THE OTHER ISSUES

HIV感染症患者のケアの中で
精神科疾患や薬物依存症以外の
その他の問題
Gayann Hall MD
日本語訳:大江昌恵・喜花伸子
おそれ
• 未知なことに対して
– 自分にいったい何が起こるのだろう?
– 生活はどんな風になっていくのか?
• 打ち明けることに対して
– HIVに感染していることで拒否される
– 感染につながる行為で拒否される
• 自分でコントロールできないことに対して
体調と薬についての信念
• 薬を飲む必要があるということは、 病気である
– 病気である気がしない、だから・・・・、
– 実際薬を飲んでいるのだから病気に違いない、
そしてこの症状で死ぬことになるかも
• 薬には毒がある
• 薬を飲むと体が弱くなる
• 体調はまぁまぁだし何か薬を飲んでいるのだから、
HIVの薬を飲む必要はない
• 友だちは薬を飲んだために死んでしまった
人生に対する危機感
• 人生は山また山の連続で思い通りにならない
• 二つの国、二つの州、または二つの家族のあい
だでの生活
• ホームレスもしくは避難所での生活
• 人間関係の危機-両親、子ども、パートナー
• 刑務所、裁判中
• お金の問題
他の病気の影響
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B型、C型肝炎
腎不全
胃食道逆流疾患
下痢
神経障害
高脂血症
糖尿病
病気になったことで得るもの
• 処方を求め薬を転売する: 必要な薬、余
分な薬、鎮痛薬や向精神薬まで
• 福祉サービスの受給資格
• HIV感染者であるという自己意識
それは“被害者“
• ケアやサポートにつながる症状†
能力の不足
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読み書き
スケジュールの遂行
自分自身の主張
言語
体の仕組みと基本的な生物学の知識
医師-患者関係における力学
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医師を喜ばせたい
自分自身の治療を決められないー受動的
“
拒絶または忌避だけが自分でできること
“決める”のは医師の責任
提供者と患者の生活の隔たりが大きい
人種、性別、セクシャリティー、年齢に関す
る仮説
自分に対する価値の問題
• 自業自得だ。
• それがどうした。
• いつも何でもめちゃめちゃにしてしまうし
みんなをがっかりさせてしまう。
声明文
目まぐるしく変化するHIV医療の領域においては、この情
報も急速に時代遅れになる可能性があります。利用者に
おかれましては、このスライドと最新のガイドラインとをぜ
ひ比較して下さい。
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に提供されたものです。これらのスライドは、内容や属性
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-AETC NRC