第6章 損益計算書 ケース/ユニ・チャーム 阪急電鉄 この章のポイント: ①P/Lは利益発生原因を示す。 ②取引事実の発生時点で計上。 ③売上は戦略を示す。 1 1.なぜ損益計算書か(p。90~) ・B/Sだけでは、資本の増減要因がわからない。 ・P/Lは、資本の増減要因(収益・費用)を示す。 B/S 資産=負債+資本+利益 資産=負債+資本+収益-費用 交換取引(資本、負債、資本のみ変化) 損益取引(収益・費用の増減 を伴う) 試算表等式:資産+費用=負債+資本+収益 2 2.収益・費用をいつ計上するか(p.92) 収益・費用のタイミング≠現金収支 1)例:消耗品 購入時は資産、使った分は費用(消耗品費) 2)なぜ、発生主義・実現主義なのか ① 信用取引の増大 売上=売掛金→現金収入 ② 固定資産の増大 現金支出=機械→減価償却費 ③ 適正な期間損益計算の要請 費用・収益は取引事実の発生時に 計上すべし、とルール変更 3 3.分類・表示の方法 対応(Matching)の4パターン: 1)実質対応:営業収益vs.営業費用 2)個別対応:売上vs.売上原価 3)期間対応:売上vs.販売管理費 4)形式対応:営業外収益vs.営業外費用 4 4.売上=成長戦略 売上が伸びるロジック(=勝利の方程式)、 それが大事! 既存市場 既 存 製 品 新 製 品 新規市場 ユニ・ チャーム 阪急電鉄 5 研究:売上総利益は? B君:5000-6000=▲1000 C子:▲1000+500=▲500 D君:5000-3000+500=2500 E子:2000+1000=3000 F君:5000-3000=2000 正しいの はどれ? 6
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