ビデュリオン®ペンについて

ビデュリオン®ペンについて
ビデュリオン®ペンをご使用になる前に
本剤は、週 1 回注射してください。
ビデュリオン®ペンには 1 回分の薬剤が入っており、使い切りの注射剤です。
製品に同梱の専用注射針を必ずご使用ください。注射針の取扱については、このホームページにも記載
されていますが、主治医の指示がある場合は、それに従ってください。
主治医から指示された方法で、注射をしてください。
自己注射が困難な方がご使用になる場合は、操作法の訓練を受けた方の手助けを受けてください。
自己注射に慣れるまでには時間がかかることがあります。中断することなくすべてのステップを完了でき
るよう、十分な時間をとってください。
保管方法
ビデュリオン®ペンは冷蔵庫(2~8℃)で保管してください。
旅行等でやむを得ず室温で保存した場合は、4 週間以内に使用してください。その際、遮光にて保存し、
30℃以下で保存してください。
ご使用になるまで、ビデュリオン®ペンは遮光の上、保存してください。
ビデュリオン®ペンは凍結させないでください。凍結した場合は使用せず廃棄してください。
ビデュリオン®ペンが入っているケースのカバーに使用期限が表示されています。使用期限を過ぎたペン
は使用しないでください。
ビデュリオン®ペンは子供の手が届かないところに保管してください。
廃棄方法
医療機関にご確認の上、ビデュリオン®ペン(注射針も含む)を適切に廃棄してください。
使用済みの部品はすべて廃棄してください。
どこに打つの?
注射できる部位は、おなか(腹部)、太もも(大腿部)、腕(上腕部)です。
どの部位に打てばよいかは、主治医の指示に従ってください。
前回注射した箇所から少しずらす(2〜3cm 離す)などして同じ場所に打ち続けないようにしてください。
ビデュリオン®ペン各部の名称(1 回分)
※1:混和窓の中に粉末の薬剤が入っています ※2:点検窓の中に専用懸用液が入っています
ビデュリオン®ペン内に異物が混入していたり、破損または損傷している場合は使用しないでください。
使用中に破損や薬剤が注入できない場合は、すぐに作業を止め、医療機関もしくはコールセンターにお
問い合わせください。
ビデュリオン®ペンの注射方法
ビデュリオン®ペンは、注射の準備、薬剤の混和、注射 の3ステップの簡単な操作で注射できます。
ペンを室温に戻します。冷蔵庫から使用するペンを取り出し、15 分以上室温で置いてください。
※必ず手を洗ってください。
ケースのカバーを開け、ペンと注射針を取り出します。
点検窓から見える液体が透明であることを確認してください。異物が混入している場合は使用しないでく
ださい。
※中に気泡があっても構いません。
針を付ける
針ケースから保護シールを完全に剥がします。
針ケースごと注射針をペンの先端にまっすぐ押しつけ、図のように回してしっかりと取り付けます。針ケー
スは、まだ取り外さないでください。
緑色のラベルが消えるまでノブを回す
ペンをまっすぐ立てて持ち、ノブをゆっくり回します。
カチッという音がして緑色のラベルが消えたら止めます。
手のひらにタップして薬剤を混和する
オレンジ色のラベルの部分を持ち、ペンの先端を手のひらにタップ(軽く打ちつけるように)してください。
その際、ノブは回さないでください。
10 回ごとにタップする面を変えながら 80 回以上タップしてください。
【注意】
混和状態をチェックします。ペンを立てて光に当て、混和窓の両側から見てください。
よく混ざってない場合には均一に混ざるまでしっかりタップしてください。
注射部位を消毒します。
【注意】 薬剤をよく混ぜたら、速やかに注射してください。
一度混ぜた薬剤を保存し、後で注射することはできません。
オレンジ色のラベルが消えるまでノブを回す
ペンをまっすぐに立てて持ち、オレンジ色のラベルが消えるまでノブをゆっくり回すと、注入ボタンが出た
状態になります。
まだ注入ボタンを押してはいけません。
針ケースを外して注射する
針ケースをまっすぐに引いて外します。
※注射針または針ケースに液が数滴付いていることがありますが問題ありません。
皮膚に注射針を刺します。
カチッという音が聞こえるまで親指で注入ボタンを押します。
薬剤を確実に投与するためにそのまま 10 秒待ちます。
皮膚から注射針を抜きます。
廃棄する
医療機関にご確認の上、ペンおよび注射針を適切に廃棄してください。
使用済みの部品は全て廃棄してください。
これで終了です。次は 1 週間後です。