Scrumの紹介 <あなたの名前> <日付> Mountain Goat Software, LLC Scrumの紹介 発表者 <名前> <日付> Mountain Goat Software, LLC リレー競走にまける 製品開発におけるリレー競走のアプローチは、 最大のスピートと柔軟性というゴールとは競合す るだろう。代わりに、 全体的もしくはラグビーの ようなアプローチ(チームは離れたゴールまでか たまりとして進もうとし、ボールを後ろへ前へパス する)は、今日の競争力のある要求の実現にと って、より役立つだろう 竹内弘高・野中郁次郎「The New New Product Development Game」ハーバードビジネスレビュー 1986年1月号 Mountain Goat Software, LLC Scrumを100語で説明 • スクラムはアジャイルプロセスの1つで、高いビ ジネス価値をより早期に顧客に提供することを可 能にする. • スクラムは動作するソフトウェアを速やかに繰り 返し確認していく(2週間~1か月周期で). • 顧客は要件の優先順位をつける. チームは優先度 の高い機能を顧客に納める最良の方法を自分たち で決定する. • 2週間~1か月ごとに動作するソフトウェアをみる ことができ、そのままリリースするか、別のスプ リントで機能拡張するかを決めることができる. Mountain Goat Software, LLC Scrumの起源 • • • • ジェフ・サザーランド • • 1993年にEasel社で最初のScrum IDX社で500人以上の規模でScrum ケン・シュエイバー • • • ADM社 OOPSLA 95でサザーランド氏とスクラムを定義 3つのScrumに関する書籍の著者 マイク・ビードル • PLOPD4におけるスクラムパターン ケン・シュエイバー/マイク・コーン • 2002年にScrum Allianceを設立, (当初はAgile Allianceに含まれていた) Mountain Goat Software, LLC Scrumの利用例: •Microsoft •Yahoo •Google •Electronic Arts •Lockheed Martin •Philips •Siemens •Nokia •IBM •Capital One •BBC Mountain Goat Software, LLC •Intuit •Nielsen Media •First American Real Estate •BMC Software •Ipswitch •John Deere •Lexis Nexis •Sabre •Salesforce.com •Time Warner •Turner Broadcasting •Oce Scrumの利用例: • • • • • • 商用ソフトウェア • • 組み込みシステム 24時間365日、稼働率 99.999%の高信頼性システム 戦闘機の開発 • 社内開発 受託開発 定額費用のプロジェクト 金融アプリケーション ISO 9001認定アプリケーショ ン Mountain Goat Software, LLC • ビデオゲーム開発 • 食品医薬品局が承認する生命に 関するシステム 衛星管理システム • • Webサイト • 携帯用ソフトウェア • 携帯電話 • ネットワーク機器のアプリケーショ • • ン サードパーティアプリケーション 大規模アプリケーション 特徴 • • • • • • 自己組織化されたチーム 2~4週間の”スプリント”を繰り返すことでプロダクト を進化させる。 要求事項は”プロダクトバックログ”と呼ばれるリスト で捕捉する。 特定の技術的なプラクティスは定められていない。 アジャイルな環境をつくるためにいくつかの一般 的なルールを適用する。 “アジャイルプロセス”の1つ Mountain Goat Software, LLC アジャイルマニフェスト –価値について述べたもの 人同士の相互作用 > プロセスやツール 動くソフトウェア > 包括的なドキュメント 顧客との協調 > 契約交渉 変化への対応 > 計画の順守 出典: www.agilemanifesto.org Mountain Goat Software, LLC プロジェクトのノイズレベル 非合意 無秩序 要求 複雑 Mountain Goat Software, LLC 技術 非確実 シンプル 確実 合意 出典: Strategic Management and Organizational Dynamics by Ralph Stacey in Agile Software Development with Scrum by Ken Schwaber and Mike Beedle. Scrum 24時間 スプリント 2~4週間 スプリントゴール 返品 Return キャンセル Gift wrap クーポン Cancel ギフト包装 スプリント バックログ クーポン プロダクトバックログ Mountain Goat Software, LLC 出荷可能な製品の 積み上げ まとめ 画像は以下より入手可能 www.mountaingoatsoftware.com/scrum Mountain Goat Software, LLC スプリント • Scrumプロジェクトは”スプリント”の繰り返しで 進められる。 • XPの”イテレーション”と類似 • 一般的には2~4週間で、最大でもカレンダー 上の一カ月を1スプリントとする • 一定の期間がよりよいリズムを生む • 製品はスプリント期間中に、設計、コーディン グ、テストされる。 Mountain Goat Software, LLC 逐次開発とオーバーラップ開発の比 較 要求 設計 コード テスト 1つのことを一度に全部実 施するのではなく... ...スクラムチームは全部を 少しづつ実施する 出典: “The New New Product Development Game” 竹内・野中. ハー バードビジネスレビュー 1986年1月号. Mountain Goat Software, LLC スプリント中の変更はなし 変更 • 変化を受け入れないでいられる期間をスプリ ント期間として定める Mountain Goat Software, LLC Scrum フレームワーク 役割 •プロダクトオーナー •スクラムマスター •チーム 儀式 •スプリント計画 •スプリントレビュー •スプリント振り返り •デイリースクラム 道具 •プロダクトバックログ •スプリントバックログ •バーンダウンチャート Mountain Goat Software, LLC Scrum フレームワーク 役割 •プロダクトオーナー •スクラムマスター •チーム 儀式 •スプリント計画 •スプリントレビュー •スプリント振り返り •デイリースクラム 道具 •プロダクトバックログ •スプリントバックログ •バーンダウンチャート Mountain Goat Software, LLC プロダクトオーナー • 製品の機能を決める • リリース日とリリース内容を決める • 製品が生む利益(ROI)について責任を持つ • マーケット価値に従って機能の優先順位を定 める • 各イテレーションごとに必要に応じて機能と優 先順位を見直す • 作業の結果を受け入れる、または拒否する Mountain Goat Software, LLC スクラムマスター • • • • • • プロジェクトのマネジメントの代表 スクラムの価値とプラクティスの実現に責任を負う 障害事項を取り除く チームが十分に機能し生産的であることを保証す る 全ての役割の人たちと密接な協力関係を保てるよ うにする 外部の干渉からチームを守る Mountain Goat Software, LLC チーム • • • • • 一般的に5~9人 機能横断的: • プログラマー, テスター, ユーザーエクスペリエンス設 計者, など. メンバーはフルタイムプロジェクトへ参加 • 例外あり (例えばデータベース管理者など) チームは自己組織化されている • 理想的には肩書はなし(まれだが・・・) メンバーの交代はスプリントとスプリントの間のみ Mountain Goat Software, LLC Scrum フレームワーク 役割 •プロダクトオーナー •スクラムマスター •チーム 儀式 •スプリント計画 •スプリントレビュー •スプリント振り返り •デイリースクラム 道具 •プロダクトバックログ •スプリントバックログ •バーンダウンチャート Mountain Goat Software, LLC チームの キャパシ ティ プロダク トバック ログ ビジネス の状況 スプリント計画会議 スプリント優先付け • • 技術要素 スプリン トゴール スプリント計画 • 現在のプ ロダクト プロダクトバックログを分析・評価 する スプリントのゴールを選択する • • Mountain Goat Software, LLC どのようにスプリントゴールを達成す るか決める (計画) プロダクトバックログアイテム(ユーザ ーストーリーやフィーチャー)からスプ リントバックログの作成 (タスク) スプリントバックログを時間で見積る スプリン トバック ログ スプリント計画 • • チームは、チームが完了を約束できるプロダクトバック ログ項目を選択する スプリントバックログの作成 • • • タスクが分類され、それぞれが1~16時間の間で見積りされ る。 チーム共同で実施し、スクラムマスター単独では実施しな い 上位レベルの設計を検討する 休暇のプランナーと して、ホテルの写真 をみることができる Mountain Goat Software, LLC 中間層をコーディング (8時間) UIのコーディング (4時間) テスト用のfixtureの作成 (4時間) Fooクラスのコーディング (6時間) 性能テストの更新 (4時間) デイリースクラム • パラメーター • • • 毎日 15分 立って • • 誰でも参加可能 ただしチームメンバー、スクラムマスター、プロダク トオーナーのみ発言できる • 問題解決の場ではない • 他の不要なミーティングへの出席を避けるの を助ける Mountain Goat Software, LLC 全員が3つの質問に答える 昨日何をやったか? 今日何をするか? 困っていることは? • • 1 2 3 スクラムマスターへの進捗報告の場ではない みんなの前でコミットする Mountain Goat Software, LLC スプリントレビュー • チームはスプリント中に成し遂げたことを発表 • • する 一般的には、新しい機能のデモや土台のア ーキテクチャーをデモする 非公式 • • 準備に2時間以上使わない スライドは使わない • チーム全員が参加 • 誰でも招待できる Mountain Goat Software, LLC スプリント振り返り • 定期的にうまくいったこと、いかなかったことを 振り返る • 通常 15~30分 • 各スプリントの後に実施する • チーム全員が参加 • • • • スクラムマスター プロダクトオーナー チーム 可能なら顧客やその他の関係者も Mountain Goat Software, LLC やること / やめること / 継続すること • チーム全体で以下の点についてまとめ、議論 する: やること やめること これはスプリント振 り返りの数あるやり 方のひとつである Mountain Goat Software, LLC 継続すること Scrum フレームワーク 役割 •プロダクトオーナー •スクラムマスター •チーム 儀式 •スプリント計画 •スプリントレビュー •スプリント振り返り •デイリースクラム 道具 •プロダクトバックログ •スプリントバックログ •バーンダウンチャート Mountain Goat Software, LLC プロダクトバックログ • 要求事項 • プロジェクト中求められる全て プロダクトバック ログ Mountain Goat Software, LLC の成果の一覧 • 理想的には、各アイテムごとに 利用者、顧客における価値が 記述されていることが望ましい • プロダクトオーナーによって優 先順位付けされる • 各スプリントの開始前に再度優 先順位は振り直される プロダクトバックログのサンプル バックログアイテム ゲストが予約することができる ゲストとして、予約をキャンセルすることがで とができる ゲストとして、予約日時を変更することがで ができる ホテルの従業員として, 部屋ごとの収支レポ レポートを作成することができる 見積り 3 5 3 8 例外処理を改善する 8 ・・・ 30 ・・・ 50 Mountain Goat Software, LLC スプリントのゴール • スプリント中に集中すべき事項について短くま とめたもの ライフサイエンス データベースアプリケーション 遺伝学の研究に必要な機能を 実現する Oracleの他にSQL Server上 でもアプリケーションが動作す 金融サービス るようにする リアルタイムのストリーミングデータを 利用して、ABC社より優れたテクニカ ル指標を実現する Mountain Goat Software, LLC スプリントバックログの扱い方 • • • • • • チームメンバーが自身でタスクを選択する • 他人によって割り当てられない 作業の想定残り時間は毎日更新される チームメンバーのだれでも、スプリントバックログの追 加、削除、変更ができる スプリントでの作業は明確である 作業が不明確な場合, 大きな時間を割り当てたスプリ ントバックログ項目を定義し、後で細分化する 中身がはっきりしてきたら、残り時間の見積りを更新す る Mountain Goat Software, LLC スプリントバックログ タスク UIのコーディング 中間層のコーディング 中間層のテスト オンラインヘルプ準備 Fooクラスを書く エラーログ機能追加 Mountain Goat Software, LLC 月 火 水 木 金 8 4 8 16 12 10 4 8 16 16 11 8 8 8 8 8 8 4 12 8 時間 スプリントバーンダウンチャート Mountain Goat Software, LLC タスク 月 火 8 16 8 12 UIのコーディング 中間層のコーディング 中間層のテスト オンラインヘルプ準備 水 4 12 16 8 10 16 木 7 11 50 時間 40 30 20 10 0 月 Mountain Goat Software, LLC 火 水 木 金 金 8 スケーラビリティ • • • 通常、1チームは7±2人から構成される • スケーラビリティは複数チームをチーム化することで 実現する スケーリングにおける要素 • • • • アプリケーションの種類 チームのサイズ チームの地理的分散 プロジェクト期間 スクラムは500人以上の要員からなるプロジェクト で利用された例もある Mountain Goat Software, LLC スクラム オブ スクラムによる規模の拡大 Mountain Goat Software, LLC スクラム オブ スクラム オブ スクラム Mountain Goat Software, LLC 次にアクセスすべき情報 • • • • www.mountaingoatsoftware.com/scrum www.scrumalliance.org www.controlchaos.com [email protected] Mountain Goat Software, LLC 参考文献 • Agile and Iterative Development: A Manager’s Guide by Craig Larman • Agile Estimating and Planning by Mike Cohn • Agile Project Management with Scrum by Ken Schwaber • Agile Retrospectives by Esther Derby and Diana Larsen • Agile Software Development Ecosystems by Jim Highsmith • Agile Software Development with Scrum by Ken Schwaber and Mike Beedle • • • 初めてのアジャイル開発 ~スクラム,XP,UP,Evoで学ぶ反復型開発の進め方 ISBN:978-4822281915 アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~ ISBN:978-4839924027 スクラム入門 - アジャイルプロジェクトマネジメント ISBN:978-4891004408 アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き ISBN:978-427406698 アジャイルソフトウェア開発エコシステム ISBN:978-4894717374 アジャイルソフトウェア開発スクラム ISBN:978-4894715899 Scrum and The Enterprise by Ken Schwaber User Stories Applied for Agile Software Development by Mike Cohn Lots of weekly articles at www.scrumalliance.org Mountain Goat Software, LLC 帰属 • 以下の行為は自由です: • • この文書の共有(コピー、配布、送信) • 改変(仕事での利用) ただし以下の条件を満たす必要があります • 帰属: 作者もしくは権利保持者が指定する方法で、本書の帰属 を示す必要があります (なんらかの方法で作者もしくは原著作者 名を記述しておくことを推奨). • このライセンスが作者の人格権を侵害したり何 かを制限することはありません • 詳細についてはhttp://creativecommons.org/licenses/by/3.0/を確 認してください Mountain Goat Software, LLC 連絡先 プレゼンテーション作者: Mike Cohn [email protected] www.mountaingoatsoftware.com (720) 890-6110 Mountain Goat Software, LLC 日本語訳について • • • • 本文書は、マイク・コーン氏が執筆した「 RedistributableIntroToScrum」の日本語訳です。 本文書は、マイク・コーン氏およびそれに関係する方が公 式に作成した文書ではありません。 本文書の配布、編集は、オリジナルのライセンス(CC Attribute)に準じます。 日本語訳は、Ryuzee (Ryutaro YOSHIBA)が行いました。 綺麗な訳になっていなかったり誤訳している点があるかと思 いますので、お気づきの方はご連絡ください。連絡先 (http://www.ryuzee.com http://twitter.com/ryuzee) Mountain Goat Software, LLC
© Copyright 2024 ExpyDoc