学校における個人情報の取り扱い 京都市教育委員会総務課 企画広報係長 西田 良規 <個人情報保護の基本原則> ○ ○ ○ ○ ○ 利用目的を特定して個人情報を入手する 個人情報を入手する際には本人の同意を得る 利用目的を超えて情報を取り扱わない 情報処理を外部委託する際はしっかり監督する 本人から請求があれば,保有する個人情報を開 示する ○ 個人情報に誤りがあると本人からの指摘があっ た場合訂正等を行う <収集のポイント> ①利用目的の特定 ②どのような情報を集めるのか?(情報の精査) ③何に利用するのか? ④どのように利用するのか?(第三者提供の有無) ⑤利用の結果,何を達成しようとするのか? ⑥いつまで利用するのか? 【事例毎の注意点等】 <収集> Q1 緊急連絡網の作成に当 たっての注意点は? Q2 PTA名簿作成に当たっ ての注意点は? Q3 学校説明会等への参加者 に名簿の記入をお願いす るのは可能か? Q4 教育実習生や外部講師が 授業を行う中で個人情報 を取得する <利用・提供> Q5 学校だよりに使う目的で 同意を得ていた児童生徒 の写真をホームページに 掲載した Q6 喧嘩で負傷した児童生徒 の保護者が加害児童生徒 の自宅電話番号を問い合 わせてきた Q7 学校への協力者(学校評 議員等)に児童生徒の個 人情報を提供する <第三者に提供する際のポイント> ①最終的に達成しようとしている目的の明確化 ②どの情報が必須なのか?他に手段はないのか? ③本人・保護者の同意を得ているか? ④提供先の情報管理に問題はないか? <開示> Q8 卒業生から指導要録の記 載事項について開示請求 があった Q9 教師が指摘に記録した 児童生徒の個人情報に ついて開示請求があっ た <紛失> Q10 教師が個人情報を持ち 出し紛失 <個人情報の管理のポイント> ○保管場所の集中化・施錠 ○児童生徒の目に触れる場所に置かない ○コピーの枚数を把握(コピー厳禁の表記) ○確実な廃棄,廃棄時期の明示 ○個人情報が漏洩しない職場環境づくり
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