YouTubeの心理学 人はなぜ動画を見るのか 1540040017 松嶋佳奈 本稿の構成 第一章:動画を共有するサイト ユーチューブ ユーチューブのサービス内容・歴史・現状 第二章:なぜユーチューブなのか それまでの動画共有サービスとの違い 第三章:上位ランキングの内容分析 日本版ユーチューブの動画の特徴 第四章:結論 ユーチューブの歴史 20000 15000 12,641 千 人 10000 7,760 6,398 754 2,121 7月 799 0 4,106 5月 0 3,231 月 買収完了 9カ国語に対応 5000 3 利 用 者 数 ) 21,825 ( 25000 月 ユーチューブの利用者数 1 会社設立 正式サービス開始 NBCと提携 WBMと提携 グーグルによる買 月 2005年2月 12月 2006年6月 9月 10月 収発表 11月 2007年6月 11 2005年11月~2006年7月 アメリカ 日本 なぜユーチューブが選ばれるのか 閲覧する ①全ての動画を無料で見ることが出来る。 ②特殊なソフトのダウンロードや設定など、 面倒なことが一切無い。 ③タグ機能などで検索が柔軟である。 ④広告が控えめである。 なぜユーチューブが選ばれるのか 投稿する ①無料である。 ②大容量である。 ③ほぼ完全な匿名性を持っている。 ④簡単に動画を投稿することが出来る。 上位ランキングの内容分析 内容分析の方法 日本版ユーチューブにおける、2007年11月18日 までの上位から100位のランキングを使用 ランキングの種類は一番長期間の「全期間」を 選択 内容とカテゴリーが一致しないものは全ての動 画を確認したうえで、一番適切と思われるカテゴ リーに再分類 カテゴリーごとの数の比較 エ ン タ ー テ イ コ メン メデ ト ィ ニ ハ ュ スポ ー ウ ー ー ツ スと ツ ー と 政治 ス ブ タイ ロ ペ グ ル ッ と人 トと 動 物 映 画 ア ニ 自 メ 動 車 音 旅 と乗 楽 行 と り物 イ ベ ン ト 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 エンターテイメント アニメ 音楽 コメディ ブログと人 ペットと動物 スポーツ 自動車と乗り物 旅行とイベント 映画 42 16 15 8 7 4 3 3 0 0 「エンターテイメント」の動画 グラビアアイドルなどの動画 19 テレビのバラエティ番組 18 一般ユーザーの映像 2 ゲームのプレイ画面 2 CM 1 2 1 2 19 18 グラビア バラエティ番組 一般ユーザー ゲーム CM 投稿される動画の種類 そのまま転載された動画 60 ユーザーオリジナルの動 画 37 ディレクター動画 3, 3% 1, 1% そのまま転載された動画 ユーザーオリジナルの動画 ディレクター動画 不明 37, 37% 1 60, 59% 不明 3 動画の例 内容分析による考察 いつでも・無料で 見逃してしまったテレビ番組や、放送後話題に なった番組の映像 ⇒いつでも見ることができる グラビアアイドルのDVDの映像や、過去のドラ マ・映画などの映像 ⇒購入・レンタルをせず無料で見ることができる 内容分析による考察 楽しめる動画が沢山ある 投稿される動画の共通点 ①数分単位の短いもの ②ポジティブな感情を起こさせる明るいもの ③詳細を知らなくても楽しめるもの ⇒パッと見てパッと楽しめるものが多い 結論 ユーザーを考慮したサービス ☆サービスの全てが無料である ☆特別難しい設定をする必要がなく、動画の 投稿・閲覧が簡単である ☆タグ機能など、検索が柔軟である ☆広告が控えめである 結論 「面白い」ものを「共有」する ☆手軽に楽しめる面白い動画がたくさんあり、 気に入った動画を人と簡単に共有できる ⇒「視聴の共有」によって利用者が増える ☆面白いテーマを持つ、簡単に真似の出来 る動画が人気を得る ⇒「テーマの共有」によって動画が増える 参考文献 歌田明弘,2007,『ネットはテレビをどう呑みこむのか?』 アスキー 神田敏晶,2006,『YouTube革命:テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビ ジネスのゆくえ』 ソフトバンク 室田泰弘,2007,『YouTubeはなぜ成功したのか』東洋経済新報社 ユーチューブ,http://jp.youtube.com/,参照年月日 2007/6~2008/1
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