心肺蘇生法

お願い
•この資料はあくまでも参考です。無意味な使用はやめましょう。
•個人的にご覧いただくための資料です。公私に関係なく、無断転用・
転載は固くお断りいたします。
•日本赤十字社の各都道府県支部が行う救急法講習会や各消防署
が行う救命法講習会に参加していただき、正しい知識を身につけま
しょう。
心肺蘇生法
資料編集
NPO法人 災害・防災ボランティア未来会
• みなさんの大切な方を守るためにも、
心肺蘇生法をぜひ身につけましょう!
• ここでは心肺蘇生法の方法を
簡単にわかりやすくまとめてみました。
• 絶対に正常な人を練習台にしないでください。
☆周囲状況の確認
交通事故などの場合、2次事故を防ぐために、車が
いるかいないかなど周囲の安全を必ず確認しま
しょう。
出血している場合は、1人で複数の手当てをす
るなどの無理をせず、協力者を求める。
☆手足の変形(骨折)や大出血等の有無を確認する
(交通事故などの場合)
☆意識の確認
倒れている人がいたら耳元近くに顔を近づけて、はじ
めは小さな声で、徐々に大きな声で呼びかける。
同時に軽く肩をたたく。
このとき、「あなたが」のように、相手を指定して
通報してもらい、通報後、報告してもらうほうが
良い。
☆周囲の人に助け(応援)を求める
呼びかけに反応しない場合は、直ちに119番通報し
てもらう。同時に協力者を呼ぶ(求める)。
☆気道確保
指2本であごの先端部分を持ち上げて
気道(空気の通り道)を確保します。
☆呼吸の有無を確認
耳は口元に、目は相手の胸を見ながら5秒~10秒間
確認します。呼吸が感じられなければ、人工呼吸を実
施します。
☆人工呼吸
人工呼吸は二回吹き込みます。
鼻をつまみ、1回につき2秒位の時間をかけて吹き込みます。
※可能なら、正しく空気が入っているかを確認するために胸
の動きを横目で確認しましょう。
☆その後、循環のサインの確認
① 2回吹き込みの後、呼吸の確認要領で呼吸や
胸の動き、咳、見える範囲での身体の動きを
5秒程度確認する。
② ①の確認の後、気道確保をしながら上半身を起
こして、再度身体の動きがないか全身を5秒以内
で確認する。
※心臓マッサージの対象者は、人工呼吸を行っても
循環サインがない傷病者です。循環のサインがな
い傷病者と判断した場合には直ちに心臓マッサー
ジを行います。
※循環のサインとは。
呼吸をしている 胸がうごいている
咳込む など身体の動き(反応)があるかないか
☆ここの時点で、『反応があった』 『意識が戻った』
場合でも、必ず医師の診察を受けましょう。
☆心臓マッサージを実施
マッサージをする位置は、肋骨の真中にある剣状
突起という軟らかい骨から指2本分避けて位置を
決めます。
• 心臓マッサージは手の甲で3.5から5センチを目安
に15回心臓を押します。
(1分間に約100回の速さで)
• 心臓マッサージ(15回)と人工呼吸(2回)を繰り返
します。救急車が到着するまで、決してあきらめな
いでください。
注意事項
• 焦らず慌てず、冷静に行動すること。
• 交通事故など屋外の場合は、2次事故を防ぐため必ず周
囲の状況を把握し、救助者自身の安全を確保する。絶対
に無理はしない。周囲の安全を必ず確認する。
• 成人(8歳以上)の場合は、一刻も早く119番通報する。
• あくまでも医師などに引き継ぐまでの応急手当にとどめる。
• 原則として医薬品を使わない。
• 誤った判断や手当ての遅れを防ぐためにも、1人で何とか
しようと考えないで複数の人に協力を求める。
• 必ず医師の診療を受けさせる。
• 『自発呼吸をしない、心臓マッサージをしても効果がない』
などの場合であっても医師以外が勝手に死亡などの判断
をしない。
• 体が沈み込むと圧迫の効果がないばかりでなく、副損傷
の恐れもあるため、ベットなどの軟らかい所であれば、傷
病者の胸部より広い板を背中の下に敷き込みます。
• 救助者は、体の中心線が圧迫部位の真上に、両肩が胸
骨の真上にくるようにします。
• 胸骨上に置いた手の指先に力を加えないようにします。
• 腕の力で胸骨を押すのではなく、上半身の体重を利用し
て胸骨を垂直に押し下げます。
• 圧迫部位が上すぎると、直接胸骨そのものを骨折し、下す
ぎると、剣状突起による上腹部の内臓損傷や胃の内容物
の逆流なども起こるので注意します。
正しい応急手当の方法や家庭での病気の予防・看
護の方法などを身に付けるために日本赤十字社
が行う講習会や消防署が行う救命法講習会を受
講しましょう。
• 赤十字社の講習会に関しての問い合わせ・申し込みにつ
いては、当ホームページのリンク集に掲載してある日本赤
十字社支部別ホームページからご確認下さい。