
96
言語の起源と進化
10万年前ネアンデルタールは新生児の口・喉
 ジェスチャーから言語が始まった
 しかし、狩猟等の作業に手を使いたい
 現在のような言語の進化は5万年前に「話す・
聞く」活動から始まった
 言語のルーツは言うまでもなく「話す・聞く」
 聞けて喋れる人が読み書きを習うのがネイ
ティブの言語能力(国語力)養成

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
97
話す・聞くが主導 1








世界には文字の無い言語の方が圧倒的に多い
7,000近くの言語
文字が有るのは750言語
6200言語には文字が無い
人類の96%が4%の言語を話す
言語の96%は人類の4%が話す
毎月2言語、21世紀に1,000から2,000語が消滅
英語・中国語・スペイン語・アラビア語・マレー語・ヒ
ンディー語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・日本語
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
98
話す・聞くが主導 2





どのヒトの集団にも話し言葉:書き言葉との相違
話し言葉の歴史(5万年前):書き言葉(数千年)
成長過程で、話し言葉の習得が先:書き言葉は一
生習得しないこともある。
話し言葉は教えられなくても身につく:書き言葉は
学校等で習う(たいていは成功する話し言葉の完
全な習得:書き言葉の習得には失敗することがあ
る)
脳には話し言葉のみに特化した機能:書き言葉へ
の特化度は低く、他の機能と共有する部分も多い。
(青谷注)
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
99
話す・聞くが主導:まとめ
ほとんどの現代語は話す・聞くのみ
 読む・書くは言語という観点からは副次的
 話し言葉は生物進化の過程で自然に現れ
た:書き言葉は半ば人工的な創造物

書き言葉は話し言葉を下敷き
としてしか存在しない
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
100
Speaking
明らかに「書く」力を下支え
 「読む・聞く」力の横支え
 「書く・聞く・読む・考える」力を支える
 Listening/Readingは言語習得のインフラ
 Speakingは習熟する為のインフラ

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
101
数値目標の目安
Listening – 150 words per minute (WPM)
 Speaking – 先ずは、 100 WPM(TOEFLには
少し遅い。)
 Reading(簡単な内容の物)

– Reading Aloud: 150 WPM(news reporters)
– Silent Reading: up to 250 WPM(nativeレベル)

Writing(TOEFLタイプ)
– 150 to 225 words in 20 minutes, 300 words in 30
minutes >>>> 100 words per 10 minutes
9/30/2015
TOEFL iBT -Speaking-
102
数値目標の目安
Listening
毎分150語(150 WPM)
Speaking
毎分100語以上(> 100 WPM)
Reading Aloud 毎分150語(150 WPM)
Silent 毎分250語も可能(250 WPM)
Writing
9/30/2015
10分間で100語(100 WP10M)
TOEFL iBT -Speaking-
103
ネイティブスピーカーの場合
言語モード
毎分単語数
話す
125~200
読む
書く
250~300
30
聞く
125~200
考える
400~無限
9/30/2015
TOEFL iBT -Speaking-
104
思考と言語
豊かな思考と貧しい言語
 速い思考と遅い言語

毎分単語数
03/13/2009
話す
125~200
読む
250~300
考える
400~無限
書く
30
TOEFL iBT -Speaking-
105
Speaking
概念・考えの構築
語彙・表現の検索・取り出し
文法に適った構文
音の検索・取り出し
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
106
Speaking
概念
単語
構文
発音
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
107
Speaking
概念 → 単語 → 構文 → 発音 → 発話
ほぼすべての矢印(→)で躓(つまず)く
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
108
思考・概念
言語化(日本語化・英語化)
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
109
思考・概念
日本語化
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
110
思考・概念
英語化
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
111
思考・概念
日本語化
英語化
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
112
思考・概念
日本語化
英語化
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
113
思考・概念
遅い
速い
ネイティブの日本語化
× 現有戦力内の英語化
発話
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
114
思考・概念
遅い
速い
日本語
× 現有戦力内の英語化
発話
9/30/2015
TOEFL iBT -Speaking-
115
こう言う意味です
概念・思考 → 日本語 は止められない
 日本語を見つめてしまう:これはOK
 日本語を見つめながら、日本語 → 概念・思
考を試みる
 日本語の単語の表す意味を置き換えるので
はなく、つまり、逐語訳ではなく、
 日本語の文全体の表す意味を、現有戦力の
英語で表そうとする←常に意識する

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
116
現有戦力の最大利用
略訳・ズレ訳・近似訳・概訳で、現有戦力の最
大利用
 逐語訳はどうせ誤訳
 黙らないで即座に何か言う

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
117
実例 1:概訳
大きな問題が彼を悩ませていた。
 A big problem was troubling him.(翻訳)
 He had a big problem.(略訳)

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
118
実例 2:誤った逐語訳
彼等は結論を保留した。
 ×They suspended the decision.
 They did not decide then.
 They delayed the decision.

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
119
Speakingと「書く」力
テキストを見ずに脳内作文
 立ち止まれない
 行ったり来たりできない
 受験型の構文解析・文の構築が困難
 どんどん書く力=流暢さ=習熟

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
120
Speakingと「読む・聞く」力
自らが意味のアウトプットに使う言語なので、
インプット(=他人のアウトプット)も良く理解
出来る
 例えば聞くとは、予測・聴取・理解(expecting,
listening, digesting)を含む活動であるが
 予測・理解にはSpeaking力が不可欠
 因みに、母語でも「理解」は単語的・意味的な
穴埋め活動であり、Speaking力が必要

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
121
Speakingと「考える」力
本来は言語を介さない思考が可能だと言わ
れる
 実際には、反芻・検討・校正過程等では言語
が介在する
 このレベルの思考は自分との会話・対話
 よって、Speaking力が肝要

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
122
Speakingを並行させれば

英語学習も捗(はかど)る
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
123
Speakingを並行させなければ

英語学習は成立しない!
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
124
さらにSpeakingの利点

アウトプットの量を稼ぐ
– ツール無しで出来る
– 単位時間辺りのアウトプットが多い
– 実は体力の消耗も少ない
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
125
Listening:習得のインフラ
例えば、ネイティブの英語から新しい単語・表
現を学ぶ
 勿論Readingも

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
126
Speaking:習熟のインフラ
習熟=自動性の獲得
 自動性とは?

–
–
–
–
意識的努力無し
止められない
負荷が無い
並列処理が可能
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
127
Speaking:習熟のインフラ
リアルタイム:Real-time/On-line Processing
 流暢さ・自動性を窮極的に要求する
 「英語で考える」への近道

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
128
聞く・話す
話すほうが難しい内は初心者
 聞く方が遥かにむずかしい
 日本人通訳者は日→英
 アメリカ人通訳者は英→日
 ひとつの目安に

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
129
Speakingと英語運用力養成
間違いや問題点の前景化
 実験室としてのSpeaking:正か誤か?
 アウトプットの量を稼ぐ

– ツール無しで出来る
– 単位時間辺りのアウトプットが多い
– 実は体力の消耗も少ない

Creative Use of English(CUE=合図、ヒント:
創造的言語使用)に繋がる
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
130
Creative Language Use in English
CLUE=手がかり、ヒント、糸口
 人生で初めて使う言語表現
 日本語の例(造表現力)
 さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ
鈴の音で鳴り響いて、胸を締めつけるから、

(綿矢りさ 『蹴りたい背中』)

Speakingは普通interactiveで、即時フィード
バックが有る
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
131
「最初から英語で考える」
 のではなく、
 「脳内の日本語を和文英訳する」
 のでもなく、
 「脳内の日本語の内容を英語で表す」
 意訳・略訳・概訳・ズレ訳
 逐語訳ではない

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
132
決定を保留した。
 We did not make a decision right away.
 山のように問題が有った。
 There were many problems.
 英語の“It all came down to this.”を「それが全
部ここに降りて来た」と言う日本語にしないの
と同様、
 「つまるところ」を“where it gets stuck”と言わ
ないのと同様

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
133
おしながき
0. 青谷正妥(まさやす)について
1. できない英語
2. 英語は何故大切か
3. 日本人・京大生の英語:日本劣等
4. 英語学習事情と講義参加の心構え
5. 英語が本当に出来るとは
6. Output/Speakingの役割
7. 更に一言
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
134
大人の英語学習の最大の特徴
ほぼ全員が失敗する。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
135
大人の英語習得は
勉強である
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
136
『カク』・『シキ』を重んじる

計画的・多角的・本格的・意識的・形式的・組
織的学習が肝要
– 形式的=形式に関する様(広辞苑)
漫然と学んでも駄目!
 納得尽くで学ぶ

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
137
大人の英語習得は勉強である
京大生は、一般人より得意な筈。
 やって下さい。
 そして、
 出来て下さい。
 なぜなら、
 『京大生が出来なかったら誰も出来ない』
 と言わざるを得ないからです。

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
138
流暢さ養成の四要素
確実で広範な宣言的知識(chunksも学ぶ)
 量をこなす(Time-on-Task)
 反復(Repetition)
 時間制限(Time Pressure)
 多く・何度も・速く

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
139
青谷の経験
TOEFL PBT 620点, 英語検定1級でアメリカ
へ
 最初の3年間全く進歩無し:苦しいだけ、下手
なまま
 3年半くらいで開眼:勿論ネイティブには程遠
い。Quantum Leapが有っただけ。

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
140
交換留学帰国者の相談
「英語力が伸びなかった」がダントツで1位
 TOEFLのスコアが出発前より下がる人まで
居る
 計画的・意識的・本格的・組織的・多角的・形
式的学習が無ければ大人は英語力が付かな
い

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
141
母語話者と日本人
母語話者:小学校入学までに17,000時間以
上の英語に触れる
 日本人:中高で3,000時間の英語に触れる

『中・高6年間もやったのに英語が出来ない』
のではなく、『6年間しかやらなかったから英
語が出来ない』
 因みに数学等も同じ。

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
142
更に一言
自転車に乗る練習:ある日急に乗れるし、一
旦乗れたら【イッパイ】乗れる。
 英語等の技能系は大体こんな形:step
functionの様に階段状に進歩する。
 決してlinearではない。
 熟成=練習をしていない時にも上達が続く事
がある。又、時間を掛けないと出来ない。
 何れにせよ、時間が掛かる。

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
143
英語習得の難しさ

源流の違う川をもう一本手掘りで“作る”感じ
– そもそも源流をどうする?

鰓呼吸から肺呼吸に変わる感じ(4000万年)
– 4億年前、人類に連なる祖先の魚類(ユーステノプテロン)
は、肺を進化させ始めた。
– 3億6000万年前、肺を進化させた最初の両生類(ペデル
ペス)が出現、水辺で陸上生活を始めた。
– http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=126715
– http://www.ne.jp/asahi/tk/7777/creatures/evolution.htm#③
海や大気の維持

『英語で考える』とはこんな感じです。
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
144
まがい物ではなく本物を
ニセモノに惑わされず、本物の英語力を
 なぜなら皆さんは
 日本が世界に誇る
 とは言わないまでも
 京都が日本に誇る
 と言うか、
 まあ、少なくとも周辺住民が地域に誇る
 本物だからです。

03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
145
日本の大学教育
先進47経済圏で最
下位の47位
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
146
京大生・日本人の英語スピーキング
単独世界最下位
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
147
国民の血税
京大生一人あたり
年間
03/13/2009
111万円
TOEFL iBT -Speaking-
148
渾身の努力が実を結ばない時
人はどうするか
 人は
 努力を続けます

 努力を続けて下さい
努力を続け続けて下さい
03/13/2009
TOEFL iBT -Speaking-
149