画像処理工学 2011年1月19日 担当教員 北川 輝彦 5章 画像解析 Q:画像解析(image analysis)とは? A:画像を理解すること 5章 画像解析 5章 画像解析 Q:画像解析(image analysis)とは? A:画像を理解すること 画像は画素に割り振られた濃度情報の集合体 意味のある小さな集合体に分類 5章 画像解析 5章 画像解析 意味のある小さな集合体 文字、細胞、ボルト等々 • マシンビジョン分野において非常に重要 5章 画像解析 5章 画像解析 画像解析の大まかな手順: ステップ1 画像分類 ステップ2 特徴抽出 ステップ3 対象分類 5章 画像解析 5章 画像解析 画像解析の大まかな手順: ステップ1 画像分類 ステップ2 特徴抽出 ステップ3 対象分類 5章 画像解析 5.1 画像領域分割 画像解析の第一ステップ 画像領域分割(image segmentation): 対象に分割、画像の簡単化 5.1 画像領域分割 5.1 画像領域分割 画像解析の第一ステップ 画像領域分割…専ら3段階 1.前処理 2.対象大局的抽出 3.境界の明瞭化 5.1 画像領域分割 5.1 画像領域分割 画像解析の第一ステップ 画像領域分割…専ら3段階 1.前処理 2.対象大局的抽出 3.境界の明瞭化 5.1 画像領域分割 5.1.1 前処理 目的:無意味な情報を取り除く 画像強調処理 空間フィルタ処理が有効 5.1 画像領域分割 5.1.1 前処理 目的:無意味な情報を取り除く ただし 本来必要な情報を除去したり、 劣化させることもあるので慎重に。 5.1 画像領域分割 5.1 画像領域分割 画像解析の第一ステップ 画像領域分割…専ら3段階 1.前処理 2.対象大局的抽出 3.境界の明瞭化 5.1 画像領域分割 5.1.2 対象の大局的抽出 目的:大まかに類似した特徴を持つ 画素集合に分割・抽出 画像強調機能が有効に作用 ・2値コントラスト強調 ・輝度スライシング ・エッジ強調処理 など 5.1 画像領域分割 5.1 画像領域分割 画像解析の第一ステップ 画像領域分割…専ら3段階 1.前処理 2.対象大局的抽出 3.境界の明瞭化 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー 目的:対象の構造を変成する 穴埋め、形状整形、 対象領域の融合・分割 単一画素の輪郭化 対象の骨格(スケルトン)化 etc… 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー 目的:対象の構造を変成する 対象とする画像:2値画像、 グレースケール(濃淡)画像で形式が異なる 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー 目的:対象の構造を変成する モフォロジーや図形融合処理と称することも 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー 方法:マスクを利用 X3 X2 X1 X4 X X0 X5 X6 X7 O(x, y) = 1 or 0 If X = I(x, y) X1 = I(x+1, y) X2 = I(x+1, y-1) X3 = I(x, y-1) X4 = I(x-1, y) X5 = I(x-1, y+1) X6 = I(x, y+1) X7 = I(x+1, y+1) AND AND AND AND AND AND AND O(x, y) = 0 or 1 : else ※各論理値:0 or 1 or ×(ドントケア) 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー (1) 収縮と膨張 収縮(erosion):背景に対して、 信号領域を均一に縮小処理 1 1 1 1 ① 1 1 1 1 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー (1) 収縮と膨張 膨張(dilation):背景に対して、 信号領域を均一に膨張処理 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー (2) 開口と閉口 開口(opening):収縮 ⇒ 膨張処理 1 1 1 0 0 0 1 ① 1 0 0 0 1 1 1 0 0 0 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー (2) 開口と閉口 閉口(closing):膨張 ⇒ 収縮処理 0 0 0 1 1 1 0 0 0 1 ① 1 0 0 0 1 1 1 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー (3) 輪郭 収縮 ⇒ 原画像との差分処理 5.1 画像領域分割 5.1.3 2値モルフォロジー (4) 骨格化(skelton) 中央軸骨格処理 (medial axis skelton) 類似手法: 細線化処理、 距離変換処理など 状況によって使い分け 0 1 0 1 ① 1 0 1 0 5.1 画像領域分割
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