スライド 1

プレゼン班 8班
北出 真
西川 成
藤本 博文
木下 愛里
調査目的
 全国に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風。
 もし、再び伊勢湾台風規模の台風がおきたら、もし、それ
が満潮と重なったらどうなるのか、その規模を想定し、調
査する事にした。
 今回は、上記の条件を満たすスーパー伊勢湾台風を基に
適切な避難方法、高潮への適切な対策を考えていこうと
思う。
担当・分担
北出・・・レジュメ作成・パワーポイント完成
西川・・・ポスター作成
藤本・・・自分達で考えた施設等の絵の作成
木下・・・ポスター作成
高潮災害の代名詞
伊勢湾台風
伊勢湾台風・・・1959年(昭和34年)台風15号
概要の説明
9月26日、満潮時と重なった。
全体で死者4697人、行方不明者401人
うち愛知県で3351人
(うち名古屋市1909人)
被害の理由
 直接的には強風を伴った高潮が津波に近い規模になっ
たため
 当時は乾電池式ラジオ等がまだ
普及しておらず、停電によって
防災情報が伝わらなくなって
被害が拡大した。
伊勢湾の被害を経て
災害救助法が全国に適用され、また次期災害に備えて
備品等の整備が行われた。
堤防については、103箇所に
わたって決壊した堤防の
復旧等に取り組んだ。
スーパー伊勢湾
概要の説明
観測史上最大だった室戸台風がスーパー伊勢湾のモデル。
それを伊勢湾台風の進路で予測したもの。
スーパー伊勢湾の被害
名古屋港での潮位
↓
5. 1メートル
日本最大のゼロメートル地帯である濃尾平野
↓
202平方キロメートルが浸水。
浸水予測(18時)
浸水予測(21時)
浸水予測(24時)
浸水予測(翌3時)
被害の理由
 直接的には強風を伴った高潮が津波に近い規模になったため
 当時は乾電池式ラジオ等がまだ
普及しておらず、停電によって
防災情報が伝わらなくなって
被害が拡大した。
時代背景の比較
伊勢湾台風
スーパー伊勢湾
木造平屋
木造2階建て・コンクリート造りも多々
低層ビル・低層住宅
高層ビル・高層マンション
リアルタイムで情報が伝わらない
リアルタイムで情報を伝えられる
技術がある
非難手段は徒歩・自転車
非難手段はほぼオールラウンド
スーパー伊勢湾の
適切な対応
前提:現在の高潮予測では、およそ1日半前から完璧な
予測を出すことができると気象庁は公言している。
↓そこで・・・
事前準備として
・避難に手助けが必要な人の住居を把握しておく
・あらかじめ避難手順を段階別に決めておく
第一段階
〈台風直撃の1日、あるいは1日半前の状態〉
市区町村の放送により避難を促し、
直撃時、車の利用が困難になる事や
避難バスを出している事等を放送する。
また、この時から要救助者の避難所移動を
バスと車にわけて開始する。
第二段階
〈台風直撃の数時間前の状態〉
地域無線による避難勧告を開始
用救助者の大半が避難を完了している事を
前提に、要救助者を車のみに切り替え
要救助者以外の避難者にバスをまわす。
第三段階
〈台風直撃まで避難しなかった人への対応〉
この時点ではもう市区町村の車や官舎での放
送は無力化する
地域無線による放送内容を避難所避難
から、中・高層ビルやマンションへの避難勧告
に切り替える。
災害に必要な地域無線
※写真は愛知県知多郡武豊町で配布されているもの
普段の町内放送から火災発生のお知らせなど様々な
町内放送が流れる。まだまだ普及していないのが現状。
長島町の例
0メートル地帯である長島町では、すでに行政主体で何度
も
避難訓練が行われている。
↓実例としては
伊勢湾台風時、碧南市などは、スムーズに事前に避難をし
ていた為、1人の死者も出さずに済んでいる。
行政がすべきこと
・台風が直撃すると野外放送は聞こえないので
順次地域無線を配布し体制を整える必要がある。
・また早期にバス等で高台避難ができる体制を
整える必要がある。
・住民に避難の流れ、方法を十分理解してもらう為に避難
訓練などを恒例化する必要がある。
・高台の有効利用計画を立てていく必要がある。
私たちが考える
必要施設
体育館等の機能を備えた
公営複合老人ホーム
(商業複合老人ホーム自体は存在する)
消火栓のような
収納タイプの簡易ボート
(死者の1割は避難行動中に死亡している)
まとめ
ここまでの調査結果から、現在と伊勢湾台風当時
とでは大きな違いが多々あることがわかった。
中でも高層建築物への避難が可能になったことは
現代の避難方法において非常に大きな役割を果たし
ている。
しかし、避難方法や災害経過を伝える道具の普及
がまだまだ乏しいこともまた事実である。
今後、これらの体制を整え、防災器具の普及が急
務とされることは間違いないだろう。
すべての問題が解決したわけではないが、体制が
整っていけば、死亡率は限りなく減らせるといえる。
8班から最後に
高潮は他の災害と違い、あらかじめ来ることが
わかっています。
8班が皆さんに言いたいことは
一人一人が高潮に対して適切に避難をすれば
命を守ることができる災害
であるということを覚えておいて下さい。
参考資料
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文献
危機管理行動計画(第一版)
http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tokai_nederland/pdf
危機管理行動計画(第二版)
http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tokai_nederland/pdf
防災安心まちづくり(保存版)
http://www.ajigasawa.net.pref.aomori.jp/g2_rep/h20_bousai/bousaisiori.pdf#search
='
ウェブ
名古屋港管理組合 HPhttp://www.port-of-nagoya.jp/
ウィキペディア
長島町の避難計画 http://www.city.kuwana.lg.jp/emergency_article_1242.html
そのほか画像検索等