予備自衛官 ~学生なのに公務員?~ 北海道情報大学 情報メディア学部 情報メディア学科 新井山ゼミ 0421118 瀬戸 裕 予備自衛官とは? • 予備自衛官(Reserve Candidate) – – – – 非常勤の自衛官 訓練召集命令により出頭、勤務 有事には国防長官の承認により出動(防衛・国民保護) 平時にも出動要請により出動(災害派遣など) • 特徴 – – – – 普段はそれぞれの職業に従事 年間に20日以内の訓練が必要 身分は特別職国家公務員 職種に関係なく仕官可能(一部例外あり) 予備自衛官とは? • 公募と退役 – 従来の予備自衛官 → 自衛官退職者が任官 – 公募予備自衛官 → 予備自衛官補より任官 • 一般公募 – 18歳以上34歳未満 – 予備自補からは陸軍へ所属 • 技能公募 – 18歳以上55歳未満(保有技能による) – 医療、情報処理、土木建築、通信、語学、整備、電機 • 第1種・第2種情報処理、基本情報技術者、シスアドもあり 予備自衛官制度 • 即応予備自衛官 – 自衛隊経験者が任官 – 年間30日の訓練 • 予備自衛官 – 予備自衛官補から任官 – 年間20日以下の訓練 • 予備自衛官補 – 自衛官未経験者のみ – 3年以内に50日の訓練 – 平成18年に本格導入 予備自衛官になるには? • Step 1 – 採用試験の受験 • Step 2 – 予備自衛官補へ仕官 • Step 3 – 訓練召集命令に応じ出頭 • 3年間で50日間の訓練 • Step 4 – 教育訓練修了の翌日より予備自衛官に任用 絵: 金子氏 採用試験 • 受験資格 – 日本国籍を有する18~34歳 – 自衛官としての期間が1年未満 – 身長、体重、胸囲、肺活量その他が基準値内 • 試験 – 筆記試験(国数理社英)、作文 – 口述試験(面接)、適性検査 • 実際に受けてみたら… – 筆記→国語と数学だけ – 口述→1次面接程度、対策なし+徹夜でも合格 教育召集訓練 • 第一段階(20日間) – 初歩的な識能の習得 • 第二段階(20日間) – 戦闘行動の識能を習得 • 第三段階(10日間) – 各種識能を総合化 ※識能=知識と技能? 教育召集訓練期間 • 初年度は9月中旬~2月中旬まで – 10工程、計50日間 • 段階的訓練 – 1工程5日間 – 5日間達成で次の訓練へ参加可能 – 訓練中は訓練召集手当てが支給 ♪みんな大好きお金の時間♪ • 予備自衛官補 – 召集訓練で日額7,900円 支給 • 1回の訓練で39,500円! • 全ての訓練をこなせば395,000円! • 予備自衛官 – 月額4,000円の手当て – 召集訓練で日額8,100円 支給 • 1回の訓練で40,500円! • 任用中は年に48,000円の手当て! • ちなみに – 訓練中の被服、食事、起居は無償提供 – 災害補償、健康管理も万全 ※税抜き メリット・デメリット • メリット – – – – – – 肉体的・精神的な鍛錬 集団行動などの体得 救急法などの習得 各種手当ての支給 自衛隊活動の学習 災害派遣 • デメリット – 訓練期間中は泊り込み – 有事での召集 – 訓練による欠勤、欠席 • 予備自補で50日 • 予備自で20日以内 • 事例なし ※公認欠席はとれません 訓練に対する保障 • 雇用企業給付金 – 月額42,500円の支払い – 支給要件 • 訓練に理解を示すこと – 不当解雇をしない • 1年以上の継続雇用 • 出頭による勤務免除 • 予備自の広報 ※学生に対する保障はなし ※予備自補は対象外? そーゆー訳でして • 9月より出稼ぎにいってきます – ゼミには最低限しか参加できない予定 – 前倒しもそのため ※根性がなければ尻尾を巻いて帰ってきます 参考文献 • 防衛省 陸上自衛隊予備自衛官制度ホームページReserve – http://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/index.html • 防衛省・自衛隊大阪地方協力本部 東大阪地域事務所公式 Webサイト – http://homepage3.nifty.com/higasioosaka-jsdf/index.html • 防衛省 – http://www.mod.go.jp/ • Wikipedia – http://ja.wikipedia.org/wiki/
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