保健医療学領域の高度な専門職業人を養成 ADMISSION POLICY [入学者受入方針] 保 健 医 療 学 発 展 への熱 意 保健医療学分野の現状を理解し、当該分野の発展に寄与したいという熱意をもつ方 統合的発想、臨床応用能力、 異なる医 療 体 系 へ の 関 心 および研究マインドを身につけた医療技術者。 先進国における医学の発展や疾病構造の変化、健康に対する意識の変容などに伴い、 保健医療学は「現代西洋医療か代替・伝統医療か」 「健康増進か健康回復か」を問わず、 患者の選択肢としてさまざまな診断、治療法があることを認識し、 自分の医療資格の範囲だけでなく、 異なる医療体系や思考様式を理解することに強い関心と意欲をもつ方 学位取得努力に対する覚悟 修士の学位をもつ高度な専門的職業人になるため、知識・技術・人間性を高める努力を惜しまない覚悟をもつ方 健康に関わるすべてのフェーズと医療体系を包含する広範囲を扱う学問体系となっています。 保健医療学領域で社会のニーズを科学的に分析し、EBM(Evidence-Based Medicine … 科学的根拠に基づく医療)のみならず、 統合医療の概念をも理解した上で自身の医療資格をもって可能なケア方針を策定できる優れた人材が求められています。 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻(修士課程)では、 医療関連施設や健康増進施設において指導的役割を果たすことができる高度な医療専門職業人の養成を主目的としながら、 教育研究機関に職を得た場合にも十分その能力が発揮できる基本的教育研究能力を兼ね備えた人材を養成していきます。 DIPLOMA POLICY [学位授与の方針] 知 識と理 解 EBMに重点を置いた科学的思考様式を身につけた上で、 東洋伝統医療と西洋現代医療の双方の特徴と思想が理解できる 技 術と行 動 現代医療、伝統医療、 あるいは代替医療の長短を踏まえた統合的発想に基づく ケア計画の立案と臨床技術の提供ができる 意 欲と配 慮 医学情報の急速な更新に追随する努力を積極的に行うとともに、 患者個別のもつ文化的背景や価値観を尊重した対応ができる 探 究と伝 承 人々の健康増進あるいは健康回復のために理想的な保健医療の在り方を追究し、 その過程で得た知識・技術・経験を次世代に伝承することができる CONTENTS ■ アドミッション/ディプロマポリシー 03 ■ ごあいさつ/ 沿 革 04 ■ 組織図 05 ■ 保健医療学研究科 06 ■ 指導教員 08 ■ サポート体 制 / 履 修 指 導 10 ■ 関連施設 11 02 03 G r a d u at e S c h o o l o f H e a l t h S c i e n c e s ご あ いさつ 学 校 法 人 森ノ宮 医 療 学 園 組 織 図 G R E E T I NG OR GA NI ZATION 看護学科・理学療法学科・鍼 大学院 学科を有する本学では、東西医療にまたがる医学・医療教育を実践し、3つの 分野が縦横に絡み合い、幅広い多様な学修ができる、魅力ある医療大学へと開学以来進化を成し遂げています。 各分野のエキスパートである教員が学科の枠を超え東西医療の垣根を越え、確かな医療知識・医療技術を教育 します。 さらに本学は2016年度から作業療法学科(仮称)、臨床検査学科(仮称)、助産学専攻科(仮称) 【 1年課程】 医療大学ならではの魅力であり、病院実習では実践力を身につけるとともに、医療の奥深さ、重要性、 そして魅力 森ノ宮医療大学 評議員会 をいっそう実感できることと確信しております。 「Hospitality:他者への思いやりの心」や「Hospital:病院」は共通の言葉を語源としています。すなわち、 法人本部 理事会 医療人の基盤は病に悩む人間への思いやりです。本学は、単なる専門職を養成するのではなく、幅広い教養と 豊かな人間味を育むことにも重点を置き、品位ある医療人を育てたいと考えています。学生一人ひとりの個性を 保健医療学専攻 鍼灸学科 はり ・きゅう コスモス治療院 保健医療学部 理学療法学科 動物実験施設 看護学科 鍼灸情報センター が新設(構想中) されることになり、 より充実した医療系総合大学をめざします。 臨床を重視する本学の特徴として、 中核病院を中心とした多様な連携病院を豊富に確保しているのも、都市型 保健医療学研究科 附属図書館 総務室 大学事務局 教務室 アドミッションセンター 学生支援室 医務室 学習支援センター 広報室 ボランティアセンター 卒後教育センター 会計室 研究支援係 大学経営企画室 監 事 尊重した、 きめ細やかな教育を行う所存です。大学院においては、医療専門職の指導者、研究者を養成すべく、 内部監査室 研究・教育活動を深めたいと思います。伝統医療から最新医療まで幅広い総合医療の学びと実践をめざす 森ノ宮医療大学の今後の進展にご支援、 ご指導の程、 よろしくお願い申し上げます。 森ノ宮医療学園 専門学校 教務部 鍼灸学科 学術部 柔道整復学科 事務局 学務課 図書室 森ノ宮医療大学 学長 荻原 俊男 総務課 森ノ宮医療学園 出版部 広報課 Ogihara Toshio 森ノ宮医療学園附属 みどりの風 クリニック みどりの風 鍼 灸 院 大阪大学医学部卒、 医学博士。 専門は老年医学、 内科学、 高血圧。 大阪大学名誉教授、 大阪府立急性期・総合医療センター名誉院長、 2011年4月より現職。 経理課 管理課 はりきゅうミュージアム Morinomiya Universit y o f M e d i c a l S c i e n c e s 沿 革 HISTORY 昭和48年(1973)4月 昭和52年(1977)4月 昭和57年(1982)4月 昭和63年(1988)11月 平 成 4 年( 1 9 9 2 )7月 平 成 7 年( 1 9 9 5 )3月 平 成 8 年( 1 9 9 6 )6月 平成12年(2000)4月 平成13年(2001)1月 平成14年(2002)4月 平成15年(2003)7月 平成16年(2004)3月 平成18年(2006)11月 平成19年(2007)2月 4月 平成20年(2008)11月 平成22年(2010)1月 大阪鍼灸専門学校開校 学校法人 森ノ宮学園となり、 あわせて専修学校医療専門課程認可 附属診療所、 附属鍼灸施術所開設 中国・大連市中医医院と学術研究提携を結ぶ 中国・南京中医薬大学と学術研究提携を結ぶ 文部大臣より専門士(医療専門課程) の称号を付与 中国・江蘇省江陰市中医院と交流開始 柔道整復学科開設、 学校名を森ノ宮医療学園専門学校と改称 本学舎増改築工事完成・はりきゅうミュージアム開設 緑橋校舎開設 アネックス校舎完成 中国・江蘇省江陰市中医院と学術・教育協定締結 森ノ宮医療大学設置許可 森ノ宮医療大学校舎完成 森ノ宮医療大学開学 森ノ宮医療大学 コスモキャンパス第2校地取得 附属診療所、 附属鍼灸施術所を緑橋校舎に移転し、 森ノ宮医療学園 附属みどりの風クリニック、 みどりの風鍼灸院へと名称を変更 3月 森ノ宮医療学園アネックス校舎完成 04 4月 6月 平成23年(2011)3月 4月 7月 12月 平成24年(2012)4月 平成25年(2013)5月 平成26年(2014)1月 2月 4月 6月 11月 平成27年(2015)2月 3月 大阪府立急性期・総合医療センターと相互連携協定を締結 森ノ宮医療大学食堂棟『メディカフェ』完成 森ノ宮医療大学西棟校舎完成 森ノ宮医療大学 保健医療学部看護学科開設 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科(修士課程)開設 医療法人協和会千里中央病院と相互連携協定を締結 医療法人錦秀会と相互連携協定を締結 森ノ宮医療大学保健医療学部鍼灸学科 鍼灸コース・スポーツ特修コース・教職課程開設 公益財団法人 田附興風会医学研究所 北野病院と相互連携協定を締結 大阪市住之江区と包括連携に関する協定を締結 医療法人協和会と相互連携協定を締結 中国・浙江省人民医院と学術交流に関する協定を締結 鍼灸情報センター (MUMSAIC)設置 高槻市教育委員会と連携協定を締結 特定医療法人有隣会東大阪病院と保健医療学部が相互連携協定を締結 吹田市教育委員会と連携協定を締結 相愛大学と包括連携協定を締結 社会医療法人景岳会南大阪病院と相互連携協定を締結 05 保健医療学研究科 GRADUATE SCHOOL OF HEALTH SCIENCES 保 健 医 療 学 専 攻( 修 士 課 程 ) MASTER COURSE OF HEALTH SCIENCES 育 成 する人 材 像 カリキュラムポリシー[ 教 育 課 程の編 成 方 針 ] 本学大学院保健医療学研究科は、健康増進 本学大学院保健医療学研究科においては、 健康増進または健康回復の領域において西洋現代医学と東洋伝統 または健康回復の領域において、西洋現代医 医学の双方の観点から統合的発想ができ、 その発想にもとづく臨床応用能力を持つとともに基本的教育研究能力 学と東洋伝統医学の双方の観点から統合的 を身に付けた高度な医療専門職業人を養成することを目的としています。 そこで、 多様な医学思想や生命身体観に 対する理解を深めるとともに、 現代の保健医療システムを医科学およびEBMの観点から批判的に吟味してイノベー ションを実行する能力を高めるための教育課程を編成し実施いたします。 1 まず、EBMの概念を正しく理解するとともに、東洋伝統医学や代替医療などの多様な診断治療体系と医療文化 の知識を身に付け、 これらを統合した包括的なケアの発想ができる能力を涵養するための共通科目を履修します。 2 学 び の 特 色 いた科目編成とし、1年前期に東洋伝統医学 3 的吟味、 研究倫理の理解と遵守、 研究手法の習得、 データの解析、 論理的な解釈と記述などを修得します。 学部教育のような医療資格別の領域区分で して研究指導教員と研究指導補助教員を決定します。研究指導教員が中心となり、 共通科目の履修 専門演習の履修 特別研究の開始 治療体系と医療文化を理解した統合的な発想力 を涵養するため、保健医療研究 医療資格と将来のビジョンを把握した上で、学生とともに適切なキャリアパスを想定 履修指導を実施。 EBMの概念を正しく理解した上で研究・臨床を実践する能力 および 多様な診断 方法論と代替・統合医療特論を必修科目として履修。 専門科目の履修 専門演習の履修 特別研究の継続 2∼3月 特別研究の中間発表と 倫理審査 4月上旬 履修指導 履修登録 4 前 期 置いています。 目指す方向性に適合した徹底的な個別指導を行います。専門演習と特別研究は互いに密接に関連しており、医 履修ガイダンス 研究指導教員決定 履修登録 「健康増進領域」では、人体の機能、構造、代謝などに関する授業科目を中心に 履修し、当該領域における専門的な知識を修得。 「健康回復領域」では、高齢化社会に遭遇しやすい疾患の病理と治療、 リハビリ テーション、QOLの向上と評価に関する授業科目を中心に履修し、当該領域におけ る専門的な知識を修得。 できます。 いずれにおいても、 リサーチ・クエスチョンの明確化、 適切な研究デザインの構築、 関連情報の収集と批判 築いてから専門科目の修得に進みます。 また、 領域」 「健康回復領域」の2つの領域に主眼を 以上の科目を修得しながら、 専門演習および特別研究において個々の大学院生の保有資格、 興味、 能力、 および 10∼1月 療資格と直結した臨床系演習と特別研究、 または医療資格に必ずしも直結しない基礎系演習と特別研究に区別 の観点を理解させ、統合的発想に至る素地を はなく、人の健康状態のステージ「健康増進 後 期 止、 社会復帰などを最重要課題とします。 しています。共通科目において東洋伝統医学 4月中旬∼9月 健康増進領域は人の健康状態において無病あるいは未病と呼ばれるステージであり、 健康保持増進と疾病予防 を最重要課題とします。一方、健康回復領域は人が疾病になってからのステージであり、治療、 症状緩和、 進行阻 教育課程は、共通科目及び専門科目から編成 や代替・統合医療の授業科目にやや比重を置 その後、 健康増進領域または健康回復領域のいずれか領域を専門的に追究するための授業科目を履修します。 1年次 けた高度な医療専門職業人を養成することを 4月上旬 前 期 発想ができ、 その発想に基づく臨床応用能力 を持つとともに基本的教育研究能力を身につ 目的としています。 ■ 入学から修了までの流れ 保健医療分野における教育指導能力を養うため、 関連授業科目の設置だけでなくティーチング・アシスタント (TA) 制度を導入します。 それぞれの専門領域に相当する学部の授業に参加して授業補助を行うことによって、授業や 教材作成の具体的な手法を実践にもとづき修得します。 2年次 後 期 専 門 科 目 専門演習 特別研究 専門領域における高度で具体的な臨床、 実験あるいは情報収集・抽出の手法や能力を修得 9月末∼12月 1∼3月 研究マインドと高度な専門的知識を修得し、 修士の学位を取得するための論文を作成 指導を実施。 「健康増進領域」では、恒常性維持、身体機能の維持に関する授業科目を中心に 4月中旬∼9月 ■ 保健医療学専攻(修士)の教育課程 研究指導教員が中心となり、 キャリアパスを修正および具体化し、それに適した履修 専門科目の履修 特別研究の論文執筆 履修し、当該領域における専門的な知識を修得。 「健康回復領域」では、神経系リハビリテーション、 痛管理に関する授業科目を 中心に履修し、当該領域における専門的な知識を修得。 「健康増進領域」では、生体防御に関する授業科目を中心に履修し、当該領域に 専門科目の履修 論文の仕上げ・発表準備 おける専門的な知識を修得。 「健康回復領域」では、具体的なリハビリテーション技術、疾病と心身相関に関する 授業科目を中心に履修し、当該領域における専門的な知識を修得。 論文審査 最終試験 修了認定 公 聴 会( 研 究 最 終 発 表 会 )で研 究 内 容をプレゼンテーションし、口頭 試 問および 参 加 者からの質 疑 応 答を受けます 。指 摘 内 容をもとに論 文 修 正を行い、提 出 。 口頭または筆記の最終試験を実施。 健康回復領域 健康増進領域 人の健康状態において無病あるいは未病と呼ばれるステージ 人が疾病になってからのステージ 健康状態を保持増進し、疾病を予防することが最重要課題 治療、症状緩和、進行阻止、社会復帰などが最重要課題 共 通 科 目 EBMの概念と保健医療研究の基礎知識を学び、 西洋現代医学と東洋伝統医学の双方の観点から統合的発想ができる能力を涵養する 06 ■ 修士課程授業科目 (単位) (2016年度開講までに、 一部変更・追加される可能性があります) ■ 共通科目 ■ 選択科目 健康増進領域 ■ 選択科目 健康回復領域 ■ 選択科目 特別研究と演習領域 代替・統合医療特論 東洋医学史特論 保健医療研究方法論 生命哲学特論 保健医療教育特論 看護研究方法論 QOL評価法特論 英語文献講読 人体構造学特論 人体機能学特論 栄養・代謝生化学特論 発達健康支援看護学特論 人体適応生理学特論 運動生理学特論 バイオメカニクス健康科学特論 鍼 健康科学特論 看護技術特論 生体防御系臨床鍼 学特論 分子循環器病学特論 リハビリテーション学特論 柔道整復学特論 療養支援看護学特論 神経系理学療法学特論 痛制御系臨床鍼 学特論 介護福祉学特論 心身医学特論 内科系理学療法学特論 専門演習 特別研究 07 ■ 修了に必要な単位 [必修科目] 14単位 専門演習と特別研究(修士論文)を含む [選択科目] 16単位 [合計] 30単位以上 指導教員 academic staff 臨床鍼 学 山下 仁 教授/大学院保健医療学研究科長 Yamashita Hitoshi [担当科目]代替・統 合医療特論、 保健医療研究方法論 [研究領域]鍼 安全管理、 現代鍼 臨床論、 鍼 [研究指導内容]①代替医療・統合医療・鍼 研究方法論、 統合医療概論 の普及や認識の状況調査、②鍼 おける適切な対照群の開発とその妥当性の検証、③鍼 の臨床試験に の安全性に関する情報分析、④システマ ティック・レビューからみた鍼 の有効性・安全性・経済性のエビデンス、 のいずれかを行います。 臨床鍼 学 仲西 宏元 [プロフィール] 1989∼明治鍼 大学助手、講師、助教授を経 て現職。鍼 師。博士(医学) (近畿大学)。 教授 Nakanishi Hiromoto [担当科目]鍼 健康科学特論 [研究領域]鍼 健康科学、 神経生理学、 感覚機能系鍼 [プロフィール] 鍼 師。1987∼愛媛県立中央病院東洋医学 研究所技師、1992∼筑波技術短期大学助手、 1999∼英国Exeter大学補完医学研究室客員 研究員、2007∼現職。博士(保健学) ( 東京大 学)。全日本鍼 学会理事、 エビデンスに基づく 統合医療研究会理事、 日本東洋医学会代議 員、 日本統合医療学会代表代議員。 臨床鍼 学 宮本 忠吉 [研究領域]鍼 [担当科目]保健医療研究方法論、 運動生理学特論 [研究領域]運動生理学、 システム生理学 [研究指導内容] システム生理学的アプローチを用いて、 以下の研究課題に取り組んでいる。①生体 の統合的呼吸・循環調節機構の解明、 ②呼吸・循環系の動的フィードバック制御機能定量評価法の開 発、 ③運動performanceの決定に関わる主要な生理学的メカニズムの解明、 ④生体調節系の異常に もとづく疾患の病態解明と、 重症度評価法の開発および治療戦略の構築。 神経解剖学 森谷 正之 [担当科目]人体構造学特論 神経生理学 臨床研究(睡眠領域) 治療効果に関する研究を行う。近年は不 眠症などの睡眠障害を対象としている。②はり師・きゅう師の養成における客観的臨床能力試験の導 運動制御学 前田 薫 准教授 Maeda Kaoru [担当科目]リハビリテーション学特論、保健医療研究方法論、 バイオメカニクス健康科学特論 重要である。本特別研究では、課題および環境要因が上述した調節へ及ぼす影響を、筋活動と 脳活動の測定結果をもとに検討する。 [プロフィール] 1997∼大阪大学助手、 2000∼国立循環器病セ ンター研究所循環動態機能部研究員、2007∼ 同研究センター研究所客員研究員、2011∼九 州大学大学院医学研究院共同研究員、 2007∼ 現職。博士(学術) (大阪市立大学)。 母性看護学・助産学 酒井 ひろ子 教授 Sakai Hiroko [担当科目]看護研究方法論 [研究領域]女性の健康被害・国際母子支援 [研究指導内容] 基本的な研究方法とその研究プロセスを学習し、 同時に研究者の責任と倫理的配 慮について理解したうえで、 女性の健康維持・次世代家族支援を中心的課題とする研究を行う。 統合医療学 森 美侑紀 准教授 Mori Miyuki [担当科目]柔道整復学特論、 代替・統合医療特論 [研究指導内容]咀嚼、嚥下、呼吸など生命維持の根幹に関わる運動機能を制御している神経ネット [研究指導内容] 運動器疾患に対する精油の抗炎症作用や修復促進作用について、 組織学的およ ワークについて、 神経生理学的手法や免疫組織化学的手法を組み合わせて、 神経解剖学的視点から び分子生物学的に検討し、 アロマテラピーの有効性、 安全性を明らかにしつつ、 統合医療におけるアロ 解明することを目指す。 マテラピーの役割を示していく。 [プロフィール] 1993∼大阪大学歯学部助手、1993∼メルボル ン大学客員研究員(兼任)、2001∼北海道医療 大学歯学部講師、 2007∼現職。歯科医師、 博士 (歯学) (大阪大学)。 教授 Nagase Yoshitaka [研究領域]神経生理学、 心理学 臨床理学療法学 教授 Aoki Motokuni [担当科目]分子循環器病学特論 [研究領域]循環器学、 分子血管生物学、 老年病医学 [研究指導内容]骨・関節疾患(骨粗鬆症・骨折修復・関節拘縮・変形性関節症等) の病態進展メカ ニズム、 さらに種々の疾患が骨代謝・関節変性に及ぼす影響について分子生物学的手法を用いて 検討し、 多角的な新規治療概念を構築する。 澤田 優子 [プロフィール] 助産師。1992∼臨床助産師。2006∼現在、 大学 教員(母性看護学・助産学)。2008∼現在、 国際 支援活動(JICA/JOICFP)。2011∼2012、森ノ 宮医療大学保健医療学部看護学科准教授。 2012∼現職、 同大学教授。博士(保健学) (大阪 大学)。 [プロフィール] 柔道整復師。看護師。介護支援専門員。2003∼ 森ノ宮医療学園専門学校柔道整復学科教員、 2013∼森ノ宮医療大学大学院保健医療学研 究科講師、 2014∼現職。博士(医学) (和歌山県 立医科大学)。 日本アロマセラピー学会評議員。 日本酸化ストレス学会、 日本生化学会、 エビデン スに基づく統合医療研究会。 [プロフィール] 理学療法士。2002年∼近畿大学医学部附属病 院リハビリテーション部勤務。2012年∼現職。博 士(医学) (筑波大学)。 講師 Sawada Yuko [担当科目]神経系理学療法学特論、 リハビリテーション学特論 [研究領域]コミュニティエンパワメント、 高齢者の健康増進、 ハイリスク児の発達支援 [研究指導内容]能動的に手を動かして積極的に獲得する感覚は、 アクティブ・タッチと呼ばれる。 ラット vibrissaをモデルとして、 神経活動の記録から感覚と運動の関係を分析する。 また、 ヒトにおける心理物 理学的な研究と比較・検討し、 臨床応用を探る。 青木 元邦 [プロフィール] 理学療法士。2006∼金沢大学附属病院技術補 佐員、2007∼森ノ宮医療大学保健医療学部助 手、 2008∼現職。博士(医学) (金沢大学)。 [研究指導内容]ヒトの立位姿勢の制御において、予測可能な外乱に対する姿勢筋活動の調節が [研究領域]基礎統合医療学、 細胞分子機能医学 永 佳孝 [プロフィール] 鍼 師。1992∼明治東洋医学院専門学校、 2003∼大阪医療技術学園専門学校鍼 学科 夜間部学科長、 2006∼同東洋医療技術教員養 成学科学科長、2010∼森ノ宮医療大学鍼 学 科講師、2013∼現職。修士(保健医療学) (森ノ 宮医療大学)。 入と問題点について検証する。 [研究領域]神経解剖学 [担当科目]保健医療研究方法論、 人体機能学特論 分子病態学 研究方法論、 鍼 [研究領域]立位姿勢制御と脳の機能 [プロフィール] 1998∼大阪大学助手、2003∼大阪大学講師、 2008∼現職。 歯科医師、 博士 (歯学) (大阪大学) 。 教授 Moritani Masayuki 臨床能力評価、 鍼 [研究指導内容] ①ランダム化比較試験などを用いた鍼 学、 病態生理学 教授 Miyamoto Tadayoshi 教授 Nabeta Tomoyuki [担当科目]保健医療研究方法論 [研究指導内容] 治療は温熱効果による局所血流の変化、成分中の化合物が燃焼することによっ て酸化還元され、 その作用によって化学反応がおこり多くのラジカル除去物質を生成する抗酸化作 用がある。 治療のフリーラジカルと生体防御、 疾病予防と健康増進について分析する。 運動生理学 鍋田 智之 [研究指導内容] 理学療法対象者の特性に合わせた身体機能評価および介入方法の検討、効 果判定について、文献研究、調査研究、実験研究などさまざまな研究手法を組み合わせて実施す る方法を学ぶ。 [プロフィール] 医師、大阪大学医学部卒。1992∼国立大阪南病 院循環器科、1997∼米国Harvard大学Brigham & Women s Hospital、1998∼大阪大学医学部 附属病院、2002∼大阪大学医学部加齢医学講 座助手、講師、同老年・腎臓内科学准教授を経て 現職。博士(医学) (大阪大学)。 日本内科学会、 日 本臨床内科医学会、 日本循環器学会ほか。 ■ その他の教員と担当科目 (2016年度開講までに、一部変更・追加される可能性があります) 桝井 靖之 生命哲学特論 松熊 秀明 生体防御系臨床鍼 村上 生美 保健医療教育特論 吉村 弥須子 QOL評価法特論 中村 允之 栄養・代謝生化学特論 金尾 顕郎 内科系理学療法学特論/リハビリテーション学特論 中原 英博 人体適応生理学特論 上田 喜敏 介護福祉学特論 学特論 他32名(2015年度現在) 08 09 研究指導 学習・研究の環境 健康管理 広い視野をもって統合的発想や問題 大学院生が専門分野の研究を良好な 定期健康診断に加えて、 みどりの風クリ 解 決 能 力を涵 養 することができるよう、 環境下で円滑に行うことができるように、 ニック、医務室、附属鍼 研 究 指 導 教 員と研 究 指 導 補 助 教 員の 大学院生専用研究室に机、 書棚、 ロッカー、 きゅうコスモス治療院) 、 カウンセリング室 2教員指導体制としています。研究指導 パソコンおよび学内LANを整備し、情報 が心身の健康管理をサポートします。 教員は専門領域の研究指導を直接行い、 収集・処理が研究室でできる環境にして 研 究 指 導 補 助 教 員はその補 佐と学 術 います。 また、 学園内の関連施設や出版物 的助言をします。 が活用できます(右ページ参照)。 施術所(はり・ 学生一人ひとりの医療資格と将来のビジョンを把握した上で、研究指導教員が履修指導を担当、研究指導補助教員が補助します。 学生とともに適切なキャリアパスを想定し、それに沿った授業科目の履修指導を行います。 森ノ宮医療大学附属図書館 はり・きゅうコスモス治療院 医学/鍼 http://www.morinomiya-u.ac.jp/guide/cosmos.html 学/理学療法学/看護学など関連分野の専門資料や雑誌 を約33,000冊所蔵しています。平日は、朝8時から開館しているので、講義 大学キャンパス内に外来患者向け鍼 開始前に利用することができます。 また、 リンクリゾルバSFX導入※ による快適 国家資格を持つ大学教員や研究員らが、国内外の最先端の研究成果を な図書館ネットワークが構築されています。 活かした大学併設施設ならではの治療を行っています。 また、本学保健医療 ● 2016年度には、 新図書館が完成する予定です。 学部鍼 ※リンクリゾルバとは、 データベースの検索結果から直接文献にナビゲートするシステムです。 実習することができます。 [開館時間]平日/8:00∼20:30 土曜/11:00∼17:00 治療院を併設しています。鍼 師 学科の臨床実習施設でもあり、学生は見学・問診・施術補助など [休館日] 日曜・祝祭日 ※臨時休館する場合があります。 ■ 修了後の進 路 健康関連産業 医療関連施設 教育研究施設 ■ 修了生の実 績 ■ 進 路 慢性心不全モデルラットの運動時換気決定機構の 定量評価法開発に関する研究 鍼治療の診療ガイドラインの可能性と限界 −慢性腰痛に対する鍼治療技法のガイドライン試作による検討− 和歌山県立医科大学大学院 博士課程(進学) 艾と艾燃焼後タールに含まれる総抗酸化力の検討 視覚と聴覚の優位性について 森ノ宮医療大学(教員) 視覚性フィードバックが立位における前傾動作時の 姿勢制御様式に及ぼす影響の違い ハーフパイプにおける複合運動学習 森ノ宮医療学園専門学校(教員) 不眠症に対する鍼治療の効果 −シャム鍼対照ダブルブラインドN-of-1 試験− 愛媛県立中央病院 漢方内科 鍼 臨床研修生 小児の季節性アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の効果 B型慢性肝炎の 治療症例集積 −歴史的対照群との比較− 耳ツボ刺激が睡眠に与える影響 N-of-1試験による検討 TA制度 ティーチングアシスタント制度 みどりの風 クリニック/みどりの風 鍼 鍼 ・柔道整復の専門書に関しては、 全国屈指の充実度を誇ります。 江戸時代 http://www.morinomiya-c.jp/ 院 を中心とした古医書、明治以降の近代書など貴 重な特 殊 資 料の数々は、 大阪鍼 室 温 管 理の行き届いた部 屋で大 切に保 管されています 。本 学 院 生は を設置し、内科・漢方を中心とした診療活動を行うとともに附属施術所に 閲覧だけでなく、貸出(一部貴重資料を除く) もできます。 ■ 研 究テーマ 鍼治療と肝炎感染の関連性に関する文献レビューにおける 要約バイアスの影響 森ノ宮医療学園専門学校図書室 おいて鍼 専門学校時代の1982年、専門学校としては先駆的な附属診療所 治療を提供して地域医療の一端を担ってきました。医療設備環境 [開室時間] 月∼金曜/10:30∼21:30 と診療科目を充実させ、熟練した治療者が診療にあたるとともに、本学園 [閉室日]土曜・日曜・祝祭日・学校の休校日 ※臨時閉室する場合があります。 学生の臨床技能を磨く場として臨床実習・卒後研修に活用しています。 炎症筋肉組織への間欠的 刺激による炎症機転を介した 筋肉再生分子メカニズムの検討 各種sham鍼対照ランダム化比較試験における 鍼の効果量の違い:メタアナリシスによる検討 はりきゅうミュージアム 森ノ宮医療学園 出版部 http://www.harikyumuseum.com/ https://www.morinomiya.ac.jp/book/ 教員をめざす学生には講義とは別に、個々の大学院生の専門領域に相当する学部の授業 開校以来、40年以上にわたり収集してきた鍼 ・柔道整復・漢方など伝統 業界で高い評価を得ている専門誌「鍼 に参加し授業補助を行うTA制度を導入しており、実践を通して授業や教材作成の具体的 医学の歴史的資料を公開しています。 とくに、人体を流れる生命エネルギー 医学の専門雑誌・書籍を出版販売しています。2 0 0 0 年から収益事業と な技術を学ぶ機会を提供しています。TA制度の導入にあたっては、講義受講、専門演習 の道筋を描いた経絡図や、経穴(ツボ) を記した経穴人形は質・量ともに なり、鍼 世界に比類ないものです。専門家はもとより一般の方にも伝統医学に対する 情報提供や、卒業生の卒後教育に寄与しています。 および特別研究の活動に支障を来すことのないよう十分配慮します。 10 理解を深める機会を提供しています。 11 OSAKA」をはじめとして、東洋 界・柔道整復界発展の牽引役として一般の方、医療関係者への
© Copyright 2024 ExpyDoc