基本姿勢と態度 専門職のビジネススキル レポート作成の基本 ④プレゼン技法 プレゼンの前に 伝えたいことが明確か? 発表内容が明確になっていることが前提 不明確な内容は発表技術でカバーできない それが十分伝わるか 明確な内容でも伝えられないこともある • 感覚的なことは言葉では伝えられない 図などを使って伝えるための工夫をする 内容を厳選する プレゼンは気配り 2 発表方法を考える スライドを使う(一般的) パワーポイントなどのプレゼンソフトを利用 写真や動画などで視覚的に伝える ポスターで発表 発表者が不在でも見てもらえる 学会や勉強会 患者説明など 機会は多様 口頭で発表 言葉だけで理解してもらうことは難しい 機器が使えない口頭のみの場合もある 3 時間配分を考える プレゼンには必ず時間の制約がある 制約がなければ文章を読んでもらえばよい 文章を読まずに理解してもらうのがプレゼン • スライドの棒読みは避ける 必ず発表練習する スライドは最低でも1枚1~3分を考える 十分な時間を掛けないと、理解できない 逆に、1枚に時間を掛けすぎることは、 スライドにない情報が多すぎることになる • メモが大変で聴いてもらえない 4 発表の制約 会場の制約 広さ=文字の大きさへの配慮 メモをとれる机があるか 発表時間 15分程度 30分以上 5分以内 質疑応答 聴衆の事前知識の 有無も制約になる :テーマを絞り込む必要がある :テーマを掘り下げる必要がある :要点のみを確実にまとめる :対話を通じた深い理解 5 見やすいスライド 文字の大きさ 会場のスクリーンの大きさにもよる 最低でも20pt ・・・見えない文字は意味がない 見出しの工夫 レポート以上に配慮する 論点を構造的に列記 要点を箇条書きにする 過剰な装飾、イラストなどは 逆効果 目から入る情報と 耳から入る情報の バランスを考える 6 スライドの構成 イントロ タイトルや導入部分で全体を理解してもらう 最初で誤解されると、最後まで理解はされない メイン部分 大事なポイントは 繰り返し説明する 論旨や起承転結を明確に 途中で聞き逃した人への配慮を怠らない 最後に大事なポイントをまとめる 結論でポイントを再度説明し理解を促す 7 図を使う 効果的に図を使う もっとも重要な図を1~2程度 図は情報量が多いので多用しない 概念図 コンセプトマップなど議論の全体像を示す 理論モデル 論文の場合はさらに重要になる 8 レジュメ(ハンドアウト)を配る 聞き手にとって効果的な配付資料 聞き漏らした際に見直すことができる 事前に配布しておけば、 予習することが可能で深い理解ができる メモが最小限で済むので聴くことに集中できる 発表を聞き逃しても、概要は理解できる 逆に、このような聞き手の状況を考えて レジュメを作成する 9 示説(ポスター発表)のポイント ポスターの文字を延々と読ませない • 文章を掲示するのではない • スライドの提示でもない 目で追って、瞬時に全体が見渡せる 多くのポスターに埋もれてしまわないように注意 何度でも見直すことができる 聴衆のペースで見ることができる 発表時以外にも見てもらえる 口演よりも効果的 な場合もある 10
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