青少年・人材育成事業部門 親子で遊ぼう~グラスポキッズ 公益社団法人周南青年会議所 事業実施に至る背景 • 日本人は、自分には価値があり尊敬されるべき 人間であると思える感情、すなわち「自尊感情」 が諸外国に比べて低いことがたびたび報告され ている。 • 自尊感情の向上が自信へとつながる。 • 様々な情報があふれる現代社会では、自分で善 悪の判断をし、自信を持って意見を主張する力 が必要。 • 子どもたちが自信を持って努力し活動する力が、 地域の活性化につながる。 • 子どもたちがのびのびと遊べる場が少ない。 事業目的を記載 • 子どもたちにスポーツ活動を通じた達成体験を 提供すること。 • 何かの行為に対して「自分はちゃんとできる」と いう感覚である「自己効力感」を高めること。 • 保護者に、子どもたちとの関わり方を改めて考 えてもらうこと。 • 芝生の上で思いきり体を動かす喜びを子どもた ちに感じてもらうこと。 • ルール・マナーへの理解を深め、倫理観を身に 着けてもらうこと。 事業概要 • 山口県周南市・下松市に住む小学生とその保護 者96組192人が参加 • オリエンテーション • 【子ども】ジュニアスナッグゴルフ「打ち方を練習 しよう!!」 • 【保護者】親のためのメディアリテラシー講座 • 【子ども・保護者】ジュニアスナッグゴルフ「コース をまわってみよう!!」 • スーパー鬼ごっこ • 閉会式 事業状況1 • 事業写真を添付 ・通常のゴルフより大きくやわらかいボール をプラスチック製のクラブで打ってフラッグに くっつけるまでの打数を競う「スナッグゴル フ」を体験。プロのゴルフ選手らによる打ち 方、ルールやマナーの指導を行った。 ・子どもを低学年・高学年3~4人ずつの班に 分け各班にメンバー1人を配置。異なる学校 に通う子どもたちばかりだったが、互いに声 を掛け合い仲良く取り組むことができた。 ・午前中は子どもたちはゴルフ教室、保護者 はネット社会の弊害、携帯電話(スマート フォン)の正しい利用方法、家庭において子 どもたちにどのようにメディア教育をしていく かを指導する講習会に参加。午後から親子 でゴルフ教室に参加。 ・自己効力感を高めるためのいくつかの手 法のうち、「自分に能力があることや、達成 の可能性があることを言語で繰り返し説得さ れる」という言語的説得を実践するため、メ ンバーらが子どもたちを積極的に褒め、いい ことをすればハイタッチをすることとした。 事業状況2 • 事業写真を添付 ・自己効力感を高めるためのいくつかの手 法のうち、「自分に能力があることや、達成 の可能性があることを言語で繰り返し説得さ れる」という言語的説得を実践するため、メ ンバーらが子どもたちを積極的に褒め、いい ことをすればハイタッチをすることとした。 ・保護者に対して、児童心理学の視点から 子どもをほめることの大切さを指摘。ゴルフ の出来に限らず挨拶の仕方や他人との関 わり方など、子どもたちのいいところを見つ け積極的にほめるように指示。 ・テレビ番組で人気の鬼ごっこ企画をリメイク し、「スーパー鬼ごっこ」として実施。メンバー や保護者が鬼となって、子どもたちを捕まえ るルールで行った。 ・捕まった子ども(仲間)を助けるために、 ゲームを行いクリアすれば仲間が解放され るミションゾーンを設置。子どもたちは協力し あいながらゲームに挑戦していた。 ・芝生の上で思いきり走り回り、気持ちよさ そうな様子だった。 事業目的達成の評価 • アンケートを集計した結果、子どものうち約9割がゴルフは初体験 であり、ほぼ全員が「楽しかった」、「またやりたい」と回答していた ことから、新しいことに挑戦し取り組むことに喜びや意欲を感じて いたと判断できる。 • スタッフが子どもたちを積極的にほめ、良い行いができたらハイ タッチをするという決まりにより「自分はいま褒められている、認め られている」ということを分かりやすく認識でき、もっと頑張ろうとい う意欲につながった様子。 • ほとんどの保護者が「知らない子とも仲良くできた」ことを驚き、喜 ぶ記述をしており、子どもたちが他者と適切に関わりあっていくた めの倫理観も身に着ける一助になったと考えられる。 • メディアリテラシー講座について多くの保護者がインターネットの 利用について家族で考えたいと回答、子どもとの関わり方を再確 認するとともに、あらゆる危険性について他人事ではないと認識し ていただけた。
© Copyright 2024 ExpyDoc