大学生活の心得 - 社会で通用する“プロ”になるために - 千葉工業大学 就職委員会 大学は社会と直結している 最高学府であり“知の集結地”そこで学ぶ君たちは社会 から大いに期待された存在である. 大学とは学生諸君の成長の場 専門知識・教養の習得にとどまらず人間として成長 この4年間で諸君は成長 しなければいけない! 工業系大学出身として 特に産業界からの 期待は厚い 卒業 専門知識 教養 高校と大学の違い 高校での勉強 社会で生きるため、最低限の「教養」を身につける 文章力、論理的思考力、善悪の判断… 大学での勉強 「プロフェッショナル」になるための教養と専門知識 知識だけでなく、プロと認められる人格形成 大学での教育の形態 知識の習得 (講義) 知識の確認 (演習・実験) 思考力・説明力 コミュニケーション能力 (特別講義・卒論・ゼミナール) 学卒者と高卒者 高卒者の思い違い 「大学出とは知識量がちがう」という劣等感の呪縛 ⇒知識は勉強しさえすればいくらでも手に入るのに・・・ 学卒者の値打ち 価値観に縛られない自由な4年間(or more) を持ったこと ⇒ 物事を様々な角度から見ることができる柔軟さ 社会が君たちに期待している能力 コミュニケーション能力 他者を尊重し相互に意見を交換できる能力 意見を適切に他者に説明できる能力 社会が君たちに期待している能力 柔軟な思考力とその思考を具現化する実行力 自ら学習・思考する能力 自ら物事を推進する実行力 どうすればそのような能力が身につくか!? コミュニケーション能力や思考力,実行力は 集団や第三者との関わりの中で涵養されるものです. 友人との切磋琢磨 師との出会い チームで物事を 成し遂げる経験 大学という場を自ら活用し成長しよう! 社会が君たちに期待している能力 ☆ 立ち振る舞いも社会人と同等であることが求められます. 大学におけるマナー = 社会でも必要とされるマナー 信 頼 信頼の育成には礼節(マナー) という「水」が必要 教員 学生 君たちの将来=就職 やりがいのある職を得ることは,人生の幸福に結びつく 重要なことです. 就職活動に際しては,改めて学生生活を振り返り, 自身の成長を自分自身で把握する必要があります. どのような経験を通じて, 人間としてどのように成長したか!? 君たちの将来=就職 企業は君たちが今後も継続して成長し,プロフェッショナル な人財として活躍できるかを見極めたいのです. < 就職面接における典型的な質問 > 「あなたは大学時代にどのような ことを経験し,どのような点で 成長することができましたか!?」 だからこそ,諸君はこの4年間で様々なことを 経験し成長しなければいけない! マナーについて プロフェッショナルとして通用する社会人に なるためには、守らなければならない 最低限のマナーがあります。 プロフェッショナルになるための 最低限のマナーを身につけるため、 大学生活でも意識しよう! (マニュアル本を読むだけでは身につきません) マナー違反(メールの書き方) ある学生から教員へのメールです.もっとも 悪いパターンのメールです. ----- Original Message ----From: “***********” To: “************” Sent: Wednesday, March 02, 2011 5:14 PM Subject: ○○○○の授業は履修したほうが良いでしょうか!? ・Subject(件名)に何も記入されていない. ・氏名・学生番号・所属学科が書かれていない. ・質問の趣旨がまったく記載されていない. マナー違反(メールの書き方) ----- Original Message ----From: “***********” To: “************” Sent: Wednesday, March 02, 2011 5:14 PM Subject:教養科目「○○○○」の履修について 良い例 ○○学科○年 学生番号○○○○の千葉太郎と申します. 前期開講の教養科目「○○○○」についてご相談したいことが あります. 将来,私は○○の方面への就職を希望しており,その際,教養 科目「○○○○」の履修は私にとって糧になるものと推測して いるのですが,私が希望する○○分野と当該科目は、○○先生 のご判断としても関連性が深いものと認識されていますでしょう か. お忙しいところ恐縮ですが,○○先生のご見解を教えて いただければ幸いです.よろしくお願いいたします. 正しいメールの書き方 教職員と学生諸君とのメールのやり取りは 正式な書見の交換です. (友人や家族内でのやり取りとは異なることを理解してください) ☆氏名・学生番号・所属学科は必ず記載すること. ☆ Subject(件名)は送信内容を理解できるように 配慮し,端的に記載すること. ☆ 伝えるべき内容の趣旨を明確に整理して記載 すること. マナー違反(授業態度) 大学の授業においても,社会と同様な礼節(マナー)をもった立ち振る舞いが必要です. ・私語などはもってのほかです! 学ぶ意思のない学生に大学では教育しません. 他の学生に迷惑になるので,場合によっては退室をもとめます. ・遅刻や途中退室 理由のない限り,遅刻・途中退出は授業の進行の妨げになります. ・身だしなみ 教室内において帽子を脱ぐこと,また,コートを脱ぐことは日本社会 におけるマナーです. ・睡眠 寝るのなら別の場所で寝てください. “プロフェッショナル”な人物とは? プロとして認められる人物 = 社会(企業)が必要とする人物 在学中に目指してほしい人物像 プロフェッショナルの要件 相手の立場 で考える 相手に基本を 言ったことに 責任を持つ 約束は 絶対守る 嘘をつかない ごまかさない “やばい”ときは 事前に相談 社会での心がけ ■積極姿勢 - 自ら動く ■意見を持つこと - 価値観と考えを持とう ■相手の立場で考える - バランス感覚が大事 ■協力者を持つこと - ひとりではできないことを達成 沈黙は金ならず ■ 沈黙は「何も考えてません」に等しい ■ 意見のない人はそこに居ないのと同じ ■ 意見を出すことが“プロフェッショナル” の条件 想像力が全ての出発点 ■いろんな場面を想像する - 会議、交渉、プレゼンテーション ■いろんな立場で考える - 顧客、上司、同僚、部下 ■自分を客観視してみる - 自分は周りにとってどんな存在か 物事には様々な背景や事情がある これらをバランスよく勘案して判断することが大事 なんでも議論しよう! 名案に到達! B A 1人だけだと グルグル回り 意見交換で 高みに到達 ものを聞けるのは大きな才能 ひとにものを素直に聞けるのは、 それだけで『1つの大きな能力』である。 なぜならひとの頭も動員できるからである。 自分ひとりでできることには限りが ある 話上手は聴き上手 やり手のプロは例外なく聴き上手 ・ 相手が何を言いたいかをいち早くキャッチ ・ タイミングの良い相槌と質問 ・ 問うに落ちず語るに落ちる ・ 情報と本音を正確に聞き出す 協力者を得ることが大事 一人の力は限られる ⇒ 協力者を得て大きな仕事 気持ち良く協力してもらうには・・・・ ・自分だけの手柄にしないで協力者を立てる ・謝意を表す ・陰でも褒める → 必ず本人の耳に入る 専門にとらわれるな 大学で学んだことは必要な知識のごく一部 禁 句 “専門じゃないので分かりません” 専門とは、新たに自分で作るもの Yes, but… < - よくある会話 - > 上司: これを~までにやってくれ。 担当A:私にはできません。 × 担当B:わかりました。でも・・・ので、 ○ ・・・お願いします。 Yes, but…が基本 上司が嫌う部下 ミスター言い訳 面倒くさがり屋 指示待ち人間 最後に逃げる 約束にルーズ あなたが嫌いな人は上司も嫌い プロが頼る人物 まめな報告 勉強家・努力家 自ら提案 最後まで逃げない 約束は守る あなたが好きな人は上司も好き プロフェッショナルの極意 = (1) 着手報告 - こうやることにしました まめな報告 (2) 中間報告 - アイディアだけでも価値はある (3) 最終見通し報告 - こうなりそうです (4) 結果報告 - こうなりました まずいことほど 早めに報告 報告の極意 ■結論は○○です。 ■理由は3つです。 ・1つ目は○○です。 ・2つ目は△△です。 ・3つ目は□□です。 言い訳から 始めるのは 不可 (意外と多い) 今から習慣を身に付けよう! 正直が “いちばん” 話を捻ってはいけない。 一度捻ると止め処もなく 捻らなければならなくなる 素直に謝れるのは大きな才能 素直に謝ることができたなら、 それだけで一つの大きな人格 であり才能である。 意地を張るほど損をする 技術者も総合力勝負 技術屋も結局は“人”が相手 ⇒ 最後の決め手は「人間力」 人間力とは、その人の全人格的な 総合力、魅力のことである 大学で『人間力』を磨こう! 『人間力』を磨くために ☆ 教養特別講義2 『自己表現表』(※)を開講 月曜日 ・・・ 火曜日 ・・・ 水曜日 ・・・ 木曜日 ・・・ 金曜日 ・・・ 5・6時限 / 7・8時限 5・6時限 / 7・8時限 5・6時限 / 7・8時限 3・4時限 / 5・6時限 / 7・8時限 5・6時限 / 7・8時限 <授業時間表&履修ガイド2013 p●●を参照> ※ 履修制限(年間48単位)に含まれない科目です。 (修得した単位は『その他の教養科目』として1単位カウントされます)
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