ソリッドステートコンタクタ 可逆一体形ON/OFF制御用ソリッドステートコンタクタ ■特長 ●モータ容量0.75∼3.7kW用をラインアップ ●正転または逆転信号に同期した補助出力を内蔵 ●正転・逆転の同時投入を防止する制御入力のインターロック回路を内蔵 (インターロック時間:100ms) ●制御信号の入力状態を確認できる表示LED(赤色)を標準装備 (写No.AF00-65) ■ご注文指定事項(形式) SS 11 2 R - 3 - D5 /F /T SSC 端子カバー 開放熱電流(定格通電電流) 開放熱電流(定格通電電流) 記号 4.8A 05 11.1A 11 17.4A 18 主回路構成・定格電圧(可逆一体形・AC200∼240V:R) 無記入 端子カバー付 /T 冷却フィン 記号 本体のみ(冷却フィンなし) 無記入 本体一冷却フィン一体形 /F 制御電源電圧(DC24V:D5) - 制御回路仕様〔本体内部絶縁方式および機能〕 絶縁方式 電圧検出機能 補助出力回路 記号 フォトカプラ なし あり 3 ■定格・形式・商品コード・価格(税抜き)・納期 - ト コ ン タ ク タ ・ ソ リ ッ ド ス テ 記号 端子カバーなし 冷却フィン 主回路素子数(2素子:2) ソ リ ッ ド ス テ 端子カバー - ト リ レ B B-62 適用モータ容量 開放熱電流 形式 商品コード 制御電源電圧 入力インピーダンス DC24V 800Ω 希望小売価格〔円〕 納期 (3φ,200V,AC-3) (定格通電電流) 0.75kW 4.8A 4.8A SS052R-3-D5 SS052R-3MD5 2.2kW 11.1A 11.1A SS112R-3-D5/F SS112R-3MD5F 3.7kW 17.4A 17.4A SS182R-3-D5/F SS182R-3MD5F 13,800 22,100 30,000 ◎ 標準品 ○ 準標準品 受注品 B SS□2R ■定格・仕様 SS052R-3-D5 主回路部 形式 SS112R-3-D5/F 主回路素子構成 三相2回路(R,T相)可逆構成(S相電源―負荷間は内部で短絡) 定格使用電圧(Vn) AC200∼240V 使用電圧範囲 AC170∼264V SS182R-3-D5/F 定格周波数 50/60Hz 開放熱電流(定格通電電流)(Ith)(AC-1) 4.8A 11.1A 17.4A 適用モータ容量 0.75kW 2.2kW 3.7kW (3φ,200V,AC-3) 4.8A 11.1A 17.4A 最小負荷電流 0.2A 0.5A 0.5A 48A 111A 174A 57.6A 133.2A 208.8A 閉路・遮断電流 AC-3 AC-4 閉路時電圧降下(Max.) 1.6Vrms(at 100% Ith) 開路時漏れ電流(Max.)(AC240V,60Hz) 100mA 非繰り返しサージオン電流(ITSM) 150A 335A 600A 適用冷却フィン なし あり あり 定格使用電圧 DC24V 使用電圧範囲 DC20.4∼26.4V 60Hz,正弦波,1サイクル 定格負荷状態より 制御信号 30mA以下(at DC20.4∼26.4V) 有接点信号 入力端子と−端子間を接点閉で起動 無接点信号 (接点仕様 DC12V,1mA) 動作・復帰電圧 2V以上8V以下 入力表示 正転,逆転入力時 LED(赤) 補助出力回路部 動作時間 10ms以下 復帰時間 1/2サイクル+10ms以下 インターロック時間(F・R切換時) 100ms±20ms F,R同時入力時 F,R出力停止 出力方式 NPNトランジスタオープンコレクタ (FまたはR信号ありでON,同時入力時はOFF) 定格使用電圧 DC24V 使用電圧範囲 DC20.4∼26.4V 開放熱電流(定格通電電流) 50mA以下 閉路時電圧降下 1.0V以下 約450g 質量 約770g 約990g ト コ ン タ ク タ ・ ソ リ ッ ド ス テ ■一般仕様 形式 SS□2R-3-D5/□ 使用温度範囲 −10∼+60℃ 相対湿度 45∼85%(結露なし) 雰囲気 塵埃, 直射日光, 腐食性ガス, 可燃性ガス, オイルミスト, 蒸気, 水滴がないこと。 ソ リ ッ ド ス テ - 制御回路部 消費電流 2000m以下 温度上昇 主回路端子 65℃以下 (100%In,100%Vn) 制御回路端子 65℃以下 - 塩分が含まれないこと。急激な温度変化による結露が生じないこと。 標高 ベース 65℃以下 ト リ レ AC2000V 1分間 耐電圧 - 印加箇所:主回路,制御,補助出力回路端子一括一ベース(フィン)間 主回路端子一括一制御,補助出力回路端子一括間 100MΩ以上(DC500Vメガー) 絶縁抵抗 B 印加箇所:主回路,制御,補助出力回路端子一括一ベース(フィン)間 主回路端子一括一制御,補助出力回路端子一括間 耐振性 耐久 10∼20Hz 複振幅2.6mm 耐衝撃性 耐久 200m/s2 ■配線 端子種別 端子ねじ *1 接続可能電線サイズ 最大圧着端子幅(呼びサイズ)*2 適正締付けトルク 主回路端子 M5 2∼14mm2(φ2∼3.2) 12.4mm(R14-5) 2.0∼2.5N・m 制御回路端子 M3.5 + 1.25∼2mm2(φ1.2∼1.6) 6.8mm(R2-3.5) 0.8∼0.9N・m (注*1) :角形座金付プラスマイナスなべ小ねじ, :亀甲形座金付プラスマイナス小ねじ + (注*2)丸形圧着端子 JIS C 2805 B-63 ソリッドステートコンタクタ 可逆一体形ON/OFF制御用ソリッドステートコンタクタ ■周囲温度−通電電流特性 〔%〕 100 90 通電電流 80 70 0 −10 40 45 50 55 60 周囲温度〔℃〕 ■動作パターン ON 正転(F)信号 ON OFF OFF OFF ON ON 逆転(R)信号 - ソ リ ッ ド ス テ - ト コ ン タ ク タ ・ ソ リ ッ ド ス テ OFF ON 正転(F)出力 OFF 動作時間 (10ms以下) 逆転(R)出力 - 復帰時間 (1/2cyc+10ms) ON 補助出力 OFF インターロック時間 インターロック時間 100ms 100ms 信号同時投入 100ms (出力OFF) 復帰時間 (10ms以下) ■モータ回路の保護協調 ト リ (1)保護協調の考え方 レ B OFF OFF SSCをモータ負荷回路に適用する場合,短絡時の最大電流に対する 保護と同時に,モータの過負荷,拘束,欠相などによる焼損の保護 を考慮してください。 この場合,過負荷,拘束,欠相保護はサーマルリレーで行い,短絡 保護は,配線用遮断器(モータブレーカ)と半導体保護用ヒューズ で行なう保護協調が必要となります。 次の条件を満足するように選択してください。 ● 過負荷領域 SSCの過負荷特性 (過負荷時の許容通電時間) 半導体保護用ヒューズの 繰り返し負荷特性 (不劣化特性) サーマルリレーの動作時間 または, モータブレーカの動作時間 ● 短絡領域 SSCの非繰り返しサージ・ オン電流の許容通電時間 SSCの許容l2t B-64 モータブレーカの動作時間 または, 半導体保護用ヒューズの動作時間 半導体保護用ヒューズの 全遮断l2t SS□2R 60 SSC形式SS112R モータ容量3φ AC200V 0.75kW 〔s〕時間 〔min〕 10 半導体保護用ヒューズ 動作特性 1 繰り返し負荷特性 (CR2LS-30A) 10 1 モータブレーカ 動作特性 (SA33BM/4) SSC 過負荷特性 SSC サージ・オン電流 0.1 0.01 1 5 10 50 100 500 1000 電流〔A〕 モータ負荷回路の機種選定例 ● 選定表 適用モータ容量 モータブレーカ形式 半導体保護用ヒューズ サーマルリレー形式 形式 l2t〔A2s〕 l2t〔A2s〕 SS052R 94 0.4kW SA33CM/2.6 CR2LS-10 40 TR-0NH/3 1.7A SS112R 560 0.75kW SA33CM/4 CR2LS-30 350 TR-0NH/3 2.8A SS182R 3200 2.2kW SA33CM/10 CR2LS-75 2300 TR-0NH/3 7A 形式 ソ リ ッ ド ス テ ■外部接続図例 - AC 200∼240V,50/60Hz S T R モータブレーカ 半導体保護用 ヒューズ 1/L1 3/L2 SS□2R形 5/L3 + F R F LED R + − − 2/T1 4/T2 6/T3 Aux. Tr-ON で起動 ト リ レ - − 制御電源 DC24V ト コ ン タ ク タ ・ ソ リ ッ ド ス テ - SSC 補助出力端子内部構成 サーマルリレー Aux. B M ー Aux. :補助出力端子(Auxiliary Output) B-65 ソリッドステートコンタクタ 可逆一体形ON/OFF制御用ソリッドステートコンタクタ ■外形寸法図〔単位:mm〕 SS052R-3-D5 25 主端子M5 16 16 制御回路端子M3.5 12.5 7 4-M5用 取付穴 20 70 90 9 70 58 6.8 パネル穴明寸法(本体側から見た図) 4-M5 58 58 68 34 48 (写No.AF00-65) 57 SS112R-3-D5/F 25 制御回路端子M3.5 12.5 (裏面取付時) 90 90 7 2-φ5.5穴 20 (写No.AF00-64) 80 80 68 34 50 2-M5 58 80 48 90 107 4-φ5.5穴 SS182R-3-D5/F 25 16 16 主端子M5 12.5 パネル穴明寸法(本体側から見た図) 制御回路端子M3.5 2-M5 (表面取付時) (裏面取付時) 130 130 140 90 130 - 58 70 9 ト リ レ 6.8 - ト コ ン タ ク タ ・ ソ リ ッ ド ス テ 3 100 58 - ソ リ ッ ド ス テ パネル穴明寸法(本体側から見た図) (表面取付時) 9 2-M5 90 16 16 6.8 70 主端子M5 B 7 3 2-M5 20 58 68 34 (写No.AF00-63) 50 80 48 107 90 4-φ5.5穴 B-66 80 80 2-φ5.5穴 SS□2R ■ご使用上の注意 ・SSCを密集配列して使用する場合は,冷却フィンの上下部を下記 ● 取付けについて ・取付けスペースは,下記寸法以上離してください。 寸法以上空けて取付けてください。 なお,SSCの上側及び下側には,発熱する機器(フィンを有する 上 b SSC,ヒータなど)の取付けは避けてください。 a 上 a SSC b 70mm以上 SSC 冷却フィン 下 40mm以上 自冷取付状態 形式 a b SS052R-3-D5 20mm以上 300mm以上 SS112R-3-D5/F SS182R-3-D5/F ・垂直面に取付けてください。 取付間隔 許容傾斜角度は15°以内です。 15° 15° ● 保護協調 ・使用電源電圧の許容範囲は定格制御電源電圧の85∼110%Vnです。 SSCは過電流および短絡に対しては,保護機能はありません。 ・接続の際,極性(+,−)に注意してください。 したがって,短絡事故などによる過電流に対してSSCを保護するた ・交流電源を整流してご使用になる場合は,必ず平滑回路を入れ, めに,遮断装置たとえばヒューズ,配線用遮断器などを上位に接続 リップル山および谷電圧が許容電圧範囲になるように,リップル してください。 の低減をしてください。 ● ノイズについて ● 正,逆転制御信号について ノイズシミュレータテストや電磁コイルの開閉サージによるノイズ ・信号入力は制御電源電圧が十分安定してから行ってください。 耐量試験を実施して十分な耐量のあることを確認していますが,よ ・外部よりF,R端子と−端子間を接点閉でSSCは起動します。 り信頼度を高めるため,制御回路と同一束線内に接続される電磁開 (リレー接点仕様:DC12V,1mA)また,FおよびR端子に信号 閉器等のコイル間には,バリスタ(当社商品名:ゼットラップ)や が同時投入された場合,正逆転出力はOFFします。 CR等を接続して開閉サージの発生を抑えてください。 ● SSCの主回路について ● 高圧,動力線とSSCの配線は別配管としてください。同一配管, ・主回路の素子を過電圧から保護するために,CRスナバ回路が素 あるいはダクトで行われますと誘導を受け,誤動作または破損する 子と並列に接続されています。そのため,主回路がOFFにもかか ことがあります。また,SSC制御回路と主回路との平行配線も避け わらず,負荷側に漏れ電流が流れ,充電部になっています。ま てください。 た,中央相は短絡片で接続されていますので,負荷側が常に充電 ● SSCの冷却フィンは,高温(約100℃)になりますので注意して 部になっています。断路のため,必ずSSCの上位に有接点の開閉 ください。電源を切った直後の製品には,触らないでください。熱 器を接続してください。 くなっていますので火傷のおそれがあります。 ・負荷電流は最小負荷電流(SS052R:0.2A,SS112R,182R:0.5A) - ● 制御電源供給について ソ リ ッ ド ス テ ト コ ン タ ク タ ・ ソ リ ッ ド ス テ - 取付状態 ト リ レ - 15° 15° B ● 動作表示灯について 以上流れるようにしてください。最小負荷電流未満の場合,SSC 動作表示灯は下記のように,制御回路への通電を表示しており,出 が正常にONしない,または,故障することがあります。 力素子オンの表示ではありません。 ・SSCの主回路端子間にて,耐電圧試験および絶縁抵抗試験は行わ 出力端子 出力回路 制御回路 制御端子 ないでください。 ・主回路の使用電源に高調波,電圧波形ひずみがある場合は使用で きません。 動作表示灯 B-67
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