これだけでわかる日本の金融(6章9~14節)

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入江 洋志
市場の情報効率性
金融市場を評価する際に、企業に関する情
報が証券価格に反映されているか
ウィーク・フォームの効率性
 セミストロング・フォームの効率性
 ストロング・フォームの効率性

市場の情報効率性
 ウィーク・フォームの効率性
将来の株価の動きを予想するのに過去の株価は
役に立たないとする場合。
チャート無用論
市場の情報効率性
 セミストロング・フォームの効率性
過去の株価だけでなく、それ以外の
公開情報(会計情報や業界統計など)も
情報が公開
された時点で瞬時に株価に反映され
る場合。
証券アナリスト無用論
市場の情報効率性
 ストロング・フォームの効率性
公開されていない情報すらも証券価
格に織り込まれている場合。
インサイダー情報を利用しても儲
けられない状態。
資産運用のスタイル
アクティブ運用
パッシブ運用
資産運用のスタイル
 アクティブ運用
投資家から運用を任されたファンドマ
ネージャーが値上がりしそうな銘柄を
独自に探し出して、市場平均よりも高
い投資収益を目指す運用スタイル。
例:デイトレーダー
資産運用のスタイル
 パッシブ運用
平均的な投資収益を得ることを目標にし、
TOPIXや日経平均などのインデックスと
同じような値動きをするように運用する
スタイル。
例:インデックス・ファンド
信用取引の重要性

空売り
証券会社から株を借りて売却し、その株が
値下がりした時点で買い戻す事で利益を得
る投資のこと。
株式市場での取引方法

①オークション方式
売りたい人と買いたい人がそれぞれ希望
価格を提示しながら、価格が折り合ったと
ころで取引を成立させるもの。

②マーケットメイク方式
マーケットメイカーが常に売値と買値を
提示し、その値段で取引に応じるもの。
株式市場での取引方法

①オークション方式
☆板寄せ方式
売りたい人と買いたい人が集まって、競り人が価格を提示し
て売りたい株数と買いたい株数をみんなに提示させながら、
両者が等しくなる価格を探す方法。
☆ザラバ方式
市場が開いている間はいつでも注文を出せ、その価格で取引
してもよいという相手がいれば、その時点で直ちに取引が成
立する。
株式市場での取引方法

②マーケットメイク方式
・取引高の少ない市場において、証券の流動
性を維持するための工夫。
・マーケットメイカーは提示している売値と
買値の差(スプレッド)で儲ける。
・マーケットメイカーの独占を禁止するため
にマーケットメイカー制度がある。
株式市場での取引制度
 マーケットメイカー制度
店頭市場株式の売買においてJASDAQ売
買システムを通じて集中的に売買を行う
従来のオークション方式とは異なり、
マーケットメイカーとなった証券会社が
売り気配と買い気配及び株数を提示して、
売買を成立させる制度のこと。
インサイダー取引
会社関係者などが、重要事実の発生
後、公表されるまでの間に、その事
実を知りながら、株式等を売買する
行為。
規制対象者→経営者、一般社員、監督
官庁の担当者、顧問弁護士、交渉相
手の企業など
株式市場へのデビュー
株式公開(IPO)
企業が初めて株式を上場すること。
 株式価格の決め方
①入札方式
②ブックビルディング方式

最近では主にブックビルディング方式が使われている
株式市場へのデビュー
 ブックビルディング方式の流れ
仮条件(価格帯)を決定←機関投資家の意見に基づく
仮条件を投資家に提示(ブックビルディング期間)
投資家が申告(希望購入価格、枚数を申告)
投資家の需要を把握←投資家の申告の統計結果による
発行価格を決定(発行会社と主幹事証券会社が決定する)
論点
グリーンシート市場は
未公開企業にとって
有効か
感想

本の部分では、質問に対する準備が甘
かったと思います。論点の部分では海外
の事例を出し、比較することができてい
なかったので次回はより視野を広げて調
べられるようにしたいと思います。