XMLゼミ 独習XML ~第1章 XMLの基礎~ 1.1 XML文書の基礎 1.2 XMLとHTML 谷津 哲平 XMLとは Extensible Markup Language 拡張可能なマークつけ言語 ●国際的なテキスト記述言語 SGMLの一部 www上で利用するために必要なことを簡素な仕様として再構築 ●XMLは単独で使われることを第一の目的としていない XMLに準拠した特定の目的のための文書仕様とそれを扱うソフトウェアが一体 XML文書の解釈はソフトウェア(アプリケーションプログラム)次第 簡単な例 hello.xml (Unicodeで保存) <?xml version=“1.0” encoding=“UTF-16” ?> <段落>こんにちは</段落> エレメント タグに使用できる文字には制限があるが何でもよい <p>,<Paragraph> とか XML文書の‘改行’ <?xml version=“1.0” encoding=“UTF-16” ?> <段落>こんにちは</段落> <?xml version=“1.0” encoding=“UTF-16” ?> <段落> こんにちは </段落> 改行も情報とみなすこともできる 解釈は受けるアプリケーションプログラム次第 XML文書の構造 <?xml version=“1.0” encoding=“UTF-16” ?> <連絡先> <CODE>002525</CODE> child <氏名>田中 裕二</氏名> <TEL>2525-0110</TEL> <FAX>2525-0111</FAX> </連絡先> parent 深くインデントさせたXML文書の例 リスト1.4 リスト1.6 プログラムによってはインデントのための空白も意味を持つ ルート要素と子要素 同じレベルの複数の子要素をもつXML文書の例 リスト1.7 XML文書は ただ一つのルート要素から枝葉が伸びた形式(ツリー構造)で 表現できるように記述した文書でなくてはならない タグと属性 「CODE」は「氏名」に属する情報であるとすればこのようにまとめられる <?xml version=“1.0” encoding=“UTF-16” ?> <連絡先> <氏名 CODE=“002525” >田中 裕二</氏名> <TEL>2525-0110</TEL> <FAX>2525-0111</FAX> </連絡先> HTMLでの例 <font size=“1” color=“red”> 赤色で小さい文字 </font> リスト1.9 リスト1.10 XMLとHTML XMLとHTMLは似ているが情報の性質はまったく違う <html> <head> <TITLE>連絡先 (002525:田中 裕二)</TITLE> </head> <Body> <H1>田中 裕二</H1> 2525-0110</p> <p> FAX :2525-0111 </body> タグが大文字でも小文字でも許容される </HTML> リスト1.11 機能上の違い <H1>田中 裕二</H1> HTML <H1> はレベル1の見出しということのみを示す <氏名>田中 裕二</氏名> XML <氏名> は名前だということが明白 HTMLは情報の意味を表してはいない XHTML HTMLは見た目に影響を与える XMLは意味,性質をタグで定義する HTMLより明確な意味を持つ WebページをXMLで記述すると 検索,変換,その他の方法で利用する際にHTMLより価値が増す 掛け橋としてのXHTML Extensible Hyper Text Markup Language 課題 ●簡単なXML文書を作成してブラウザで表示確認する ●身近なXMLファイルを探す
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