9. 高所作業 高さ2m以上の場所に上って作業する場合は「高所作業」 ⇒ 足場・柵・安全帯等を使用 足場・柵の設置には資格が必要 ⇒ 業者等に依頼 必ずヘルメット、作業性の良い靴を着用 足場や柵の無い所で一時的に高所作業を行う場合は 安全帯(命綱)を使用 はしごを使用する場合は確実に固定 高所作業中にスパナ、ドライバー等の工具を落とさないよう注意 10. 酸素欠乏のおそれのある作業 確保すべき最低酸素濃度は常圧で18%。16%以下は大変危険。 密閉度の高い部屋で寒剤や不活性ガスを多量に使う時は要注意。 酸素濃度検出器の指示値が18%以下に下がった場合は 速やかに作業を中止し、作業現場から離れる。 作業はできるだけ2名以上で行う。 作業者の中に酸素欠乏危険作業主任者の資格を有する者が いる場合は、その者が作業を直接指揮。 関係者以外の立ち入りを禁止するために、 トラロープ等で囲いを設け、危険標識をとりつけること。 酸素欠乏症にかかった従事者の救出 --- 空気呼吸器等を使用! 13. レーザー (1) 分類; JIS C6802:2005による7段階のクラス クラス 1 内容 どのような光学系(レンズ、望遠鏡)で集光しても眼に対して安全な レベル 1M 302.5~4000nm、光学系で覗かなければ安全。 He-Neレーザーで10mW以下 2 可視光。目の嫌悪反応により危険性が回避可能 2M 可視光。目の嫌悪反応により危険性が回避可能 He-Neレーザーで1mW以下 3R クラス1,2の5倍の強度まで。CWで5mW程度以下 3B 直接見ると危険。CWで0.5W以下、パルスで105 J/m2 以下 4 散乱光でも危険なレベル。皮膚の火傷や物品の火災の恐れがある。 JIS C6802(2005)によるクラスの分類と危険性の目安 (○ 安全、△ 注意、× 危険) 長時間観察 クラス 光学 器具 1 短時間観察 裸眼 光学 器具 裸眼 散乱・ 反射 皮膚 露光 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1M × ○ × ○ ○ ○ 2 × × ○ ○ ○ ○ 2M × × × ○ ○ ○ 3R × × △ △ ○ ○ 3B × × × × △ △ 4 × × × × × × (2) 使用に当たって必要な措置 1) クラス 1M, 2M, 3R, 3B, 4 は使用届を安全衛生管理室に提出、 従事前に視力検査、前眼部(角膜、水晶体)検査、眼底検査を受ける 2) クラス 3R, 3B, 4 はレーザーの放出口、および設置場所の出入口で 目に付きやすい所に警戒標識を掲示 3) クラス 3B, 4 および可視光外波長の場合は ① 添付資料を安全衛生管理室に提出 ② 管理責任者を選任 ③ 使用時に点灯する自動運転表示灯を設置 ④ 防護具(保護めがね、露出の少ない作業着)を着用 4) クラス 3B, 4の場合は管理区域を設定し、インターロック、安全キー による動作制御、ビーム遮断器を設置 (特にクラス 4ではできるだけ遠隔操作とする) (3) その他の注意事項 光学機器を通してビームを見ない。 周辺の物品等による反射光に注意。 レーザービームを直視したり身体で遮ったりしない。 初心者は使用責任者の指導を受けてから使用。 スライド発表用のレーザーポインターでも海外製の 高輝度の製品の中にクラス3に該当するものがあり、 最近 問題となっていますので注意(=使用を控える) してください。
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