(雑誌抄録)一種進行性懐疸性潰

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(雑誌抄録)一種進行性懐疸性潰瘍と弛張熱を呈せる鼻腔
肉腫の一例
小谷
東京女医学会雑誌, 10(3):295-296, 1940
http://hdl.handle.net/10470/17999
Twinkle:Tokyo Women's Medical University - Information & Knowledge Database.
http://ir.twmu.ac.jp/dspace/
抄
管「ガタル」の診噺の.下に治療を受けたるも、.
その後間もなく胸内苦悶あり.し爲内科に入院、
7sv
録
は眼筋D炎症興亡化に由るならん。
(橋本抄)’
一蔀悪性化ぜる軟自蓋混合腫瘍のr例
高度の貧血あるを認められ、』以來耳鳴止まず寧
種村 龍夫・
ろ碧張の傾向あり:と。心臓は.爾側へ約.1∼2棋
武内 博丈.
指。’血液所見、赤血球「17S.萬、自埴L球8400,.
二E「鼻μ因ロ侯羽十 13 答 6 號413 頁
血色素25%(Sah!i)、爾側鼓膜は中等風窓濁及
67歳男、数日前偶.然口蓋蔀腫脹に氣付ける
び高度の内. ラあるのみ。爾細緻贈主に高度の愚
も・自畳症なし。診るに、軟口蓋右牛部に約鶏
考あり。「オトスコープA’を題じ.て脈薄、心臓督と
卵大事語形の腫瘍.を認め、周園と明確に境さ
同時性の規則正しき頻数92のi雑普を聴取せり。
れ、表面ZF滑にして潰瘍形成なく、照度に震赤・
倫該雑晋は左側頸部の墜遽により殆んど溝失し
し、鑛張せる毛細管走行し、弾力性軟s僅かに
頚部を左側に傾け或は廻韓せば輕快し右側に廻
移動性あり。右側頸部淋巴腺僅かに腫銘すQ
解せば強大し前後屈に際しては攣露なし。内科
e手術に際し、一部に可なり強き癒着を.見たる
的には群吏其他抗貧血療法を行ひ、貧血稽々輕
も、出血砂く登捌出に成功し、輕過良好にして
解せり.耳鼻科的には蓮氣法、「プヂー」挿入等
杢治す。
を施行せし.1も粗なる効果なきを以て鼓膜切開を
行ひしに耳鳴著しく輕:快し、数日にして杢治せ
病理組織學的には淋巴管内被細胞腫の像を.暑『
すも、一部に粘液腫の像を示し、尋他の「部㌍
於て、所謂基底胞癌の像にり致するを見たり。
り。(松調製)
以上の所見よ.り本腫瘍はMyxo−en弓othelio甲と.
上顎賢根治手術後の異常経過
診下し、淋巴管内被細胆腫に如し一部向性に攣.
三田 逸夫
化しつNあるものと認む。
耳鼻咽喉科13巷6號403頁
本腫瘍Of確實な磯生機轍關しては至4不
症例1 敗血症
27歳女、月半前期なるも希望によ9:右側上顎
明なれども、獲生異常により異所的に迷芽よb
賓根治手術及鞍骨蜂案掻爬施行し経過略正常。
獲生せるものと解するが妥當ならル。(小出抄)
ユ1日後同手術左側施行せるに、出」血多量の爲實
一種進行性割田牲潰瘍と弛張熱を呈
内「タンポン」を施し、晦日高熱を稜し、「タンポ
せる鼻腱肉腫の一例
立木豊、古川林三郎
ン」除去せるも解熱せず。 6日目よりi県側熱と
なり、択で心内膜炎を合併し來れη。「エレク
トラルゴール」、リンゲ’ル、「アクチゾール」、rロ
ヂノン」、「コラミ.
刀v等の注射によP約二週聞
後に輕快退院せη。本例は他側の手術後駆月輕
中に1て全・身及局所の抵抗滅暮せる時期に手術を
耳:鼻咽町戻1斗13巷6號418・頁
立木は嘗て一種壊疽性潰瘍を呈し臨床的に馬
鼻疸:を疑ひたる肉種の一例を輕験し、N最近同
様の一例に遭遇せり0
52歳男09ケ月前よ.り認むべき原因なく』して
鼻中隔の左側に灘疹の如き腫脹現れ、次で右側
施行したるに由るならん。
症例2禎麗
にも同様の隆起現はれ.、讐療を受けたるも漸次.
19歳女、前例と同様手術を右側に施行10日
悪臭ある鼻漏始まD、腫脹部には痂皮を附する
後、左側同手掌施行。竃粘膜甚.しく茸様、上方
に到れり。術3ケ月前より鼻漏檜し、鼻入口部隠
の骨導薬掛あり。術後よη左側偏頭痛及下方凝
よコ鼻登豊急激に腫脹櫓薄し、血性膿汁を出す
麗に際してのみの複観あり。翌目に到コ左眼痛
に到9》患者蔽痩せり。來院時外鼻著しく糞赤一
甚しく. J眼及眼球山州不能。複観は一週間維績
腫脹し.爾側鼻入口部は潰蕩を呈し鼻腔は悪臭・
:し、籔日後にして正常となれり。複観を見た.る
ある膿汁を.以て充され、激しき弛張熱を俘∼
一第10谷295一
抄
一76・
錬.
Φo前例よb.して直:ちに鼻腔肉腫:と.診臨し検索
しに右側内法部に5銭白.鋼大の腫脹綴來穿刺及
を進め、潰瘍面より馬鼻疸桿菌に似たる桿菌謹
右側犬歯窩よりの切開・、掻爬に.より腫脹亡失Q
朋せるもStrausの試験陰性なll oレ線照射を
翌年1月:より上限流涙及右眼内寸壷皿迫.に.よる
試みたるも、.入院後1ケ月にて鬼籍に入り、剖
膿汁排出を訴へ洗眼を績け且同年6月右側内・皆
詳細により紡釘翻夫細胞.肉腫なる事を確診せ)‘o而
下方切閣によ.る涙甕摘街衛を受くう.も治癒せ
,して雨例題試験切井にては診噺困難なηき。
ず。局所所見、上眼瞼結膜に「トラコー一 ?」願
(小谷抄)
粒あYo右眼内砦部墜追により膿汁排出さる.も
争論扇桃腺摘出後一過性に見る嘔吐
疹痛なしQ膿汁より黄色出血5決i球菌をi澄明Q右
症欺.
眼内三部の下方の皮膚に線歌約1Cm..の疲痕あ
鈴木俊次、山口正二
ηo小涙管の消息上下共約1Cm,下涙貼よ’りの.
1耳鼻咽喉科13巷6號41g頁
洗潅液は上山瓢よ.り排す。小涙管内に「モルヨ
.口蓋扁桃腺摘撮手術i372例中8例(8 ・一 ig
歳迄の男4,女4).に手術後一過性に嘔吐聖歌
ドール」』を注入し「レ」線爲眞撮影するも穣影
見えず。耳鼻咽喉に異常なし。血液徽毒諸反言
陰性。療法、鼻内涙嚢手術法を施行。邸ち久保
を呈する者を経験せり。
軍素細螺質なりし者6例、著患なき者一例、黍
氏法に二より鼻:粘膜;切開、.涙嚢債}存在し居たる爲
ウエスト煽情によ.り鼻内涙嚢壁切除を行ふ。術
.素嘔吐の習慣ある者一例なyo
手術は入院或は外來にて雨例口蓋扁桃腺摘塒
手術を行ふ。報時は欝血其他特記すべき所見な
.し。2例は手術當目嘔吐悪心あり06例は第二
後主訴は垂く溝失、目下眠科讐にて「トラコー
マ」治療中。(清水目)
「アンチピリン」と腎瞳碍
青島 盛
月より起才しるも、何れも一’般樋口良亥子にして吐
物は黄色水様を呈し、嘔吐は食餌羅取と關係あ
y、聖典し睡蓮丘日∼第五日にて順調の経過をと
皮膚科泌尿器科雑誌47巷4號(昭和15
年4月)
りて全治す。
家兎に於て「アンチピリン」は屡々腎を障碍
その間、治療は特殊療法よPも精紳的暗示療
し、忌門的腎炎家兎に於ては「アンチピリン」
の排泄が障碍せ’られる。禽「アンチピリン」疹
1法を行ひたり。
之等の症例を護生原因よV所謂自家中毒症の
患者に於ては屡々腎障碍を認めN,「アンチピリ
郵類として考へられるも、詳細に槻察するrc、
ン」二品生の誘因として腎障碍が考へられる.o
(八木抄)
レ嘔吐のみが主症駅にして杢身症朕が殆ど侵.かさ
.れ$“.る黙、又年齢的關同等より、寧ろ咽喉の反
「サルヴルサン」感作に就いての面恥
・射作用並に手術に因る精紳的、肉三品影響と同
的硯究
蒔に、患者の瀞蘭質素因が基礎.となり総合的原
掴より獲生せる一種の嘔吐症駅と見価すを妥當
大隈敏夫
同誌
家兎に於て皮内注射による感作誘獲試験の抗
乏思考せり。(仁木抄)
原としては「ネオサルゾルサン.」出帆溶液よ塑
慢性藻嚢炎(鼻内手術例)
馬血清加「ネオサルプルサ.ン」混合溶液を用ひ
笹木
實
れば皮鷹を起すが、家兎に於ては他.の場合も起
り得る敷に確實とは謂はれないQ然し海獲ζ於
:琿鼻咽口侯科’13 巷…6 號 427 頁..
76歳=女。主訴…、二右眼流涙及右眼内」皆部辰曇追に .
ては、馬血清混合溶液に依る實験に於てのみ感
よる膿汁排出。現病歴、昭和13年9月誘因な
作の目的を蓮する事が出來る○家兎並に海狸に.
一第 ユ0 −8296一