新世代から再び青少年へ」

「新世代から再び青少年へ」
パスト・ガバナー
岩永 信昭
(CONTENTS)
1)新世代の登場
2)手続要覧上青少年から新世代への変更
3)新世代奉仕としての定着
4)新たな新世代プログラムの模索
5)2010年規定審議会で新世代奉仕が
第五の奉仕部門となる
6)新世代(青少年)奉仕の歴史的潮流と現代的課題
7)新世代クラブ
8)2013年規定審議会を受けて
1)新世代の登場
新世代の提唱者
2013年 RC/RPICセミナー
2013年3月 於:シカゴ
2)手続要覧上青少年から
新世代への変更
1996-97年度RI会長ルイス・ビセンテ・ジアイ氏
は0歳―30歳を新世代と定義し、従来からの青
少年への奉仕活動を包含するよう強く要請しま
した。
これを受け1998年手続要覧から青少年が新世
代へと変更をとげました。
3)新世代奉仕としての定着
新世代(0-30歳)
インターアクト(12-18歳)
ローターアクト(18-30歳)
ロータリー青少年交換(15-19歳)
新世代交換(18-25歳)
ライラ(14-18歳 ならびに 19-30歳)
規定審議会
RIの立法機関で、RIの組織規定を改正する権限を
有する。3年に一回開催される。
制定案(Enactments)
組織改訂(RI定款、細則または標準ロータリー・ク
ラブ定款)を改正する立法案。
決議案(Resolutions)
組織規定を改正しない審議会決定、原則としてRI
理事会への要請の形をとる。
3年に一度の規定審議会で毎回のように新世代
を第五奉仕へと要請する決議案が採択された。
しかし、あくまで四大奉仕のまま推移した。
その理由として新世代は各奉仕部門と縦断的に
関わり合い、ひとつの独立した部門と捉えるより
理に適っていると考えられていたからである。
4)新たな新世代プログラムの模索
アーリーアクト
ユースアクト
ロタキッズ
といったより若年層を対象にした奉仕クラ
ブの設立が規定審議会決議案で次々と可
決されましたが、実現には至りませんでし
た。
5)2010年規定審議会で新世代
奉仕が第五の奉仕部門となる
2010年規定審議会
新世代奉仕を第五の奉仕部門とする
制定案が採択された。
2010年手続要覧に掲載。
6)新世代(青少年)奉仕の歴史的潮流と
現代的課題
新世代(青少年)奉仕の大きな潮流
施し(ex. エドガー・アレン、米山梅吉)
規格統制化(ex. IAC、RAC)
自由な発想(従来の規格に捉われない様々な
新世代への奉仕活動)
メンタリング(mentoring)
知識や経験の豊かな人(メンター=助言者)が
未熟な人(メンティー=指導を受ける側)に対し
て一定期間継続して行う支援。
メンター = ロータリアン
メンティー = 新世代、青少年
元々青少年奉仕は社会奉仕の中の協同(働)
奉仕として位置付けられていました。
この意味合いは時代を経ても変わらない普遍
的なものと思われます。
ロータリアンは謙虚な気持ちで新世代(青少年)
と向き合い共に力を合わせて奉仕することこそ
肝要です。
7)新世代クラブ
新世代クラブ
日本の中でもロータリー財団奨学学友、元ローター
アクター、米山学友、ROTEXを中心に設立されたク
ラブがあります。
かながわ湘南RC
福島グローバルRC
中部名古屋みらいRC
大阪ネクストRC
米山友愛RC
東京米山ロータリーEクラブ2750
インターアクト → インターアクター
ローターアクト → ローターアクター
ライラ → ライラリアン
ロータリー青少年交換 → ROTEX
財団国際親善奨学生 → 財団奨学学友
米山記念奨学生 → 米山学友
8)2013年規定審議会を受けて
採択制定案 13-69
第五奉仕部門を改正する件
標準ロータリー・クラブ定款を次のように改正する
(手続要覧、第248ページ)
第5条 五大奉仕部門
5.奉仕の第五部門である新世代青少年奉仕は、
指導力養成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国
際奉仕プロジェクトへの参加、世界平和と異文化
の理解を深め育む交換プログラムを通じて、青少
年ならびに若者によって、好ましい変化がもたらさ
れることを認識するものである。
元来の青少年奉仕が新世代奉仕へと変更、移行し、
十数年の歳月を経て第五の奉仕部門として定着して
いたところ、再び新世代の名称が消え青少年奉仕へと
再変更になった。
単なる名称のみの変更になるのか?内容に変化が見
られるのか?
地区、クラブはどう対応すべきか