食品業界の今後

2013-09-12
MR1004 めい
 食品業界とは
 食品業界の全体像
 食品事業に必要な機能
 国内市場の現状
 食品業界の今後の戦略
 まとめ
 参考文献
2
 食物を生産し、集める・加工するという形で
付加価値をつけ、最終的には消費者に販売す
るまでにかかわる一連の業種・業態のこと。
 一連の流れの一部を担当している企業が多い
が、始点から終点までの全体のネットワーク
を持つ企業もある。
[1]
3
第一
次産
業
• 農林業
• 水産業
• 鉱業等
第二
次産
業
• 原料系
メーカー
• 加工系
メーカー
• 資材・機
械メー
カー
第三
次産
業
消
費
者
• 小売業
• 外食産
業
物流
原料や製品などの物資を適切に運ぶ。量、温度、
荷姿などの状態、納品時間を守ることが重要。
[1]
4
市場の把握
・商品を買ってもら
おうとする相手はど
のような人か(年齢、
性別、居住地、職業、
趣味、嗜好など)
独自の技術
・他社にはでき
ないものを作る
・自社ならでは
の加工技術
質・量の確保
・必要な原材料
を適切な品質・
状態でそろえる。
・原材料流通の
情報と購買のた
めの信用力
[1]
5
 国民1人1日当たりのカロリー摂取量は1971年
の2287kcal、砂糖・甘味料類の摂取量は1969
年の20.7gがピークで以降、年々下がり続けて
いる。
 また、日本は比較的に所得格差が少ない国な
ので低価格を売りにしている小売業は大きく
成長しない。
安く、たくさん食べたいニーズは少なく、価値
のあるものを楽しみたいというニーズが厚い。
[1] [4]
6
 日本は出生率が低下し、人口は減少。超高齢
化社会に向かっていため、国内市場は縮小し
ている。
 また、1世帯当たりの人数が減少してきている。
少人数の家族や単身世帯でも使いやすい商品設
計にする必要がある。
Ex) キャベツなどは4分の1カットにして販売、
カレーなどのルーの包装は全体を2分の1に分
割したトレーにする。
[1]
7

日本は総人口に占める65歳以上の人口が22.7%を
超える超高齢化社会に突入した。高齢者のニーズ
に対応することが求められている。
Ex)持ちやすいパッケージや各種の表示は視力が弱
い人などでもわかりやすくすること。
コンビニでは店の構造と商品の種類を変化させて
いる。またスーパーの商品宅配サービスなど。
[1] [2] [3]
8
 海外市場の開拓
日本の食品は海外にも市場があり、特に中国
などのアジア諸国を中心に食文化・健康・安
全面で人気を集めている。
輸出や現地販売などでこうしたイメージを裏
切らないようにすること。
[1] [2] [3]
9
国内市場への対応
 正統性・珍しさ
著名人が推奨するもの、著名料理人監修のもの、数量
が限られるものなど、味や栄養価以外の訴求点が必要。
 健康
ダイエットやアンチエイジングなど、健康や美容によ
い効果がある食品を探して食べたいというニーズに対
応すること。
 安全・安心
体に害があるものは避けたい、また企業に完璧を求め
る風潮が強まる。
 環境
食品そのもの、容器包装、製造方法、輸送方法が環境
負荷の少ないものであること。
[1] [2] [3]
10
 少子高齢化がすすみ、食品業界の国内市場は
飽和化しているので海外に新たな市場を求め
ることは必要だ。
 しかし、これからますます増えていく高齢者
のニーズや消費者の多様化している要求に今
以上に対応し、国内市場を発展させていくべ
きだ。
11
 [1]
斎藤訓之(2013)「食品業界のしくみ」、ナ
ツメ社
 [2] 業界動向SEACH.com http://gyokaisearch.com/3-syokuhin.htm
 [3]食品産業新聞社 http://www.ssnp.co.jp/
 [4]厚生労働省「国民健康・栄養調査」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenk
ou_eiyou_chousa.html
すべて閲覧日2013年9月11日
12