別紙 【附議事項】 住民基本台帳法施行条例の一部改正について 1 説明資料 住基ネットを利用して本人確認ができる根拠 (住民基本台帳法、住民基本台帳法施行条例) ●県知事は、条例で「処理する事務」を定めることによって、独自(法 定以外)に、住基ネットを利用して本人確認※を行うことができる。 (住基法第30条の8第1項) ●市町は、県の条例で「提供する市町の執行機関」と「市町が処理する 事務」を定めることによって、独自(法定以外)に、住基ネットを利 用して本人確認を行うことができる。 (住基法第30条の7第4項) ※本人確認できる事項 ①氏名、②住所、③性別、④生年月日 このほか、異動の履歴(県内に限る。)や生存の事実も確認 できる。 2 【現在】県が、条例に基づき 住基ネットを利用している事務(1/2) 住民基本台帳法施行条例 根拠法令等 説明資料 別表第2(第3条関係) 県が処理する事務 1 介護保険法 介護支援専門員の登録申請、登録事項の変更届出 2 佐賀県心身障害者扶養共済制度条 例 心身障害者扶養共済制度の年金受給者の現況確認 3 先天性血液凝固因子障害等治療研 究事業交付要綱 先天性血液凝固因子障害等医療受給者証交付申請 4 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関 する法律 狩猟免許の申請,狩猟免許,狩猟者登録の変更届出 5 肥料取締法 肥料生産・販売業務の登録申請、届出等 6 佐賀県屋外広告物条例 屋外広告業の登録申請 7 土地改良法 土地改良区役員等の就任届、変更届 8 佐賀県恩給条例 県恩給条例による恩給受給者の現況確認 3 【現在】県が、条例に基づき 住基ネットを利用している事務(2/2) 住民基本台帳法施行条例 説明資料 別表第2(第3条関係) 根拠法令等 県が処理する事務 不動産取得税の軽減措置 地方税法、佐賀県税条例及び 9 佐賀県産業廃棄物税条例 県税の滞納整理 県税の過誤納金還付 県税の納税通知 10 採石法 採石業者の登録 11 砂利採取法 砂利採取業者の登録 12 佐賀県育英資金貸与条例 佐賀県育英資金に係る返還金滞納整理 13 地方自治法 住民監査請求 14 地方公務員法 不利益処分の不服申立ての審査 4 【現在】市町が、条例に基づき 住基ネットを利用している事務 住民基本台帳法施行条例 説明資料 別表第1(第2条関係) 特定非営利活動法人(NPO法人)の設立等に当たり 1、定款 2、役員変更届出 3、合併手続 上記の認証手続に必要な提出書類に記載されている者 の住所・本人確認 現在利用している市町 唐津市 鳥栖市 多久市 伊万里市 武雄市 鹿島市 嬉野市 神埼市 基山町 有田町 太良町 5 条例改正して追加する事務(その1) 【県利用】土地収用法に基づく損失補償事務 用地取得 土地権利者の生存の事実、氏名・住所の確認 (現在) (改正後) 登記簿に記載されている権利者の 住所地に住民票を公用請求して確認 事業用地確定 ① ② 登記簿上の所有者が死亡 していた場合、戸籍謄本等 を取得し、相続人及び 関係人を特定 関係人・相続人を特定し、 当該人の住所地に住民票を 公用請求して確認 補償金額の算定 各土木事務所等に 設置する住基ネット 端末で検索・確認 ※住民票による住所確認件数 平成24年度 約1,100件/年 【参考】同様の条例を定めている団体 北海道、岩手県、三重県、兵庫県 広島県、長崎県、熊本県 6 条例改正して追加する事務(その2) 【市町利用】税の賦課徴収に関する事務 地方税法に基づく市町村税の納税者等の住所の確認 (現在) (改正後) 市町の税システムに登録されている納税者 情報で、各納税者に納税通知書等を送付 ① ② 各市町の住基担当課に 設置している住基ネット CS端末で検索・確認 納税者の住所が変わっていた場合、 その市町の住民票の除票で 次の住所地を確認 次の住所地に住民票の 公用請求をして住所確認 住基ネットでは、一回の検索で 個人の現住所(県内)が確認できる その次の住所地に・・・ 送達 ※戸籍の附票でも確認は できるが、その市町に 本籍を置いている者 に限られる。 【参考】同様の条例を定めている団体 北海道、東京都、栃木県、兵庫県 滋賀県 7 効果 現状では 事務の簡素化・効率化 以下の場合、住民票の公用請求などによって 現住所の追跡調査を行う必要がある。 ①登記簿上の権利者が死亡・変更等して いた場合 ②各税の納税通知書、納付書等を納税者 へ送付する際、住所が変わっていて不 達となり、文書が返送された場合 住基ネットを使うと 損失を補償すべき土地権利者や納税義務 者の住所地を速やかに確認できる。 8 説明資料 セキュリティ対策 ①新たに端末を設置し、②住基ネットを操作する職員が 増えることから、セキュリティ対策を講じる必要がある。 ※新たに端末を設置 (県) 5土木事務所、有明海沿岸道路事務所 (市町)佐賀市は税務担当課に端末設置予定 ほか19市町は住基担当課の端末を利用 対策(案) ● 端末は、許可を受けた者以外の者(外部の業者等)が画面に表示される 情報が見えないような場所に設置する。 ● 所属長の目の届く範囲に端末を設置し、許可を受けてから使用する。 ● セキュリティ研修を実施する。 ● 職員が住基ネットを操作する場合は、生体認証を必要とする。 (平成26年度から県・市町の全端末に適用) 9 住基ネット使用時における操作者認証の方法の変更 目的 【現行】 ●本人確認情報保護の強化 ●操作者識別カードによる認証 H26.4~(予定) 【変更】 ●照合情報による認証 近赤外光によって、非接触で手の平の静脈を撮影・認証 ※生体情報に不可逆演算処理を施して得られる情報で操作者を認証 イメージ
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