矢板工法 掘削した壁面に、矢板や鋼矢板をあてがい、 支保工という支柱で支え、その内側をコンクリートなどで固める「巻き立 て」によって仕上げる。在来工法とも呼ばれる。 開削工法 オープンカット工法とも呼ばれる。地表から掘削してトンネル構造物を 構築し、その後埋め戻す工法。 道路のような地表面に近い部分や、駅のように大規模になる施設の構 築に用いられる。 1960年代までは主流の工法であったが、1970年代以降はより深い位 置にトンネルを建設するため、シールド工法が主体となっている。 また開削工法にシールド工法を組み合わせた工法としてオープンシー ルド工法がある。 沈埋トンネル工法 あらかじめ海底に溝状に掘っておき、ボックスカルバート(沈埋函)を沈 めて埋戻す。 NATM(新オーストリアトンネル工法) 掘削した部分を直ちに吹き付けコンクートで固め、ロックボルトを岩盤 奥深くにまで打ち込み、できるだけ支保工を少なくした工法。 日本では1980年代より 主流 シールド工法 シールドマシンを用いた土質地盤での全断面掘削。地下水位以下でも 可。泥土圧式シールド ・土圧バランス式など種類がある。 TBM(トンネルボーリングマシン)工法 機械先端に取付けたカッターを回転させて岩盤を全断面掘削するもの 従来のダイナマイトによる掘削工法と比較して、3~4倍の速度で掘り 進め、シールドマシンに比較して、硬い岩盤を掘削するのに適する パイプルーフ工法 パイプ(鋼管)を本体構造物の外周に沿って、等間隔にアーチ状また は柱列状に水平に打設し、ルーフや壁を作る補助方法。中の本体構 造物の掘削作業を行うために、作業の安全性を確保する工法 場所による分類 山岳トンネル 山を貫通するように掘られたトンネル。 トンネル中央部を高く、両端の出口を低くする勾配とすることで、自 然排水が可能である。 都市トンネル 都市の建造物の中や地下を通るトンネル。 地下水対策が重要。地表沈下のモニタリング 水底トンネル 川底や海底に掘られたトンネル。 構造的に中央部が低くなるため、排水を機械的に行う必要がある。 地下水対策が重要 用途による分類 1)交通運輸用トンネル 道路,鉄道,地下鉄,地下駐車場,地下河川,運河など 2) 用水(路)用トンネル 上水道,水力発電用,工業用水用,灌漑用など 3) 公益事業用トンネル 電力用,ガス用,通信用,下水道など/共同溝も含む 4) 地下空間 地下街,地下発電所,地下貯蔵施設など 共同溝 (電気・ガス・通信線などが共に通る、矩形/円形のトンネルの総称) 火災時 地震時 緊急避難用 交通事故や火災などが発生した場合、 全ての放送局の再送信を休止して、 緊急時の正しい行動を周知する放送を流す。 情報・ラジオ 高速道路や主要道路を中心に、ラジオの再送 信を行っているケースもある。 落とし戸実験 砂 落とし戸実験 アーチング (アーチ作用) 塑性化 崩落 クラウン部に引張応力が発生し、砂の脱落 が起きやすい 被りが大きくなると、アーチングが作用 Φが大きく、変形し難いとアーチングが発生しや すくなる 馬蹄形 円形 たまご型 山岳トンネルの掘削可能性の判断基準 地山強度比α q =一軸圧縮強度/土被り圧 u th α > 2:トンネル周辺の地山は弾性限度内 α >1:トンネル掘削の可能性判断 地山速度(Vpf) ≧ 試料速度(VpL) 地山の一軸圧縮強度=岩石の一軸圧縮強度 Vpf < VpL 地山の一軸圧縮強度=岩石の一軸圧縮強度 V pf V pL 2 地山の強度≠岩石の強度 土では等しい 岩盤 岩石 マス 集合体 エレメント 要素 海底トンネルの掘削可能性 ・被り ・水圧 ・透水層 NATM工法(New Australian Tunneling Method) 従来工法ー支保工・覆工(lining) ・ロックボルト 吹付けコンクリートおよびロックボルトにより 観測施工しながら掘削する 必要に応じ支保工を使用 空洞 1 2 3 4 アーチ部のライニング ロックボルト 支保工 側壁のロックボルト 地表下500m 幅33.0m 高さ52.1m 長さ215.9m 全断面掘削 ベンチカット工法 1 2 出入り口の補強 立坑・竪坑・縦坑 横坑 先行ボーリング クラウン 切刃 発進部では、地下水流入などに対し補強(凍結・薬液注入) 埋戻し 土留め 土留め 掘削時考慮すべき 設計・施工時の要 点を述べよ 通常、土留め壁と、内部のボックスカルバート壁は 別々に設計 土留め壁:仮設の土圧と水圧対策、 回収しない(本設で残る) ボックスカルバート壁:本設の土圧と水圧対策 泥水式シールド 切羽水圧および土圧に対抗させ、 土質に応じて調合した泥水を カッタヘッドチャンバ内にスラリポンプ で加圧・送水し、切羽の安定を図る。 掘削土砂は排泥パイプラインにより 地上まで流体輸送。 搬出された泥水は、地上の泥水処理 設備によって土砂と水に分離処理 ■特徴 1.軟弱土層の掘削が容易 2.滞水層での施工が可能 3.高水位地盤での施工に最適 4.長距離掘削に有利 泥土圧式シールド 泥土圧式シールドは、カッタービット で掘削した土砂に作泥土材を注入 し、不透水性と流動性を持つ泥土 に変換。 ■特徴 シールドジャッキの推力により発生 した泥土圧を、切羽の土圧と地下 水圧の合計圧力に対抗させ、シー ルドの掘進量と排土量のバランス を図りながら掘進 1.巨礫掘削・長距離掘削が可能 2.アーティキュレート装置による超急曲線施工が可能 3.ケミカル・プラグ・シールド工法(CPS)による適応土質の拡大 4.インテリジェントコントロールシステムによる地上総合管理 下水道用トンネルーマシン TBM(トンネルボーリングマシン)工法 機械先端に取付けたカッターを回転させて岩盤を掘削するもので、 従来のダイナマイトによる掘削工法と比較して3~4倍の速度でトンネルを掘り進 むことができる。 覆工一体型のTBMでは、掘削後のコンクリート打設まで シールドマシンに比較して、TBMは主に硬い地盤を掘削するのに適した機械 Roof=屋根 パイプ(鋼管)を本体構造物の外周に沿って、等間隔にアーチ状または柱列状に水平に 打設し、ルーフや壁を作る方法である。 その中で本体構造物の掘削作業を行うため、作業の安全性が確保できる補助工法 扇形配置 一文字形配置 門形配置 全周形配置 縦列形配置 土被りが少ない。 ゆるみ土圧が大きい。 地盤状況が不安定。 地表や地中の既設構築物の防護。 活荷重の影響が大きい。 鹿島建設 http://www.kajima.co.jp/news/press/200612/8c1fo-j.htm 鹿島建設 http://www.kajima.co.jp/news/press/200612/8c1fo-j.htm 鹿島建設 http://www.kajima.co.jp/news/press/200612/8c1fo-j.htm 鹿島建設 http://www.kajima.co.jp/news/press/200612/8c1fo-j.htm 鹿島建設 http://www.kajima.co.jp/news/press/200612/8c1fo-j.htm 国土交通省関東地方整備局 http://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/dsi/05/s_03_02_05.pdf#search='曲線パイプルーフ' 凍結工法 LN2 -180゜C 薬液注入工法 ☆概要 砂質地盤中に注入材(薬液、セメントミルクなど)を圧 入して固結土を造成し地盤の浸透性を低下させるととも に、地盤の強度増加を図る工法。 施工方法 注入工法 シングル パッカー方式 ダブル パッカー方式 パッカー パッカー パッカー 圧裂・浸透 薬液・セメントグラウト 浸透では時間がかかりすぎ 圧裂では弱層に強制注入可能
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