GPS/GNSSシンポジウム2007 RTK-GPS用プログラムライブラリ RTKLIBの開発・評価および応用 東京海洋大学 産学官連携研究員 高須知二 背景 • RTK-GPS用受信機 – 一般応用には使い易い、機能・性能十分 – ブラックボックス利用前提 – 改造、拡張、柔軟なパラメータ設定難しい • RTK-GPS・応用研究開発ツール – 汎用のプログラムライブラリが欲しい GPSTk http://www.gpstk.org 開発目標 • • • • • 簡潔な構造、機能・API 広汎な応用プログラムの開発 組込CPUを含めた移植性・可搬性 測位性能・実行性能 実用的な解析に利用可能 開発方針 • • • • 言語・API :ANSI標準C (89) 行列演算 :LAPACK/BLAS 推定手法 :カルマンフィルタ 整数バイアス決定 :LAMBDA/MLAMBDA • 後処理用 :RINEX操作機能 RTKLIB v.1.1 機能・API • • • • • • • 行列、ベクトル演算 時刻、文字列処理 座標系変換 RINEXファイル読み込み OTF整数バイアス決定 航法計算、大気圏モデル 単独測位、RTK-GPS測位 RTK-GPS測位処理フロー 観測データ入力 単独測位 相対測位 整数Ambiguity決定 測位解出力 RTKLIB v.1.1応用プログラム • RNX2RTKP 後処理基線解析プログラム • POS2KML 測位解Google Earth KML変換 性能評価:固定点測位 (1) 基線長 FI X 解 RMS 誤差( cm ) FI X 率 E-W N-S U-D 0 . 3 km 0.63 0.44 0.96 97.3 % 3 . 3 km 1.02 0.97 1.58 96.1 % 4 . 3 km 1.02 1.57 2.81 88.0 % 9 . 9 km 1.59 2.11 4.66 75.1 % 1 9 . 6 km 2.47 3.80 7.50 58.9 % 3 3 . 1 km 4.60 6.30 10.39 38.0 % 性能評価:固定点測位 (2) 性能評価:固定点測位 (3) 性能評価:固定点測位 (4) 性能評価:移動体測位 (1) 観測 基線 データ 長 2 0 0 5 /7/1 9 自動車 自動車 FI X 解 FLOAT 解 単独測位以下 0.2~ 連続 AR 1859 (85.6% ) 252 (11.6% ) 60 (2.8% ) 2.7 瞬時 AR 1 7 3 8 ( 8 0 . 1% ) 395 (18.2% ) 38 (1.8% ) Com b in ed 2062 (95.0% ) 70 (3.2% ) 39 (1.9% ) 0.1~ 連続 AR 2083 (61.9% ) 1103 (32.8% ) 180 (5.3% ) 3.1 瞬時 AR 1499 (44.5% ) 1742 (51.8% ) 125 (3.7% ) km Com b in ed 2637 (78.3% ) 590 (17.5% ) 1 3 9 ( 4 . 1% ) km 2 0 0 6 /6 /1 2 測位条件 測位解数 ( 割合) 性能評価:移動体測位 (2) 移動体キネマティック測位 (自動車,42分) FIX解 (85.1%) FLOAT解 (12.1%) RTKLIB v.2.1~ • • • • • • • 中長基線対応:電離層・対流圏推定 アンテナ位相中心モデル 基準局観測データ時間補間 ネットワーク型RTK-GPS補正 GUI・プロットプログラム SBAS(MSAS)補正機能 受信機・通信インタフェース機能 RTKLIB v2.1例:MSAS評価 ublox AEK-4T+NovAtel 702 RMSE EW:43cm,NS:59cm, UD:124cm おわりに • • • • • RTKLIBの開発目標 RTKLIBの機能・API 応用プログラム 性能評価 RTKLIB v.2.1~
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