「解けない解析」に解を見いだす - 慶應義塾先端科学技術研究センター

Keio Leading-edge Laboratory of Science and Technology
KLL
「解 けない解 析」に解 を見いだ す
開放環境科学専攻 空間・環境デザイン工学専修 野口 裕久 教授
KLL リエゾン・オフィスからのトピック紹介 No.32(2005.8)
想定されるビジネスとの関連性
構造や挙動のコンピュータ・シミュレーションをしたいが、大変形や接触、非線形座屈、超弾性、等々
通常のシミュレーション・ツールでは十分対応しきれない状況を対象としたい。
上記のような解析を精度高くできるシミュレーション・ツールがほしい。
【研 究 ト ピ ッ ク の 概 要 】
非線形解析を中心に、従来の汎用構造解析ソフトなどでは解ききれない問題に、適切な解を与えるた
めの研究を進めている。非線形有限要素法、メッシュフリー法、並列解析といった手法の開発だけでな
く、宇宙構造の評価やマイクロ材料の開発、スポーツ製品への応用など、実際への適用も数多く行って
いる。
【背 景 と な る 技 術 】
計算力学
連続体力学
構造システム
非線形有限要素法
連成問題
【現 在 の 研 究 の 主 要 テ ー マ 】
非線形有限要素・メッシュフリー法の開発
上記手法を用いた非線形現象の解析
キーワード:大変形、弾塑性、ゴム、フレキシブル構造、座屈、破壊、接触、流体構造連成、
マクロ、メゾ、マイクロ、安全評価、最適化、スポーツダイナミクス、などなど
【今 後 に 向 け て 検 討 中 の 研 究 テ ー マ 】
さらなる複合問題への応用
キーワード:マルチフィジックス問題、マルチスケール問題、マルチボディダイナミクスとの融合、
建築構造やロボットの制御への応用、などなど
【関 連 特 許 の 状 況 】
特になし
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