BigDye® X Terminator™ 精製キット クイックガイド

クイックリファレンスカード
BigDye® XTerminator 精製キットによる精製プロトコール
TM
1. 反応液の調製:反応溶液の組成
反応溶液の組成
BigDye Terminator Ready Reaction Mix
8uL
サンプルDNA
*1
プライマー
3.2pmol
滅菌水
up to 20uL
Total Volume
20uL
*1 DNA量は以下を参考にしてください。
Single-staranded DNA
Double-staranded DNA
PCR Products
(100-200bp)
(200-500bp)
(500-1000bp)
(>2000bp)
25-50ng
150-300ng
1-3ng
3-10ng
10-40ng
20-50ng
PCR条件*2
Hold
25cycle
Hold
2720, 2400, 9600システム
96℃
96℃
1min
10sec
60℃
50℃
4℃
4min
5sec
∞
2. 精製:BigDye® XTerminator
TM
ステップ1
精製キットを用いた精製
XTerminator試薬の添加(96wellプレートまたは0.2mLチューブ を使用する場合)
反応済みサンプル
20uL
+ SAM溶液
90uL*3
+ XTerminator溶液
20uL*4
Tota
130uL*5
ステップ2
*2 推奨システム : GeneAmp® PCR System 9700, 2700,
*3 反応溶液の4.5倍量を添加します。
}
*6
*4 よく攪拌し、反応溶液と等量を広径チップを使って分注します。
*5 チューブの容量によっては入りきらない場合があります。
*6 プレミックスする場合には、
プレミックス溶液を均一に保持するため
に、十分かつ継続的な攪拌をしながら添加します。ピペッティング
中に時間がかかると、XTerminatorが沈殿するため、均一な分注が
出来ない場合があります。
ボルテックスミキサーによる攪拌
①プレートをシール(e.g. Clear Adhesive Film 商品番号 4306311)
します。
*7 チューブを攪拌する場合には、
チューブにキャップをしてベースにのせ、
テープで固定してからアダプタにセットします。
②目盛りを最大にして30分間攪拌します。*7, 8
*8 使用する装置の最速値(>2000rpm)に設定します。
③1000xg、2分間で遠心します。
3. シーケンサの準備:Run moduleのインストール
3100/3130/3730システムシリーズ
3100/3130/3730システムシリーズのDataCollection ver2以降の場合は、以下のInstrument Protocolの
作成を行います。なおこの作業は初回のみです。
注意!:以降の操作は3100/3100-AVANT DataCollection ver1.xには対応していません。
Instrument Protocol の作成
①DataCollectionソフトのProtocol Manager画面、
Instrument Protocolセクションで「New」をクリックします。
②Protocol Editor のRun Module の項目で、XTerminator
試薬用のランモジュール*9 とDyeSetを選択し、各Protocol
に名前を付けてください*10。
310 システムシリーズ
従来のサンプルと同様のRun Moduleを使用します。
*9 ランモジュールは以下のサイトからダウンロードします。
http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/BDX.html
*10 プロトコール名の例:BDx_StdSeq50_POP7_BDv1
4. シーケンスラン
3100/3130/3730 システムシリーズの場合
1. シーケンサへのセット
以下の手順に従い、サンプルをシーケンサにセットします。
《96wellプレートの場合》
ボルテックス終了後のプレートにセプタをかぶせ、装置にセットしてください。
《1本/8連チューブの場合》
上清を全量96wellプレートに移してからセットしてください。
注意!:BigDye XTerminator 精製キット専用のInstrument Protocolを使用する場合、最低でも40μL以上の液量が必要です。
もし液量が不足している場合は、SAM溶液にて調整してください。
注意!:BigDye XTerminator 精製キットを含むサンプル溶液は、熱変性を決して行わないでください。
2. ランのスタート
Plate Record の作成とラン
①DataCollectionソフトのPlate Manager画面の「New」をクリック
します。
②従来通りサンプル情報を入力した後、Instrumentカラムには
“3. シーケンサの準備:Run moduleのインストール”で作成した
Instrument Protocolをプルダウンメニューから選択します。
③従来のサンプルと同様にランをスタートしてください。
310 システムシリーズ
1. シーケンサへのセット
上清を全量(20μL以上)シーケンス用チューブに移して装置にセットしてください。
2. ランのスタート
従来のサンプルと同様にランをスタートしてください。
注意!:BigDye XTerminator 精製キットを含むサンプル溶液は、熱変性を
決して行わないでください。
希釈例:
精製済みサンプル
Hi-Di Formamide
TM
20uL
10uL
重 要 :シグナル強度が強すぎる場合には、サンプルをHi-Di Formamideで
希釈してからシーケンサにセットしてください。
BigDye® XTerminatorTM 精製キットのアプリケーションおよび技術情報サイト
以下のサイトの「テクニカル情報」に公開されています。
http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/BDX.html
研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用はできません。
©Copyright 2007, Applied Biosystems Japan Ltd. All right reserved. Applied Biosystems, ABI PRISM, BigDye and GeneAmp are registered trademarks and AB(Design), Applera
and Hi-Di are trademarks of Applera Corporation or its subsidiaries in the U. S. and/or certain other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.
Printed in Japan 商品番号:JP759