日立製作所から見る 日本的経営の変化

日立製作所から見る
日本的経営の変化
01162131 高井道子
目次
1.前回の概要と今回の課題
2.会社概要
3.賃金制度改訂の背景
4.1998年度の賃金制度
5.新賃金制度
6.東芝との比較
7.まとめ
1.前回の概要と今回の課題
・ 高度成長期の日本的人事制度とは
・ 日立製作所の新しい
資格制度・賃金制度・評価制度
賃金制度をもっと広い視野で研究する
2.会社概要
商号
株式会社日立製作所
設立年月日 大正9年(1920年) 2月1日
【創業 明治43年(1910年)】
資本金
282,032百万円
従業員数
44,375名
売上高
3,112,411百万円(2003年3月)
連結売上高 8,191,752百万円(2003年3月)
3.賃金制度改訂の背景
・ 1999年の3月期の決算が連結ベースで
3000億円を超える赤字
・ グローバルな大競争時代
・ 高齢化の問題
ホワイトカラーの増大
情報化や知識産業化への世の中の変化
労働観・価値観の変化
4.1998年度の賃金制度
5%
その他
加給(定額)
40%
15%
加給(率)
その他
比率拡大
職能給
総合職等級リンク
55%
廃止
基本給
能力給的
基本能力給
40%
性格強化
40%
旧賃金制度
改訂
賃金体系の改訂(非管理層)→年功部分の圧縮
5.新賃金制度

月俸レンジ制の導入
人材総合評価
J1
J2
J3
J4
OUTSTANDING
極めて優秀
EXCELLENT
優秀
GOOD
標準
UNSATISFACTORY
不十分、改善要
月俸レンジ制
昇格時には新資格
の下限月俸を適用
各資格の月俸レンジ
上限月俸
上限に達した場合は
以降上限月俸を適用
下限月俸
S4
S3
S2
S1
資格
5.新賃金制度

月俸レンジ制の導入

個人業績評価と賞与加算額の連動
個人業績評価の賞与への反映
賞与額
個人業績評価
S
H
A
B
C
個人業績評価結果、基準額
からの加算額を本人にフィー
ドバック
加点的評価
基
準
額
S
H
A
B
C
6.東芝との比較
・ 社内カンパニー別の処遇制度
・ 勤務地に応じた地域別賃金
7.まとめ
経済がかつてのように右肩上がりの上昇
を続けられなくなっている今、人事戦略の
成功が組織の将来を決定づけ、すべての
社員が自分の能力を最大限に発揮できる
環境整備をすることが大切だと思う。
参考文献
・ ケースで学ぶ経営学
・ 労働法学研究会報 2001.8.10号
・ 日本労働研究機構 HP
http://www.jil.go.jp/mm/hrm/index2001.html
・ 日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
・ 東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/index_j.htm