Matcha139テンプレート?

NeGi project 2010 presents
で始めるIP冗長化SUNWvrrp
Kunitaka Namba
※OpenSolaris、Solaris11 Expressとは
手順に互換性があるかもね。
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目 的・概 要
(1)VRRPについて知る。
(2)SUNWvrrpの概要を知る。
(3)SUNWvrrpまでの道のりとか。
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補足
(1) 突貫資料です。(最近時間が・・・
(2) 動作保障できません。
経験則で書いてる部分もあります。
検証済みのは一部だけ。
逐次ご指摘歓迎!
(3) 冗長化は計画的に。
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VRRPとは?(1)
Virtual Router Redundancy Protocol
(仮想ルータ冗長プロトコル)のこと。
RFC3768で標準化されています。
元々は複数のルータの冗長化に使うための
プロトコルです。
複数のルータが共有する仮想ルータが作れます。
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VRRPとは?(2)
こんな感じで2台で仮想ルータ(のIP)を
共有します。
Virtual-Router1~255
Physical-Router1
Physical-Router2
マルチキャスト
(224.0.0.18)
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VRRPとは?(3)
・複数台でIP冗長化(FT構成)が可能。
等負荷分散などは出来ない。(Cisco HSRPは可能)
・L3冗長のみでL4以上は不可能。
TCPセッションなどの引き継ぎはされない。
・識別子が1-255まで。
隣接するネットワークで255個までしか作れない。
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VRRPとSUNWvrrpの違い
・冗長化するのはSolarisのインタフェイス。
IP Forwardingする必要はない。ホスト間で仮想IPを共有。
・OS標準機能として実装。
クラスタ機能の一部ではなく、OSの標準機能の一部で使用可能。
・IPv6でも動く。
NW製品の多くはまだIPv6まで対応していないことが多い。
・しかし認証機能が無い・・・
VRRPを構成するホスト間で認証することができない。(脆弱かも)
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SUNWvrrpのインストール
初期状態ではインストールされていないので、
明示的にインストールする必要がある。
# pkg install vrrp
OpenSolaris b134やSXCE b130などでは、
SUNWvrrpになります。
SXCEはpkgファイルがDVDにあります。
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SUNWvrrpの構築(1)
仮想IPをスタックする仮想NIC(vnic)を
VRRPを構成する全ホスト上で作成します。
# dladm create-vnic -m vrrp -V 4 -A inet -l e1000g1 vnic4
-V
-A
-l
仮想ルータ識別子/VRID=1~255
IPv4=inet, IPv6=inet6
バインド先のNIC
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SUNWvrrpの構築(2)
VRRP用の仮想NIC(vnic)が出来ると、
以下のように見えます。
# dladm show-vnic
LINK
OVER
vnic4
e1000g1
SPEED MACADDRESS
1000
0:0:5e:0:1:4
MACADDRTYPE
vrrp, 4/inet
VID
0
MACアドレスの最後の8bitは、VRIDと
同じになります。
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SUNWvrrpの構築(3)
仮想ルータを作ります。
VRRPの為の仮想デバイス/共用デバイスと
思って下さい。(Routingとは関係ない)
優先度200(高い)ルータ
# vrrpadm create-router -V 4 -A inet -p 200 -l e1000g1 vrrp4
優先度100(低い)ルータ
# vrrpadm create-router -V 4 -A inet -p 100 -l e1000g1 vrrp4
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SUNWvrrpの構築(4)
この状態では仮想ルータ(vrrp4という
インタフェイス)が非活性なので動作しません。
# vrrpadm show-router -x
NAME
STATE PRV_STAT STAT_LAST VNIC
vrrp4
INIT NONE
43.718s vnic4
PRIMARY_IP
--
VIRTUAL_IPS
--
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