SI企業の暗い未来 経済学部 佐藤ゼミ 4回生 西井 恭平 1 目 次 序 章 はじめに 第1章 ITって何だろう? ITに関わる企業とその分類 第2章 SI業界〜どんな業界? 情報サービス産業とSI企業。その仕事 第3章 SI企業って今後、どうなるの? 新規参入、海外企業との連携と機器 第4章 日本のSI企業の危機 終 章 人気就職先の一つだが・・・ 2 はじめに IT(Information Technology,情報技術) その直訳通り、情報通信などに関する技術の総称 ITの代表例: (1章で詳しく説明します) ・携帯電話 ・コンピュータ 私が就職先として選んだSI企業の構造と 問題点などについて考える ・ATM ・インターネット 私の就職先:SI企業(2章で詳しく説明します) 私の職業:SE(システムエンジニア) SEとは、ITを使って社会に便利な システムを作る職業。文系出身も多い 3 第1章 ITって何だろう? 1. IT革命って? § ITが何を変えたのか § IT革命は成功したのか 2. 日本のIT戦略 § 政府の対応とその成否 3. IT産業の分類 § 情報サービス産業・通信産業 コンピュータ機器製造産業 4 1.IT革命って? 革 命 I T 情報技術が社会に劇的な変化を与えた パソコン インターネット Eメール 携帯電話 ATM 電子商取引 ビジネスで 家庭で 企業内で より便利に 誰でも使える いつでも使える 効率化 5 2.日本政府のITへの取り組 み 2001年 e-Japan戦略 (森内閣) 高度情報通信ネットワーク社会の重点的かつ迅速な形 成の推進を目的として、IT戦略本部(高度情報通信ネッ トワーク社会推進戦略本部)を設立 2003年 e-Japan-Ⅱ戦略 IT利活用の先導的取組み7 分野を定め、国家IT戦略の 重心を、インフラ整備から利活用の促進に移行 2004年 u-Japan政策 ユビキタス・ネット社会の実現を目的として、上記 の戦略に基づき、ネットワークの整理、利活用を進 める 6 3.IT産業の分類 通信産業 ネットワークなどインフラを提供 NTTや、Vodafone、KDDI等 コンピュータ機器製造産業 ハードウェアを製造、提供 NEC、富士通、IBM等 情報サービス産業 上記2つを利用してサービスを提供 → 第2章で詳しく説明 7 3.IT産業の内訳 8 第2章 SI業界ってなんだろ う? 1. 情報サービス産業とその分類 § どのような産業か? § その中のSI業界について 2. SI企業の分類と特徴 3. SI企業の商品 § SI企業の企業活動 4. ITを導入する企業 § ITを導入することでどう変わるのか 9 1.情報サービス産業 SI=(System Integrator) 2002年情報サービス産業の売上げ比率 a.システム、ソフトウェアの構築 4% b.ネットワークサービスの提供 9% c.ハードウェアなどのリース 17% 9% 58% 3% d.システムのアウトソーシングサービス e.ソフトウェア・プロダクトの開発、販売 f.その他 ※出典:JISA「情報サービス産業基本統計調査」2003年版 10 2.SI企業の分類と特徴 独立系 メーカー系 富士通 日本IBM NTTデータ 大塚商会 日立製作所 NEC CSK 日本ユニシス 日本HP ユーザー系 オージス総研 富士ソフトABC コンサル系 新日鉄ソリューションズ 野村総研 JFEシステムズ 日本総研 アクセンチュア 11 3.SI企業の商品 ERP(Enterprise Resource Planning) 企業資源計画と訳し、ヒト、モノ、カネを 一元管理するためのシステムで、企業の体 制を効率化するのに役立つ SCM(Supply Chain Management) 供給連鎖管理とも呼ばれ、企業の生産活動 を支援するシステムで原材料調達から生産 工程、販売履歴まで管理し、効率化を促す 12 3.SI企業の商品 CRM(Customer Relationship Management) 企業が顧客と長期的な信頼関係を築くため のシステムで、詳細な顧客情報を利用し、 販売から保守サービスまで一括して管理す る システムのアウトソーシング システムを運用するには多大な労力と費用 がかかる。システムの構築から管理までを 外部に委託することをアウトソーシングと 言う 13 4.ITを導入する企業 14 第3章 SI企業の今後 1. 情報サービス産業の売上推移 2. SI企業の戦略 § 「顧客との連携」「技術力の向上」 「セキュリティ」 3. (新しい顧客) 4. 海外との連携 § 顧客企業とともに海外へ § 海外へのアウトソーシング 15 1.情報サービス産業の売上推 移 16 1.情報サービス産業の売上推 移 17 2.SI企業の戦略 「顧客との連携」 顧客である企業の企業活動をより効率化させ、業 績をあげる手伝いをする。また、顧客の顧客であ る消費者の事も忘れてはならない 「技術力の向上」 顧客のニーズが多様化し、新しい技術がどんどん 出てくるが、それらに完璧に答える必要がある 「セキュリティ」 システムを常に安心して使ってもらうためには情 報の漏洩などが無いようにセキュリティなどを極 めて高いレベルに維持しなければならない 18 3.海外との連携 グローバルなビジネスを繰り広げる企 業とともに多くのSI企業が海外に拠点 を構えたり、海外の企業と連携を取る ようになった 最近では中国でのビジネスが大きくな り、中国を中心にビジネスを展開する SI企業もある。 人件費が安いことから設計は日本で行 い、実際のソフトの開発を海外の企業 にアウトソーシングする場合も増えて いる 19 第4章 日本のSI企業の危機 1. 他業界からの新規参入 § 流通企業のSCM 2. 中小企業の淘汰 § システム単価の低下とその影響 3. 海外連携の弊害 § アメリカのIT技術者による訴訟の例 20 おわりに 21
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