Excel の学習

Excel の学習
・Excel とは?
Microsoft Excel(表計算ソフト)
計算をしたり、グラフを描いたりするためのソフト。
データベースなどの処理に特化している。データ保存形式は「~.xls」となる。
1)各部名称
<画面左上>
① タイトルバー
タイトルバーにはブック名(ファイル名)が表示されます。
エクセルではファイルのことをブックと呼びます。
② メニューバー
Word などと同じく表示項目をクリックすると、そのメニューが表示されます。
クリックで選択します。
③ ツールバー
ボタンが配置されており、マウスポインタを合わせるとそのボタンの機能が表示
されます。
④ 名前ボックス
アクティブセルのセル番地が表示されます。
⑤ 数式バー
アクティブセルのデータが表示されます。
-1-
<シート左上>
① セル
エクセルのシートの上のマス目 1 つ 1 つをセルと言います。
② アクティブセル
クリックして選択したセルのことを言います。入力可能な状態になります。
③ フォントボックス
選択したセルのフォント名が表示されます。変更には▼をクリックして行います。
④ フォントサイズボックス
選択したセルのフォントの大きさが表示されます。変更には▼をクリックして行
います。
⑤ 行番号
シートの左側に表示されます。セルの横の並びを表します。
⑥ 列番号
シートの上に表示されます。セルの縦の並びを表します。
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<シート左下>
①シート見出し
シート名が表示されています。この名前は自由に変更できます。
変更するには、シート見出しをダブルクリックで反転表示させ、キーボードから
新しい名前を入力します。
②ステータスバー
ツールボタンや、メニューから実行(コマンド)しようとしている作業状態の補
足説明が表示されます。
※Excel では
、「65,536 行×256 列」のセルの集まりが 1 枚のシートになっています。この
シートのことを正式には、ワークシートと言い標準で 3 枚のセットになっています。この
ワークシートは、必要に応じて追加できますが、ひとつのブック(ファイル)に追加でき
る最大枚数は、パソコンの使用可能メモリに依存しています。
-3-
2)データの入力
<数字入力>
①セルを選択(アクティブセル)し
て、入力します。
このとき、名前ボックスにはセルの
番号が表示されます。
②アクティブセルに数字を入力しま
す。
アクティブセルのデータが、数式バ
ーに表示されます。
③入力後 Enter キーを押し確定する
と、数字の場合は、セル内に自動的
に右詰で表示されます。
アクティブセルは、自動的に下のセ
ルに移動します。
-4-
<文字入力>
①文字の場合も入力は、全く同じで
す。ただし、日本語は、日本語入力
システム(MS-IME など)を全角ひ
らがなに設定してください。
②文字の場合は、確定するとセルに
自動的に左詰表示されます。
※Excel97 より、一つのセルに入力できる文字数は、32,000 字になりました。かなり長い
文章や数式を入力できます。
-5-
<データ修正>
・セルデータの修正
①図のように、セルを選択し、
そのまま修正する数字や文字を
入力します。
一度クリアしてから入力する必
要はありません。
②Enter で修正文字が確定され
ます。
・セルデータの一部修正
①データの一部修正は、
ダブルクリックでカーソ
ルを入れて行います。
カーソルをセルに入れる
には、F2 キーを押しても
入れることができます。
②Enter で修正が確定さ
れます。
※図では解説していませんが、数式バーにカーソルを入れて修正することもできます。
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<オートフィル機能>
表を作成するときは、項目の番号や月名などの連続するデータを入力することが多いもの
です。
Excel には、連続するデータを入力する場合、簡単に入力できる便利な機能がついています。
①月名入力のように連続するデー
タは、図のようにドラッグで簡単に
入力できます。
セルの右隅にマウスポインタを当
てると+表示に変わるのでそこで
ドラッグします。
図は、列方向へドラッグしています
が、行方向でも同じ操作です。
②このように連続するデータを入力
する機能を、オートフィル機能と言
います。
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3)数式・計算
<数式・計算式の入力>
エクセルで、計算・数式を扱うには、以下のような決まり事があります。
(1) 数式(計算式)の入力は、数式バーで行います。
(2) 数式は、必ず「=」
(等号、イコール)から始め、
「 =100+200+300」のように表記
します。
(3) 通常エクセルでは、数式は数式バーに表示され、その答えがセルに表示されます。
(4) 数式内の計算順序は、一般の計算と同じく、左から順じ計算され、乗算(掛算)と
除算(割算)は、加算(足算)と減算(引算)に優先されます。なお、優先させる
演算は( )で括ります。
※数式へデータを入力するには、数値を直接入力する方法とセル参照で入力する二つの方
法があります。
<算術演算子>
数式は、データと計算方法をあらわす記号、すなわち計算演算子で構成されます。計算演
算子のうち基本的な計算に使うものを算術演算子といいます。一般的によく知られている
ものですから、ここでこの算術演算子を覚えましょう。
計算
計算演算子
計算例
加算(足し算)
+
10 + 3 = 13
減算(引き算)
-
10 - 3 = 7
乗算(掛け算)
*
10 * 3 = 30
除算(割り算)
/
10 / 3 = 3
べき乗
^
10 ^ 3 = 1000
パーセント
%
10 % = 0.1
※演算子は、
「=」を含めて必ず半角で入力します。全角では演算子として認識されません。
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<数式の直接入力>
・数式の直接入力とは、下図のようにセルの値を式に直接入力する方法です。
数式バーの「=」ボタンをクリックすると、自動的にバーの入力枠へ「=」が入るので、あ
とはキーボードから順じ数値と「+」を入力します。
数式が完成し、Enter キーなどで確定すればセルに答えが求められます。
<数式のセル参照による入力>
・セル参照による入力とは、下図のように式にセルの番地を入力する方法です。
入力は、上記と同じく、すべてキーボードから行う方法とセルを選択しながら行う方法が
あります。
セル参照による入力の大きな利点は、セルのデータを変更すると、自動的に再計算され、
新しい答えが求められることにあります。
※数値を直接入力した式では、データを変えるたびに式の書き換えが必要ですが、セル参
照では式を変更する必要がありません。利便性が高くなります。
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<関数の利用>
・エクセルで計算式を作るには、上記のように数値の直接入力やセル参照によって構成し
ます。これに算術演算子を組み合わせれば、それなりの計算をすることができます。
しかし、それだけでは、決して便利とはいえません。下手をすると電卓を叩いた方が早い
ということになります。
実はエクセルには、計算をするのに大きな武器が用意されているのです。
それが関数(かんすう)というものです。関数とは、目的の計算をより簡単にできるよう
あらかじめエクセルに用意されている数式(仕掛け)のことです。これを使えばより複雑
な計算でも易々とできるようになります。
下図は、上記の計算を SUM 関数で求めた例です。SUM 関数は、数値の合計を求めるた
めの関数です。関数の中で最も基本的な関数です。関数の式は、図のように( )内のデー
タを処理の対象とします。
ここでは、B2 から D2 間のデータを合計しなさいという意味になっています。
(セル参照で入力されています)
通常、関数の入力は、専用のダイアログボックスで行いますが、この SUM 関数は、
「オー
ト SUM」として、ツールバーにボタン化されています。下段でこの使い方を解説します。
オート SUM 機能によって、関数の便利さを実感してください。
※通常、関数の式は、セル参照で入力しますが、数値を直接入力する場合もあります。
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<オート SUM>
・関数の中でも SUM 関数は、ツールバーに「オート SUM」ボタン「∑」として用意され
ています。
通常関数入力は、オート SUM ボタンの横にある関数貼り
付けボタン「fx」からはじめますが、SUM 関数は使用頻
度が高いことから、別途ボタン化され、操作方法も便利な
ものになっています。
オート SUM ボタンを使った合計値の求め方は、関数貼り付けボタンから使う SUM 関数
とは操作方法が異なります。
※Excel2002 では、オート SUM ボタンの機能が強化され、平均や個数などを求める関数
も使えるようになっています。
・列の合計
列の合計を求めるには以下のように操作します。
図のようにド
ラッグ後、ツ
ールバーのオ
ート SUM ボ
タンをクリッ
クすると、合
計が求められ
ます。
※上図は、列方向の合計ですが、行方向に合計する場合も、全く同じ操作で合計を求める
ことができます。
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・複数の列の合計
一 度に 複数の 列
の 合計 を求め る
には、合計範囲を
選 択後 、オー ト
SUM ボ タ ン を
クリックします。
不 思議 なこと に
一 度に 合計値 を
求 める ことが で
きます。
※図は、列の合計ですが、行の合計も全く同じ操作で求めることができます。
・列と行の合計を同時に求める
図のように、列と行のそれぞれの合計も同時に求めることが出来ます。
ドラッグで、計の範囲まで選択し、オート SUM ボタンをクリックします。そうするとこ
のような表の場合、列と行の合計を一度に求めることができます。
オート SUM ボタンによる操作は、通常の関数操作より便利になっていますが、関数を使
う利点を理解できるかと思います。明らかに電卓を叩くより早く計算することができます。
※SUM 関数では、範囲指定内に文字列や空白セルなどがあっても、数値データだけを合計
します。
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4)セルの書式設定
Excel の書式を設定するには、書式設定ツールバー又は、
「セルの書式設定」ダイアログボ
ックスで行います。ダイアログボックスでは、詳細な設定ができますが、ツールバーでも
基本的な設定ができるので大変便利です。
どちらで設定するにしても、書式設定の単位は、セルなので、まず、書式を設定したいセ
ル及びセル範囲を選択します。選択後、ツールバー又はダイアログボックスで設定します。
ただし、文字列の場合は、フォントの字体、サイズ、色等を一字ずつ設定する事が可能で
す。
(文字列にカーソルを入れ、対象の文字をドラッグで反転表示させて行います。)
ここでは、書式設定ツールバーによる書式設定について解説します。
<ツールバーの概要>
・ツールバーのボタンは、標準で上図のように配置されています。
- 13 -
<表示形式>
・ツールバーで設定できる表示形式は、下記の 5 つです。
「通貨」ボタン
「パーセント」ボタン
「桁区切り」ボタン
「小数点表示桁上げ」ボタン
「小数点表示桁下げ」ボタン
クリックすると数値の先頭に円記号(¥)が付
き、3 桁区切りのカンマが表示されます。
数値が 100 倍され、百分率記号(%)が表示
されます。
3 桁区切りでカンマ(,)が表示されます。
クリックする度に表示される小数点以下の
桁数が 1 桁ずつ増えます。
クリックする度に表示される小数点以下の
桁数が 1 桁ずつ減ります。
※表示形式は、一度設定すると「Delete」ボタンでセルのデータを消しても、その書式は残
ったままです。
※上記以外の表示形式の設定は、
「セルの書式設定」ダイアログボックスで行います。
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<配置>
・ツールバーでは、下図のとおり、セルの左右の配置が設定できます。上下の配置は、ダ
イアログボックスで行います。
「左揃え、中央揃え、右揃え」
ボタン
「セルを結合し中央揃え」
ボタン
クリックすると、それぞれセル内の左右の
配置を設定できます。
選択範囲のセルを結合し、データを左右の
中央揃えに設定できます。
右側へ字下げする機能で、クリックする度
「インデント」ボタン
に標準フォントの約 1 字分ずつ右側へス
ペースを空けることができます。
「インデント解除」ボタン
クリックする度に 1 字分ずつインデント
が解除されます。
※標準ツールバーの場合、セルの結合を解除するには、「セルの書式設定」ダイアログボッ
クスから行います。
※「左揃え、中央揃え、右揃え」を解除するには、再度ボタン(設定時に凹型に変化)をク
リックします。
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<フォントの設定>
・フォントの設定は、前述のとおり一字ずつ設定可能です。Excel を起動して開いた時のフ
、
「11 ポイント」で設定されています。
ォントは、標準で「MSP ゴシック」
「太字」ボタン
クリックすると太字(ボールド)になります。
「斜体」ボタン
斜体(イタリック)表示になります。
「下線」ボタン
下線(アンダーライン)を設定できます。
・フォントの「字体」
、
「サイズ」、「色」を変更するには、下図のように、それぞれのボッ
クス等の横に付いている▼矢印をクリックして、表示される一覧表から選択します。
[字体の変更]
[サイズの変更]
[色の変更]
※「太字、斜体、下線」を解除するには、再度ボタン(設定時に凹型に変化)をクリックし
ます。
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<罫線>
・ツールバーで描く罫線は、下図の 12 種類のパターンです。
左図のように、
「罫線」ボタン横の▼矢印をクリックす
ると罫線パレットが表示されます。
罫線の種類は、
「田の字」の何処が実線かで表されてい
ます。マウスポインタを当てると、その罫線の説明が
表示されます。
選択すると範囲指定しているセルに、その罫線が描か
れます。罫線はセルの枠線上に描かれます。
※選択した罫線は、常に罫線ボタンに反映されます。ボタンを直接クリックすると、その
ボタンの罫線が描けます。
※罫線を解除するには、範囲を指定し、パレット先頭の「枠なし」を選択します。
※罫線の詳細な設定は、やはりダイアログボックスで行います。
<背景色>
セルに背景色をつけるには、左図のように「塗りつぶし
の色」ボタンの▼矢印をクリックして、表示されるカ
ラーパレットから選択します。
選択した色は、常にボタンの色に反映されます。ボタ
ンを直接クリックするとそのボタンの色が背景色にな
ります。
※「塗りつぶしの色」ボタンでは、セルの背景色の設定だけですが、ダイアログボックス
では、セルの背景に模様をつけることができます。
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5)コピー
<データのコピー>
コピー操作には、いろいろ便利な機能がたくさんありますが、ここでは、基本的な操作の
み記載し、他の操作は別項へ記載します。コピーもやはり、移動と同じくマウス操作によ
る方法とボタン操作によるものがあります。
・シート内へのコピー
移動の操作とほぼ同じです。<ドラッグ&ドロップ>に Ctrl キーをあわせて使います。
1.
コピー範囲を選択する。
2.
Ctrl キーを押し、選択範囲の縁へマウスポインタを当てる。
(ポインタが白抜き矢印に、
小さい「+」マークが付いた状態に変わる。)
3.
Ctrl キーを押したまま、目的の位置までドラッグする。
4.
目的の位置で左ボタンを放す。
・他のシートへのコピー
他のシートへコピーするのも、移動の操作とほぼ同じです。移動は、Alt キーを使いますが、
コピーは Alt キーと Ctrl キーを同時に使います。
1.
コピー範囲を選択する。
2.
Ctrl キーと Alt キーを同時に押し、選択範囲の縁へマウスポインタを当てる。
(ポイン
タが白抜き矢印に、小さい「+」マークが付いた状態に変わる。
)
3.
両方のキーを押したまま、コピーしたいシート見出しへドラッグする。
4.
コピー先シートが表示されるので、目的の位置までドラッグし、左ボタンを放す。
(コピー先シートが表示されたら、Alt キーは放してかまいませんが、Ctrl キーは押し
たままドラッグします。
)
・ボタン操作によるコピー
コピー操作もツールボタンを使います。
(右クリックによるショートカットメニューでも操
作可能。
)
単純なコピーには、
「コピー」
ボタンと「貼り付け」ボタン
を使います。
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・シート内へのコピー
1.
コピーしたい範囲を選択する。
2.
「コピー」ボタンをクリックする。
(選択範囲が点線表示になる。)
3.
コピー先の貼り付け位置の先頭セルを一つ選択する。
4.
「貼り付け」ボタンをクリックする。
・他のシートへのコピー
1.
コピーしたい範囲を選択する。
2.
「コピー」ボタンをクリックする。
(選択範囲が点線表示になる。)
3.
コピー先シートの見出しをクリックし、コピー先シートを表示させる。
4.
コピー先シートの貼り付け位置の先頭セルを一つ選択する。
5.
「貼り付け」ボタンをクリックする。
※ツールボタンやショートカットメニューを使用すると連続してコピーすることが出来ま
す。連続コピーをする場合は、一度コピーした後、次の貼り付け位置の先頭セルを選択し、
「貼り付け」ボタンをクリックします。この操作を繰り返せば何度でも連続してコピー出
来ます。ただし、
「貼り付け」ボタンの変わりに、Enter キーで確定すると連続コピーは出
来ません。
(コピー範囲が点線で表示されている間は、連続コピー可能です。)
※選択範囲の点線表示を止めるには、Esc キーを押します。
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<オートフィルによるコピー>
オートフィルとは、連続するデータを簡単に入力する方法です。この機能を使えば、連続
しないデータをマウス操作で簡単にコピーできます。
オートフィルの操作と全く
同じです。
図のように範囲を選択後、マ
ウスポインタを右下コーナ
に当てます。ポインタが「+」
に変化したところで、コピー
先までドラッグします。
※上記の「データのコピー」とは、マウスポインタを当てる位置、ポインタが変化する形
が異なります。また、コピー元とコピー先が離れていると使えません。
<コピーの貼り付け形式>
コピー操作で単純に貼り付けると、書式を含むすべてがコピー(貼り付け)されます。し
かし、実務上では、値、数式、書式あるいは罫線だけを貼り付けたいことがあります。Excel
では、このような場合、形式を選択して貼り付けられるようになっています。
形式を選択して貼り付けるには、左
図のように「形式を選択して貼り付
け」ダイアログボックスを表示させ
て行います。
まず、コピーしたい範囲を選択後、
右クリックによるショートカットメ
ニューのコピーコマンドまたは、ツ
ールボタンのコピーボタンをクリッ
クし、貼り付け先の先頭セルを選択
します。
次に、ショートカットメニューまた
は、メニューバーの編集から「形式を選択して貼り付け」をクリックすると左図のボック
スが表示されるので、貼り付け形式を選択し、OK をクリックします。
- 20 -
<相対参照による数式のコピー>
Excel では、効率よく作業するためにセル参照で入力した数式をコピーすることが多いもの
です。単純な四則計算から、
「関数」を含めて、実に多くのコピー操作を繰り返します。
・数式のコピー
セル参照で入力した数式を他のセルにコピーすると、大変効率よく入力することが出来ま
す。
上図のように、E4 セルに売上金額を求める数式をセル参照で入力します。
次に、このセルを他のセルにコピーすると、数式は、セル参照が自動的に変化し売上金額
が求められます。
上図のように、コピーされたセルの数式は、セル番地が自動的に変化し入力されます。
このようにセルの数式が、コピー操作で自動的に変化するセルの参照形式を、相対参照と
言います。
- 21 -
・数式のコピーと移動
上記の例のように、相対参照の数式をコピーすると、参照先は自動的に変化しますが、数
式を移動した場合は、数式の参照先は全く変化しません。
左図は、移動の例ですが数式は変化し
ていませんし、当然答えも変わってい
ません。
他のシートへ移動しても、変わること
はありません。
※移動によって数式は変わることはありませんから自由に動かすことができます。
- 22 -
<絶対参照による数式のコピー>
相対参照による数式のコピー(初級 2 参照。)では、自動的にセル番地が変化し、計算結果
を求めることができますが、参照セルを固定し、同じ数値で計算したい場合があります。
このような時セル参照を固定する「絶対参照」を使うと便利です。
・絶対参照の使い方
図のように、売上数量(B6~B9)と
単価(B3)から売上金額を求めるよ
うな場合、単価(B3)を絶対参照に
すると便利です。絶対参照とは、セ
ル参照をコピーしても動かないよう
に固定する方法です。
セル参照を絶対参照にするには、列
番号と行番号の前に$(ドル記号)を
付けます。記号は半角です。
方法は、セルをクリックすると数式
バ ーに セル番 地が 入力 される の で
「F4」キーを 1 回押します。これで
自動的に列番号と行番号にドル記号
が半角で入力されます。
($B$3 となります。)
(セル番地やドル記号は、キーボードから直接入力することも可能です。
)
C6 セル(B6*$B$3)を C7 から C9 セルまでコピーします。
コピー結果を確認します。
左図のように C8 セルの数式を見る
と、相対参照部分は自動的に変化し
ていますが、絶対参照は固定され、
正しい計算結果が求められています。
相対参照と絶対参照の違いをしっか
り覚えましょう。
- 23 -
<複合参照による数式のコピー>
セルの参照には、さらに相対参照と絶対参照を組み合わせた複合参照と言うものがありま
す。これは、一つのセル参照に相対参照と絶対参照を混合させるもので、「列を絶対参照、
行を相対参照」にする場合と「列を相対参照、行を絶対参照」にする場合があります。少
し複雑な参照方法ですが、覚えておくと便利です。
・複合参照の例
上図は、商品 A~D の価格が率によってどう変化するか検討した表です。
複合参照は、この図のような表を作成するのに便利です。
上図のように D4 セルへ、価格(C4)と倍率(D3)を掛ける式を入力し、残りのセルには、
この式をコピーします。価格は、セル C4~C7 へ入力されているので、列は絶対参照とし、
行は相対参照にします。倍率は、セル D3~I3 へ入力されているので、列を相対参照にし、
行を絶対参照にします。
入力方法は、価格の C4 セルをクリック後、
「F4」キーを 3 回押します。これで列番号の前
にドル記号が入力できます。
($C4 となります。)
「F4」キーを 2 回押します。行番号の前にドル記号が入
次に倍率の D3 セルをクリック後、
力されます。
(D$4 となります。
)
(セル番地やドル記号は、キーボードから直接入力することも可能です。
)
D4 セル($C4*D$3)を空白セルすべてにコピーします。
- 24 -
コピー結果を確認します。
上図のように、G6 セルの数式をみると、価格では、列は固定され、行は自動的に変化し、
倍率では、列は自動的に変化し、行は固定され正しい計算結果が求められています。
<参照方法のまとめ>
セルの参照方法には、これまでの解説のとおり相対参照、絶対参照、複合参照があります。
複合参照には、さらに「列を絶対参照、行を相対参照」する場合と「列を相対参照、行を
絶対参照」にする場合があります。下記の一欄表で再度確認してください。
セルの参照方法
絶対参照
複合参照
列は相対参照、行は絶対参照
複合参照
列は絶対参照、行は相対参照
相対参照
F4 キー操作
1 回押す。
2 回押す。
3 回押す。
操作なし
または、4 回押す。
コピーによる変化
セル番地は、固定されたまま貼り付けら
れる。
セル番地の列は、自動的に変化し、行は、
固定されたまま貼り付けられる。
セル番地の列は、固定されたまま、行は、
自動的に変化して貼り付けられる。
セル番地は、自動的に変化する。
※F4 キーは、4 回押すとセル番地全体が相対参照になります。どんどん押すと 4 回をサイ
クルに繰り返します。
※これらの参照方法は、Excel の操作上欠くことのできないものです。しっかり頭に入れま
しょう。覚えれば、Excel の操作が格段に進歩します。
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6)関数
関数とは、一口で言えば、目的の計算(処理)を簡単に行うために、あらかじめ用意され
ている数式のことです。とはいえ、関数で処理する対象は単に数値だけでなく、文字列も
処理の対象になりますので、数式といっても、理解し難い部分があるかもしれません。数
式というより、目的の処理をするための仕掛けと考えた方が理解しやすいかと思います。
Excel の関数とは、複雑な処理を簡単にできるように、あらかじめプログラムで組み込まれ
ている仕掛けと考えましょう。
関数を使うことは、Excel の操作の中で大変重要な位置を占めます。難しく思えますが、誰
にでも扱えるものです。気軽に取組みましょう。
・計算式の入力例
左図のように、データの
平均値を算出する場合、
数式バーにセル参照で計
算式を入力すれば答を求
めることができます。
これを、関数を使って求めると、下図のようになります。
・関数の入力例
平均値を算出するには、
「AVERAGE」関数を使
います。
左図のように、
「=AVERAGE(B3:B5)」
で平均値を求めること
ができます。
関数の入力は、マウス操
作のみで簡単にできま
す。
例のように 3 個のデータの平均値では、計算式で入力してもそう手間はかかりません。し
かし、平均するデータが何十個もあると大変です。こんなとき関数を使うと簡単にできる
のです。
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<関数入力>
・関数の「貼り付け」ダイアログボックスからの入力
関数を入力するには、「関数の貼り付けダイアログボックス」と「数式パレット」を使いま
す。他にも方法がありますが、初心者には、この方法が一番使いやすいかと思います。
上図のように、関数を入れるセルを選択し、関数貼り付けボタン(fx)をクリックします。
すると下図の「関数貼り付けダイアログボックス」が表示されます。
・関数貼り付けダイアログボックス
「AVERAGE」関数を入力
するには、関数の分類から
統計を選択し、関数名の
AVERAGE を選択します。
選択後、OK をクリックし
ます。クリックすると下図
の「数式パレット」が表示
されます。
- 27 -
・数式パレット
上図のように入力する値は、
「引数(ひきすう)
」と言います。
入力する引数は、セル参照、数値などの他に関数の種類によって文字列や理論値などを入
れることが出来ます。ここでは、セル参照による入力で説明しています。
関 数 は、 種類 、入 力 する 場所 によ って引 数 が 自動 的 に 入 力 される こと が あり ます 。
(AVERAGE 関数の引数は、入力する場所によって自動的に入力されます。図の例では、
入力する場所がセル参照で入力する引数と同じ列内なので、自動的に入力されています。)
もし入力値が間違っていれば、正しい値を入力します。
入力された引数「B3:B6」は、間違っているので、以下の方法で修正します。(正解は、
「B3:B5」
。
)
上図のようにパレットの引数入力部が黒色表示されている状態で、新しいデータをセル参
「数式
照等で入力します。ワークシートが「数式パレット」で見えなくなっている場合は、
パレット」はドラッグで自由に動かすことができるので、ワークシートが見える位置まで
動かして、修正します。
- 28 -
<関数の構造>
関数は、左図のように必ず等号「=」
で始まります。次に関数名、左かっこ、
引数、引数を区切るカンマ「,」、右か
っこで構成されます。引数を複数入力
するときは、必ずカンマ「,」で区切り
ます。
上図で引数は、セル参照を使っています。セル参照もコロン「:」を使い範囲を参照してい
ます。詳しくは、セル番地 A3 から A8 の値、B3 から B8 の値、C3 から C8 の値の三つの
引数で構成されていて、その平均値を求める構造になっています。
※関数の構造は、カンマやコロンなどの演算子もすべて半角文字で入力する必要がありま
す。全角では、関数として認識されません。
・引数の種類
上記では、引数をセル参照としていますが、関数の種類によって、下記のものを引数とし
て使うことができます。文字列と、エラー値は引数にできない関数もあります。
引数の種類(型)
数値
説明
0、34.25、120、-35 など数値そのもの。すべての数値。
"Windows"、"説明"、"はる"など。文字列の入力は、必ずダブルクォテー
文字列
ション「"」でその文字列を囲みます。囲まないと文字列として認識され
ません。ダブルクォーテーションは必ず半角で入力します。
論理値
配列
エラー値
TRUE(真
)、FALSE(偽
)。
複数のデータを一つの集合データとして扱うためのもの。詳細は別項へ
記載予定。
####、#VALUE、#DIV/O!、#NAME?、#N/A、#REF!、#NUM!、#NULL!
の 8 つのエラー値。
セル参照
セル(A8)及びセル範囲(A3:A8)。最も良く使います。
数式
「=75+120」などの計算式そのもの。
関数
引数に関数を使うことができます。入れ子(ネスト)と言います。
その他
定義された名前など。セル範囲に付けられた名前など。
※関数によっては、引数を必要としないものもあります。
- 29 -
・入れ子関数の構造
次に引数に関数を使う入れ子(ネスト)の関数の構造についてまとめます。ネスト関数に
ついては、入力方法などをまだ解説していませんが、構造についてここに記載します。
左図は、論理関数 IF の引数に
AVERAGE と SUM 関数を使っていま
す。
意味は、もしセル F2 から F5 の平均値が 50 より大きければ、G2 から G5 を合計し、その
値を返しなさい。そうでなければ 0 を返しなさい。となっています。
<数式の計算演算子>
数式の計算演算子とは、計算の種類を指定する記号のことで関数を含む数式に使用します。
算術演算子、比較演算子、文字列演算子、参照演算子の 4 つがあります。すべて半角文字
で入力します。
・算術演算子
算術演算子は、加算、除算、べき乗などの基本的な計算に使用します。
算術演算子
種類
内容
計算結果の例
+(プラス)
加算
「=5+3」 =8
-(マイナス)
減算または負の数
「=5-3」 =2
*(アスタリスク)
乗算
「=5*3」 =15
/(スラッシュ)
除算
「=5/3」 =1
%(パーセント記号) パーセンテージ
「=5%」 =0.05
^(キャレット)
「=5^3」 =125(=5*5*5 と同じ)
べき乗
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・比較演算子
比較演算子は、2つの値を比較し判定するときに使用します。
比較演算子
種類
内容
使用例
=(等号)
左辺と右辺が等しい
A1=B1
>(~より大きい)
左辺が右辺よりも大きい
A1>B1
<(~より小さい)
左辺が右辺よりも小さい
A1<B1
>=(~以上)
左辺が右辺以上である
A1>=B1
<=(~以下)
左辺が右辺以下である
A1<=B1
<>(不等号)
左辺と右辺が等しくない
A1<>B1
・文字列演算子
文字列演算子は、複数の文字列を結合するときに使用します。
文字列演算子
種類
&(アンパサンド)
内容
使用例
2つ文字列を結合、ま
"佐々木"&"和也"は、佐々木和也となり
たは連結して 1 つの連
ます。"佐々木"&" "&"和也"とすると、
続する文字列の値を作
佐々木 和也になり、名字と名前の間に
成する。
半角スペースを入れることができます。
・参照演算子
参照演算子は、計算のためにセル参照を結合するときに使用します。
参照演算子
種類
:(コロン)
内容
使用例
セル範囲の参照演算子。2 つのセル参
照をコロンで結ぶことによってその
A3:A17
範囲を 1 つの参照として作成する。
,(カンマ)
複数参照の参照演算子。複数の参照を
1 つの参照に結合する。
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SUM(A3:A17,B3:B17)
<論理関数>
関数は、10 種類に分類されています。分類別に使用頻度が高いと思われるものについて、使
用例をあげながら解説します。
他の関数と組み合わせて使う事が最も多い「論理関数」を解説します。
論理関数の使い方を覚えれば、関数使用のつぼを押さえる事ができます。
・IF 関数
IF 関数は、指定条件(論理式)によって、対象が真(TRUE)か偽(FALSE)かを判定し、
それぞれに指定した値を返す(求める)ものです。最も使用頻度の高い関数です。
※関数では、「返す」と言う言葉を使いますが、初心者には意味が理解しずらいものです。
返すとは、たとえばキャッチボールで相手にボールを投げると、相手がボールを返してくる
のに似ています。すなわち、関数へ引数を入れるとキャッチボールのように答えが返って
くると理解しましょう。
書式で表すと、IF(論理式,真の場合,偽の場合)となります。
言葉で説明すると難しく思えますが、使用例で考えると理解できます。
・使用例1
スコア表にアベレージか
ら、予選通過の判定をさ
せる例です。
(左図参照。)
140 以上を予選通過とし
ます。
佐々木選手の予選判定の
セル(B8)へ、IF 関数で
判定式を入れます。
セル B8 を選択後、関数貼り付けボタン(fx)をクリックして、
「関数貼り付け」ダイアロ
グボックスの分類から論理を選び、IF 関数をクリックします。すると下図のような IF 関数
用の数式パレットが表示されるので、順じ入力して関数を完成させます。
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左図は、すで
に入力されて
いますが、入
力にあたって
まず、どうい
う処理をさせ
るかを考えま
す。
例は、アベレージ 140 以上は予選通過と表示させ、それ以下の場合は、何も表示させないよ
うに考えたものです。
論理式は、B7 セルが 140 以上かどうかを判定(真か偽か)するもので、演算子の >= (~
以上)を使っています。入力方法は、論理式の入力ボックスへカーソルが入っている事を確
認して、B7 セルをクリックし、演算子(>=)と 140 を半角で入力します。入力ボックスの
)事を意味してい
右側に TRUE と表示されるのは、B7 セルが 140 以上である(真である。
ます。
真の場合の入力ボックスへは、論理式の判定が真(TRUE)であった場合に返す値を入力
します。例の場合は、文字列を返す式となっています。入力方法は、引数に文字列を入力す
(ダブル クォ
るための「"」ダブル クォテーションで予選通過の文字を囲んで入力します。
テーションは半角で、文字は全角で入力。)
偽の場合の入力ボックスへは、論理式の判定が偽(FALSE)であった場合に返す値を入力し
ます。例では、何も表示させない(空白で返す。)ようになっています。入力方法は、「"」ダ
ブル クォテーションを半角で 2 つ入力します。ダブル クォテーションは、引数に文字列
を使うためのものですが、これを 2 つ使う事で、空白を囲んでいる事になり、何も表示させ
ない(空白で返す。
)設定になります。よく使う技ですから覚えておきましょう。
以上の方法で B8 セルへ IF 関数で判定式を入力すると、B7 セルは 161 なので真の場合の
値が返され、予選通過の文字が表示されます。
数式バーには、関数式が表示されます。
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この関数式は、佐々木選手の予選通過の判定をするものですが、コピーして他の選手の判定
にも使用します。式内のセル参照は、相対参照ですから通常のデータのコピーと同じ方法で
行います。
(この場合、オートフィルによるコピーが手っ取り早い方法です。)
式をコピーすると、犬山、宮園は 140 に届いていないので、空白が返され、青柳は、140
以上なので予選通過の文字が表示されます。
・使用例2
使用例 1 は、引数にセル参照と文字列を使っていますが、下記は、セル参照と数式を使う例
です。
仮に、50 歳以上は、1 割引の
温泉に宿泊するとします。左
図は、この場合の割引料金を
求めたものです。
50 歳以上は、1 割引の料金に
なっています。
式の意味は、「年齢が 50 歳以上であれば、基本料金に 0.9 を掛けて返し、そうでなければ
基本料金を返しなさい。
」となっています。この場合も、はじめに D3 セルへ関数式をつく
り、後はコピーします。
※IF 関数は、他の関数と組み合わせて(入れ子、ネスト)使うと非常に複雑な処理も可能で
す。ネストでは、引数として IF 関数を使う事もできます。
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7)グラフ作成
グラフは、数値データをわかりやすく他者に説明できる優れたアイテムです。Excel では、
データから簡単にグラフを作成する事ができます。
(Excel だけの特別な機能ではありませ
ん。Word でも作成できます。
)
作成は、一般的にグラフウィザードと言う機能を使います。このウィザードを使えば、難
しそうに思えるグラフ作成も、画面に表示される手順どおり操作するだけです。
グラフは、ワークシート上や専用のグラフシートへ作成する事ができます。
・作成方法の概要
グラフウィザードでグラフを作成するには、ウィザードで表示される構成要素を順次完全
に仕上げてゆく方法もありますが、グラフの各構成要素は、作成後自由に追加したり変更
できるようになっていますので、通常は一度あらましのグラフを作成してから構成要素を
整える方法をとります。
・データの範囲選択
まず、グラフを作成したいデータから、グラフ化する範囲を選択します。
左図では、「表」
の行のタイトル
と 4 月、6 月、8
月の行を選択し
ています。このよ
うに、離れた行を
選 択 し て もグ ラ
フを作成する事
ができます。当然、
「表」すべてを選
択しても作成で
きます。
データ範囲を選択後、ツールバーのグラフウィザードボタンをクリックします。
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・種類の選択
ウィザードボタンをクリックすると、下図の「1/4-グラフの種類」が表示されます。
ここで標準またはユーザー設定のパネルから、グラフの種類を選択し、さらに形式の中か
ら作成したいグラフのタイプを選択します。選択したグラフの種類は、図のように「サン
プルを表示する」ボタンをクリックし、マウスのボタンを押したままにしておくと、サン
プルを確認することができます。
「次へ」のボタンをクリックして、次の段階へ進みます。
、「次へ」のボタンをクリックせず、
ウィザードは、4段階で設定するようになっていますが
「完了」ボタンをクリックすれば、その段階のグラフがワークシートへ作成されるように
なっています。これは、どの段階においても同じです。
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・グラフ元データの確認
「次へ」のボタンをクリックするとウィザードは、
「2/4-グラフの元データ」になります。
ここでは、データ範囲と系列の確認を行います。
ワークシート上では(図省略)
、データ範囲が点線の点滅で表示されます。参照範囲が正し
いかどうかを確認します。
また、系列で行を基準とするのか列を基準とするのかを確認します。
図は、行のタイトルの地区毎のデータを系列としたグラフになっています。列を選択する
と月を基準としたグラフに変わります。
確認後、
「次へ」のボタンをクリックします。
系列タブでは、系列の詳細な変更ができます。
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・グラフオプションの設定
表示される「3/4-グラフオプション」では、さまざまな構成要素の設定ができます。
たとえば、タイトルとラベルのタブ内では、グラフのタイトルやグラフの各軸の名称を入
力できます。
図では、タイトル名を入力しています。
必要なオプションを設定後、
「次へ」のボタンをクリックします。
オプションの各項目も別ページで解説します。
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・作成場所の選択
表示される「4/4-グラフ作成の場所」では、グラフを作成する場所を選択します。
新し いシート を選
択するとグラフシ
ート言うグラフ専
用のシートが追加
され、グラフが作成
されます。
オブジェクトを選択すると、ワークシート上へ作成されます。
▼印をクリックして、リストから作成場所のワークシートを選択します。参照データがあ
るワークシート以外へも作成することができます。
作成場所の選択が終われば、
「完了」ボタンをクリックします。
・グラフの表示位置などの変更
「完了」ボタンをクリックする
と、左図のようにグラフが作成
されます。
図は、参照データがあるワーク
シートへ作成したものです。
グラフの位置などは、マウス操
作で自由に変更することがで
きます。
以上が、グラフウィザードの手順です。
※最初に説明したようにグラフの各構成要素は、作成後自由に追加したり変更できるよう
になっています。
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