ヨーロッパ共同体

ヨーロッパ共同体
ECの成立へ
マーストリヒト条約の成立
通貨統合
欧州通貨統合の歴史
• 東西冷戦の中で
– EUへの長い道のり
• 冷戦の終了と新しいヨーロッパ
• マーストリヒト条約とベルリンの壁崩壊
– 崩壊の危機を越えて
• ユーロの誕生
• EUの将来
EUへの長い道のり
• ヨーロッパ統合への動き
– チャーチルの夢
• さまざまな協力の枠組みの発生
– ヨーロッパ支払同盟(EPU、1950.7)
• 会計上の計算単位としてのEPUNIT
– 欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC、1951.4.18)
• ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー、オランダ、ル
クセンブルグの6ヶ国
ECの成立
• ローマ条約(調印、1957.3.25 )
– 新たな2共同体の発足(1958.1.1)
• 欧州経済共同体(EEC)
• 欧州原子力共同体(EURATOM)
• ヨーロッパ共同体(EC)の発足
– 調印、1967.4.8、発効、7.1
– EEC、ECSC、EURATOMが統合される
ECからEUへ
• マーストリヒト条約の成立
– 合意(1991.12.11)
– 調印(1992.2.7)
– 発効(1993.11.1)
• 通貨統合への道筋
– ECUからユーロへ
ユーロの誕生
• 欧州共同体のシンボルとしての通貨統合
– 経済面での一体化
– それまでのECUから新通貨ユーロへ
• 欧州共通通貨への長い道のり
– 『ウェルナー報告』(1970.10.8)
• ニクソン・ショックによる挫折
– 欧州通貨制度(EMS 1979.3.13)
• 欧州為替相場メカニズム(ERM)導入
通貨の地理学
• ヨーロッパの通貨統合とEUの成立
– 地盤沈下への危機感
• 統合と分裂のヨーロッパ
– 政治システムの弱体化
• 経済・政治・文化の3層システム
– 統合への誘因としての経済発展
– 分裂への誘因としての文化の対立
– 通貨と国家
最適通貨圏
• マンデルの最適通貨圏の理論
– 通貨における政治と経済
– 労働の移動性と最適通貨圏
• 統一通貨の問題点
– 固定相場制における国際収支不均衡
– 変動相場制の元での地域間格差
– 労働の移動性による過疎・過密
地域間の不均衡(1)
西
国際収支黒字
↓
経済の過熱
↓
景気抑制策
東
国際収支赤字
↓
経済の停滞
↓
景気浮揚策
地域間の不均衡(2)
西
国際収支黒字
↓
自国通貨価値上昇
東
国際収支赤字
↓
自国通貨価値下落
地域間の不均衡(3)
西
国際収支黒字
↓
労働の流入
東
国際収支赤字
↓
労働の流出
冷戦終了と新しいヨーロッパ
• 東西冷戦の終了
– ベルリンの壁崩壊(1989.11.9)
– 東西ドイツの統合(1990.10.3)
– 8月革命とソ連解体(1991)
• 国家の枠組みの弱体化
– 民族間の摩擦の顕在化
– 経済統合への圧力
ドイツの通貨統合とその問題
• ドイツ統合
– ベルリンの壁崩壊(1989.11.9)
– ドイツ通貨統合(1990.7.1)
– 統一ドイツの誕生(1990.10.3)
• 東西マルクの統一の問題点
– 政治的事情と経済問題
• 東ドイツマルクの過大評価
– 巨大な財政赤字と金融引き締め
通貨危機の発生
• 欧州通貨制度(EMS、1979.3.13)
– ヨーロッパの域内固定制
• トンネルを抜けた蛇
– パリティ・グリッド方式
– ECU
• ドイツの金利引き上げと通貨危機
– 通貨危機の発生(1992.9、1993.8)
– イギリス、イタリアの脱落
国内事情か国際協力か
• EMS(欧州通貨制度)とドイツの役割
– 域内通貨としてのマルク
• 固定相場維持
– 他国のドイツ追随
• ドイツ中央銀行とインフレ
– ドイツ中央銀行のインフレ観
– 過去の教訓
ユーロの将来
• 1999年の最終リミット
– 共通通貨への移行
• ユーロ通貨の発行(2002.1.1)
– 紙幣と硬貨の発行
• 紙幣における統一の象徴
• 硬貨における各国の独自性
• ユーロに未来はあるか