マーケティング・チャンネルの意思決定

マーケティング・チャンネル戦略
マーケティング・チャンネルとは
Kotlerの定義
「マーケティング・チャンネルとは、製品とサー
ビスの最終使用と消費を可能にしていく課程
に関与する、相互に連繋した一組の組織であ
る」
マーケティング・チャンネルの概念
生産者
マーケティング・チャンネル
消費者
チャンネルの意思決定の重要性
• 他のマーケティング・ミックスの意思決定に対
する本質的な影響。
• 他の独立企業に対する比較的長期のコミット
メント。
中間業者を活用する理由
• 直接販売に要する資金力の問題。
• 大量流通の経済性。
• 投資の効率性。
• 中間業者の顧客とのつながり、経験、専門知
識、規模。
マーケティング・チャンネルの機能
• 需給接合機能
• 物流機能
• 決済機能
• 危険負担機能
• 情報伝達機能
チャンネル段階の数
0段階
チャンネル
1段階
チャンネル
小売業者
消費者
製造業者
2段階
チャンネル
3段階
チャンネル
卸売業者
卸売業者
仲買人
小売業者
小売業者
消費財マーケティングチャンネル
チャンネル設計に関する意思決定
• 流通サービス成果水準の分析
• チャンネルの目標設定と制約条件
• チャンネル候補の特定
• チャンネル候補の評価
流通サービス成果水準の分析
• ロットサイズ
• 待ち時間
• 立地の便宜性
• 多様性
• サービス支援
チャンネルの目標設定と制約条件
• 製品特性
• 中間業者特性
• 競争企業特性
• 企業特性
• 環境特性
チャンネル候補の特定
• 媒介業者のタイプ
– 自社のセールス・フォース
– 代理業者
– 生産財流通業者
• 媒介業者の数
– 開放的流通
– 排他的流通
– 選択的流通
• チャンネル・メンバーの条件と責任
–
–
–
–
価格政策
販売条件
販売テリトリー
相互サービスと責任
チャンネル候補の評価
• 経済性基準
• コントロール基準
• 適応性基準
チャンネル管理に関する意思決定
• チャンネル・メンバーの選定
• チャンエル・メンバーの動機付け
• チャンネルの修正
• チャンネルメンバーの評価
チャンネル・メンバーの選定
•
•
•
•
•
•
事業経験年数
他に扱っている製品
成長と収益の実績
支払い能力
協調性
評判
チャンエル・メンバーの動機付け
• 強調
• パートナーシップ
• 流通計画
チャンネルの変化
• 垂直的マーケティング・システム(VMS)。
– 企業型VMS
– 管理型VMS
– 契約型VMS
• 水平的マーケティング・システム。
• マルチチャンネル・マーケティング・システム。
チャンネルの強調・対立・競争
対立と競争のタイプ
• 垂直的対立
• 水平的対立
• 複数チャンネル間対立
チャンネル対立の原因
• 目標の不一致
• 役割と権利の曖昧さ
• 認識の相違
チャンネル対立の管理
• チャンネル・メンバーが合意可能な目標を設
定する。
• 人員の交換。
• 委員の追加任命。
• 業界団体の共同メンバーシップの奨励。
• 外交的手段