2009年度 第1回輪講

~論文熟読編~
平賀 友浩
 1.取り上げる論文について
 2.要約
 3.特に気になった点と、それに対する意見
 4.おわりに
1.0 取り上げる論文を選ぶ基準
1)SCMに関すること
2)循環型社会形成に関すること
4)課題とそれに対する改善策が書かれ
ていること
3)入手しやすいこと
1.1 取り上げた論文
「サプライチェーンマネジメントと循
環型ロジスティクス」
鴇田 秀彰(ときたひであき)
2002年
 ロジスティクス段階的発展
第一段階
第二段階
第三段階
第四段階
• 物流
• ビジネスロジスティクス
• サプライチェーンロジスティクス
• グリーンロジスティクス
 SCMの課題
1)SC間での情報のやり取りが必ずしも正確
でなく、タイムリーでない場合がある
2)在庫リスクを特定の場所で持っている
3)SCMの取り組みに差があり、川上川下で
差が生じている
 その改善策
小売店がリーダーシップを発揮し、情報、人
材の共有をすべき
 グリーンロジスティクスとは
地球にやさしいロジスティクスで、従来のロ
ジスティクス過程に還流ロジスティクスを加
えたもの。それに加え、ロジスティクスの過
程において発生する廃棄物を極力抑える活動
・管理体制に変換すること
 グリーンロジスティクス実現のために
1)供給サイド視点
返品を少なくするためにSCMを強化する
→より正確な需要予測
2)最終消費者サイド視点
ゴミの分別をしやすい梱包など
→リサイクル関連法との関連
1)廃棄物に関する情報ネットワークの構築
2)小売形態の変化→アウトレット・フリー
マーケットなど
3)廃棄物処理に1対1の発想
→廃棄物に関するネットワーク、ネット
オークションなど
4)廃棄物情報をやり取りする組織づくり
5)リサイクル法に関する生産者の責任が不
十分
 SCMの課題の改善策に関して
小売店のリーダーシップ・・・
大型の小売店ならリーダーシップをとること
は可能かもしれないが、中規模以下の小売店
はリーダーシップをとることは、実質不可能
ではないか?
であるならば、メーカーと小売店の連携はす
べきであるが、リーダーシップという意味で
はメーカーがとったほうが効率的でないか?
また人材という意味での効果的ではないか?
 グリーンロジスティクス実現のために
に関して
需要予測には限界がある( SCMの基礎知識よ
り)らしいので、正確な需要予測というよりは
、需要変化により機敏に対応できる需要予測
が必要なのではないか?
 今後の課題
自分のイメージしていたような論文が見
当たらなかった
→検索する方法を増やす。特に、雑誌類
をより重点的に検索するようにする。
→英語の論文にも手を出す。
「サプライチェーンマネジメントと循環型ロジ
スティクス」
鴇田 秀彰(ときたひであき)
2002年
「SCMの基礎知識」
菊池康也(きくちこうや)
税務経理協会
2008年