平 成 19年 第 3 回定例教育委員会会議録 1 開催日 平成19年3月16日(金) 2 開催場所 市役所本庁舎第4会議室 3 出席した 委 委員 委 員 長 山 下 豊 子 委 員 埋 田 良 博 教 育 員 横 井 長 副 島 志 保 孝 4 欠席した委員 委 員 長 職 務 代 理 者 松 浦 秀 則 5 説明のため 教 育 部 長 倉 地 謙 三 教育部次長(学校教育担当) 大 島 治 朗 若 松 邦 義 庶 務 課 長 後 藤 義 弘 庶務課主幹 沖 本 一 治 学校教育課課長 後 藤 孝 文 好 子 まなび創造館長 大 橋 純 正 寛 味岡市民センター所長 石 井 泰 延 実 北里市民センター所長 高 木 隆 体育課長補佐 堀 尾 孝 尚 指導主事兼副主幹 植 松 浩二郎 庶務課庶務係主査 本 健 に出席した 教 育 部 次 長 (社 会 教 育 担 当 ) 職員 生涯学習課長 林 図 書 館 長 玉 置 東部市民センター所長 今 枝 文化振興課長 中 嶋 庶務課長補佐 大 野 成 6 本委員会書記 庶務課庶務係長 柴 田 みゆき 7 議題 議案第9号 平成19年度教育委員会基本方針について 報告第10号 平成19年度教育委員会学校訪問計画について 議案第11号 教育委員会規則の一部改正について 議案第12号 教育委員会規則の一部改正について 報告及び 報告第1号 教職員定期人事異動について 連絡事項 報告第2号 小中学校教職員の健康の保持増進を図る衛生管理医 8 博 松 健 男 の設置について 報告第3号 改訂 小牧市生涯学習のまちづくり基本構想・基本計画 (こまなび)について 報告第4号 中学生の生活意識と行動 報告第5号 小牧市民大学こまきみらい塾プログラムについて 報告第6号 小牧市民大学こまきみらい塾入塾式・公開講座について 報告第 7 号 小牧市立図書館整備計画委員会設置要綱の制定につい て 報告第8号 小牧市立図書館整備計画委員会委員公募要綱の制定に ついて 1 <開会 午前10時00分> ○委員長(山下豊子) ただいまから、平成19年第3回定例教育委員会を開会します。 松浦委員が欠席されていますので報告します。 はじめに、2月16日に開催されました第2回定例教育委員会の会議録は、承認して よろしいですか。 (「異議なし」の声あり) 前回の会議録は承認します。 先日、自分の不注意から怪我をしまして前回の教育委員会を欠席いたしました。いろ いろな不都合が生じましたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。普段にはな い珍しい体験をしたわけですが、経験をして初めて分かったことがいくつかあります。 何日か車イスでの生活をしたわけですが、病院の中でも整形外科病棟では問題ないので すが、車イスで利用できるトイレが限られています。車イスを利用されている人は、一 握りの人かもしれませんが、本人にとってはトイレを探すことは大変なことで、割合が 少ないからといって、トイレの数が少なくても良いということではないというこが分か りました。松葉杖になって、洋式トイレでないと利用できないことがわかったり、ドア を開けて助けてもらったこともありました。病室から目的地に行くまでに疲れてしまう ので、途中の廊下にイスがあると安心して出かけられると思いました。こういったこと は、まちの中でも言えると思います。お年寄りや体の弱い方が外出されるのに、ベンチ がまちのいたるところにあると安心して出かけられると思います。こういった観点から 学校のトイレを考えると安心なトイレとは言えないと思います。今、改修などを考えら れているところですが、どんな子どもでも安心して学べるバリアフリーを考えた学校作 りに配慮していただきたいと思いました。 それから、気づいたことがあります。不自由な体ではありますが、退院して一本足で 家事をしました。難なくできる日と疲れてしまう日があり、考えてみると、疲れる日は 病院に通院した日でした。1ヶ月も社会から隔離された生活をしていると外に出るだけ でもこんなに疲れるのかと思いました。不登校の子どもが久しぶりに学校に来た時はこ れ以上に疲れるのだろうと思いました。病気や怪我、不登校などで久しぶりに学校に出 てくる子どもには配慮をして欲しいと思いました。 教育長、お願いします。 〇教育長(副島 孝) 来年度から導入します「学びノート」について、イメージが掴みにくいと思いますの でデモンストレーションを行いたいと思います。 ―プロジェクターを使用して説明― 2 これは、生涯学習の範疇にはいるものですが、コンサートや講座などの催し物につい て、従来のお知らせよりも分かりやすく案内するものです。特徴として、「マイノート」 として自分のスケジュールや記録をサイト上に残すことができます。また、お勧めコメ ントを書くことによって、自分の推奨する催しをPRすることができます。従来のホー ムページと大きく違うのは、参加者の側に立ったカテゴリー別の分類で情報提供を行う ということや、サイトを観るだけでなく自分のスケジュールや学習記録を作成・記録す ることにより、能動的、連続的な学びを支援するというものになっています。 「学びノート」は何をめざしているのかというと、便利なサイトというだけでなく、 発展性をもち、参加者を単発的な催しへの参加から連続な学びを促す働きがあると思い ます。情報の提供側に参加者を意識した情報提供を促す働きがあると思います。また、 これまでの生涯学習は行政中心でした。しかし、行政が提供できるものは、ほんのわず かで、本来、民間や市民が作り上げる生涯学習が本物であり、そういったものに発展す る契機になりうると考えます。つまり、行政が提供する枠内で学習する必要はないわけ で、民間の様々な情報も知りたいでしょうし、サークル情報や近隣市町村の情報も有益 であると思います。紙の媒体ではやりにくいこともサイト上なら可能になることが多い と思っております。一年間、実証実験を行ってきましたので、来年度から一般に公開し ていきたいと思っております。 ―「学びノート」のサイトを展開し、説明― 「学びノート」は、発展したら良いものになると思います。しかし、問題点は、情報 量が少ないと面白くない、貧弱なものになってしまいます。少なくとも、教育委員会は、 早めに取り組んで情報をきちんと提供していく。例えば、図書館での読み聞かせのお話 会 などは、毎週やるので載せる必要がないという発想は間違いで、きちんと載せる べきです。そうして初めて広がりができるというわけです。次第に、消費者講座なども 掲載してもらう。また、サークル情報も提供していく。情報量が増えてくれば加速度的 に充実していくと思います。そうなってくると、民間の情報も載せてほしいという希望 が出て来て迷うこともあると思います。基本的には、サービスの提供という判断ができ るなら、載せたほうが良いと私自身は思っています。できれば、そのような苦労が出て くると本物になると思います。できるだけ早い機会に立ち上げて実施していきたいと思 います。 ○委員長(山下豊子) 教育部長、お願いします。 ○教育部長(倉地謙三) 3月市議会の会期中でございます。本会議での代表質問、個人質問が終わりました。 答弁をお手元に配布させていただきましたので後ほどご覧いただければと思います。ま た、文教委員会が3月15日に開催されました。提出させていただいた議案は、平成 3 18年度補正予算に関すること、平成19年度当初予算に関することでございます。委 員会では原案通り可決され、23日の本会議で議決をいただく予定であります。 それから、本日の報告第1号は、教職員定期人事異動についてでありますが、人事案 件でありますので、最後に報告させていただきます。 ○委員長(山下豊子) 今までのことについて、何かご質問はありませんか。 それでは、議題に入ります。 「議案第9号 平成19年度教育委員会基本方針について」を議題とします。 事務局の説明を求めます。 ○教育部次長(大島治朗) ―説明要旨:議案第9号― 教育委員会基本方針について説明 ○教育部次長(若松邦義) ―説明要旨:議案第9号― 教育委員会基本方針について説明 ○委員長(山下豊子) 議案第9号について、何かご意見、ご質問はありませんか。 (発言なし) 議案第9号は承認してよろしいですか。 (「異議なし」の声あり) 議案第9号は承認します。 「議案第10号 平成19年度教育委員会学校訪問計画について」を議題とします。 事務局の説明を求めます。 ○教育部次長(大島治朗) ―説明要旨:議案第10号― 教育委員会学校訪問計画について説明 ○委員長(山下豊子) 議案第10号について、何かご意見、ご質問はありませんか。 〇委員(横井志保) 幼稚園・保育園にも学校訪問の情報提供をお願いしたいと思います。 ○委員長(山下豊子) 他にご意見等はありますか。 (発言なし) 議案第10号は承認してよろしいですか。 (「異議なし」の声あり) 4 議案第10号は承認します。 「議案第11号・議案第12号 教育委員会規則の一部改正について」は関連がありま すので一括して議題とします。 ○教育部次長(大島治朗) ―説明要旨:議案第11号― 「小牧市立学校管理規則」における休息時間廃止に関する規定の整備について説明 ―説明要旨:議案第12号― 「小牧市市立幼稚園規則」における休息時間廃止に関する規定の整備について説明 ○委員長(山下豊子) 議案第11号、議案第12号について、何かご意見、ご質問はありませんか。 (発言なし) 議案第11号、議案第12号は承認してよろしいですか。 (「異議なし」の声あり) 議案第11号、議案第12号は承認します。 ○委員長(山下豊子) 教育部次長お願いします。 ○教育部次長(大島治朗) 議案とは別でありますが、教育委員会の附属機関としての審議会等が設置されており ます。この委員のうち、教職員等に充て職でお願いしている委員があります。 この委員が人事異動等により変動があった場合は、定例教育委員会でご承認いただく ことになりますが、4月25日の定例教育委員会までに会議を開催しなければならない 場合は、新しい委員に出席をしていただき会議を開くことになりますので、あらかじめ ご了解をお願いします。 ○委員長(山下豊子) それでは、議題に続いて報告連絡事項に入ります。 庶務課お願いします。 ○庶務課長(後藤義弘) ―連絡事項― 4月・5月行事予定 ○委員長(山下豊子) 学校教育課お願いします。 ○学校教育課長(後藤孝文) 報告第1号については、後ほど報告させていただきます。 ―報告― 報告第2号 ○委員長(山下豊子) 生涯学習課お願いします。 5 ○生涯学習課長(林 好子) ―報告― 報告第3号、報告第4号 ○委員長(山下豊子) まなび創造館お願いします。 ○まなび創造館長(大橋純正) ―報告― 報告第5号、報告第6号 ○委員長(山下豊子) 図書館お願いします。 ○図書館長(玉置 寛) ―報告― 報告第7号、報告第8号 ○委員長(山下豊子) 味岡市民センターお願いします。 ○味岡市民センター所長(石井泰延) 特にありません。 ○委員長(山下豊子) 東部市民センターお願いします。 ○東部市民センター所長(今枝博実) 特にありません。 ○委員長(山下豊子) 北里市民センターお願いします。 ○北里市民センター所長(高木 健) 特にありません。 ○委員長(山下豊子) 文化振興課お願いします。 ○文化振興課長(中嶋 隆) ―連絡事項― 歴史館改修工事等完了に伴う新装開館について 〇委員長(山下豊子) 体育課お願いします。 〇体育課長補佐(堀尾孝男) 特にありません。 ○委員長(山下豊子) 報告第 4 号の中学生の生活意識と行動を読ませていただきましたが、いじめに関する 箇所で「よくある」、「時々ある」を合わせて男子24%、女子30%と答えています。 いじめられる子どものことを考えると大変辛いですし、今日の中日新聞にも関連する記 事が載っておりました。学校は、いろいろ案を練っていただき、また、子どもたちには 6 相手の立場に立って考えて欲しいですし、なぜいじめてしまうのか、その理由にいじめ る本人が気づく必要があります。 何かご意見、ご質問はありませんか。 (発言なし) 報告及び連絡事項が終わりましたので、意見交換を行います。 「生涯学習センター構想について」に関しまして説明をお願いします。 ○生涯学習課長(林 好子) ―説明内容― 「生涯学習センター構想について」の現在の状況と今後のあり方について委員の意見を 求めるために説明 ○委員長(山下豊子) ご意見をいただく前に、何かご質問はありますか。 〇委員(埋田良博) 市民活動センターとは、どの部署が所管され、どのような組織で、何を期待して組織 されたものですか。生涯学習センターの機能について述べられていますが、推進会議で 検討されてイメージされたものか、一般論を述べられたものですか。また、生涯学習セ ンターは行政機関として考えられていますか。 ○生涯学習課長(林 好子) 市民活動センターの所管は企画課で、市民が主体となったまちづくりをすすめるため 組織されたと理解しております。生涯学習センターの機能ですが、一般論として述べた ものです。生涯学習センターは、市の機関に位置づけたいと思っておりますが、事業を 企画実施していく方は、市民の方に入っていただけたらと思っております。 ○委員長(山下豊子) 生涯学習センターに、在籍される方は公募されるわけですか。 ○生涯学習課長(林 好子) 具体的には今後検討していきたいと思います。 ○委員長(山下豊子) 他に質問は、ございませんか。 埋田委員いかがですか。 〇委員(埋田良博) 資料の面から考えるとよくできていると思いますし、この形で進まれれば良いと思い ます。ただ、成果の発表の機会や場の提供についてですが、ホールなどを造るというこ とでなく、機会や場を提供し、評価して、学習意欲や到達の充実感を得られるシステム を考えられてはと思います。また、発表などによって学習者が相互に交流を図ることも 期待したいと思います。言葉尻を捕らえていうわけではありませんが、29頁に併設と 7 あり、次のページに一体化とありますので、お考えいただくと良いと思います。 〇委員(横井志保) 良く考えられていると思います。 ○委員長(山下豊子) 私も良く考えられていると思います。 教育長いかがですか。 〇教育長(副島 孝) 生涯学習センターと言うと皆さん「ハコもの」を考えられますが、それが現実的とは とても思えません。しかし、図書館の必要性については、市民的に認められ基金まで用 意されていますので、生涯学習センターの機能をその中に盛り込んだ方が実現性がある と思います。しかし、まだ十分練られていない状況です。このような機会に提案するこ とによって、図書館という誰もがイメージできるものとを並べて、そのイメージが湧く ようなものを考えていきたいと思っています。 また、人が育っていかなければできません。これからの小牧市の生涯学習の発展は、 人が育っていくかどうかにかかっています。こまきみらい塾も人材育成が根本にありま す。単発的な講座に参加するのではなく、連続的な学びをすることによって個人の交流 事業をつくっていくことや、既存のNPOと結びつくといったことがないと、実現しな いことなので、これからも検討しながら進めていくことになると思います。 ○委員長(山下豊子) 学習機会の提供のところに、小中学生、高校生を含んでと記載されていますが、現在 は高齢者が中心になっていると思います。子どもにも校外で学べる機会を提供いただけ ればよいと思いますし、子どもたちの意見も聞いていかなければならないと思います。 多角的な人間が形成されるような教育の提供をしていただきたいと思います。英語教育 についても取り入れていただければありがたいと思います。 他にご意見等ありますか。 (発言なし) 他にご意見等もないようですので意見交換を終わります。 ここで、暫時休憩とします。 <休憩 午前11時13分> <再開 午前11時15分> 〇委員長(山下豊子) 会議を再開します。 報告第1号は人事に関する議案でありますので、これより、秘密会とすることにご異 議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) 8 全員ご異議なしと認め、これより秘密会とします。 <開会 午前11時21分> ――秘密会―― <閉会 午前11時25 分> 以上で秘密会を閉会し、第3回定例教育委員会を閉会します。 <閉会 午前11時25分> 9
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