オブジェクト指向による 分析と設計

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オブジェクト指向モデリング
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2001年12月 4日
オブジェクト指向モデリング
前回 静的モデル3
7.1 関連型
7.2 型についての補足
7.3 依存性
7.4 パッケージ
7.5 知識レベル
2
静的モデル3
型モデルの理解
 オブジェクト図で理解する
制約
型
関連名
多重度
関連名の方向
商品種類
0..*
注文する
注文対象
0..*
{完全}
顧客
注文主
個人顧客
法人顧客
関連
ロール
弁別子
(discriminator)
個人顧客
重要度
重要顧客
<<多重>>
<<動的>>
ステレオタイプ
一般顧客
3
静的モデル3
関連型
 関連型
学生
成績
6..*
1..1
成績
授業科目
1..*
1..1
制約:
再履修は不可
a:学生
旅費交通費
小泉純二郎
8000円
:成績
A
b:学生
クレジット
山中真紀子
2000円
-5000円
:成績
A
B
現金預金
ビソラディソ
50000円
多重度も制約
の一種
(オブジェクトの存
在条件)
情報倫理
3:授業科目
:成績
c:学生
オブジェクト指
向モデリング
2:授業科目
:成績
c:学生
現金預金
小丸
50000円
1:授業科目
情報システム概
論
C
4
オブジェクト指向モデリング
第8回 動的モデル1
8.1 ユースケース
8.2 アクタ
8.3 システム境界
8.4 ユースケース記述
8.5 ユースケースの使い方
8.6 開発プロセスとユースケース
8.7 ユースケースに潜む問題
5
動的モデル1
91ページ
8.1 ユースケース
アクタ
 用途
 要求の記述
 システムの妥当性検討
 開発のスコープ
 内容
ユースケース
在庫を確認する
受注係
注文を受ける
 システム外部
 シナリオの型
 ユースケース図
全体図
 アクタ
 ユースケース:機能の凝集体
 ユースケース記述
 ユースケースのレベル
6
動的モデル1
93ページ
8.2 アクタ
 アクタとは何か
CATWOEのどれ?
 ロール
 受益者
在庫を確認する
 primary actor(主アクタ)
 secondary actor(支援アクタ)
 アクタの識別
 人間に限らない
受注係
 システムと相互作用するもの
 パーティ
 なぜユースケースにアクタが必要か
 なぜアクタは一つだけなのか
注文を受ける
<<actor>>
受注係
7
動的モデル1
96ページ
8.3 システム境界
 システムの範囲
 サブシステム
 システムの内と外
 完備性
受注出荷システム
 それらのユースケースで
要求は満足されるか
在庫を確認する
受注係
注文を受ける
出荷する
倉庫係
8
動的モデル1
教科書外
8.4 ユースケース記述
 シナリオの型
 ユースケース記述
 シナリオ形式で書くことも
 具体的に
 誰が,いつ,どこで,何を,どのくらいどうした
 何がどうなった
 そのままテストケース
 ユースケース名
 アクタ
 目的
 事前条件
 基本系列と代替系列
 事後条件
ユースケース
シナリオ
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動的モデル1
教科書外
8.4 ユースケース記述
 ユースケース記述
 「本を返却する」のユースケース記述例
名称:本を返却する
アクタ:本の借り手
目的:他の人が借りられるようにする。
事前条件:本の借り手がその本を借りている。
基本系列:
①アクタはシステムに返却の旨を告げる。
②システムは本の借り手,返却しようとする本の識別を要求する。
③アクタはそれらの識別を提示する。
④システムは本が当日返却されたことを記録する。
事後条件:その本が返却されている。
代替系列:
A.基本系列④で,本の借り手が妥当でない場合,…
備考:
本の識別には,本に付けられたバーコードを使う。
返却された現物の本は,...
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動的モデル1
97ページ
8.5 ユースケースの使い方
 要求獲得
本当に獲得?
 アクタの識別
 アクタにとって価値のあるユースケースを探す
 アクタがほかに行うシステムとの相互作用
 ほかの誰かのために行うユースケース
 要求
 目的
 目的階層(ビジョン>ミッション>ゴール>目標値)
 戦略階層(戦略>戦術>作戦)
 問題認識と問題解決
 問題状況(観測)
 解決状況(予測)
 機会費用と優先順位
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動的モデル1
97ページ
8.5 ユースケースの使い方
 要求記述
 要求の単位
 変更要求管理
要求「書くと
き」ツール
 人間活動システム
 ソフトな問題を扱う
 基本定義(root definition)
 CATWOE
 基本課題
 解決策の調停
 ビジョンの共有
 システムとのインタラクションを記述
 実装を書かない
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動的モデル1
97ページ
8.6 開発プロセスとユースケース
 計画
 プロジェクト計画書
プロジェクト憲章
目標
スコープ
見積り
フェーズ設計
 レビュー
演習問題57
着手の順序
 開発の最小単位としてのユースケース
 ドメインとユースケース
 フェーズ計画
 RUPとXP
 システムの妥当性検査
 シナリオによるレビュー
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動的モデル1
99ページ
8.7 ユースケースに潜む問題
 ユースケースに潜む問題
 制御オブジェクト
 型構造,責任の割付が不全→悪構造
 リファクタリング
 手続き記述にとらわれる
 要求の漏れ
 本質的な要求から外れる
 ユースケースは要求記述
 設計ではない
 概念レベルのユースケース:ビジネスユースケース
 ユースケースのレベル
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