各位 ニュースリリース 2015 年4月23日 株式会社 Ji2 トクチョーとの業務提携に合意 ~デジタルフォレンジック調査の新サービスを共同開発~ ソリトンシステムズグループの株式会社 Ji2(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO:藤澤哲雄)は、株式会社トクチョー(本社:東 京都千代田区、代表取締役社長:荒川一枝)と業務提携し、デジタルフォレンジック(デンジタル鑑識)技術を用いた調査の新サー ビスを共同開発します。第一弾として、退職社員が利用していた IT(情報技術)環境の調査とリスク管理ための新サービスを提供 開始します。 ■退職者 PC 保全サービス Ji2 とトクチョーが新たに提供開始するのは、デジタルフォレンジック技術を用いた退職者 PC 保全サービスです。 このサービスは、企業などで退職者の利用していた PC を再利用のため初期化する前に、その利用状態のまま保全・管理し、退職 後に発生した事案がある場合に、必要に応じて削除ファイルの復元や内容の検索、分析をするのが中心的な内容となっています。 また、Ji2 とトクチョーの両社の社員には、公認不正検査士(CFE)の資格取得者が複数いるため、分析調査結果を CFE が精査し、 報告書として提出するなどの専門サービスも提供できます。 トクチョーはこれまで、主として企業の人事部門や総務部門から依頼を請け、そこで必要となる各種調査をサービスメニューとして 拡充してまいりました。Ji2 は主として企業の法務部門や知的財産部門で起きた事案に対して、ICT(情報通信技術)を用いて、各 種調査サービスを提供しています。両社がそれぞれの得意とする分野を持ち寄り、各々の持つノウハウや専門性を融合させて企画 開発したのが、今回提供する新サービスとなります。 トクチョーから提供される退職者関連サービスは、退職者の在職中の PC 操作ログの監視や、退職者の背景調査、行動調査など、 退職者に関連する様々な調査メニューをワンストップでも、一部サービスを個別でも受託できるのが大きな特徴です。そのサービス 群のひとつとして、Ji2 のデジタルフォレンジック調査サービスが企画開発されています。当初提供される主な定型サービスは以下 の通りです。 PC 保全サービス 退職者の利用していた PC を中心に、ファイルサーバ、電子メールサーバ、その他の業務システム等に格納されて いるデジタル・データの証拠能力を失わないよう収集し、保全します。退職時点の状況をいつでも再現できます。 保全データの保管サービス 保全されたデータを、情報セキュリティ管理の第三者認証である ISO/IEC 27001:2013, JIS Q 27001:2014 を 取得した安心・安全な場所で保管するサービスです。第三者保管のニーズにお応えしています。 保全データの復元サービス 退職者が隠したいと考えるデータは、通常、意図的に削除することで隠蔽されています。削除された電子文書や業 務ファイル、電子メール、写真ファイルなどを復元したり、調査・検索用に加工したりするサービスです。 マイクロソフト電子メール分析サービス 保全した大量の電子メールデータの中から事案に応じて必要と思われる情報を見つけ出すサービスです。大量で 多様な情報を、有効かつ効率的に検索・分析するため、専門的なノウハウが必要とされる作業です。 スマートフォンのLINEデータ分析サービスとツール販売 iPhone やアンドロイド端末のLINEアプリケーションから、連絡先、通話履歴、トーク履歴、トーク添付ファイル(動画 はサムネイルのみ)を抽出するサービスです。ご希望があればJi2が開発したLINEデータ分析の簡易ツールを販 売します。 ■株式会社トクチョーについて 株式会社トクチョーは、1965 年(昭和 40 年)に東京特殊調査株式会社として設立以来、総合調査業のリーディングカンパニーと して堅実に発展してまいりました。 「お客様のご要望に真摯かつ誠実に」――時代の波に対応しながらも、この姿勢は変わらず、た ゆまぬ努力を日々重ねております。 調査業を営むうえで核となるものは、“人の力”にほかなりません。トクチョーの商品であり財産ともいえるものは、人材を最大限に 活用した「調査力」であり、お客様のニーズを拾い上げる「営業力」といえるでしょう。この点において、トクチョーは調査業界の中で も群を抜いていると自負しております。 長年築き上げた豊富な情報網が相乗効果を生み、トクチョーの目指す洗練された調査へ結びついているのです。 経験に裏付けされた確固たる信念を持ちつつ、時代の先を読む。そのために知恵を出し合い社員一丸となって前進してまいりま す。 http://www.tokucho.co.jp/ ■株式会社 Ji2 について Ji2 は、ソリトングループのプロフェッショナル集団として、コンピュータ調査に関わる電子データ処理を行う専門会社です。 次の2つの分野の技術や業務知識を軸とするプロフェッショナルサービスの提供を通じて、日本の社会と産業の発展に貢献したい と考えております。 E ディスカバリー ICT(情報通信技術)を用いて、グローバル企業のお客様内部の電子データの「保全」「管理」「調査・解析」「閲覧支援」などを行 う訴訟支援サービス(電子証拠開示支援サービス)を提供します。 このサービス分野においては、米国ゼロックス社とパートナ ーシップ契約を結んでおり、ゼロックス社と共通のデータ処理プラットフォームでサービス提供を行っています。 Ji2 は、ゼロックス 認定プロフェッショナルの人数と、サービス実績が評価され、アジアで唯一の最高位の「プレミアムゴールドパートナー」認定を有し ており、ゼロックス社と共同でグローバルな E ディスカバリー支援サービスをご提供できます。 また、日本国内で安全を担保しながら効率的な E ディスカバリー支援サービスを提供するため、アジア言語処理用プラットフォーム や、国内の一時利用拠点向けのネットワークセキュリティ装置などを独自開発して提供しています。 サイバーセキュリティ 外部からのサイバー攻撃、内部の犯行に関わらず、発生してしまったインシデントに対応するためのプロフェッショナルサービスを 提供します。 親会社であるソリトンシステムズが開発する IT セキュリティ・ソリューションと連携した、主として LAN 内のサーバー や PC など「エンドポイント」向けのインシデント対応サービスを提供しています。サービス提供に際しては、情報セキュリティスペシ ャリストや CISSP、公認不正検査士といった、Ji2 の認定資格保有者が事案に応じてチームを組みます。 また、サイバーセキュリティ関係のトレーニングサービスも時代のニーズに合わせて拡充しており、Ji2 独自の研修プログラムに加え、 SANS や(ISC)2 が実施するグローバルなサイバー関連トレーニングについても、NRI セキュアテクノロジーズとのパートナーシップ 契約により国内のお客様に提供しています。 なお、フォレンジックツール EnCase®のトレーニングに関しては、EnCase®開発元 のガイダンス・ソフトウェア社より 2014 年度の最優秀賞を受賞しました。 ■本件に関するお問合せ先 株式会社 Ji2 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-4-3 フォーシーズンズビル | 広報担当 phone: 03-6369-8015 | fax: 03-6369-8016 | web: http://www.ji2.co.jp | email: [email protected]
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