Prowise Business Forum エンタープライズにおける クラウド適用の成功事例 2011/01/24 株式会社 日立ソリューションズ 営業統轄本部 サービス営業部 第1グループ 坂内 聡 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. Prowise Business Forum エンタープライズにおけるクラウド適用の成功事例 Contents 1. 章 クラウドへの期待と不安 2. 章 クラウドへの不安に対する我々の考え 3. 章 日立のクラウド SecureOnlineの真実 4. 章 SecureOnline事例 クラウド適用の成功事例 5. 章 SecureOnline事例 SecureOnlineだからできた事例 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. Prowise Business Forum エンタープライズにおけるクラウド適用の成功事例 1.章 クラウドへの期待と不安 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-1 そもそもクラウドとは? そもそもクラウドとは? ハウジング・ホスティングのマルチテナント型サービス 従来のハウジング・ ホスティング アプリケーション ミドルソフト DB OS 仮想マシン クラウド アプリケーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション ミドルソフト ミドルソフト ミドルソフト ミドルソフト HiRDB Oracle DB2 SQLServer Windows2003 Linux Windows2000 WindowsNT 仮想化ソフトウェア X86アーキテクチャ CPU メモリ NIC ディスク 複数のサーバをグループ化することで、 1台のサーバがハードウェア障害を起こしても、 サーバ・プール 他の正常なサーバ上で仮想マシンが再起動されます。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-2 クラウドの種類 – 分類 サービスとして提供される「ソフトウェア」 「アプリケーション」の機能をインターネット上で (Software as a Service) 利用するサービス(ASPの進化形とも呼ばれる) SaaS サービスとして提供される「プラットフォーム」 プラットフォームを「アプリケーション実行環境 (Platform as a Service) や開発環境」として利用するサービス PaaS サービスとして提供される「インフラストラクチャ」 「仮想マシンとストレージ」を利用するサービス (Hardware/Infrastructure 利用者は、必要となるOS・ミドルウェア・アプリ as a Service) ケーションを準備する必要がある HaaS / IaaS © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-3 クラウドの種類 – それぞれのメリット 自社調達 HaaS PaaS SaaS アプリケーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション 開発・実行環境 開発・実行環境 開発・実行環境 開発・実行環境 インフラ インフラ インフラ インフラ ※ 部分がクラウドを利用できる範囲 お客様で全て所有 コスト大、運用負荷大 開発・実行環境と アプリケーション は自社で準備 お客様はアプリ開発 に専念できる 迅速な利用が可能 アプリケーション開発、 運用不要 大 お客様でコントロールできる範囲 小 遅 システムを利用できるまでのスピード 早 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-4 クラウドにまつわる数字 その1 これは、何を表した数字でしょう? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. クラウドが注目されています スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-5 クラウドにまつわる数字 その2 これは、何を表した数字でしょう? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. まだまだ発展途上?です スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-6 社内システムとして利用できるかが不安? クラウドの利用に対して不安があげられています 参考:「クラウド・コンピューティングの不安点」 出典 ITmedia エンタープライズ リサーチ インタラクティブ 分析レポート 「クラウド・コンピューティング」より抜粋 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-7 利用状況は不安の反映? クラウドを使っているお客様はまだまだ少ないです 参考:「クラウドを利用するか」と「利用するならどのサービスか」 国内サービス が比較的上位 出典:ITpro 企業ネット実態調査2010 [クラウドコンピューティング]国内ASPが主流、社内向けで検討進む 図1●クラウドコンピューティングの利用状況 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20110105/355818/?ST=network © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-8 不安はあるけどやっぱりコストは大事 でもやはり利用しない一番の理由はコストです 参考:「クラウドを導入していないユーザの評価」 出典:ITpro 企業ネット実態調査2010 [クラウドコンピューティング]国内ASPが主流、社内向けで検討進む 図3●クラウドを導入していないユーザーの評価 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20110105/355818/?ST=network © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 1-9 ここまでのまとめ クラウドは不安? ①. ②. ③. 高いのでは? セキュリティは大丈夫か? 社内システムとして利用できるか? でも興味はある! 安くて、社内システムとして利用でき、安心なら使いたい。 だから、40%のお客様から試してみたいとのご要望を頂い たと考えております © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. クラウドのプレーヤー スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. Prowise Business Forum エンタープライズにおけるクラウド適用の成功事例 2.章 クラウドへの不安に対する我々の考え © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-1 ①クラウドは高いのか? クラウドは不安? ①. 高いのでは? ②. セキュリティは大丈夫か? ③. 社内システムとして利用できるか? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-2 買った方が安い? ハードウェアのことだけ考えたら買った方が安いよね? ファイルを共有したいだ けなんだけど… 信頼性とかそんなに… サーバ買った方が 安くない? おっしゃる通り です! でも少しでもこう考えたら、クラウドを考えてみてください 安定稼働してくれ ないと業務効率 落ちるんだよね… データ消えたら どうしよう… ハードウェアの 面倒まで みてられない… © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-3 本当に買った方が安い? それでも考えてみてください。本当に買った方が安いでしょうか クラウド 購入PC ハード本体 ・エンタープライズ向けシステム (ブレード、SANソトレージ) ・完全冗長化構成 ・仮想化によるハード信頼性向上 ハード保守 ・ハード保守対応 ・ハード保全(メンテナンス) ハード本体 ハード保守 ファシリティ システム運用 資産管理 システム設計 システム構築 ・データセンタ費用 スペース費 光熱費 管理費 ・インターネット接続 ・ファシリティ保守・保全 ・システム監視 ・レポート作成 ・ハードウェア資産管理 ・提供ソフトウェア資産管理 ・ITインフラ設計 ・ネットワーク設計 ・セキュリティ設計 ・システム拡張 ・OS環境作成 ・シンクライアント環境作成 PC購入の場合、お客様 自身で対応しなければ ならない費用、工数が クラウドなら、 元から含まれているのです! © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-4 コストの比較 買った場合とは、見えにくいコストも比較してみてください オンプレミス (買う) クラウド (借りる) 見えるコスト 見えにくいコスト 初 期 費 用 ・ハードウェア購入費用(サーバ・ストレージ・ネットワーク機器) ・仮想化ソフト費用 ・インフラ構築費用(OS・クラスタ・仮想化) ・アプリケーションソフト費用 ・アプリケーション構築費用 ・プロジェクトにあわせた開発機の調達 ・発注から納入までのタイムラグ(その間の開発プ ロジェクト進行の調整) ・不要となった開発機の破棄または転用 ・プロジェクトにあわせた本番機の調達 ・システムのセキュリティ検討・構築 運 用 費 用 ・ハードウェア保守費用 ・仮想化ソフト保守費用 ・電気代(電源・空調) ・スペース利用コスト(データセンターにある場合) ・ネットワーク利用料 ・運用担当者人件費 ・アプリケーションソフト保守費用 ・ハードウェア障害対応コスト ・ハードウェア障害による業務停止リスク ・ハードウェア資産管理コスト ・減価償却等の経理処理コスト ・ハードウェア故障時の消耗品や部品のコスト ・設置場所占有コスト(社屋にある場合) ・アプリケーション障害対応コスト ・アプリケーション障害による業務停止リスク 再 構 築 費 用 ・ハードウェア保守切れに伴う再購入費用 ・仮想化ソフト再購入費用 ・インフラ再構築費用(OS・クラスタ・仮想化) ・アプリケーションソフト再購入費用 ・アプリケーション再構築費用 ・業務的には必要のなかったシステム変更を行うこ とによるリスク 初 期 費 用 ・サービス利用初期費用 ・インフラ構築費用(OS) ・アプリケーションソフト費用 ・アプリケーション構築費用 ・申込の手間(長くて半日:開発機・本番機とも最短 3日で提供) 運 用 ・月額利用料 ・アプリケーション保守費用 ・アプリケーション障害対応コスト ・アプリケーション障害による業務停止リスク 再 (・ハードウェアの入替はサービス利用料に込み) (・必要がなければアプリケーションの変更は不要) © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-5 Webサイト見積比較例 システムのインフラ基盤は借りたほうが安い ! 利用期間 データセンタ利用の場合 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 利用の場合 ¥36,594,000 ¥19,613,000 合計 合計 ¥14,700,000 ¥18,661,000 ¥131,579,000 ¥14,700,000 ¥147,074,000 ¥18,661,000 +状況変化に ¥15,086,000 +機会損失費 ¥18,661,000 対する柔軟性 > ¥18,661,000 ¥36,594,000 ¥14,700,000 ¥18,661,000 ¥14,700,000 ¥18,661,000 年額コスト ¥ 4千万 機会損失リスクはハードの老朽化に伴い増加 機器リプレース システム再構築 2千万 :DC利用 :SecureOnline利用 イニシャルコストの抑制 0 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 利用期間 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-6 クラウドは高いのか? まとめ クラウドは安い! ただし、クラウドを使う際はデータセンタに ハウジング・ホスティングし、2重化以上する システムを検討するケースとの比較が必要。 オフィスに設置するサーバと単純に比較し てもメリットは出ない。 (買取価格との比較は意味がないのでは… と考えております) © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-7 ②クラウドは安全(セキュア)か? クラウドは不安? ①. 高いのでは? ②. セキュリティは大丈夫か? ③. 社内システムとして利用できるか? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-8 日立グループ全体で信頼性を提供 信頼性に最大限配慮したインフラ構成をしております SecureOnlineインフラ構成要素 サーバ HITACHI BladeSymphony320(BS320) ストレージ HITACHI AMS200 ネットワーク 基幹ネットワークスイッチ:AlaxalA ロードバランサー :BIG-IP ファイアウォール、高速化装置 仮想化エンジン VMware ESX Server 信頼性・可用性確保 【シャーシ】 電源、内蔵L3スイッチ、内蔵FCスイッチを二重化 【Blade】 FCボード、NICを二重化 【RAID】 ・主要コンポーネントは二重化、ハードディスクはRAID5構成 ・LUは、Vmwareの特性を考慮したRAIDグループ設計を採用 【バックアップ領域の提供(オプションサービス)】 ・バックアップ用ディスク領域を提供可能 【L2/L3スイッチ】 冗長化構成を採用 【基幹ネットワーク】 10Gbpsまたは1Gbps x 4本のトランキング構成とし、 高可用性、通信速度の高速化を実現 【ロードバランサー、認証系サーバ】 冗長化・多重化構成を採用し、信頼性・可用性を確保 【ESX Server】 可用性はVMware HAで実現 【仮想マシン】 VMotionにより、リソース確保、冗長性確保 【多重化構成サーバ】 同じ機能を持つサーバは、同一ESXサーバで稼動させない ことで、更なる可用性を確保 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-9 SecureOnlineの信頼性を支える仕組み インターネット ネットワーク装置(ファイアウォール、アンチウイルス、ロードバランサ、L2スイッチ、VPN装置) ブレード Blade Symphony BS320 A社用 仮想サーバ ・・・ D社用 仮想サーバ B社用 仮想サーバ C社用 仮想サーバ FCスイッチ ストレージ AMS200/2100/2300 B社用ストレージ D社用ストレージ ・・・ A社用ストレージ C社用ストレージ 共有ストレージ AMS2100 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-10 例えてみるとクラウドは… クラウドは守衛つきの堅固な城にみんなで住むようなもの 冗長化された堅固なシステムインフラ 不正侵入 情報漏洩 ハード故障 ハードメンテナンス 要員 ファイアウォール・IPS・ハード監視 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-11 ③社内システムとして利用できるか? クラウドは不安? ①. 高いのでは? ②. セキュリティは大丈夫か? ③. 社内システムとして利用できるか? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-12 クラウドをサーバとして利用 VPN装置で社内サーバのように使うことができます さらに メリット① 待機オプション 利用しないときは電源offすること によりコストを削減できます お客様 192.168.1.1 仮想サーバ VPN VPN装置 社内サーバ VPN装置 インターネット メリット② 永続利用 社内PC ハード・ソフトの保守切れの影響 を受けず利用し続けることができ ます 192.168.2.1 192.168.2.2 192.168.2.3 メリット③ インターネット接続 インターネット接続も可能なため 社外向けのWebサーバとしても 利用できます © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-13 VPN装置がない場合 社内サーバとしての利用は難しくなります B社 A社 パブリッククラウド・センタ PC 192.168.1.10 PC PC 192.168.1.10 192.168.1.11 VM 172.16.1.10 PC PC 192.168.1.11 VM 72.21.192.10 72.21.193.10 72.21.194.10 72.21.195.10 VM VM 172.16.1.11 PC C社 センタ側が割り振る グローバルアドレス 10.41.1.10 10.41.1.11 PC PC D社 レイヤ3のIP接続 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-14 VPN装置を利用した場合 お客様ネットワークの延長として利用することが可能です Layer2-接続 Layer2-接続 A社 VPN装置 VPN装置 172.16.1.12 172.16.1.12 172.16.1.10 172.16.1.10 172.16.1.11 C社 B社 172.16.1.11 各社専用のネットワークのため重 複したIPアドレス設定が可能 VPN装置 D社 認証 サーバ 192.168.1.10 192.168.1.11 192.168.2.10 Layer3-接続 10.41.2.11 お客さまが割り振る 社内用IPアドレス USBキー 10.41.1.10 シンクライアント接続 お客さま社内ネットワークの延長の位置付け © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-15 クラウドを利用して社内PCにリモート接続 社外から社内システムへ安全に接続する環境を提供します インターネット 画面転送 VPN USBキー 自宅(社外) インターネット 「Resalio Lynx」 画面転送 USB認証サーバ 社内PC VPN装置 192.168.1.1 VPN装置 お客様 シンクライアント化されたPC ■社内からは画面転送で仮想クライアントを操作します。 ■社外からはUSBキーでシンクライアント化されたPCでアクセスします。 ■シンクライアント化されたPCにはファイルをダウンロードできません。 ■社外からでも社内で使っているPCを使うことができます。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-16 ④.その他、お客様にとってうれしいこと クラウドは不安? ①. 高いのでは? ②. セキュリティは大丈夫か? ③. 社内システムとして利用できるか? ④. クラウドのメリットは他にないのか? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-17 資産計上が不要 資産を多くのお客様で分け合って利用するので資産計上が不要です 「(企業会計基準第13条) リース取引に関する会計基準」で以下のように規定されている リース取引の分類 ファイナンス・リース 中途解約不能またはそれに準ずるもの フルペイアウト ※比較的長いリース期間を設定し、 リース料総額が リース物件の取得価額及び金利、 税金、保険料等 の諸費用のおおむね全額を回収 (判定条件) ① リース料総額が、その物件を購入すると 仮定した場合の合理的見積金額の90%以上 ② リース期間が、当該物件の経済的耐用年数 の75%以上 オペレーティング・リース (= レンタル) 上記以外 会計処理 所有権移転 ファイナンス・リース 譲渡条件付 割安購入選択権付 特別仕様物件 所有権移転外 ファイナンス・リース 上記以外 クラウド利用には あてはまらない 売買処理 (オンバランス) 売買処理 ※リース会計基準改正前は 賃貸借処理でも可だった 賃貸借処理 (オフバランス) © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-18 クラウドにまつわる数字 その3 これは、何を表した数字でしょう? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 必要とするあいだ使い続けられます スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-19 業務にあわせたシステムの変更を お客様が必要とするサイクルでシステムを更改できます ハードウェア購入に おけるライフサイクル 移行コスト 年額コスト ¥ システム利用 再教育コスト (業務手順変更?) 通常利用 移行コスト システム利用 再教育コスト (業務手順変更?) 機器リプレース システム再構築 システム停止による機会損失リスクは ハードの老朽化に伴い増加 4千万 通常利用 ジャストフィットしている システムが再利用でき ない可能性あり 2千万 :ハードウェア購入 システムは随時 最新に入替 イニシャルコストの抑制 0 SecureOnlineに おけるライフサイクル 1年 移行コスト 2年 3年 システム利用 再教育コスト (業務手順変更?) 4年 :SecureOnline利用 システムに問題がなけ れば最新のハード上で 利用し続けられる 5年 6年 7年 利用期間 通常利用 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 2-20 まとめ クラウドは不安? ①. 高いのでは? ②. セキュリティは大丈夫か? ③. 社内システムとして利用できるか? ④. クラウドのメリットは他にないのか? 私共の理屈となりますが、ご理解・ご納得 いただけましたでしょうか? © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. Prowise Business Forum エンタープライズにおけるクラウド適用の成功事例 3.章 日立のクラウド SecureOnlineの真実 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-1 積み重なるサービス拡張の経験 2011年以降 中国センタ開設 2010年7月 2010年7月 2010年4月 2010年4月 2010年3月 大容量ストレージ 物理装置接続・連携 海外からのRDP接続 ハイブリッドクラウド CPU性能保証 2010年 性能保証 ハイブリッド 物理装置 ストレージ 海外から 性能保証を求められるメニュー拡充 2009年 2008年11月 日立SecureOnline開始 2008年11月 1ラックソリューション 2008年 8月 在宅勤務サービス開始 シンクラ 在宅 1ラック SecureOnlineグローバル展開 2011年 2008年 2009年12月 2009年11月 2009年11月 2009年11月 2009年11月 2009年10月 2009年 7月 2009年 5月 2009年 3月 2009年 2月 P2V移行サービス 海外利用向け パンデミック対策 スケールアウト技術 ゲームクラウド デスクトップサービス 出前クラウド ディスクレスPC 遠隔保守サービス 指静脈認証 指静脈 遠隔保守 出前 ゲーム パンデミック P2V 本番業務用途に求められるメニュー拡充 お客様ニーズに対応したメニュー拡充 2007年 2007年8月 日立建機プロジェクト開始 2007年1月 サービス開始 日立品質 高セキュリティ 3営業日以内 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-2 お客様に最適なクラウドを お客様にあったクラウドのワンストップでの提供を目指します お客様 基幹系システム 情報系システム 日立ソリューションズの提供するクラウド アプリ開発・導入 アカウントSE対応 オンプレミス/DC 運用サービス ワンストップで サービス提供 問合せ窓口 プライベートクラウド 運用サービス パブリッククラウド サービス データセンタ 他社 日立ソリューションズ © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 月額利用なので山あり谷あり スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-3 今、この時も全国各地から利用されています は、全国各地で使われています。 北海道 在宅勤務サービス 秋田 SaaS基盤 仙台 在宅勤務サービス 富山 在宅勤務サービス 大阪、京都、神戸、奈良、大津 本番用途、在宅勤務サービス等 北九州 SaaS利用 関東 本番用途(業務サーバ、 SaaS基盤、グリッド計算等)、 開発用途、在宅勤務サービス 等多数 名古屋 シンクライアント 愛媛 在宅勤務サービス © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-4 今、この時も世界各地から利用されています は、海外からも使われています。 ソウル 北京、上海、天津、大連 北米 サンフランシスコ ハノイ、ホーチミン インド 情報漏えい防止のため、 海外からのアクセスは、 主にUSBキーによる シンクライアントアクセス © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 海外からと国内からの接続の比較 スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 大規模・長期間の利用も増えてます スクリーンをご覧ください。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-5 ご利用社数は300社を突破 これまでに300社以上のお客様にご利用いただいています。 ・A社(ゲーム会社) ・B社(総合電気メーカー) ・C社(金融業) ・D社(金融業) ・E社(自動車会社) ・F社(国内SIer) ・G社(eラーニング業者) ・H社(複合機メーカー) ・I社(プリンタ会社) ・J社(建設業) ・K社(家電メーカー) ・L社(レンタル業) ・お客様多数 ・日立グループ企業 ・中小企業多数 : : : : : : : : : : : : : : ゲーム基盤(ゲームクラウド) ハード老朽化に伴うシステムの延命対策 他社クラウドからの連携(ハイブリッドクラウド) グリッドコンピューティング環境利用 グローバルナビゲーションシステムASP基盤 シンクライアント用SaaS基盤 eラーニングシステムのSaaS化 携帯電話での文書閲覧サービスのSaaS化 グローバル分散開発基盤(オフショア開発) シンクライアントによる分散開発 オフショアからのハード基盤利用 本番センターのセキュアなリモート保守 サーバ利用・分散開発 シンクライアントによる国内分散開発基盤 在宅勤務向けサービス グリッド研究、請負適正化、開発基盤等多数 : 在宅勤務サービス © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-6 ご信頼を胸に運用にあたっております クラウド基盤に問題が発生すれば、利用しているお客様すべて に影響がでる可能性があります。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 3-7 実際に使うとどんな感じ? 実際は どう使うの? パソコンからSecureOnline上のVMに入るデモをご覧下さい。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. Prowise Business Forum エンタープライズにおけるクラウド適用の成功事例 4.章 SecureOnline事例 クラウド適用の成功事例 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-1 ハード老朽化のシステム延命(某電気メーカー) 課題 IT投資の大幅削減 ハード資産管理が面倒 システム機器の保守切れ・リースアップ間近 VPN装置 業務A 業務B 業務C サーバ サーバ サーバ VPN装置 お客様拠点 VPN ハード保守切れ SecureOnlineへ引越 リース期限切れ 効果 業務B サーバ 業務C サーバ 月額制のIT投資でTCO削減 ハード資産管理から開放 システム改造を最小限にして、SecureOnline上で継続稼動 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-1 サーバレンタルサービスのコスト効果 ハード老朽化のシステム延命(某電気メーカー) ¥2,700万/年減額 従来 (サーバを社内に設置) 他社データセンタ を利用の場合 サーバ代 サーバ代 SecureOnline の場合 SecureOnline代 場所代 光熱費 データセンタ費 管理費 管理費 自社からサーバが物理的にな くなることで、サーバに関わる コストが削減されるが、管理コ ストは残る。 自社からサーバが物理的にな くなることで、サーバに関わる コストが削減される。しかも、自 社資産ではないので管理コス トが削減される。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-2 オフショアからの利用(某製造メーカー) 課題 開発環境へのアクセスが制限 海外ベンダを使いたい 海外から操作性よく開発したい 開発人員が変動する お客様国内拠点 海外ベンダX社 VPN装置 クライアントVM ネットワーク機器 国内拠点経由で 開発環境へアクセス 米国開発環境 Firewall シンクライアントサービス USBキー 「Resalio Lynx」 VPN装置 USB認証サーバ 海外からはUSBキーアクセス 効果 VPN接続で自社からアクセス シンクラ&高速化装置 シンクライアントで安全に 月単位で契約数を変更 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-2 オフショアサービスのコスト効果 オフショアからの利用(某製造メーカー) ¥9,600万/年減額 通常IP発注の場合 IP発注費 ※現地開発環境、 開発委託、国内出張、 宿泊費 国内開発環境費用 ※場所代、光熱費、 PC・サーバ費用 IP先管理工数 ※IP先コミュニケー ション負荷を含む 在宅勤務導入後 自社にてITインフラ用意 在宅勤務導入後 SecureOnlineの場合 IP発注費 SecureOnlineを利用することで、国 内オンサイト作業が削減されるため 出張費、国内側受入れに伴う、ス ペース、PCなどが削減される。 回線費用 SecureOnline代 国内開発環境費用 IP先管理工数 開発環境(画面)を共有することで、 電話等によるコミュニケーションが スムーズになり、作業効率が向上 する。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-3 在宅勤務によるワークライフ改革(お客様多数) 課題 営業効率改善(移動時間>業務時間) PCの情報漏えいやウイルス感染 今すぐ始めたい 安価に始めたい シンクライアントサービス USBキー「Resalio Lynx」 効果 VPN装置 USBゲートウェイ HTTP/ HTTPS Firewall Aさん自宅(又は出先) VPN 社内の自席PCを遠隔操作 ブロードバンド ルーター Aさん用PC Bさん用PC Cさん用PC VPN装置 お客様社内 USB認証サーバ 営業生産性の向上 顧客満足度の向上 シンクライアント化でセキュア接続 短納期での早期実現 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-3 在宅勤務サービスのコスト効果 在宅勤務によるワークライフ改革(お客様多数) ¥9,600万/年減額 従来 在宅勤務導入後 自社にてITインフラ用意 在宅勤務導入後 SecureOnlineの場合 交通費 ※出張先からの帰社 オフィス光熱費 オフィス光熱費 残業費 ※生産性低下によるロス サービスレベル低下 に伴う機会損失費 サービスレベル低下 に伴う機会損失費 オフィス光熱費 在宅勤務用 ITインフラ代 契約関連運営管理 移動時間における 損失工数 サービスレベル低下 に伴う機会損失費 持出し対応費、補償金 SecureOnline代 ITインフラ 運用・管理費 在宅導入による業務効率向上 在宅用インフラ構築、運営工数が 発生 在宅導入による業務効率向上 在宅用インフラ一式が月額、低コス トで利用可 インフラ運営はSecureOnlineにお任 せ。利用者の管理を行うのみ。 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-4 シンクライアントによる分散開発(某製造メーカー) お客様拠点 開発サーバ環境 VPN VPN装置 開発用リソースの大量準備 開発要員数が変動 拠点一極化すると旅費膨大 リソースの管理・統制の手間 VPN装置 課題 ベンダ共有 サーバ シンクライアントサービス USBキー「Resalio Lynx」 HTTP/ HTTPS ベンダY社用 不要になったら削除 ・・・ 効果 Firewall ベンダX社 ネットワーク機器 ベンダX社用 迅速にリソース提供 分散開発で交通費大幅減 追加はMasterをコピー 開発用クライアントとして利用 月額制による柔軟な契約 統制された開発環境 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 4-4 シンクライアントサービスのコスト効果 シンクライアントによる分散開発(某製造メーカー) ¥5億5,000万/年減額 従来 (サーバをお客様社内に設置) パートナー会社 各社持ち帰りの場合 SecureOnline の場合 PC代 サーバ代 SecureOnline代 交通費、日当 交通費、日当 場所代 場所代 サーバ代 什器代 交通費 日当 運用管理費 結合テストの 手戻り工数 場所代 運用管理費 定期的なミーティングに関わるコス ト・工数が発生。 各社独自環境での開発の ため、結合時の工数が新たに発生 契約関連運営管理 定期的なミーティングに関わるコス ト・工数が発生。 ただし、異なる場所に居ながらにし て同一環境(画面)を共有できるため、 コミュニケーションの効率は向上。 同一環境で開発するため、物理的な コスト、付随するコストは発生しない © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. Prowise Business Forum エンタープライズにおけるクラウド適用の成功事例 5.章 SecureOnline事例 SecureOnlineだからできた事例 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-1 サーバ利用・分散開発(お客様多数) 機器購入費が高額 開発環境準備に時間がかかる インターネット 社内PC VPN VPN装置 192.168.1.1 開発スペースの確保 指示命令系統が曖昧 分散開発が可能 A社 VPN装置 課題 中継用VM 192.168.2.2 社内PC 効果 インターネット VPN 機器購入不要利用(月額制) 短納期 10.1.20.1 VPN装置 100.138.1.1 VPN装置 B社 共有VM (ファイルサーバ) 中継用VM 100.138.2.2 分散開発の実現 請負契約の適正化 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-2 オンラインゲーム基盤(某ゲーム会社) お客様拠点 VPN 太い回線が必要 大規模DBの安定稼動 VPN装置 ゲームが当たるか分からない ユーザ数の変動が読めない VPN装置 課題 必要に応じてサーバ数を増減 ・・・ エンドユーザ 効果 APサーバ Firewall 太いインター ネット回線 Webサーバ 高性能サーバ DBサーバ 初期投資なく月額利用で ネットワーク帯域保証 必要に応じてサーバ数を準備 ストレージI/O保証 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-3 グリッド環境によるシミュレーション(某金融機関) 膨大な数のサーバを至急準備 CPU性能が必須 利用と未使用の時期がある 場所の確保も必要 未使用時:テンプレートのみ契約 効果 VPN VPN装置 お客様拠点 VPN装置 課題 利用時期:100VMでシミュレーション計算 大量のマシンで迅速に構築 未使用時はマシンを削除 CPUの性能保証 場所代含めた月額費用 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-4 オフショアからハード基盤開発(某電気メーカー) 海外オフショア先を使いたい 基盤は海外に出したくない 海外から操作性よく開発したい 設計図も出したくない 海外ベンダX社 シンクライアントサービス USBキー「Resalio Lynx」 効果 ネットワーク機器 開発基盤は国内に置いたまま HTTP/ HTTPS USBゲートウェイ VPN装置 USBデバイスサーバ VPN 高速化装置 お客様国内拠点 VPN装置 課題 ボード制御VM (ICE) USB認証サーバ 海外オフショア先から国内拠点の基盤開発が可能 シンクラ化USBキーを輸出 基盤開発も海外から可能 高速化装置(ネットワークレイテンシの解消) シンクラ化でセキュア接続 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-5 本番サーバの利用(某建築機材メーカー) 課題 初期投資を抑えたい 実績あるシステムを使いたい 本番サービスに耐えられるシステム構築が必要 VPN VPN装置 VPN装置 お客様拠点 情報系セグメントのサーバ群 効果 HTTP/ HTTPS Firewall ユーザ企業 ネットワーク機器 基幹系セグメントのサーバ群 Webサーバ等 本番システムに耐える高性能・高信頼な設備 月額制で利用可能 日立ソリューションズ「FitONE」を採用 高性能・高信頼のハードウェアによる高いサービスレベル © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-6 文書閲覧サービスのSaaS化(某製造メーカー) 課題 設備投資が大きい 設備運用者が必要 迅速なサービス提供 VPN VPN装置 ファイルサーバ メールサーバ VPN装置 SaaS利用A社 A社用サーバ群 Word Excel PowerPoint PDF 効果 Firewall 携帯電話で社内ドキュメントを閲覧 バックアップ 領域 SaaS基盤として利用 コンビニで印刷可能 月額制のIT投資でTCO削減 3営業日でサービス開始 設備運用者が不要 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-7 eラーニングシステムのSaaS化(某人材関連業) 課題 VPN装置 SaaS業者 VPN VPN装置 SaaSビジネスを開始したい(が、成功するか心配!?) 早期に事業展開したい 増設は段階的に(投資分散) Firewall インターネット エンドユーザ 効果 仮想Firewall DNS/SMTP サーバ Web/DB サーバ SaaS基盤として利用 社内の設備投資は殆ど不要で、万が一の時のリスクも加味 約2週間でSaaS開始 ITリソースの追加が容易 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-8 ハイブリッドクラウドとしての利用(某金融機関) 課題 CRMサービスを使いたい プライベートクラウドと連携したい 膨大な夜間バッチを実行する必要がある お客様データセンタ Firewall ネットワーク機器 CRMサービスベンダ ②データをSecureOnlineに渡す VPN装置 VPN装置 バッチ実行結果 ④データをお客様のサーバに渡す 効果 ③バッチ処理 ①入力はCRMサービス 入力はCRMサービスで VPN接続でプライベートクラウド連携 バッチ処理はSecureOnlineを利用(CRM側では夜間バッチが終わらない) © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved. 5-9 中堅・中小企業におけるクラウド導入のヒント ■関連書籍 ■関連記事 クラウドはどのように進化していくのか?(ITmedia 2010年8月) 前編:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1008/23/news017.html 後編:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1008/24/news014.html システム構成は2次元から3次元へ進化(インプレス IT Leaders 2009年9月号) http://it.impressbm.co.jp/e/2009/09/14/1218 インターナル・クラウドの奨め(インプレス IT Leaders 2009年3月号) http://it.impressbm.co.jp/e/2009/03/16/623 仮想オフィスの世界(日経ITpro 2008年12月) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081117/319391/ 仮想化が変えるニッポンの開発環境(日経ITpro 2007年3月) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070316/265454/?ST=virtual 著者・編者 株式会社日立製作所 情報・通信システム社 経営戦略室 事業戦略本部 クラウド担当本部長 (兼)株式会社日立ソリューションズ セキュリティサービス本部 本部長 SecureOnline 主席アーキテクト 中村 輝雄 © Hitachi Solutions, Ltd. 2011. All rights reserved.
© Copyright 2024 ExpyDoc