2. 名簿のデータを使って, 出席簿や連絡網を作る 2.1 名簿の番号と氏名を参照して,出席簿を作りましょう. (ワークシートの挿入,別シートのセルの参照,など) 2.2 名簿の番号を参照して,席次表を作りましょう. ・・・VLOOKUP関数 2.3 名簿の番号と氏名を参照して,連絡網を作りましょう. ・・・VLOOKUP関数 ■ 参照するのは: 「名簿」シート ■ ファイルは: 「2010実習.xls」 1 2.1 名簿の番号と氏名を参照して, 出席簿を作りましょう. ここでは, (1)まず,新しいシートを作り(挿入し)ます. (他の方法:コピーしたいシートのタブを右クリックし,コピーする) (2)次に,「名簿」シートの番号と氏名を参照します. (a) コピー&ペースト 又は, (b) 式による参照. ☆ここでは,(b)の方式でしましょう. ! この方法の利点は,コピー元が変更されたら, 変更が自動的に反映されることです. (3) 枠を付けたり,列の幅を調節したりしましょう. 2 2.1(1) ワークシートの挿入 • 挿入したい位置のワークシート・タブをクリックします. ① ここでは,「連絡網」をクリック. ② 「挿入」-「ワークシート」をクリック ③ 新しいワークシートが挿入されるので, そのタブをWクリックして,名前を付けます. ここでは,「出席簿」と入力しましょう. 3 2.1(2) 式による参照 ①A1に「=」を入力して, ②シート・タブの「名簿」をクリック ③参照したいセルをクリック ここでは,A1をクリック. ④オートフィル機能で,コピーします. 1)B2まで. 2)B42まで. 4 2.1(3) 別シートにあるセルの参照 ■別シートのセルを参照するには, 「シート名!セル番地」 の形式で入力します。 ☆ 式を入力している時に, 別シートのセルをクリックすれば, 自動的に,上の形式で入力されます。 5 2.1(4) 枠を付けたり,列の幅を調節 • A列,B列を調整 • 不必要な行を削除 • 枠を必要に応じて付ける • 「日付」を入力するなら, 「書式」-「セル」-「表示形式」の 「日付」で形式を選択 6 2.1(5) 「式」について ☆ 数式バーに入力した 「=」で始まるものは、「式」と呼ばれます。 ■ 「=」の次に、 数値や、セル番地、 四則演算子[+、-、*(×)、/(÷)] 関数 を組み合わせて、入力することができます。 7 2.2 名簿の番号を参照して, 席次表を作りましょう. ■ 「名簿」「席次」シートを使います. • 番号を基に,「名簿」 の番号と一致する, 氏名を,表示させま す. (VLOOKUP関数を 用いて参照しま す.) • B3に,番号を入力. • B4に,氏名を表示さ せる. 8 番号を,「名簿」シートのA3~H42の範囲に,探し, その番号に対応する氏名(2列目の値)を返させる. 9 2.2(1) VLOOKUP関数 • VLOOKUP関数 : 指定された 「範囲」 の左端の列に,「検査値」を検索し、 「範囲」内の対応する(「列番号」の)セルの値を返します。 形式: VLOOKUP(検索値, 範囲,列番号,検索の型) *検索して見つからない場合には,#N/Aなどが表示されます. 1)検索値: 検索する値を指定します。 ■ 値、セル番地、または,文字列,を指定。 ■ここでは, B3. 10 2) 範囲 :検索される値と,返す値が入力されている,範囲 ☆ ここでの「範囲」は,「名簿」のA3~H42. (ドラッグします) この時, 入力したセル(VLOOKUP関数)をコピー&ペースト するので,絶対番地で入力します. (絶対番地への変換は,F4キーを押します) ☆検索範囲のデータは, 左端の列の値が,昇順になる様に,並べ替えておきます. [ここでは,取り扱うデータの並べ替えは,不要です] 3) 列番号: 「範囲」内で目的のデータが入力されている 列を、左端からの列数で指定します。 ☆ ここでは, 氏名が入力されているのは,2列目. 11 4) 検索の型 (次の(a)か(b)を指定する) (a)省略かTRUE ・・・ 「検索値」が見つからない場合に、 「検索値」 未満の最大値を返す。 (「区間で検索」と考えると良いです) (b)FALSE ・・・ 完全に一致する値だけを検索。 見つからない場合は エラー値 #N/A ☆ ここでは,一致する番号を探すので, 「 FALSE」を使います. 12 VLOOKUPを使う前に,下線部を埋めましょう (検索値と一致するデータを見つける場合) 1)検索値のセル番地 → ① . 2)検索先の範囲 → : . [形式]範囲の左上端のセル番地:右下端のセル番地 絶対番地では→② $ $ :$ $ . 3)返す値が入力されている列は左から③ 列目. 4)上の①~③の値を,下の式にあてはめましょう =VLOOKUP(①,②,③,FALSE) =VLOOKUP( , : , ,FALSE) *検索先は,昇順に並べ換えておく(同じ値がない方が良い) 13 2.2(2) やってみましょう *セルA4には,予め,入力してあります. (①~③の順に,やってみましょう) ① 1人分: セルに次を入力します. • セルB4に, =VLOOKUP(B3, 名簿!$A$3:$H$42, 2, FALSE)」 セルをクリックすると,楽です $はF4キーを押すと楽です ②1行目: A4又はB4を,C4~F4にコピーします. ③全ての人の分: 上の行を,2~7行にコピー. A4~F4を, A6~F6, A8~F8,・・・, A16~F16にコピーします. 14 「関数」について ☆ 数式バーで、 「=」の次に入力した「VLOOKUP」は、 「関数」と呼ばれます。 MS-Excelには、他に幾つもの関数が用意されています。 ■関数を直接入力しても良いし、 ボタンや、「挿入-関数」で、 関数を選択することもできます。 15 数式や,数式が対象とするセル,を確認する方法 ■セルに入力した数式を表示する/数式の演算結果を 表示するのを切り替える [方法] Ctrl キーと ` キーを押す. ■入力した数式中に,使用されているセルを知る [方法] ①数式が入力されているセルをクリック ②数式バーに表示された、数式を左クリック セルに色枠が付く. 16 2.3 名簿の番号と氏名を参照して, 連絡網を作りましょう. • 番号を基に,「名簿」 の番号と一致する, 氏名と電話番号を, 表示させます. (VLOOKUP関数を 使いします.) • E13に,番号. • E14には,氏名. • E15には,電話番号 *ここでの連絡網作りの方法では, 2.出席簿他,3.成績 番号,氏名,電話番号が縦に並んでいることが必要です. 17 番号を,「名簿」シートのA3~H42の範囲に,探し, その番号に対応する氏名(2列目)を返させる. 同様に,電話番号(8列目)を返させる. 18 2.3(1) VLOOKUP関数 (2.2(1)を簡単化) • VLOOKUP関数 : 形式: VLOOKUP(検索値, 範囲,列番号,検索の型) 1) 検索値: 「範囲 」の左端の列の中に検索する値 ■ここでは,E13 2) 範囲 :検索される値と返す値が入力されている範囲 ☆ ここでは,「名簿」のA3~H42.(ドラッグします) 3) 列番号: 「範囲」内で,返す値が入力されている列を、 左端からの列数で指定 ☆ ここでは, 氏名があるのは, 2列目 電話番号があるのは,8列目. 4) 検索の型: (a)省略かTRUE( 検索値が見つからない場合に、 検索値未満の最大値を返す) (b)FALSE(完全に一致する値だけを検索) ☆ ここでは,一致する番号を探すので,「 FALSE」 19 VLOOKUPを使う前に,下線部を埋めましょう (検索値と一致するデータを見つける場合) 1)検索値のセル番地 → ① . 2)検索先の範囲 → : . [形式]範囲の左上端のセル番地:右下端のセル番地 絶対番地では→② $ $ :$ $ . 3)返す値が入力されている列は左から③ 番目. 4)上の①~③の値を,下の式にあてはめましょう =VLOOKUP(①,②,③,FALSE) =VLOOKUP( , : , ,FALSE) *検索先は,昇順に並べ換えておく(同じ値がない方が良い) 20 2.3(2) やってみましょう 2番の人のデータを入力させる ① セルに次を入力します. 氏名を入力させる • セルE14に, 「=VLOOKUP(E13,名簿!$A$3:$H$42,2,FALSE)」 電話番号を入力させる • セルE15に, 「=VLOOKUP(E13,名簿!$A$3:$H$42,8,FALSE)」 を入力しましょう. ② E14~E15を,E22~E23にコピーします. 3番の人のデータを入力させる *他のセルには,予め,これらを コピー&ペーストしてあります. 21 • 1人分の枠や連絡網の線は,罫線を使って,適 宜,描いてください. 22
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