光結合電波干渉計の観測状況及び汎用接続計画

光結合VLBIサイエンスWS
2007.8.11
光結合VLBIの将来計画
国立天文台水沢VERA観測所
光結合VLBI推進室
川口則幸
光結合ネットワークの展開
既設スーパーSINET回線
既設GALAXY回線
入来
20m
鹿児島
大学
野辺山
45m
OC48
2回線 山口
大学
岐阜
11m
OC48
2回線
2003
東北
大学
OC48
2002
OC48 鹿嶋
2005 34m
三鷹
相関局
OC48 2回線
つくば
OC48 32m
2回線
2002
小笠原
20m
苫小牧
11m
OC48,2回線
2005 臼田
64m
山口
32m
2006
内之浦
34m
北海道
大学
水沢
20m
茨城
32m×2
今年度の課題
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第I期(6ー9月)
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これまでの実施された観測結果のまとめ
装置の立ち上げ、工学試験観測準備
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第II期(10ー12月)
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観測ネットワーク整備
10GbE共用試験準備
GMPLSオンデマンド接続準備
工学試験観測を主とした観測
第III期(1月ー)
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科学観測を主とした観測
SINET3への対応
GMPLSによるオンデマンド接続(NII)、10GbE汎用回線共用技術(NAO)
天文台には
20Gの割り
当て
2.4G×2
×3局=15G
L1オンデマンド接続
臼田
64m
鹿嶋
34m
山口32m
つくば32m
5Gbps
岐阜11m
SINET3
経路の変更に伴う遅延時間の
変動は、ネットワーク接続装置
が吸収(三鷹の写真左端)
10GbE回線の共用
他ユーザ
SINET3
10GbE SW
VOA-200
10GbE SW
VOA-200:新たに開発中の
ネットワーク接続装置
伝送IPパケット数を輻輳監視
しながら制御可能
VOA-200
他ユーザ
新規接続局の開拓
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苫小牧11m
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苫小牧ー札幌アクセス回線
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Hot Net/ NTT東日本
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SINET3への接続形態
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初期費用 15,000千円
維持経費 6,000千円/年
オンデマンド接続が可能?
三鷹側の接続?
茨城32m
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日立ー水戸ー鹿嶋ダークファイバ
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
国土交通省開放ファイバ(関東地方整備局企画部防災課)
7月予定の説明会は10月以降に延期(本省扱いになった)
小金井ー鹿嶋ー東海村(JGN)
茨城32mアンテナ
200m離れた2基の32mアンテナ
第5アンテナ
第4アンテナ
茨城県内大型望遠鏡アレイ
北茨城32m
86km
82km
つくば32m
鹿嶋34m
54km
光結合の可能性
国土交通省開放
光ファイバの利用
日立市→
水戸市→
鹿嶋市
ラストワンマイルが問題
鹿嶋→(JGN)→小金井
→武蔵野→三鷹
の既設回線を利用して結合
新観測周波数帯の整備
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22GHz帯の観測網整備
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
岐阜11m、鹿嶋34m
つくば32m
苫小牧11m
野辺山45mの利用
技術開発
The first successful result in the world.
Red Dots: RF Direct Digital Spectrum
Green Dots: Analog Spectrum
コア技術についての特許を申請
20GHz
25GHz
中長期的展望
通信
インフラ
整備
新規接続局
2007
2008
SINET3
への移行
SINET3
拠点増設
JGN-II
に対応
JGN-II
の利用
2009
2010
SINETとJGNの融合
日韓回線の調査
日韓回線
の開設
苫小牧11m
茨城34m
入来20m
KVN
水沢20m
2011
東アジア
通信ネット
ワーク
臼田10m
問題点
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長野回線の維持
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宇宙研と負担をシェア?
2Gbps1回線は増速可能?
VERA離島局の接続
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小笠原接続は?
石垣回線は帯域不足?
VERA小笠原局の光接続計画
 VERA各局の内、最も接続が困難
 2011年の開通が目標
 小笠原地域におけるブロードバンド
化促進に関する検討会報告書(平成18
年11月)