DRMのコンセプト 2004/01/15 DRM 入江 伸 デジタル化って何のためなんでしょうか • 公開・保存のため – – – – 本当にデジタルデータが保存に役立つの? 本物を見る回数を減らすことはできる 公開すると本物への閲覧が増える 巨額な費用をかけて公開する必要があるの? • インターネット(サイバースペース)へ公開しないと存在を認識 されない時代(リアルとバーチャルの逆転) – 雑誌の調査動向(電子的な資料と紙の資料の調査) – Yahooで探せないと無いとしてしまう。 – サイバー空間とリアル空間の逆転 • サイバー空間でデジタル情報を共有した教育・研究 – デジタル化・検索・編集・再利用 デジタル化の経過 • 素材のデジタル化研究 – 電子図書館プロジェクト – 貴重書デジタル化(静止画像研究) • 保存・公開のためのデジタル技術の研究 • デジタル素材の研究 • 実際の教育・研究としての利用方法 – 電子ジャーナルの普及 – 電子ブック • 素材から教材・作品・商品へ – – – – – E-learningでの教材作成 デジタル化費用の回収と事業化 デジタル出版とビジネスモデル 再利用が重要な要素 共用するためのメタデータ標準が重要課題となる • 例えば – 映画が産業になる過程 – デジタル教育テレビ局と素材センター 大学での問題意識 • デジタル化された成果が散在し、運用・維持・保存が 行なわれていない。 • デジタル化された成果の実態がつかめない。 • 個別に維持されていて公開されていない。 • 統合環境が作れていない • 公開した場合の著作権についての多くの問題存在 する。 • 分野によって考え方が大きく異なる。 DRMのコンセプト • 全塾的統合(一貫校から大学・研究所まで) • 3つの財と3つの資源 – 物財・情報財・人間財 – 研究系資源・教育系資源・開発デザイン系資源 – 標準の開発と推進 • デザインとマップ • 研究部門と運用部門の統合組織 – – – – デジタル化についての総合的研究と運用部門を統合 デジタル研究・運用・維持・保存の統合的部門 研究推進・支援部門・知的資産管理部門との連携 コンテンツ組織(メディア・福澤センター・アートセンター)との連携 • 産学連携 コンソーシアム – DRMコンソーシアム – 共同研究・委託研究の推進 DRMの役割 • • • デジタルデータの収集 資料のデジタル化の推進 公開資料の承認 博物館 素材センター アーカイブ ポータル機能 データ交換 データ保存 標準化 DRM デジタルアーカイブ群 学部 研究所 コンテンツ管理部署 慶應義塾 研究プロジェクト デジタル化プロジェクト 人財 物財 情報財 コンテンツ保有部門との連携強化 デジタルデータの収集と公開 • • • • • コンテンツ管理部門との連携(デジタル素材アーカイブ) デジタル化プロジェクトとの連携 研究推進部門との連携(学術リポジトリ) 研究より収集・保存・公開という業務的機能が重要になる。 網羅的な収集と蓄積による付加価値 デザイン・マッピング DRM機構 発表/展示/ポータル 研究推進部門 研究者データベース 業績データベース インターフェース 慶應義塾 学術リポジトリ Hot な情報ではなく、少し冷め た情報を収集して蓄積する デジタル素材 アーカイブ データ収集 NHK素材センター NHK博物館 的な役割 情報収集 DRM プロジェクト 学部 メディアセンター アートセンター コンテンツ組織 福澤研究センター 研究所 一貫校 広報・管財
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