後期9講 ロシア外交

第10 6者協議と将来の北東ア
ジア
2008年1月11日
比較政治(2)
下斗米伸夫
1・21世紀 北東アジア政治の特長
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アメリカの9月11事件後の新戦略
経済超大国=中国
エネルギー超大国ロシア=アジアをめざして
パートナー関係の進展
ナショナリズムとポピュリズム
上海協力機構の台頭
6者協議と朝鮮半島危機
2 一極・二極・多極世界
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グローバリゼーションはアメリカ化か?
金融と安全保障での米国優位
NATOの東方拡大(EUも)
9月11日以降の一極世界か?
イラク危機とアメリカ
中東世界とソ連崩壊
イスラエルとロシア
イラク危機とロシア
3 ロシアのアジア外交
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プリマコフ(東洋学、アジア、中東、湾岸危機)
1996年外相、98年首相、99年大統領候補
プーチンとロシアの復権
イーゴリ・イワノフ外相
ラブロフ外相
プーチンのアジア・シフト
70年代から改革論としての多極論(インド、エジプト、
中国、ブラジル)
• プリマコフ外交=多極論・印中ロ3極論(BRICSへ)
4・プーチン外交
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北朝鮮と初めて対話(2000)
『展望』(2007年3月、ミュンヘン演説)
ーグローバル化から多極化へ
ー均衡と多極化の復活
9・11以降の一極主義批判(国連重視)
ー経済外交、エネルギー外交
CIS最重視
コソボとイスラエル
米ロの非拡散レジーム
5 朝鮮半島危機
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94-96年危機と金先日の先軍政治
大量の飢餓(200万以上?60-100万説も)
ー政治(労働党支配)のおわり
ー社会主義指令経済の終わり
ー枠組み合意、KEDO提供
2000年までにロシア・バランス論
日本、ミサイル危機(98年)
韓国、金大中政権(98年)
6 危機と対話
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韓国での金大中政権(2000・6)
ロシア・大統領平壌訪問(2000・7)
ヨーロッパ諸国、北朝鮮承認(2000-01)
ブッシュ政権、北朝鮮への懸念(01・3)
金正日、中国非公式訪問(00年5)、00年7月ロシ
ア訪問(02年8月もロシア)
• 小泉首相訪朝(02年9月)、唯一の独自外交?
• しかしウラン高濃縮問題
7 6者協議
• 国連と朝鮮半島(地域的取り決め)
• 2者(米朝)、3者(53年朝鮮戦争休戦、03年4月)、
4者(南北朝鮮と米中)
• 5-6者協議(03年8月)・北京開催(日本を入れる
か?船橋洋一、ペニンシュラ・クエスチョン、06年)
• 2005年9月、北京で初めての共同声明(すべての
核放棄、NPT復帰,IAEA受け入れ)
• 2006年1月中国訪問
• 7月、北朝鮮のミサイル発射(国連決議1695)
• 10月9日、核実験?成功
• 国連制裁決議
8 6者協議?2者協議?
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米国の状況(イラク,イラン問題ー6者)
07年、ベルリン協議(米朝)
テロ国家指定解除か?
朝鮮戦争の終わり?
日本問題か?拉致と核
韓国ー南北対話(協力基金、開城工業団地)
鉄道など
9 ロシアとアジア
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ユーラシア主義
ウラジオストック
プーチンの新戦略
北朝鮮とプーチン
6者協議と新北東アジア
2012年APECサミット
10・日本とロシア
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50年周期説と16・7年周期
隣国として
対日関係
小渕・森・小泉・安倍政権
北方領土問題(1956)
プーチンとメドベージェフ