第1回.ガイダンス 報告者:有本寛 2009/10/14 1 今日やること • 自己紹介 • ゼミの説明(シラバス) • 開発経済学とは何か? – MDG • 課題論文の紹介 • 担当割り当て 2 自己紹介 • • • • 名前 出身 これまで訪れたことのある国 関心がある開発問題 3 開発経済学とは何か? • 開発問題=発展途上の経済にかかるすべて の問題 – なぜ問題が起こるのか?(診断,理学) – どうすれば解決できるか?(課題解決,工学) 4 開発経済学とは何か? • 対象(トピック): – 貧困,リスク,保健,教育,移民・仕送り,ジェンダ ー,児童労働,失業,紛争 – 金融,マイクロファイナンス,保険 – 農業:生産性,経営,技術普及,etc – 工業化,産業集積 – 経済成長,インフラ整備,援助,制度,環境,資 源管理,貿易,参加型開発, 5 開発経済学とは何か? • 手法:理論分析,計量分析 • 理論分析: – ミクロ経済学,マクロ経済学,計量経済学 – ミクロ:部分・一般均衡,ゲーム理論,契約理論, サーチ理論,ネットワーク理論,貿易理論,etc • 計量分析: – 計量経済学 – 実験(ラボ実験,社会実験) 6 MDGとは何か? • 2000年9月NY,国連ミレニアム・サミット – 147の国家元首を含む189の加盟国 – 21世紀の国際社会の目標として国連ミレニアム 宣言を採択 • 国連ミレニアム宣言+国際開発目標 – 統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめられた ものがミレニアム開発目標(Millennium Development Goals : MDGs)です。 7 MDG 1. 極度の貧困と飢餓の 撲滅 2. 普遍的初等教育の達 成 6. HIV/エイズ、マラリア、 その他の疾病の蔓延 防止 7. 環境の持続可能性の 確保 3. ジェンダーの平等の推 進と女性の地位向上 8. 開発のためのグロー バル・パートナーシッ 4. 乳幼児死亡率の削減 プの推進 5. 妊産婦の健康の改善 8 MDG 1. 極度の貧困と飢餓の 撲滅 2. 普遍的初等教育の達 成 6. HIV/エイズ、マラリア、 その他の疾病の蔓延 防止 7. 環境の持続可能性の 確保 3. ジェンダーの平等の推 進と女性の地位向上 8. 開発のためのグロー バル・パートナーシッ 4. 乳幼児死亡率の削減 プの推進 5. 妊産婦の健康の改善 9 ターゲット • G1. 極度の貧困と飢餓の撲滅 – 1990年と比較して1日の収入が1米ドル未満の人 口比率を2015年までに半減させる。 – 女性、若者を含むすべての人々に、完全(働く意 思と能力を持っている人が適正な賃金で雇用さ れる状態)かつ生産的な雇用、そしてディーセント ・ワーク(適切な仕事)の提供を実現する。 – 1990年と比較して飢餓に苦しむ人口の割合を 2015年までに半減させる。 10 ターゲット • G2.普遍的初等教育の達成 – 2015年までに、世界中のすべての子どもが男女 の区別なく初等教育の全課程を修了できるように する。 • G3.ジェンダーの平等の推進と女性の地位向 上 – 2005年までに初等・中等教育における男女格差 の解消を達成し、2015年までにすべての教育レ ベルにおける男女格差を解消する。 11 ターゲット • G4.乳幼児死亡率の削減 – 1990年と比較して5歳未満児の死亡率を2015年 までに3分の1に削減させる。 • G5.妊産婦の健康の改善 – 1990年と比較して妊産婦の死亡率を2015年まで に4分の1に削減させる。 – 2015年までにリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖 に関する健康)への普遍的アクセス(必要とする 人が利用できる機会を有する状態)を実現する。 12 ターゲット • G6. HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓 延防止 – HIV/エイズのまん延を2015年までに阻止し、その 後減少させる。 – 2010年までにHIV/エイズの治療への普遍的アク セスを実現する。 – マラリアおよびその他の主要な疾病のまん延を 2015年までに阻止し、その後減少させる。 13
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