平成21年6月1日 素粒子原子核研究 大型プロジェクトの現状と将来 日本学術会議講堂 趣旨説明 永宮正治 1 日本学術会議とは 科学に関する重要事項を審議し、その実現を図ること。 科学に関する研究の連絡を図り、その能率を向上させる こと。 日本学術会議 ホームページより 俯瞰的立場から学術の 在り方を積極的に発信 してゆくこと 2 学術会議の構成 会長 選考委員会 副会長:組織運営等担当、科学者委員会 副会長:政府との関係等担当、科学と社会委員会 副会長:国際活動担当、国際委員会 金澤一郎 会長 幹事会 会長、副会長(3)、部長(3) 、副部長(3) 、 幹事(6) 日本学術会議 部会 会員:210名 連携会員: 約2000名 総会 科学者 82万人 第一部(人文社会) 、第二部(生命) 、第三部(理工) 分野別委員会 言語・文学委員会、哲学委員会、・・・・・、 物理学委員会、 ・・・・・、 [30の委員会] 課題別委員会 事務局 3 第20期から第21期へ 20期の学術会議の基本的考え方 – コミュニティの代表者を選ぶのではなく,広い観点から学術の動向 や施策を俯瞰できる人。 物理学委員会の問題点: コミュニティと離れたところで物理学の動向 や 今後の進むべき道、施策等を議論できるであろうか? これは不可能であると再三提案。 21期の学術会議の考え方 – やはり、コミュニティとの関係は大切にすべき。 第三部では、学会との連絡協議会を設立する方向で話が進んでいる。 – 大型計画に関しては、DOE報告に見られるように、きちっと整理し て、可能なら順位付けまで行う。 そのための大型計画の分科会が発足(委員長は岩澤康裕第三部長)。 各分野からヒアリングを行う。天文学分野(宇宙科学を含む)、素粒子・ 原子核分野、物質科学分野、固体地球科学分野、宇宙・惑星・地球科 学分野、エネルギー分野、が第一ステップの対象。 4 物理学委員会と常設分科会 物理学委員会 – 学術会議全体で30の分野別委員会。その一つが当委員会。 永宮正治(委員長)、伊藤早苗(副委員長)、家泰弘(幹事)、杉山直(幹事)、 海部宣男、佐藤勝彦、三田一郎、榊裕之、相原博昭、秋光純、池内了、伊藤 厚子、伊藤公孝、井上一、潮田資勝、岡眞、岡村定矩、小磯晴代、五神真、 酒井英行、佐藤文隆、鈴木厚人、鈴木洋一郎、田島節子、土井正男、十倉 好紀、二宮正夫、福山秀敏、觀山正見、覧具博義、和達三樹。 – 常設3分科会を設置 物性物理学・一般物理学分科会 素粒子物理学・原子核物理学分科会 天文学・宇宙物理学分科会 (物一分科会) (素核分科会) (宇宙分科会) 物理学委員会と常設分科会の任務 – 物理学委員会:物理学の「社会への働きかけ」を基本線。 – 常設3分科会:「当該分野における科学の動向への指針や科学政策 の提言」を基本線に。 5 素粒子物理学・原子核物理学分科会 委員名 相原博昭(委員長)、岡眞(副委員長)、小磯晴代(幹事)、三田一郎、 駒宮幸男、石原正泰、今井憲一、酒井英行、櫻井博儀、鈴木厚人、 鈴木洋一郎、笹尾登、柴田徳思、高崎史彦、長島順清、二宮正夫、 橋本治、坂東 昌子、藤川和男、堀内昶 素粒子原子核分野の将来像と報告の仕方 – 第20期では、「基礎物理学の展望」を「記録」として提出。 当該分野の動向を解析し、それをプロジェクトと共に示した。 – 第21期(今期)は、具体的な計画を最初から提示し、その物 理学的な意味づけ、重要性、あるいは、今後の計画としての位 置づけ、スケジュール、等々を議論。できるならば順位付け (あるいは、時間的順番)も議論。 – それを今期末の「提案」ないし「報告」として、対外的にも公 表する。(20期の出版物は「記録」であり、学術会議として の対外報告ではなかった) 6 20期の報告 基礎物理学の展望 7
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