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CPCの意味は?
C.P.Cとはclinico-pathological conferenceの略
つまり、主に剖検症例*について,臨床側と病理側の
双方の所見を突合せ検討し,摺合せをする.
医療従事者ならびに臨床研修医に対する教育の一環
CPC reportについて
● CPC reportは厚生労働省が研修医に課す必修課程
● CPC reportが提出されないか,CPCで発表しないと
臨床研修終了書が得られない.
● CPC reportは,八王子病院研修委員長 小林義典先生と
病理診断科田尻と検閲を受けた後,伊勢原研修管理センター
に提出される.
※発表者はReportの提出は免除
研修医CPC reportとは?
病理解剖が行われた症例について
1)臨床経過
2)臨床上の問題点
3)病理解剖診断と所見
4)症例のまとめと考察
を記載したもの
CPC report作成の手順
1.「臨床サマリー」の作成
2.「病理解剖診断と病理所見のまとめ」の作成
3.「臨床上の問題点に対する考察および総括」
の作成
「臨床サマリーを含むスライド」作成
対 象
臨床研修管理委員会が決めた症例
(研修管理委員長と主治医で相談)
方 法
1.従来型CPCにより(対象者2,3名ほど)
2.簡易型CPCにより
(剖検を見る機会がなかった研修医)
CPC report (指導者):
臨床研修指導医または主治医が原則
八王子病院におけるCPC(従来型)
●
年2,3回,病院全体のCPCが開催される
(コメデカルも出席可能).
病院の行う臨床研修教育の一環で,研修医は必ず出席する.
●
原則研修医に発表してもらう.
CPCを行う(病院全体の従来型)
CPCに当たった研修医は
1)「臨床サマリーを含んだCPC用臨床スライド」を担当主治医もしくは
臨床指導医に指導して頂き,その協力のもとにスライドを作成.
2)病院全体のCPCで発表(発表者はCPC Report作製は免除)
4) 発表者以外の臨床研修医はCPCで討論された事項を
記憶(メモ)して,病理担当医からスライドをもらい簡易型CPC report
作成へ移行する
簡易型CPC
従来型CPCに当たらなかった研修医のための
臨床指導医,研修医,病理担当医(病理解剖
を行った病理医)の三者によるCPC.
原則として八王子病院の症例(伊勢原で病理
解剖を経験していれば例外も検討)を当てる.
CPCを行う(簡易型)
簡易型CPCに当たった研修医は
1)臨床指導医,病理担当医各々都合の良い日時を合わせる.
2)「臨床サマリー」を持って,臨床指導医,病理担当医と討論
3)CPCで討論された事項を記憶(メモ)しておく.
4)病理担当医からCPCで使用したスライドを個人情報に充分注意
しながらもらう.
症例のCPC reportのまとめ方
臨床指導医と話し合いながら
1)臨床経過のまとめを行う
2)臨床上の問題点を洗い出す.
*CPC reportの雛形は東海大学Internetで臨床研
修委員会のItemからCiteしてください.
「病理解剖診断と病理所見のまとめ」の作成
簡易型CPCは,病理担当医から受け取った病理診断報
告書を含むスライドの内容に基づき,病理所見を病理担
当医と相談の上,簡潔にまとめる.
「臨床上の問題点に対する考察および総括」
研修医はCPCで討論された事項を踏まえて
1)どのような症例であったのか?
2)その症例では,何に気をつけるべきであったのか?
などについて考察を加えて記載する.なお,文献的考察
あれば望ましい.
主に病理担当医と話し合いながら作成する.
CPC reportの提出方法
● 最初に指導者のサインあるいは印鑑を捺印した表紙*を作り,
1.「臨床サマリー」
2.「病理解剖診断と病理所見のまとめ」
3.「臨床上の問題点に対する考察および総括」
の順に並べる.
● 臨床研修終了2年間終了時までに病理診断科田尻と
研修委員長小林教授の検閲を受け,サインをもらい
伊勢原研修管理センターに提出.