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マイクロインシュアランスとは
<定義>
主に発展途上国の貧困層向けに特化された保険サービスのこと
通常の保険と同じく、保険料の対価として、人々のリスク(事故・病気・死亡・天災 etc)に
対応するものであるが、補償範囲・保険金・保険料を、貧困層の人々の必要な保障・収入
リスク度合いに適合/特化させている点が特徴
・・・※1
【貧困層の定義】
【通常の保険との違い】
・・・※2
通常の保険
•複雑な約款
•限定的な引受条件と標準の免責事項
•銀行引き落としによる定期的な保険料の収納
•保障期間は1年以上
•引受には医的審査あり
•小額から高額の保険金設定あり
•年齢や特定のリスクに基づいた保険料設定
•代理店やエージェント・ブローカーは販売のみを担当
一人当たり年間3,000ドル、一日8ドル
以下の所得で生活している人を指すこ
とが多い。
世界人口の70%以上を占め、対象人口
は40億人以上、市場規模は日本の
GDPに相当する5兆ドル
※1、3:出展
※2:出展
•市場/顧客は保険の仕組みに慣れている
ILO, Microinsurance Innovation Facility (2008 ※意訳
http://www.actuaries.org/MICROINSURANCE/Tallinn/Yang-Huerta.pdf
JETRO&国際金融公社(IFC)&世界資源研究所(WRI)「The next 4 billion」(2007
http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Region/Asia/Radar/20100709.html
・・・※3
マイクロインシュアランス
•シンプルで理解しやすい約款(識字率の問題)
•広く遍く引受け, 免責事項は無いか、あっても僅か
•現金払いやその他多様な保険料の収納
(口座を持っていないことが普通)
•保障期間は4ヶ月程度から
•引受には健康かどうかの告知がせいぜい
(医療保険が不十分で診断書をとれない)
•小額保険のみ
•コミュニティーや社会単位で保険料を設定
•販売チャネルが顧客管理,保険料収納 保険金支払い
まで担当
•市場/顧客は保険の仕組みに慣れていない
マイクロインシュアランス事業者
事業化へ向けての課題(TOP3)
①顧客の保険知識の不足/教育レベル(識字率の低さ)
②保険料徴収(収納)方法の不在
③規制の未整備
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その他
・市場のニーズに合致する定番商品の開発
・取引コストの低減(薄利多売)
・販売チャネルの構築
ITを使ってどう解決するか(研究テーマ)
※出展
ILO, Microinsurance Innovation Facility (2008 ※意訳
http://www.actuaries.org/MICROINSURANCE/Tallinn/Yang-Huerta.pdf