進路ノート ベーシック」から 「進路ノート」 へ

第25回進路セミナー
平成15年3月26日
国立オリンピック記念青少年総合センター
『進路ノート ベーシック』から
『進路ノート 総合版』へ
全国高等学校進路指導協議会
進路学習教材検討委員会委員長
東京都立桐ヶ丘高等学校教諭
笹 のぶえ
はじめに
★『ベーシック』の作成意図
★★『ベーシック』の特徴
★★★『ベーシック教師用マニュアル』
★★★★『進路ノート 総合版』への発展
★ベーシックの作成意図
1 全高進の考える進路学習
2 進路学習の基礎基本
3 『進路ノート 総合版』への接続
1 全高進の考える進路学習
• LHRや総合的な学習の時間で
• 仲間同士のディスカッションや体験から
• 相互刺激の中で
• 自分の在り方生き方を見つめる
2 基礎基本の書
• 進路学習の初めの一歩
• 進路学習の楽しさに気づく
• 進路学習の基礎基本を理解する
• 『高校生の進路ノート 総合版』で
本格的な進路学習へ
★★『ベーシック』の特徴
• 基礎基本の書としての工夫
• エリアとページの構成
1 基礎基本の書としての工夫
① 進路ワールドのストーリー
② ナビゲーターの起用
③ イラストの多用
④ 答え方の例の設置
⑤ ワークの簡易化
⑥ 個人ワーク中心
⑦ フリーター問題に挑戦
① 進路ワールドのストーリー
• 二人の登場人物が
5つのエリアを探索
② ナビゲーターの起用
• 高校1年生の
進君
• 専門学校生の
路子さん
③ イラストの多用
• 導入のページ
• 本文中
④ 答え方の例の設置
• 課題への
アプローチの仕方
⑤ ワークの簡易化
• 基本的な設問
• 選択肢
• 短文で
• 記入スペース
⑥ 個人ワーク中心
• 学習形態は個人ワーク
⑦ フリーター問題に挑戦
• フリーターについての
最初の学習に
2 エリアとページの構成
• 5つのエリア
• 5種類のページ
5つのエリア
• 進路適性の理解
→第1エリア「自分を知る」
• 進路情報の活用
→第2エリア「上級学校を考える」
• 望ましい職業観・勤労観
→第3エリア「職業を知る」
• 将来設計
→第4エリア「未来予想図をつくろう」
• 主体的な進路の選択決定
→第5エリア「進路選択能力を鍛えよう」
5種類のページ
①導入のページ
②ワークシート
③チェックシート
④クローズアップ
⑤チャレンジシート
① 導入のページ
どうして
自己理解が
必要なの?
自己理解の
方法は?
*『ベーシック』1ページ参照
導入のページ
★学習概要を説明するためのシート
• ナビゲーターによる導入
• 学習のねらい
• 学習の展開方法
② ワークシート
将来の希望や
興味関心に合わせて
学部学科を
決めるんだね。
*『ベーシック』12ページ参照
ワークシート
★学習内容を具体的に考えるためのシート
• 基本的なワーク
•
•
•
•
答え方の例をヒントに
選択肢から選んで
短文で回答
回答欄は大きめ
③ チェックシート
未来予想図を
実現させるために
高校生活で何を
頑張ろうかな?
*『ベーシック』30ページ参照
チェックシート
★自分の課題として考えるためのシート
• 学んだ知識や情報を自分の生き方に
生かしていく
• 指導者には生徒の考え方をつかむ資料
として活用できる
④ クローズアップ
豊かな生き方の
具体例を
説明します。
*『ベーシック』31ページ参照
クローズアップ
★情報提供のためのシート
• 各シートを学習するための情報
• 足りない情報は巻末の「情報のページ」へ
• さらにインターネーットへ
⑤ チャレンジシート
仕事について
詳しく知るために
インタビューを
しよう!
*『ベーシック』24ページ参照
チャレンジシート
★体験学習に発展させるためのシート
• 校外で体験学習を
• 体験学習の方法を説明
• 体験学習の記録用紙
★★★『教師用マニュアル』
1 学習のねらい
2 エリアで使用する各シートの解説
3 50分の展開のフローチャート
1 学習のねらい
*『教師用マニュアル』参照
• エリアで生徒に「学ばせる内容」や
「育む力」を示す
• 小見出しで学習のねらいを要約化
2 エリアで使用する各シートの解説
*『教師用マニュアル』参照
• 各エリアで使用する5つのシートの説明
• 各シートの「学習のねらい」
「学習の解説」
「配慮事項」
→生徒が陥りやすい
問題点に直接
語りかける
• 語りかけ口調と解説調の文体
3 50分の展開のフローチャート
*『教師用マニュアル』参照
• 授業展開案
• 「生徒の活動」
• 「指導上の留意点」
★★★★『進路ノート 総合版』への発展
• 『ベーシック』から『総合版』へ
• 基礎基本の進路学習を
発展深化させる『総合版』
1 学習内容の発展例
→内容の発展・深化
2 学習形態の発展例
→グループ学習・資料活用・体験学習
1 学習内容の発展例 ①
「望ましい職業観・勤労観の確立」の発展例
○職業の3要素の学習へ
→総合版 テーマ4 職業を知る(13頁)
○キャリアプラン・ライフプランの学習へ
→総合版 テーマ7 産業・職業の変化を知る(27頁)
○豊かな生き方の学習へ
→総合版 テーマ8 生き方とライフプランを考える
○職業観・勤労観の学習へ
(29頁)
→総合版 テーマ11 職業を調べる(36頁~)
1 学習内容の発展例 ②
「主体的な進路の選択決定」の発展例
○教科・科目選択の学習へ
→総合版 教科・科目選択ガイダンス
(58頁)
2 学習形態の発展例 ①
○グループ学習で進路適性を学ぶ例
→総合版 テーマ6 進路適性を知る
グループで事例研究を実施
(21頁)
2 学習形態の発展例 ②
○資料を使って上級学校を学ぶ例
→総合版 テーマ9 上級学校を調べる
学校案内を活用する
(32頁)
2 学習形態の発展例 ③
○体験学習でオープンキャンパスを学ぶ例
→総合版 フィールドワーク
準備シート・調査シート・評価シートで
Plan・Do・Seeの体験学習を
(66頁~)
おわりに
• 初めの一歩の進路学習は
『高校生の進路ノート ベーシック』
• グループ学習や体験を経て
資料を活用して
発展・深化した進路学習は
『高校生の進路ノート 総合版』
ありがとうございました。
全国高等学校進路指導協議会
進路学習教材検討委員会委員長
東京都立桐ヶ丘高等学校教諭
笹 のぶえ
お 願
い
全高進の進路学習教材検討委員会では、
ご一緒にお仕事をして下さる先生方を
募集いたしております。
仕事はメールを活用して実施いたして
おりますので、遠方にお住まいの先生にも
十分お仕事に参加していただけると思います。
ご連絡をお待ち申し上げます。
進路学習教材検討委員会
笹
のぶえ