文字列の抽出 (Strings) 2005/01/30 伊原 秀明(Port139) 文字列 抽出の注意点 • ddで作成したファイル システム イメージから、 strings コマンドを使い文字列を抽出する場合 例:Autopsy Keyword Searching 機能など • セクタの物理的な並びに注意する必要がある • 日本語文字列を抽出する場合には文字コー ドにも注意しなければならない • 参照:Autopsy HELP 『grep Search Limitations』 © Hideaki Ihara(Port139). 2 連続したセクタから文字列を抽出 • ひとつのファイルとして割り当てられた領域内 であれば問題ない 1クラスタ(2セクタ分)使用 ・・・・・・TE ST・・・・・・ Slack Space 文字列として抽出 © Hideaki Ihara(Port139). 3 未使用領域を含め文字列を抽出 • 文字列としては存在するが、誤認している • 物理的な並びで抽出した場合には注意 1クラスタ(2セクタ分)使用 Slack Space ・・・・・・TE ST・・・・・・ TE ST・・・・・・ データの使用部分 文字列として抽出 © Hideaki Ihara(Port139). 4 フラグメント状態で文字列を抽出 • ファイルがフラグメントされていると、文字列 が分割され抽出されない データの先頭部分 1 4 ・・・・・・・ ・・・・・・TE 2 3 ST・・・・・・ 5 データの続き 文字列としては存在 © Hideaki Ihara(Port139). 5 文字列の検索 • ddのイメージファイルから、文字列を検索する (文字列の16進数値を利用する) • 以下のツールを利用すれば、文字コード毎の 16進数値を確認することができる • wiconv (hasegawayosuke氏作) http://www.alles.or.jp/~hasepyon/ • cpconv (umq氏作) http://www.port139.co.jp/forensics/cpconv/ © Hideaki Ihara(Port139). 6 CPCONV • 入力した文字列を コードページ毎に 16進数値で表示 ※http://msdn.microsoft.com/library/en-us/intl/unicode_81rn.asp © Hideaki Ihara(Port139). 7
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