当社における ポジティブ・アクションの取り組み シャープ株式会社 人事本部 2010年8月23日 当社の現状 【男女別人員・平均年齢・勤続年数】 ※ シャープ単体 2010年4月1日現在 男性社員 女性社員 合計 20,500 (90.3%) 2,200 (9.7%) 22,700 内管理職 3,111 (98.2%) 58 (1.8%) 3,169 内主事 7,671 (93.6%) 526 (6.4%) 8,197 平均年齢(歳) 41.3 39.3 41.1 平均勤続年数(年) 19.7 18.6 19.6 人員(人) ※オールシャープ女性管理職数 女性社員の既婚者率 : 62 63人 % 母親社員率 :52 % 女性管理職母親社員率: 38% 1 背 景 ・ 一般職・総合職の区分の無く、男女同一賃金処遇体系 ・ 1970年代から経営理念に「会社の発展と社員の幸せとの一致を図る」 を掲げ、一人ひとりが個性や創造性を発揮し、「柔軟な働き方ができる」 制度の立案や改定に取り組む。1990年、育児休職制度スタート。 著しいビジネス環境の変化に迅速、柔軟に対応するために オンリーワン経営を支える 多様な人材の育成・活用(ダイバーシティ・マネジメント) 第一ステップとして、「ポジティブ・アクション」に着手 ◆「ポジティブ・アクション」の基本的な考え方 男女を問わず多様な人材が力を発揮する職場作りを目指す 2 「女性社員の戦力化プログラム」 ― 能力・意欲のある女性社員の確実な戦力化を図る人材育成策 ― 2005年6月~ 3 女性社員の戦力化プログラム推進結果 2008年4月現在 目標・実績 主な施策 スタート時 2005年6月 ①「ニューフェースプログラム」の展開 (重点活躍部門(職域)の拡大) 重点活躍 部門(職域)数 ②女性主事25%運動の展開 (女性主事比率の向上) 全女性社員に 占める主事の割合 17.3% ③女性管理職への登用プログラム (女性管理職数の向上) 女性管理職数 21名 ④一般女性社員の能力育成 (小集団活動でのリーダーに登用) 女性社員 リーダー数 22部門 131名 推進目標 (達成時期) 50部門 2005年度末 25% 2007年度末 60名 2007年度末 250名 2005年度末 実績 71部門(2005年度末) (2008年4月 55部門※) ※部門を再検討し設定 23.1% 2008年4月 48名 2008年4月 年平均 約330名 (2005年度末 323名) ・職域拡大→ 従来は男性中心の部門、職種に女性社員の活躍する場が広がる ・女性管理職、準管理職層が増加 ・女性社員間のネットワークの拡がり + 意識の変化 ・仕事と生活の両立支援制度の拡充 ポジティブ・アクション推進 ダイバーシティ推進 4 1-1.仕事と育児の両立支援制度 2010年4月現在 制度名称 内 容 出産育児再雇用保証制度 妊娠、出産、及び乳児の育児のため退職した社員について、子が小学校入学 (満6才到達後の3月末日)までの間、再雇用を保証する制度。 出産育児短時間勤務制度 妊娠中、及び子が小学校6年生の3月末日までの間、1日最長3時間、30分単位 で就業時間を短縮できる制度。 制度適用者は時間単位の有給休暇(年5日分)の利用が可能。 配偶者出産時休暇 配偶者が出産の場合、出産予定日の1週間前から出産日の6週間後の範囲内で 有給休暇(通算5日)取得が可能。 育児休職制度 子が満1才到達後の3月末日まで、又は1才6ヵ月に達するまでの間、取得が可 能。 育児支援金 ①育児休職開始時より10日間を有給とし、②育児休職期間中(有給期間を除く) 月6万円の支援金を支給。 育児時間 子が満1才に達するまでの間、1日1時間(有給、30分ずつでも可)取得が可能。 育児支援勤務制度 子が小学校6年生の3月末日までの間、始終業時刻を柔軟に変更できる制度。 制度適用者は1日平均3時間、1時間単位での就業時間の短縮や、コアタイム内 の午前又は午後を単位とした有給休暇(年5日分、32回まで)の利用が可能。 5 1-2.仕事と介護の両立支援制度 2010年4月現在 制度名称 内 容 介護休職制度 要介護状態にある対象家族1人につき、通算2年間(分割可)、取得が可能。 介護短時間勤務制度 要介護状態にある対象家族1人につき、事由消滅まで取得が可能。 1日最長3時間、30分単位で就業時間を短縮できる制度。始業後または終業前 2時間を限度とする。 介護支援勤務制度 要介護状態にある対象家族1人につき、事由消滅まで取得が可能。 始終業時間を柔軟に変更可能なフレックス制。1日平均3時間まで、1時間単位 で就業時間の短縮が可能。 ホームヘルパー費用補助 ①妊娠から産後9週まで(多胎妊娠の場合は10週まで)は14回、②産休・育休後 から子が小学校入学までは年14回、③介護の場合は14回、利用が可能。 1事由につき日額5,000円を限度に実費支給。 介護のための週勤務日数 短縮制度 介護のため、毎週同じ曜日に無給休暇1回取得可能。要介護者1人につき、 通算52週または取得回数4回に達するまで適用(申請期間4週以上に限定) 多目的休暇での拡充 家族の看護や記念日、自己啓発、ボランティア、不妊治療等の事由に「介護」を 追加。 有給休暇(年8日)取得が可能。 介護休暇 要介護状態にある対象家族1人について年5日取得が可能(無給、上限10日)。 6 「Win-Winネットワーク」 ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの情報発信サイト 2006年3月 旧「男女いきいき応援サイト」 スタート 2009年10月 「Win-Winネットワーク」 にリニューアル ・ダイバーシティとは ・ワーク・ライフ・バランス ワーク・ライフ・バランスとは/両立支援ガイドブック ・社員Voice ロールモデル(手本となる人材)の紹介 社内アンケート(意識調査)結果紹介 ・各種情報提供 セミナー/書籍/法令情報 7
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