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●●● JA岩手県信連の現況 2012
CONTENTS
トップメッセージ …………………………………………… ñ
1. JA岩手県信連をご理解いただくために …………… ô
当会の経営方針と協同組合について ……………………… ö
事業の概況 …………………………………………………… ù
地域貢献情報 ………………………………………………… ¢
2. 取扱い業務のご案内 ……………………………………… ©
貯金業務のご案内 …………………………………………… ™
融資業務のご案内 …………………………………………… ≠
為替・証券業務のご案内 …………………………………… ∞
その他サービスのご案内 …………………………………… ≤
手数料のご案内 ……………………………………………… ≥
3. 財務内容のご報告 ………………………………………… μ
財務諸表 ……………………………………………………… ∂
経営指標 ……………………………………………………… ƒ
損益の状況 …………………………………………………… ≈
貯金業務の状況 ……………………………………………… «
貸出金業務の状況 …………………………………………… »
有価証券等の状況 …………………………………………… Õ
為替・受託貸付金業務の状況 ……………………………… œ
自己資本比率の状況(単体) ……………………………… –
4. コンプライアンス等への取組み ……………………… ›
コンプライアンス(法令等遵守)への取組みについて … fi
反社会的勢力との取引排除について ……………………… fl
利用者保護への取組みについて …………………………… ‡
個人情報保護への取組みについて ………………………… ·
金融ADR制度への対応について ………………………… ‚
金融円滑化への取組みについて …………………………… „
リスク管理体制について …………………………………… ‰
内部監査体制について ……………………………………… Ê 組織整備への取組みについて ……………………………… Ê
JAバンク岩手県本部の運営について …………………… Á
5. 当会のプロフィール ……………………………………… È
組織図 ………………………………………………………… Í
役員・職員数 ………………………………………………… Î
店舗・会員数等 ……………………………………………… Ï
当会のあゆみ ………………………………………………… Ì
※本冊子は農業協同組合法第54条の3に基づいて作成したディスクロ
ージャー資料です。
※計数は、原則として単位未満を切り捨てのうえ表示していることか
ら、増減などが表示上の計算と一致しない場合があります。
※構成比は100に調整しております。
1
●●●トップメッセージ
2
経営管理委員会会長
代表理事理事長
田 沼 征 彦
法領田 周 一
皆さまには、日頃から岩手県信用農業協同組合連合会(略称「JA岩手県信
連」)をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。
当会の業務運営方針や平成23年度の業績及び業務内容をご紹介するために、
今年度もディスクロージャー誌「JA岩手県信連の現況」を作成いたしました。
ご高覧いただき、引き続き一層のお引き立てを賜りますようお願い申しあげます。
<当会の基本的役割>
当会は、昭和23年の設立以来、県下の農業協同組合(略称「JA」)ととも
に農業専門金融機関として、また、地域の皆さまの事業や生活向上に貢献する
金融機関として業務展開して参りました。具体的には、県下JAが提供する農
業及び生活等に関する金融サービスの県域における諸企画や取りまとめ機能、
指導・サポート機能の発揮に努めて参りました。また、JA及び関係団体等か
らお預りした出資や貯金を原資として地場企業や地方公共団体等へ融通するこ
とで地域経済に貢献するとともに、市場運用等を通じて安定運用することで会
員に対する安定的な還元を実施して参りました。当会にとってこれらの業務は、
今後とも重要な業務であり、高度化・効率化を図りながら一層強化していく必
要があると認識しています。
<平成23年度の業務運営>
さて、昨年度発生した東日本大震災・津波は、多数の尊い生命を一瞬にして
奪いました。また、農業はもとより県内経済全体に未曾有の被害をもたらした
うえに、復興の遅れや雇用喪失の長期化等その影響は今日に至ってもなお深刻
です。
被災された農家組合員やJAバンク利用者の皆さまの一日も早い復興に資す
るため、当会は県下JAと一致協力して、発災直後の緊急対応及び本格復興に
向けた金融面からの諸対策を実施して参りました。また、被害が甚大だったJ
A組合員の安心確保のため、改正再編強化法に基づく資本注入への対応も図り
ました。
しかしながら、放射能被害の深刻化や二重債務問題が示すように、依然とし
て本格復興への道のりは険しい状況にあることから、引き続き県下JAや行
政・関係団体と連携し対策を継続・強化していく所存です。
3
また、震災復興への対応と併せて、JAバンクの経営・事業の総合戦略であ
る「JAバンク岩手中期戦略」(平成22年度∼24年度)の中間年度及び当会の
「第16次経営3か年計画」の2年度目の取組みにより、JAバンクの農業メイ
ンバンク・生活メインバンク機能の発揮や当会の連合会機能の発揮に努めて参
りました。
その結果、JAいわてグループの経営健全化計画における利益実績は、計画
初年度から4年連続での達成となったほか、年末には史上初めて県下JA貯金
1兆円の大台を達成するなど事業推進や経営面で成果をあげることができ
ました。
<今後の業務運営方針>
平成24年度以降につきましても、震災からの本格復興を最優先課題として被
災農業者の営農再開や二重債務問題、放射能被害等への対応に取り組むととも
に、前述「JAバンク岩手中期戦略」及び当会の「経営3か年計画」の最終年
度として総仕上げの取組みを実施して参ります。また、引き続きサービス向
上・健全経営に努めるとともに、平成24年度はJA岩手県大会の開催年でもあ
ることから、環境変化を踏まえJAバンク岩手が農業及び地域の皆さまに貢献
し続けるために、10年後を見据えた取組みの方向性等を決定する予定です。
引き続き、なお一層のご愛顧とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
平成24年7月
経営管理委員会会長 田 沼 征 彦
代 表 理 事 理 事 長 法領田 周 一
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JA岩手県信連を
ご理解いただくために
当会の経営方針と協同組合について … ö
事業の概況 ……………………………… ù
地域貢献情報 …………………………… ¢
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
JA岩手県信連をご理解いただくために
当会の経営方針と協同組合について
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経営方針は、将来進むべき方向性を示すもので、価値観の拠りどころとしての「経営理念」と、
理想とする将来像としての「基本目標(ビジョン)」からなります。私どもは、この経営方針のもと
経営活動を遂行して参ります。
経営理念
私たちにとって目的は何か、もっとも大切なものは何か、
どのように行動すべきか
存在意義として
私たちは、協同組合精神のもと地域金融機
関として、JAとともに金融サービスの提
供を通じて農家経営の向上を図り、併せて
岩手の農業と地域経済の発展に貢献します。
6
経営姿勢として
行動規範として
私たちは、JAバンクの一員として、
コンプライアンスをモットーに安定的
で健全な経営を目指します。
私たちは、信頼に対し「信用・奉仕・
創造」をもって行動します。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
基本目標
将来の「当会のあるべき姿」「理想とする姿」はどのようなものか
対外的評価として
「農業」と「くらし」に貢献し、選ば
れ、成長し続けるJAバンク岩手を目
指します。
事業運営の将来像として
組織形態の望ましい姿
JAとの機能分担を図り、JAバンク
岩手の本店的機能を発揮することによ
り、一体的事業運営を行います。
JAニーズに対応した業務の選択と集
中を進め、効率化信連としての機能を
発揮します。
基本戦略
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基本目標達成のための当会全体からみた戦略の柱
基本戦略は次の5つの柱からなる。
●経営健全化計画(再発防止策)の確実な実践
●機能の集約等による効率化・コストダウンと
競争力の強化
●農業メインバンク・生活メインバンク機能の
強化
●経営・財務体質の強化と安定的収益の確保
●経営資源の効率化と有効活用
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
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協同組合組織と
「相互扶助」の
考え方
JAグループは、概要図にお示ししたとおり、「単位JA」と「都道府
県組織」及び「全国組織」により構成されております。都道府県組織及
び全国組織は、総合事業を営む単位JAの業務をサポートする役割を担
っております。
JAグループがこのような組織形態となっているのは、協同組合活動は
お互いに助け合い共に向上していこうという「相互扶助」の精神に基づ
くものだからです。当会もこの「相互扶助」の精神に基づき、JA組合員
をはじめ地域のみなさまに気軽にご利用いただける、親しみあるJAバン
クを目指して参ります。
●JAグループの概要
単位JA
都道府県組織
全 国 組 織
信 連
農林中央金庫
中 央 会
全 中
J A
(農業協同組合)
信用事業
貯 金
貸 出 金
為 替
地 組
域 合
の 員
み 及
な び
さ
ま
指導事業
営 農 指 導
農 政 活 動
教 育 指 導
購 買・販 売 事 業
農業用生産資材
生 活 用 品
農畜産物の販売
共済事業
生 命 共 済
建 物 更 生 共 済
自動 車・火 災 共 済
厚生事業
医 療
保 健
老 人 福 祉
他
他
全 農
他
全 共 連
他
厚 生 連
他
岩手県内9JA132店舗
( 信 用 事 業を 営 む J A )
注)震災により代替場所及び他店舗による
代行営業店舗数を含みます。
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全 厚 連
( 平 成 2 4 年 6 月3 0日現在 )
●●● JA岩手県信連の現況 2012
JA岩手県信連をご理解いただくために
事業の概況
震災からの
復興に向けた
取組み
東日本大震災で被災したJA組合員・利用者の復興及び被災JAの金
融機能の回復を最優先課題に据えて、対応を図りました。発災直後にお
ける貯金の便宜払い対応や緊急資金の創設等の対応に加え、復興に向け
て、原発被害対応資金の創設や小口生活資金の要件緩和、二重債務問題
への取組み、震災特例スキームに基づく資本注入対応等に重点的に取組
みました。
1.JA組合員・利用者向けの緊急対応
∏ 通帳・印鑑等喪失者向けの貯金便宜払い(JA内、
JA間、県域間)の開始及びその広告並びに原発避
難による特定被災地JAへの特別対応
π JAの営業店舗状況の広告(テレビ、新聞、HP
ほか)
∫ 金融相談窓口及び融資相談窓口(フリーダイヤル)
の設置による相談対応
ª 既融資案件の返済猶予の対応及び督促停止
º 被災者の通帳・キャッシュカード再発行の無手数
料化
3.復興に向けたJA組合員・利用者向け対応
∏ 東日本大震災緊急特別対策利子補給実施要領の制
定・遡及実施
π 小口生活資金の新規申込案件に係る借入期間延長
等の要件緩和措置
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∫ JAバンク東日本大震災対応緊急資金(原発事故)
の創設
ª 二重債務問題への取組み
(個人債務者の私的整理に関するガイドラインに基づ
く相談センターの設置、産業復興機構の設置に向け
た要請・協議参画等)
Ω JAバンク岩手東日本大震災対応緊急資金の創設
æ JAマイカーローン(罹災者支援型)の創設
ø 災害救助法適用地域のJA口座あて振込手数料の
全額免除
¿ 各種団体の義援金口座の開設と受入れ
4.JAバンク金融機能の本格復興に向けた対応
∏ 機動的なセーフティネット活用のための事前対応
と資本注入の実施
(スキーム検討とJAバンク基本方針改正対応、資産
査定支援、信用事業強化計画の策定支援ほか)
2.JAバンク金融機能の維持・復旧に向けた緊急対応
∏ 貯金便宜払い対応に向けた必要措置(貯金データ
のJA搬送等)
π 緊急用現金及び事務用品等必要物資のJA搬送
∫ 店舗復旧対策支援(仮店舗設置・オンライン復旧
支援、代替端末等の提供)
ª 事務支援及びオンライン事務の代行処理、手形交
換事務代行
π JA債権管理対策の支援(債権証書対応及び印紙
税免除要請等)
∫ 日本公庫資金の特例対応及び農業制度資金に関す
る災害関連対応の利用者・JA周知
ª 金融インフラ(店舗、ATM、端末等)の整備に
係る継続支援
º 日銀の新貸出制度(被災地金融機関を支援するた
めの資金供給オペレーション)への対応
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
Ω 震災を踏まえた担保評価マニュアルの整備(資産
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自己査定対応)
5.その他
∏ JAに対する震災見舞金
π 通帳・キャッシュカード再発行費用の一部助成
∫ 「復興元年!いわて金融応援キャンペーン」への
参画
損益の概要
経常収益が前年度比+3.3%となる8,925百万円に対し、経常費用が
7,159百万円となり、経常利益は前年度比+43.8%となる1,766百万
円と増収・経常増益となりました。一方、税負担や繰延税金資産の取崩
しにより、当期剰余金は前年度比▲10.6%の767百万円を計上しまし
た。
会員に対する還元(支払奨励金)は、会員JAからの大幅な預入増加
により前年度比約+10億円となる35億円を対応しました。
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
金融
推進業務
JAバンク岩手の農業メインバンク及び生活メインバンク機能発揮の
ため以下のとおり取り組みました。
A【JA貯金等】
地域のみなさまに選ばれ成長し続ける「JAバンク」
1
C【JA指導】
●
JAサポートカード指導方針に基づきJAの推進
の実現を目指し、夏期・年末特別推進運動と年金受取り
現場に出向いての実践指導を継続実施しました。ま
サービス機能を提供するための推進運動を積極的に展開
た、JAのガバナンス強化と事業計画の達成に向け
したほか、社会保険労務士による無料年金相談会を県内
て、月次・四半期実績検討会を実施し計画未達対策
全地域で開催し、地域のみなさまの相談ニーズに応えま
を行いました。
した。
また、目標管理型信用事業の構築に向けて、店舗
また、キャッシュカードの偽造・盗難対策としてIC
カードへの切替促進を行うとともに、クレジット機能を
別・担当者別目標管理を継続実施しました。
●
JAバンク基本方針に基づいて財務・体制整備・
搭載した利便性に優れたJAカード一体型(ICキャッ
不祥事未然防止モニタリングを実施し、JAの経営
シュカード+クレジットカード)の普及に努めました。
状況及び体制整備状況等の把握を行い、経営改善指
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導、事務リスク管理体制の整備指導等を行いました。
B【JA貸出金】
ご利用者の負担軽減のため、金利引下げによる、住宅
ローン、マイカーローンのキャンペーンを実施しました。
また、年4回に亘る「JAバンクローンなんでも相談会」
●
経営管理態勢強化の一環として総体的なリクス量
(金利リスク、信用リスク等)の定着化を図りました。
●
不良債権比率の改善については、各JAの債権管
理委員会に参画し、債務者毎に経済債権・信用債権
を休日開催し、平日にご来店できないお客さまへの対応
合算の総与信限度額及び危険水準を設定して総与信
を図りました。
管理に取組み、不良債権未然防止を図りました。
農業者に対しては、農林中金との提携5年目を迎えた
「JAバンクアグリサポート利子助成事業」の他に、平成
22年度より「JAバンク新規就農応援事業」を積極的に
D【JA信用事業の人材育成】
JAバンク岩手中期戦略に基づき、新任担当者の早期育
展開するとともに、「JAバンク岩手農業金融センター」
成・即戦力化また中堅担当者の営業力強化に向けてセー
でもフリーダイヤルを設置し、農業者からの金融相談に
ルス話法主体の実践的な研修を体系化し実施しました。
対応し、「農業担い手」の支援に取組みました。
また、質の高いサービスの提供に向け、専門的知識を
なお、震災対応として創設した原発被害対応資金の平
有する職員を体系的に育成していくため、新たに「信用
成23年度実績は、JAバンク岩手全体で約350件、14
事業資格認証制度」を導入し、認証窓口担当者等53名の
億円となりました。
認証者を認定しました。
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
貯金業務
当会の資金は、その大半が県内のJAにお預けいただいた農家組合員
及び地域のみなさま、地方公共団体、法人からの大切な財産である貯金
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を源泉としております。期末残高では7,167億円(前年度比1,529
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となりました。
億円増加)、年間平均残高では7,032億円(前年度比1,007億円増加)
●貯金残高の内訳
地方公共団体
49,
500百万円
(6.
9%)
その他
17,
538百万円
(2.
5%)
■会員
■准会員
■会員の組合員
■地方公共団体
■その他
会員の組合員
310百万円
准会員
12,
273百万円
(1.
7%)
貯金残高
716,
783百万円
会員
637,
162百万円(88.
9%)
[平成24年3月末]
融資業務
当会では、会員・准会員等に対する農業関連融資、地場産業に対する
関連産業融資、岩手県をはじめとする地方公共団体、さらには地域経済
を支える地元企業のみなさまにも様々な用途の資金をご用意し幅広い融
資を行っております。期末残高では、1,560億円(前年度比98億円増
加)、年間平均残高では1,505億円(前年度比同)となりました。
また、農業近代化資金、中山間地域活性化資金、特定農産加工資金な
ど各種制度資金も取扱いをしており、平成23年度の制度資金取扱残高は
31億円です。
●貸出金残高の内訳
会員
その他
30,
304百万円
26,
177百万円 (19.
4%)
(16.
8%)
貸出金残高
156,
006百万円
■会員
■准会員
■会員の組合員
■地方公共団体
■その他
准会員
3,
528百万円
(2.
3%)
会員の組合員
3,
705百万円
(2.
4%)
地方公共団体
92,
292百万円(59.
1%)
[平成24年3月末]
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
為替・
決済業務
余裕金運用
業務
為替・決済業務の多様化と高度化に対応しつつ、利用者へのサービス
強化に努めるとともに、JAに対する国庫金振込にかかる事務検査等を
行い、事務処理の堅確性向上を図りました。
預け金は、安定性と流動性の確保に努め、系統預け金を中心とした運
用を行い、期末残高では4,290億円(前年度比1,265億円増加)
、年
間平均残高は4,259億円(前年度比928億円増加)となりました。
金銭の信託等を含む広義の有価証券は、価格変動性の高い市況環境の
もと債券運用を中心とした運用を行い、期末残高では1,693億円(前
年度比376億円増加)、年間平均残高では1,529億円(前年度比190
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億円増加)となりました。
受託業務
日本政策金融公庫資金(農林水産事業)は、東日本大震災の被災者に
対する特例融資(利子助成により実質無利子資金)に積極的に取組んだ
結果、新規貸出実行額が6億円(前年度比3億円増加)となり、期末残高
は72億円(前年度比7億円減少)となりました。
住宅金融支援機構資金は、東日本大震災の被災者に対する「災害復興
住宅融資」の取扱いを開始し、16件の申込みを受付けました。期末残高
は122億円(前年度比22億円減少)となりました。
電算情報業務
組合員・利用者のみなさまに「安心で便利な」金融機関としてご利用
いただけるよう、事務集中センター及びローンセンターの取扱業務を追
加するなどしてJAバンクの更なるサービス向上及び事務効率化を図り
ました。
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
JA岩手県信連をご理解いただくために
地域貢献情報
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地域への貢献 ●●●
当会は、
「地域金融機関の社会的責任・公共的使命」は金融事業を通じて地域社会・経済・産業・文化
の発展に積極的に貢献することにあると考えております。
こうした観点から、県内JAとともに、地域における産業・経済基盤の形成に貢献し、高齢化社会に対
応する融資にも積極的に取組み、地域社会・経済の活性化と発展をサポートしております。特にも、国
土保全機能を併せ持つ岩手県農業の維持、発展にとって重要な役割を果たしております。
地域からの資金調達及び貯蓄・決済機能の提供 ●●●
貯蓄機能の提供
当会の資金は、
JA組合員及び利用者のみなさまが地元JAにお預けいただいる大切な貯金を源泉
としており、その原資は農産物の販売代金や年金、給与など多様です。
また、市町村、地元企業・団体のみなさまからもお預けいただいております。
無料年金相談会の実施
平成23年度は、
8JA77店舗で無料
年金相談会を開催し、
これから年金を受
け取る予定の方、既に年金を受け取っ
ている方の変更手続きや、働きながら
受け取る年金の仕組み等について、多
くのみなさまの相談に応じ、各種手続き
のお手伝いをいたしました。
また、新たに県内企業での無料年金
相談会を開催し、社員のみなさまのご
相談に応じました。
給与振込推進の実施
JAの給与振込サービスは、給与の支給日には安全確実
に振込されるほか、全国のJA・店舗・ATM、提携銀行のAT
M等で取引ができるなど、サラリーマンなどのみなさまは
もちろんのこと、給与を支払う企業・団体のみなさまにとっ
ても便利な機能です。
JAバンク岩手では、
JAの給与振込サービスを広く知っ
てご利用いただくため、
フレッシャーズを中心に「春期給振
特別推進運動」を実施して、多くのみなさまにご活用いただ
いております。
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県内企業で無料年金相談会
●●● JA岩手県信連の現況 2012
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地域への資金供給 ●●●
当会では、農業関連団体のみなさまはもとより、岩手県をはじめとする地方公共団体、
さらには地域経
済を支える地元企業・団体のみなさまにも様々な用途の資金をご用意し幅広い融資を行っております。
地域密着型金融への取組み
●JAバンク岩手農業金融センターによる農業者のみなさまへの貢献
当会では、
JAの担い手金融リーダーと連携し、担い手農家や農業法人等の
みなさまに対して、
幅広い金融サービスや相談対応を実施しています。
また、日本政策金融公庫が実施する農業経営アドバイザー試験を活用し、農
業融資スキルの高い担当者を育成することともに、平成23年10月に農業経営
アドバイザー資格保有者で構成される「JAバンク岩手アグリビジネス研究会」
を発足し、担い手等に対する相談対応力の更なる向上を図り、
CS
(顧客満足
度)向上に向けた取組みを展開しています。
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●JAバンクアグリサポート事業
当会では、
JAバンクアグリ・エコサポート基金が行っている農業振興や環境保全に貢献するJAバンク
アグリサポート事業を活用し、次の4つの事業を中心とした活動を通じて、いわての農業と地域社会の貢
献に取組む活動を展開しております。
〈農業担い手に対する支援〉
利子助成事業として、
JAが行う農業関連の
融資に対し、最大で1%の利子助成を最長で3
年間行い、借入負担の軽減を支援
〈農業及び地域社会に貢献する取組み〉
JAが行う食農教育等の活動に対し、教材本
贈呈・助成・情報発信等を実施
〈農業法人に対する支援〉
出資による自己資本増強を通じて、農業法人
の更なる発展と円滑な事業継承を支援
〈新規就農者受入先に対する支援〉
新規就農希望者を育成するための研修受入
先への費用助成を行い、新規就農希望者の独
立就農を支援
●住宅ローンをはじめとするローン推進
組合員等の借入ニーズに対応するとともに、家計
メイン化・JA利用メリットを知っていただくために「J
A住宅ローン統一推進運動」
「JAマイカーローン統
一推進運動」を実施しました。
また、
日曜日に組合員及び利用者のみなさまのご
相談に対応できるよう
「JAバンクローンなんでも相
談会」を開催しました。
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●●● JA岩手県信連の現況 2012
文化的・社会的貢献活動 ●●●
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地域間交流と健康増進
年金友の会会員を中心に健康増進や地
域間交流・親睦を目的に「グラウンド・ゴルフ
大会」
「ゲートボール大会」を継続実施しま
した。
また、新たに「パークゴルフ大会」を企画・
実施しました。
第29回岩手県少年サッカー新人大会(JAバンク岩手ちょきんぎょカップ)
過去最多の89チームが参加し、
4日間にわたって熱戦が繰り広げら
れました。決勝戦の後は、特別講師
に前園真聖さんを迎え、サッカー教
室を開催しました。各チームから多
数の選手が参加し熱心な指導を受
けました。
「JAバンク岩手食農教育応援事業」の取組みから
JAバンクでは平成20年度から全国事業
として「JAバンク食農教育応援事業」に取
組んでおります。 農作物の収穫体験を通
して収穫の喜びを感じ、農業の大切さを理
解してもらうことができました。
16
●●● JA岩手県信連の現況 2012
1
クワガタ虫の贈呈
当会の社会貢献活動プロジェクトがその活
動の一環として、
メンバーが中心となってクワ
ガタ虫を採取し、杜陵小学校に贈呈しました。
昆虫飼育の経験を通じて、地域の子供たちに
「生命の尊さ、自然の大切さ、人と自然のつな
がり」を伝えることを目的に行ったものです。
ボランティア活動への参加
職員によるボランティア活動として、
「チャグ
チャグ馬コ(6月)」及び「盛岡さんさ踊り
(8
月)」の開催にあわせて、早朝及び業務終了後
に大通り、岩手公園周辺のごみ拾いを行いま
した。
J
A
岩
手
県
信
連
を
ご
理
解
い
た
だ
く
た
め
に
地域行事への参加
「盛岡さんさ踊り」をはじめとした地
域行事に地域の一員として積極的に参
加し、みなさまとの交流を大切にしてお
ります。
友信会活動
友信会は、当会が融資のお取り引きをいただいている各企業を会員とし、金融
の円滑化を図ると同時に、会員相互の親睦交流・情報交換の場を提供することを
目的として運営しており、平成23年度は、辛坊次郎氏(演題:混迷日本がスッキリ
わかる話∼情報の裏を読む∼)
を講師としてセミナー、親睦会等を開催しました。
(会員数:
109社 平成24年3月31日現在)
17
●●● JA岩手県信連の現況 2012
トピックス
東日本大震災からの復興に向けた取組み ●●●
1
J
A
岩
手
県
信
連
を
ご
理
解
い
た
だ
く
た
め
に
緊急対応・復興対応
貯金便宜払い等の緊急対応や、原発被害対応資金の創設、小口生活資金の新規案件の要件緩和、
二重債務問題への取組み等を行いました。
貯金・国債窓口販売・融資
東日本大震災からの復興支援にあたり農業
者への再生支援、組合員・地域のみなさまの生
活応援を行っております。 ● 貯 金
復興支援定期貯金(金利上乗せ)
● 国債窓口販売
復興応援国債(個人向け)
● 融 資
JAバンク岩手復興応援(住宅・マイカー・
リフォームローンの利子助成)
農業近代化資金
農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)
農林漁業セーフティーネット資金
災害対応資金
「JAバンク東日本大震災対応緊急資金」を平成23年4月に創設し、被災者の当面の生活維持及び
農業経営等に必要で緊急な資金の対応、
また、東日本大震災に伴う原発事故により被害を受けた組合
員に対して、農業経営に必要な運転資金「JAバンク東日本大震災対応緊急資金(原発事故)」を創設
して農業経営の安定を図るため対応しております。
JAバンク岩手相談センター
二重債務問題への対応
東日本大震災の被災者が抱えるいわゆる二重債
務問題への対応策のひとつとして、平成23年8月よ
り
「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」が
運用開始されました。
JAバンク岩手では、県内JAの全店舗に相談窓口
を設置したほか、当会内に「私的整理ガイドライン相
談センター」を設置し
(平成23年8月)、お客様から
の相談に万全の体制で臨んでおります。
JA貯金1兆円達成 ●●●
JAバンク岩手が一丸となり、夏期・年末特別推進運動の展
開により個人貯金増強に向けて取組んだ結果、平成23年12
月末時点でJA貯金残高1兆円を達成しました。
18
●●● JA岩手県信連の現況 2012
農業への貢献 ●●●
6次産業化への支援
農業・農村振興や6次産業化等に貢献するた
め、農業金融センターを中心に専門的な相談や
異業種とのビジネスマッチングへの対応を行っ
ております。
新農業人フェアi
nいわて
岩手県農業公社が主催した「新農業人フェア
inいわて」に農業資金相談ブースを出店し、新規
就農を目指す方へ就農資金の情報提供・相談対
応を行いました。
1
J
A
岩
手
県
信
連
を
ご
理
解
い
た
だ
く
た
め
に
食・農に関する意見交換会及び情報発信
平成22年度から農業情報の共有化・発信を目的に食と農をテーマとした意見交換会を開催していま
す。平成23年度は「食・農のブランド化、
オンリーワンを目指して」をテーマに食農連携コーディネーター
や先進的な取組みを行っている農業関連企業及び農
業情勢に詳しい大学研究者のみなさまにご参集頂き、
取組事例や課題等について活発な情報交換を行いま
した。
当会で融資している農業法人等及び県内JAの担い
手金融リーダーをはじめとした融資担当者へ「JAバン
クいわて信連情報」
「JAバンクニュース」で取組み状況
を紹介しています。
行政とのタイアップ
新規就農状況や6次産業化への取組み等について、振興局及び普及センターと情報交換するなど、
市町村との連携を強化しています。
県内JAの事務統一等について ●●●
全国統一版事務手続を導入し、顧客サービスの満足度向上とこれまでの以上の堅確な事務処理及
び事務処理の統一化を図っております。
また、税務署・市町村からの照会業務について事務集中センターで対応することにより、JAの窓口
業務の事務の効率化を図っております。
19
●●● JA岩手県信連の現況 2012
JA信用事業最前線で活躍するみなさまの親睦と相互研鑽 ●●●
1
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岩
手
県
信
連
を
ご
理
解
い
た
だ
く
た
め
に
JAバンク岩手第5回 窓口セールスロールプレイング大会開催!
!
窓口セールス能力の向上策の一環として、平
成23年11月23日
(水・祝)、盛岡市都南文化会
館(キャラホール)
において、
「JAバンク岩手第
5回窓口セールスロールプレイング大会」を開
催いたしました。
本大会では、各JAより選抜された代表8名
の窓口担当者のみなさんが、日頃の取組成果
を披露し、出場者相互はもちろんのこと、傍聴
者にとってもJAの第一線で活躍されている窓
口担当者のセールススキルを学ぶ場となりま
した。
渉外担当者協議会・担い手金融リーダー協議会通常総会の開催
岩手県JAバンク渉外担当者協議会通常総会を開催して、渉外担当者間の交流・情報交換を行っ
ております。本年度は、(有)香取感動マネジメント代表香取貴信氏を講師に招いて、東京ディズニー
ランドで教わった経験から学び得た顧客目線の考え方・ノウハウについて講演を頂きました。
また、
JAバンク岩手担い手金融リーダー協議会でも通常総会を開催して、担い手金融リーダー
間の交流・情報交換を行っております。
本年度は、東北農政局から講師を招いて、人・農地プランや6次産業化について研修会を実施し、
国の農業施策について理解を深めました。
信用事業資格認証者の表彰
地域金融機関として質の高いサービスを提
供していくため、専門的知識を有する職員を体
系的に育成していくことを目的に「信用事業資
格認証制度」を導入しました。導入後初となる
認証者は県下JAで53名
(平成23年12月末基
準)
となりました。
20
2
取扱い業務のご案内
貯金業務のご案内 ……………………… ™
融資業務のご案内 ……………………… ≠
為替・証券業務のご案内 ……………… ∞
その他サービスのご案内 ……………… ≤
手数料のご案内 ………………………… ≥
21
●●● JA岩手県信連の現況 2012
取扱い業務のご案内
貯金業務のご案内
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
会員及び地域住民のみなさまや事業主のみなさまからの貯金をお預かりしております。
普通貯金、当座貯金、スーパー定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的、
期間、金額にあわせてご利用いただいております。
また、岩手県の収納代理金融機関をはじめ、県内市町村の指定代理、収納代理金融機関
としての役割を果たすとともに、日銀歳入復代理店として各種税金等の収納事務を通じて、
広くみなさまにご利用いただいております。
種
類
く
み
と
特
色
座
貯
金
小切手・手形をご利用いただく場合に便利な貯金です。
普
通
貯
金
出し入れ自由で、毎日の暮らしの財布代りとしてご利用いただける便利な貯金です。
公共料金等の各種自動支払い口座として、また、給与や年金の自動受取口座として最適です。
決済用普通貯金
普通貯金と同様に、出し入れ自由で、毎日の暮らしの財布代わりとしてご利用いただけます。公共料金等の各種自動支払い
口座として、また、給与や年金の自動受取口座としてもご利用いただけます。また、貯金保険制度による全額保護の対象と
なります。ただし、利息はつきません。
貯
金
個人の方にご利用いただけます。基準残高は10万円とし、基準残高以上は金額階層別に4段階の金利でご利用いただけま
す。
座
普通貯金と定期貯金をセットし、一冊の通帳で「貯める」・「受取る」・「支払う」・「借りる」の機能を備えた口座です。
別冊扱いで定期貯金または定期積金をセットすることもできます。
普通貯金のお支払い金額が残高を超える場合は、お預入れ定期貯金または定期積金の90%(最高9,999千円)まで自動融
資いたします。
総
蓄
合
貯
口
新 総 合 口 座
《 才 色 兼 備 》
22
し
当
総合口座と貯蓄貯金を一冊の通帳にセットした便利な口座です。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
種
類
し
く
み
と
特
色
期 日 指 定
定 期 貯 金
個人の方にご利用いただけます。預入金額は1円以上300万円未満で、預入期間は最長3年です。
利息は1年ごとの複利計算となり、1年経過後はお引き出し自由、一部のお引き出しもできます。
金利は、お預けいただいた時点の金利情勢により決めさせていただきます。
ス ー パ ー
定 期 貯 金
預入金額は1円以上300万円未満と300万円以上の2種類で、各預入金額帯の預入期間は1か月、3か月、6か月、1年、
2年、3年、4年、5年、7年、10年の定型方式と、1か月を超え10年未満までの間に満期日を指定できる期日指定方式
をご利用いただけます。
預入期間が3年以上の定型方式の利息は、6か月ごとの複利計算となります。
金利は、お預けいただいた時点の金利情勢により決めさせていただきます。
自 由 金 利 型
定 期 貯 金
預入金額は、1,000万円以上からで大口の資金運用に適した貯金です。預入期間は1か月、3か月、6か月、1年、2年、
3年、4年、5年、7年、10年の定型方式と1か月を超え10年未満までの間に満期日を指定できる期日指定方式をご利用
いただけます。
預入期間が2年以上の定期貯金は、1年ごとに利息(中間払利息)をお受け取りできます。
金利は、お預けいただいた時点の金利情勢により決めさせていただきます。
変 動 金 利
定 期 貯 金
預入金額は1円以上からで、預入期間は1年、2年、3年をご利用いただけます。
お預け入れ日から6か月ごとにその時点の金利情勢によって金利が変動する貯金です。
定 期 積 金
払込金額は100円以上からで、契約期間は6か月以上10年までご利用いただけます。
毎月一定の額を積立する定額式と、受取額をお決めいただき毎月積立する目標式をご利用いただけます。
また、払込金額は1,000円以上からで、契約期間は2年、3年、4年、5年とし、毎年、満期金額をお受け取りできる満
期分散型もご利用いただけます。
積
立
式
定 期 貯 金
積立金額は1,000円以上からで、積立期間は1年以上でご利用いただけます。
満期日を定めない自由型、15年以内の期間で満期を設定し満期日に一括して受け取る目標型、15年以内の期間で一定の期
間を定めて積立し10年以内の期間にわたって定期的に受け取る年金型をご利用いただけます。
財
一 般 財 形
貯
金
お勤めの方にご利用いただけます。預入金額は1円以上からで、預入期間は3年以上です。なお、お使いみちは自由です。
期日指定定期貯金で運用いたします。
形
財 形 住 宅
貯
金
お勤めの方の住宅取得や増改築を目的とする貯金で、お申込み時に55歳未満の方にご利用いただけます。預入金額は1円
以上からで、積立期間は5年以上とし期日指定定期貯金で運用いたします。
財形年金貯金と合わせて元本550万円まで非課税扱いとなります。
財 形 年 金
貯
金
お勤めの方の老後の年金資金づくりを目的とする貯金で、お申込み時に55歳未満の方にご利用いただけます。預入金額は
1円以上からで、積立期間は5年以上とし期日指定定期貯金、スーパー定期貯金で運用いたします。
年金として定期的に受け取る時期は60歳以降とし、その受取期間は5年以上20年以内となります。
財形住宅貯金と合わせて元本550万円まで非課税扱いとなります。
定
期
貯
金
積
立
型
貯
金
貯
金
通
知
貯
金
譲 渡 性 貯 金
(NCD)
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
預入金額は1円以上からで、7日間据え置いていただく貯金とし、短期運用にご利用いただけます。
解約する場合は、お受取日の2日前までに予告いただく貯金です。
預入金額は1,000万円以上からで、預入期間は2年以内でお受取日を指定する貯金としてご利用いただけます。
※ 詳しくは、窓口へご相談ください。
23
●●● JA岩手県信連の現況 2012
金融商品の勧誘方針
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
当会は、貯金・定期積金、その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、お客様に対して適正
な勧誘を行います。
1.お客様の商品利用目的ならびに知識、経験、財産
の状況および意向を考慮のうえ、適切な金融商品の
勧誘と情報の提供を行います。
2.お客様に対し、商品内容や当該商品のリスク内容
など重要な事項を十分に理解していただくよう努め
ます。
3.不確実な事項について断定的な判断を示したり、
事実でない情報を提供するなど、お客様の誤解を招
24
くような説明は行いません。
4.電話や訪問による勧誘は、お客様のご都合に合わ
せて行うよう努めます。
5.お客様に対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の
研修の充実に努めます。
6.販売・勧誘に関するお客様からのご質問やご照会
については、適切な対応に努めます。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
取扱い業務のご案内
融資業務のご案内
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
当会では、豊富な資金量で、農業関連団体のみなさまはもとより、地域経済を支える地元企業のみなさ
まにもさまざまな用途の資金をご用意し、農業の振興・地域社会の発展に寄与できるよう、幅広いご融資
を積極的に行っております。
一般企業・個人事業主のみなさまには、事業の発展に必要な設備資金をはじめ、ニーズに合わせた運転
資金及び季節資金などもご用意しております。
個人のお客様には、快適で合理的な生活設計のお役に立てるよう、ライフスタイルに合わせた住宅・教
育・マイカーローンから、旅行・結婚資金としてお気軽にお使いいただけるクローバローン、ご利用・ご
返済が手軽で便利なカードローンなど、生活資金としての各種ローンをご用意しております。
[農業関連向けご融資]
融資の種類
資金のお使いみちなど
ご融資金額
ご融資期間
保証及び担保
原則として、農業信用基金協会の保
証をご利用いただきます。また必要
に応じて不動産を担保提供していた
だく場合もございます。
原則として、第三者個人保証は徴求
しないこととしております。必要に
応じて不動産等の担保を提供してい
ただく場合もございます。
アグリマイティ
資
金
当会の会員のみなさま及び農林業を営
む方の運転資金・設備資金としてご利
用いただけます。
事業費の
100%以内
運転資金
1年以内
設備資金
原則10年以内
但し、対象事業
に応じ最長15年
以内
ア グ リ パ ワ ー
資
金
農業法人、農業関連法人(農産物の加
工・流通・販売等を営む法人)等のみ
なさまに対して運転資金・設備資金と
してご利用いただけます。
設備資金
事業費の範囲
運転資金
原則年商の50%以内
短期資金
1年以内
長期資金
25年以内
受 託 貸 付 業 務
日本政策金融公庫の各種資金の受託業務貸付を取扱いしております。
制
度
農業近代化資金
農業者等のみなさまに対して、長期か
つ低い金利で農業機械等の購入、設備
投資にご利用いただけます。
中 山 間 地 域
活 性 化 資 金
指定された中山間地域の農業者等のみ
なさまが、加工流通施設や保健機能増
進施設、生活環境施設の投資に際し長
期かつ低い金利でご利用いただけま
す。
その他制度資金
災害対策資金等があります。
資
金
貸
付
事業費の80%か
ら100%以内
資金種類により
5年∼20年以内
(据置期間含)
原則として、農業信用基金協会の保
証をご利用いただきます。また必要
に応じて不動産を担保提供していた
だく場合もございます。
事業費の80%以
内
資金種類により
15年∼25年以内
(据置期間含)
原則として、個人保証または農業信
用基金協会の保証をご利用いただき
ます。また必要に応じて不動産を担
保提供していただく場合もございま
す。
25
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[一般企業等事業者向けご融資]
融資の種類
一
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
般
資
金
(事業資金)
ア パ ー ト ・
マ ン シ ョ ン ・
ロ ー ン
(固定金利型)
(変動金利型)
資金のお使いみちなど
ご融資金額
ご融資期間
保証及び担保
通常の運転資金・設備資金のほか、決
算・賞与資金やその他の季節的・一時
的な資金、あるいは長期の運転資金に
ご利用いただけます。
ご相談に応じて決
定しております。
原則として30年以
内
必要に応じて、ご相談のうえ決定し
ております。また岩手県信用保証協
会の保証もご利用いただけます。
30年以内
ご融資対象の土地、建物の担保が必
要です。また原則として、農業信用
基金協会の保証もしくは住宅金融支
援機構の住宅融資保険をご利用いた
だきます。
貸家、賃貸住宅の新築・増改築・補修
資金などとしてご利用いただけます。
ただし、法人経営者を除きます。
4億円以内
[個人向けご融資]
融資の種類
資金のお使いみちなど
住 宅 ロ ー ン
長期プライム
レ ー ト 型
(固定金利型)
(変動金利型)
ご本人・ご家族がお住まいになる住宅
の新築・増改築及び土地・住宅・マン
ションの購入資金としてご利用いただ
けます。
住 宅 ロ ー ン
住 宅 ロ ー ン
プライムレート型
(変動金利型)
ご本人・ご家族がお住まいになる住宅
の新築・増改築及び土地・住宅・マン
ションの購入資金としてご利用いただ
けます。
リフォームローン
(固定金利型)
(変動金利型)
ご融資金額
ご融資期間
保証及び担保
固定金利型
25年以内
変動金利型
35年以内
ご融資対象の土地、建物の担保が必
要です。また原則として、農業信用
基金協会の保証、もしくは住宅金融
支援機構の住宅融資保険をご利用い
ただきます。
5,000万円以内
35年以内
ご融資対象の土地、建物の担保が必
要です。また原則として、農業信用
基金協会の保証、もしくは住宅金融
支援機構の住宅融資保険をご利用い
ただきます。
ご本人・同居のご家族が所有される住
宅の増改築・修繕等の資金としてご利
用いただけます。
10万円以上
1,000万円以内
6ヶ月以上15年以内
原則として、ご融
資額300万円以内
の場合は、ご融資
期間10年以内
保証会社の保証をご利用いただきま
す。また、必要に応じて個人保証を
いただく場合がございます。
教 育 ロ ー ン
( 固 定 金 利 型 )
( 変 動 金 利 型 )
ご子弟の入学金・授業料など学費の支
払い、下宿代などにご利用いただけま
す。また在学期間の範囲内で元金の返
済を据え置くことができます。
300万円以内
(但し、保証会社
の保証は、500万
円以内)
据置期間を含め最
長11年以内
原則として、農業信用基金協会もし
くは保証会社の保証をご利用いただ
きます。
マイカーローン
( 固 定 金 利 型 )
( 変 動 金 利 型 )
自動車購入資金、車検費用などにご利
用いただけます。
300万円以内
(但し、保証会社
の保証は、500万
円以内)
7年以内
保証会社の保証をご利用いただきま
す。また、必要に応じて個人保証を
いただく場合がございます。
クローバローン
家電・家具・自動車・旅行・結婚・医
療・相続など幅広くご利用いただけま
す。
300万円以内
5年以内
原則として、農業信用基金協会もし
くは保証会社の保証をご利用いただ
きます。
カ ー ド ロ ー ン
ご融資限度額の範囲内でいくらでも、
何度でもご利用いただけます。
50万円以内
1年(自動更新)
原則として、保証会社の保証をご利
用いただきます。
定 積 ロ ー ン
定期積金の契約給付金を見返りとした
資金で、生活資金などとしてご利用い
ただけます。
300万円以内
かつ定期積金給付
契約金の範囲内
担保となる定期積
金の満期日以内
定期積金を担保として提供していた
だきます。また農業信用基金協会も
しくは、保証会社の保証をご利用い
ただきます。
受 託 貸 付 業 務
日本政策金融公庫等の各種資金の受託業務貸付を取り扱いしております。
固定金利型
2,500万円以内
変動金利型
5,000万円以内
※ このほかにも、住宅資金つなぎローンや、保証会社との提携ローン等、各種資金をご用意しております。詳しくは、窓口へご相談ください。
26
●●● JA岩手県信連の現況 2012
【融資商品をご利用にあたっての留意事項】
ご紹介した前記融資商品の一部には、貸付実行後、市場金利の動向によっては当初ご契約した貸付利率が
変更される変動金利型の商品がございます。
この変動金利型商品の金利変動ルールは以下のとおりとなっております。ご利用にあたりましては、十分
ご留意されますようお願い申しあげます。
融資商品名
指標とする金利
アパート・マンシ
ョ ン ・ ロ ー ン
( 変 動 金 利 型 )
長期プライムレート
住 宅 ロ ー ン
長期プライム
レ ー ト 型
( 変 動 金 利 型 )
長期プライムレート
住 宅 ロ ー ン
住 宅 ロ ー ン
プライムレート型
( 変 動 金 利 型 )
2
見直し基準日
見直し基準日及び新金利適用開始日
年2回
4月1日
10月1日
基準日の長期プライムレートの変動幅を基準として100%連
動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6月、12月
の約定返済期日の翌日から適用いたします。
年2回
4月1日
10月1日
基準日の長期プライムレートの変動幅を基準として100%連
動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6月、12月
の約定返済期日または特定日の翌日から適用いたします。
住宅ローン
プライムレート
年2回
4月1日
10月1日
基準日の住宅ローンプライムレートの変動幅を基準として
100%連動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6
月、12月の約定返済期日または特定日の翌日から適用いたし
ます。
リフォームローン
( 変 動 金 利 型 )
住宅ローン
プライムレート
年2回
4月1日
10月1日
基準日の住宅ローンプライムレートの変動幅を基準として
100%連動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6
月、12月の約定返済期日の翌日から適用いたします。
教 育 ロ ー ン
パ ー ソ ナ ル
プライムレート型
( 変 動 金 利 型 )
パーソナル
プライムレート
年2回
4月1日
10月1日
基準日のパーソナルプライムレートの変動幅を基準として
100%連動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6
月、12月の約定返済期日の翌日から適用いたします。
教 育 ロ ー ン
長期プライム
レ ー ト 型
( 変 動 金 利 型 )
長期プライムレート
年2回
4月1日
10月1日
基準日の長期プライムレートの変動幅を基準として100%連
動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6月、12月
の約定返済期日の翌日から適用いたします。
マイカーローン
( 変 動 金 利 型 )
パーソナル
プライムレート
年2回
4月1日
10月1日
基準日のパーソナルプライムレートの変動幅を基準として
100%連動し見直しいたします。また新金利は、それぞれ6
月、12月の約定返済期日の翌日から適用いたします。
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
※ 詳しくは、窓口へご相談ください。
27
●●● JA岩手県信連の現況 2012
取扱い業務のご案内
為替・証券業務のご案内
【為替業務】
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、銀行や信用金庫などの各店舗と為替網(ネットワーク)で結び、
当会の窓口を通して全国のどこの金融機関にも「送金」・「振込」あるいは手形、小切手等の「代金取立」等が
安全・確実・迅速にできる内国為替業務を取扱いしております。
内国為替ネットワーク構成図
「系統決済データ通信システム」
系統センター
内国為替、貯金ネット
キャッシング、MT伝送
(
)
信 連
J A
信漁連
漁 協
銀 行
信 金
信 組
MICSセンター
CAFISセンター
各業態間センター
ゆうちょ銀行センター
「業態間貯金ネット
サービスシステム」
「郵貯提携システム」
全銀センター
(内国為替)
労 金
「全銀データ通信システム」
【国債窓口販売業務】
国債の窓口販売の取扱いをしております。
種類
28
期間
長 期 利 付 国 債
10年
中 期 利 付 国 債
2・5年
個 人 向 け 国 債
10年(変動金利)
5年(固定金利)
申込単位
非課税の特典
額面5万円
マル優・マル特の非課税制度がご利用いただける場合があります。
額面1万円
マル優・マル特の非課税制度がご利用いただける場合があります。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
【投資信託窓口販売業務】
証券投資信託の窓口販売の取扱いをしております。
商品名
商品分類
運用会社
JAのMMF
追加型公社債投信(MMF型)
農林中金全共連アセットマネジメント
JA日本債券ファンド
追加型株式投信(バランス型)
農林中金全共連アセットマネジメント
農中日経225オープン
追加型株式投信(インデックス型)
農林中金全共連アセットマネジメント
JA TOPIXオープン
追加型株式投信(インデックス型)
農林中金全共連アセットマネジメント
農中日本株オープン
愛称「ニューチョイス」
追加型株式投信(国内株式型)
農林中金全共連アセットマネジメント
JA日本株式ファンド
追加型株式投信(国内株式型)
農林中金全共連アセットマネジメント
追加型株式投信(国内株式型)
農林中金全共連アセットマネジメント
モルガン・スタンレー
米ドル・MMF
外国投信
モルガン・スタンレー・アセット・
マネジメント・エス・エー
農中US債券オープン
追加型株式投信(バランス型)
農林中金全共連アセットマネジメント
JA海外債券ファンド
追加型株式投信(バランス型)
農林中金全共連アセットマネジメント
JA海外債券ファンド(隔月分配型)
追加型株式投信(バランス型)
農林中金全共連アセットマネジメント
JA海外株式ファンド
追加型株式投信(国際株式型)
農林中金全共連アセットマネジメント
ゴールドマン・サックス
世界資産配分オープン「果樹園」
追加型株式投信(バランス型)
ゴールドマン・サックス・アセット・
マネジメント
追加型株式投信(国際株式型)
DIAMアセットマネジメント
NZAM日本好配当株オープン
(3ヵ月決算型)「四季の便り」
DIAM世界好配当株オープン
(毎月決算コース)「世界配当倶楽部」
JA資産設計ファンド
安定型/成長型/積極型
DIAM高格付インカム・オープン(毎
月決算コース)「ハッピークローバー」
世界の財産3分法ファンド
(不動産・債券・株式)毎月分配型
ダイワ・グローバルREIT・オープン
(毎月分配型)「世界の街並み」
全世界株式債券ファンド(毎月分配型)
「ワールドクルーズ」
グローバル・ソブリン・オープン
(毎月決算型)
追加型株式投信
(安定型/成長型:バランス型)
(積極型:国際株式型)
DIAMアセットマネジメント
追加型株式投信(バランス型)
日興アセットマネジメント
追加型株式投信(バランス型)
追加型株式投信
(ファミリーファンド方式)
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
農林中金全共連アセットマネジメント
追加型株式投信(バランス型)
追加型株式投信
(ファンズ・オブ・ファンズ)
2
大和証券投資信託委託
日興アセットマネジメント
国際投信投資顧問
29
●●● JA岩手県信連の現況 2012
取扱い業務のご案内
その他サービスのご案内
全国のJAでの貯金の出し入れや銀行・信用金庫・郵便貯金などでも現金の引き出しのできるキャッシュサー
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
30
ビスをはじめ、様々なサービスに努めております。
種 類
特 徴
JAキャッシュサービス
当会のキャッシュカードがあれば、全国のJA・信連・農林中金・銀行・信金・信組・労
金・ゆうちょ銀行等CD(現金自動支払機)またはATM(現金自動預入・支払機)で現金
のお引き出し、残高照会がご利用いただけます。
全国のJA・信連・農林中金・ゆうちょ銀行・セブン銀行では、現金のお預入れもご利用い
ただけます。当会のATM(現金自動預入・支払機)では為替振込もご利用いただけます。
また振込カードの発行もいたしております。
現在は「ICチップ」を搭載してセキュリティを強化したICキャッシュカードを発行して
おります。
給 与 振 込 サ ー ビ ス
給与・ボーナスがお客様のご指定いただいた貯金口座に自動的に振り込まれます。振込指定
日忘れのご心配もありません。
振り込まれた資金はキャッシュカードにより必要なときにお引き出しいただけます。
各 種 自 動 受 取 サ ー ビ ス
国民年金・厚生年金等各種年金、配当金などがお客様の口座に自動的に振り込まれます。そ
の都度お受け取りに出かけられる手間も省け、振込指定日忘れのご心配もありません。
振り込まれた資金はキャッシュカードにより必要なときにお引き出しいただけます。
各 種 自 動 支 払 サ ー ビ ス
電気・電話・NHK放送受信料等公共料金のほか、高校諸会費等、各種クレジット代金など、
お客様のご指定いただいた普通貯金(総合口座)、当座貯金から自動的にお支払いいたします
ので、払込のわずらわしさがなくなります。
クレジットカードサービス
( J A カ ー ド )
お買い物、ご旅行、お食事などお客様のサインひとつでご利用いただけます。
JAカードでは、ICキャッシュカードとJAカードを1枚にまとめたIC一体型カードの
お取り扱いもしております。
振
収納企業(委託者)に代わって集金業務を行うとともに処理結果を提供できるサービスです。
替
サ
ー
ビ
ス
ス ウ ィ ン グ サ ー ビ ス
普通貯金の余裕資金を有利な定期貯金または貯蓄貯金に振り替えて運用するサービスです。
定
毎月一定額を貯金口座から自動引落のうえ、指定して受取人口座に自動振り込みします。
時
自
動
送
金
デビットカードサービス
当会が発行する通常のキャッシュカードで、デビットカード加盟店において、お買い物やサ
ービスなどの代金精算ができる便利なサービスです。
お客様の口座から即時に代金を引き落とす「即時決済」となります。
JAネットバンクサービス
(
個
人
)
窓口やATMに出向くことなく、お手持ちのインターネットに接続されているパソコン・携
帯電話から、平日・休日を問わず、残高照会や振込などの各種サービスがご利用いただけま
す。
ファームバンキングサービス
(
法
人
)
窓口に出向くことなく、お客様のパソコンと当会のコンピュータを通信回線で接続すること
により、残高照会や振込・振替などの各種サービスがご利用いただけます。
家
ス
毎月1回の家計簿集金日を事前に窓口で指定しておけば、月ごとの入出金合計や5大公共料
金の合計金額を自動集計し、通帳に表示します。
マ ル チ ペ イ メ ン ト
ネ ッ ト ワ ー ク サ ー ビ ス
税金や各種公共料金のお支払いを、お客様のパソコンや携帯電話を使って、ご自身の口座か
ら引落し、支払先に納めることができるインターネットを使った電子決済サービスです。
なお、本サービスのご利用には、JAネットバンクのご契約が必要となります。
計
簿
サ
ー
ビ
●●● JA岩手県信連の現況 2012
取扱い業務のご案内
手数料のご案内
[為替手数料]
区 分
種 類
県 内 J A あ て
他 金 融 機 関 あ て
金額3万円未満
210円
金額3万円未満
525円
金額3万円以上
420円
金額3万円以上
735円
送 金 手 数 料
普通扱い(送金小切手)
420円
普通扱い(送金小切手)
630円
代金取立手数料
至急・普通扱いとも
420円
至急扱い
840円
普通扱い
630円
振 込 手 数 料
(注)1.上記手数料には消費税相当額が含まれております。
(平成24年6月30日現在)
2.視覚障害者等による窓口での振込手数料、ATMによる振込手数料は上記金額より105円(消費税込み)を引き下げしております。
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
[JAネットバンク/ファームバンキングサービス手数料]
利 用 手 数 料
( 1 契 約 に つ き )
振
替
J A ネ ッ ト バ ン ク
210円(月額)
フ ァ ー ム バ ン キ ン グ
525円(月額)
手
数
料
無 料
自
3
振
込
手
数
万
円
未
満
料
3
万
円
以
上
て
無 料
県内JAあて
105円
他
行
あ
て
315円
自
店
あ
て
無 料
県内JAあて
210円
他
店
あ
行
あ
て
525円
(注)上記手数料には消費税相当額が含まれております。
(平成24年6月30日現在)
[貯金ネットサービス取扱手数料]
●JAバンク(当会含む)のATMをご利用の場合
カード種類
JAバンクの
キャッシュカード
取引種類及び時間帯
入出金
平 日
8:45∼18:00
土曜日
9:00∼14:00
JFマリンバンクの
キャッシュカード
入金
出金
セブン銀行の
キャッシュカード
入出金
ゆうちょ銀行の
キャッシュカード
三菱東京UFJ銀行の その他の金融機関(※)の
キャッシュカード
キャッシュカード
入金
入金
出金
出金
入金
出金
無料
無料
ご利用で
きません
無料
ご利用できません
日曜・祝日・その他時間帯
ご利用で 105円 ご利用で
ご利用で 105円
きません
きません 105円 きません
210円
210円
●JAバンクキャッシュカード(当会発行含む)をご利用の場合
カード種類
JAバンクの
ATM
取引種類及び時間帯
入出金
入金
出金
無料
ご利用で
きません
無料
平 日
8:45∼18:00
土曜日
9:00∼14:00
日曜・祝日・その他時間帯
(※)オンライン提携(MICS)銀行
JFマリンバンクの
ATM
セブン銀行の
ATM
ゆうちょ銀行の
ATM
入出金
入出金
無 料
無 料
105円
105円
三菱東京UFJ銀行の その他の金融機関(※)の
ATM
ATM
入金
出金
入金
出金
無料
ご利用で
ご利用で 105円
きません 105円 きません
210円
(平成24年6月30日現在)
31
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[その他の主な手数料]
2
取
扱
い
業
務
の
ご
案
内
1件につき
小切手帳交付手数料
1冊につき
630円
手形帳交付手数料
1冊につき
840円
通帳・証書・キャッシュカード再発行手数料
1件につき
1,050円
残高証明書発行手数料
(都度、定例発行)
(監査法人向け)
3万円以上 315円
210円
2,100円
その他各種証明書発行
1通につき
国債保護預かり口座管理手数料
1口座につき(年額)
無 料
個人情報開示請求等手数料
1件につき
315円
(注)1.上記手数料には消費税相当額が含まれております。
2.視覚障害者等による店内振込手数料を無料としております。
32
3万円未満 105円
店内振込手数料
210円
(平成24年6月30日現在)
3
財務内容のご報告
財務諸表 ………………………………… ∂
経営指標 ………………………………… ƒ
損益の状況 ……………………………… ≈
貯金業務の状況 ………………………… «
貸出金業務の状況 ……………………… »
有価証券等の状況 ……………………… Õ
為替・受託貸付金業務の状況 ………… œ
自己資本比率の状況(単体) ………… –
33
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
財 務 諸 表
[貸借対照表]
(単位:百万円)
平成23年3月末 平成24年3月末
科 目
現
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
預
け
370
547,067
667,283
429,032
当
座
貯
金
5,647
7,823
302,420
428,900
普
通
貯
金
8,644
9,740
蓄
貯
金
23
22
5,040
18,740
111
131
貯
131,688
169,338
通
知
貯
金
債
38,110
71,984
別
段
貯
金
1,430
1,358
債
12,224
12,914
定
期
貯
金
526,128
629,465
証
国
地
方
券
融
4,312
17,885
17,569
譲
金
貯
132
16,800
49,500
債
25,873
31,526
借
金
10,000
27,100
25,607
27,367
代 理 業 務 勘 定
22
153
式
1,051
1,213
614
1,097
益
証
券
5,177
2,451
603
1,087
146,148
156,006
10
10
出
金
そ
用
153
金
券
貸
の
他
負
債
未払費用その他
そ の 他 の 負 債
諸
引
当
金
手
形
貸
付
2,989
13,331
1,875
2,014
証
書
貸
付
111,796
112,543
相互援助積立金
982
1,152
当
座
貸
越
20,249
19,152
退職給付引当金
816
784
金 融 機 関 貸 付
10,954
10,954
役員退職慰労引当金
36
38
159
25
2,193
2,294
未収収益その他
1,607
1,690
そ の 他 の 資 産
586
603
有 形 固 定 資 産
割
そ
引
の
手
他
形
資
産
賞 与 引 当 金
39
38
繰 延 税 金 負 債
298
714
債
務
保
証
1,637
1,438
578,316
749,301
金
19,463
19,463
金
負 債 の 部 合 計
436
408
建
物
162
147
土
地
259
249
リ ー ス 資 産
2
1
その他の有形固定資産
11
10
出
無 形 固 定 資 産
2
2
利
10,084
10,560
その他の無形固定資産
2
2
利 益 準 備 金
5,519
5,719
資
益
剰
余
27,314
27,296
その他利益剰余金
4,565
4,841
26,583
26,583
特 別 積 立 金
3,471
3,871
系 統 外 出 資
616
598
当期末処分剰余金
1,093
969
子 会 社 等 出 資
114
114
(うち当期剰余金)
(858)
(767)
部
系
出
統
出
資
債 務 保 証 見 返
貸
(純資産の部)
資
外
34
積
性
証
株
受
期
渡
国
社
外
定
5,758
債
政 府 保 証 債
金
金
1,791
302,531
系 統 外 預 け 金
価
貯
金
金
系 統 預 け 金
有
平成23年3月末 平成24年3月末
科 目
(負債の部)
(資産の部)
倒
引
当
金
1,637
1,438
会 員 資 本 合 計
29,548
30,023
△ 4,236
△ 4,074
その他有価証券評価差額金
1,641
2,786
外部出資等損失引当金
△1
△1
純 資 産 の 部 合 計
31,190
32,810
資 産 の 部 合 計
609,506
782,112
負債及び純資産の部合計
609,506
782,112
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[損益計算書]
(単位:百万円)
科 目
経
常
収
益
平成22年度
平成23年度
8,624
8,925
7,002
7,392
( う ち 貸 出 金 利 息 )
(2,654)
(2,502)
( う ち 預 け 金 利 息 )
(2,589)
(2,869)
(うち有価証券利息配当金)
(1,751)
(2,013)
資
金
運
用
収
益
役 務 取 引 等 収 益
870
865
そ の 他 事 業 収 益
661
580
そ の 他 経 常 収 益
89
87
7,415
7,159
3,300
4,008
(3,195)
(3,881)
経
常
資
金
費
調
達
用
費
用
( う ち 貯 金 利 息 )
850
役 務 取 引 等 費 用
2
305
1,555
1,486
そ の 他 経 常 費 用
1,706
524
(うち貸倒引当金繰入額)
(1,460)
(213)
( う ち 債 権 売 却 損 )
(1)
(4)
( う ち 株 式 等 売 却 損 )
(20)
(133)
(うちその他の経常費用)
(6)
(3)
経
経
常
利
益
1,209
1,766
特
別
利
益
516
62
固 定 資 産 処 分 益
−
62
償 却 債 権 取 立 益
19
−
496
−
263
405
固 定 資 産 処 分 損
0
60
そ の 他 の 特 別 損 失
257
336
5
8
益
1,462
1,422
法人税、住民税及び事業税
3
532
そ の 他 の 特 別 利 益
特
別
減
税
法
法
損
損
引
前
人
損
当
税
人
失
期
等
税
失
利
調
整
等
合
額
599
122
計
603
654
金
858
767
当
期
首
繰
越
剰
余
金
235
201
当
期
未
処
分
剰
余
金
1,093
969
当
期
剰
余
財
務
内
容
の
ご
報
告
833
費
そ の 他 事 業 費 用
3
(注)金融商品会計に関する実務指針第195-11項により、平成22年度の組替えをしていないことより、
48頁の業績と一致しません。
35
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[キャッシュ・フロー計算書]
(単位:百万円)
科
目
平成22年度
平成23年度
1 事業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益
減価償却費
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
目
平成22年度
平成23年度
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
1,462
1,422
有価証券の取得による支出
△ 34,184
△ 86,535
15
14
有価証券の売却による収入
17,273
34,301
有価証券の償還による収入
5
8
21,511
15,948
1,332
△ 162
金銭の信託の増加による支出
△ 1,000
△ 1,000
△ 496
−
金銭の信託の減少による収入
△ 29
171
資金運用収益
△ 7,002
△ 7,392
投資活動によるキャッシュ・フロー
資金調達費用
3,300
4,008
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
減損損失
貸倒引当金の増加額
外部出資等損失引当金の増加額
退職給付引当金の増加額
その他の引当金・積立金の増加額
有価証券関係損益
金銭の信託運用損益
1,000
1,016
△ 32
固定資産の取得による支出
△7
△4
170
固定資産の売却による収入
−
11
4,593
△ 36,262
△ 557
73
0
△ 16
出資金の払戻しによる支出
出資配当金の支払額
0
−
△ 286
△ 291
0
△1
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 286
△ 291
貸出金の純増減
9,247
△ 9,858
4 現金及び現金同等物に係る換算差額
−
−
預け金の純増減
△ 12,500
△ 100,020
5 現金及び現金同等物の増加額
12,232
25,059
9,589
152,915
6 現金及び現金同等物の期首残高
46,007
58,239
7 現金及び現金同等物の期末残高
58,239
83,298
固定資産処分損益
貯金の純増減
−
17,100
資金運用による収入
7,219
7,278
資金調達による支出
△ 3,702
△ 4,031
借用金の純増減
その他増減
小 計
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュフロー
36
科
△ 124
140
7,929
61,618
△3
△3
7,925
61,614
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[剰余金処分計算書]
(単位:百万円)
平成22年度
1 当 期 未 処 分 剰 余 金
2 剰
余
金
処
分
平成23年度
1,093
額
1 当 期 未 処 分 剰 余 金
2 剰
余
金
処
分
969
額
∏ 利 益 準 備 金
200
∏ 利 益 準 備 金
200
π 任 意 積 立 金
400
π 任 意 積 立 金
350
特 別 積 立 金
400
特 別 積 立 金
350
∫ 出 資 配 当 金
291
∫ 出 資 配 当 金
291
3 次 期 繰 越 剰 余 金
(注)出資金の配当率は、年1.5%です。
201
3 次 期 繰 越 剰 余 金
127
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
37
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[注記表]
平成22年度
1.重要な会計方針に関する事項
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
38
∏ 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しており、金額百万
円未満の科目については「0」で表示しています。また、取引は
あるが年度末に残高がない科目は「−」で表示しています。
π 有価証券(外部出資勘定の株式を含む)の評価基準及び評価方
法は、有価証券の保有目的区分ごとに次のとおり行っています。
・売買目的有価証券……時価法(売却原価は移動平均法により
算定)
・満期保有目的の債券…定額法による償却原価法(売却原価は
移動平均法により算定)
・子会社・子法人等株式
及び関連法人等株式……原価法(売却原価は移動平均法によ
り算定)
・その他有価証券
時価のあるもの…決算日の市場価格等に基づく時価法(評
価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は移動平均法により算定)
時価を把握することが
極めて困難と認められるもの
…原価法(売却原価は移動平均法により算
定)
なお、取得価額と券面金額との差額のうち金利調整と認められ
る部分については償却原価法による取得価額の修正を行っていま
す。
∫ 有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、それぞれ次
の方法により行い、資産から直接減額して計上しています。
建 物 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した
建物(建物附属設備を除く)については、定額法)
を採用しています。なお、主な耐用年数は15年か
ら50年です。
建物以外 定率法を採用しています。なお、主な耐用年数は
5年から15年です。
ª 無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法によ
り償却しています。
º 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」
中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐用年数とした定額
法によっています。なお、残存価額については、零としていま
す。
Ω 引当金の計上方法
A 貸倒引当金
貸倒引当金は、「資産の償却・引当要領」に則り、次のとお
り計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務
者(以下、「破綻先」という)に係る債権及びそれと同等の状
況にある債務者(以下、「実質破綻先」という)に係る債権に
ついては、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回
収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る
可能性が大きいと認められる債務者(以下、「破綻懸念先」と
いう)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込
額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、
債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上して
います。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収及び
利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もるこ
とができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権額
から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控
除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実
績から算出した貸倒実績率等に基づき算定した額と税法基準に
基づき算定した繰入限度額とを比較し、いずれか多い額(当年
度は「税法基準」を採用)を計上しています。
すべての債権は、「資産自己査定規程」に基づき、資産査定
部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した業務監査室が
査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当
を行っています。
平成23年度
1.重要な会計方針に関する事項
∏ 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しており、金額百万
円未満の科目については「0」で表示しています。
π 有価証券(外部出資勘定の株式を含む)の評価基準及び評価方
法は、有価証券の保有目的区分ごとに次のとおり行っています。
・売買目的有価証券……時価法(売却原価は移動平均法により
算定)
・満期保有目的の債券…定額法による償却原価法(売却原価は
移動平均法により算定)
・子会社・子法人等株式
及び関連法人等株式……原価法(売却原価は移動平均法によ
り算定)
・その他有価証券
時価のあるもの…決算日の市場価格等に基づく時価法(評
価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は移動平均法により算定)
時価を把握することが
極めて困難と認められるもの
…原価法(売却原価は移動平均法により算
定)
なお、取得価額と券面金額との差額のうち金利調整と認められ
る部分については償却原価法による取得価額の修正を行っていま
す。
∫ 有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、それぞれ次
の方法により行い資産から直接減額して計上しています。
建 物 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得し
た建物(建物附属設備を除く)については、定額
法)を採用しています。なお、主な耐用年数は
15年から50年です。
建物以外 定率法を採用しています。なお、主な耐用年数は
5年から15年です。
ª 無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法によ
り償却しています。
º 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」
中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐用年数とした定額
法によっています。なお、残存価額については、零としていま
す。
Ω 引当金の計上方法
A 貸倒引当金
貸倒引当金は、「資産の償却・引当要領」に則り、次のとお
り計上しています。
正常先債権及び要注意先債権(要管理債権を含む。)に相当
する債権については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間
における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき算定した
額と税法基準に基づき算定した繰入限度額とを比較し、いずれ
か多い額(当年度は税法基準を採用)を計上しております。
破綻懸念先債権に相当する債権のうち債権の元本の回収及び
利息の受取りにかかるキャッシュ・フローを合理的に見積もる
ことができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権
額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を
控除した残額との差額を引き当てております。
破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権については、
債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見
込額を控除した残額を引き当てております。
すべての債権は、「資産自己査定規程」に基づき、資産査定
部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した業務監査室が
査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当
を行っています。
B 賞与引当金 賞与引当金は、職員への賞与の支払に備えるため、職員に対
する賞与の支給見込額のうち、当年度に帰属する額を計上して
います。
C 退職給付引当金
退職給付引当金については、職員の退職給付に備えるため、
当年度末における職員の自己都合退職の場合の要支給額を基礎
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
平成23年度
また、東日本大震災の影響により、債務者の実態把握が困難な
として計上しています。
先については、それまでに把握している情報を用いて資産査定
D 役員退職慰労引当金
を実施しています。
役員退職慰労引当金については、役員の退任給与の支給に備
なお、「外部出資」勘定から「その他の資産」勘定への振替
えるため、「役員退職慰労引当金規程」に基づき、当年度末要
えに伴い、従来「外部出資等損失引当金」に引き当てていたも
支給見積額を計上しています。
のの一部を「貸倒引当金」で処理しております。
E 外部出資等損失引当金
B 賞与引当金 外部出資等損失引当金は、外部出資に対する損失に備えるた
賞与引当金は、職員への賞与の支払に備えるため、職員に対
め、外部出資先の財務状況等を勘案して必要と認められる額を
する賞与の支給見込額のうち、当年度に帰属する額を計上して
計上しています。
います。
F 相互援助積立金
C 退職給付引当金
相互援助積立金は、岩手県JAバンク支援制度要領に基づき、
退職給付引当金については、職員の退職給付に備えるため、
JAバンクの信用向上に資することを目的として、所要額を計
当年度末における職員の自己都合退職の場合の要支給額を基礎
上しています。
として計上しています。
æ 所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開
D 役員退職慰労引当金
始日が平成20年4月1日前に開始する年度に属するものについて
役員退職慰労引当金については、役員の退任給与の支給に備
は、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっています。
えるため、「役員退職慰労引当金規程」に基づき、当年度末要
ø 消費税等の会計処理
支給見積額を計上しています。
消費税及び地方消費税(以下「消費税等」という。)の会計処
E 外部出資等損失引当金
理は、税抜方式によっています。ただし、固定資産に係る控除対
外部出資等損失引当金は、外部出資に対する損失に備えるた
象外消費税等は、当年度の費用に計上しています。
め、外部出資先の財務状況等を勘案して必要と認められる額を (追加情報)
計上しています。
当年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂
F 相互援助積立金
正から、「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業
相互援助積立金は、岩手県JAバンク支援制度要領に基づき、
会計基準第24号平成21年12月4日)及び「会計上の変更及び誤謬
JAバンクの信用向上に資することを目的として、所要額を計
の訂正に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
上しています。
24号平成21年12月4日)を適用しております。
æ 所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開
なお、「金融商品会計に関する実務方針」(日本公認会計士協会
始日が平成20年4月1日前に開始する年度に属するものについて
会計制度委員会報告第14号)に基づき、当年度の「償却債権取立
は、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっています。
益」は、「その他経常収益」に計上しております。
ø
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税(以下「消費税等」という。)の会計処理は、
税抜方式によっています。ただし、固定資産に係る控除対象外消
費税等は、当年度の費用に計上しています。
¿ 当年度から「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準
第18号平成20年3月31日)及び「資産除去債務に関する会計基準
の適用指針」(企業会計基準適用指針第21号平成20年3月31日)を
適用しています。
この結果、従来の方法に比べ「有形固定資産」中の建物は4百万
円、「その他負債」中の資産除去債務は10百万円それぞれ増加し
ています。また、当年度にかかる減価償却費及び利息費用として
事業管理費は0百万円増加し、前年度以前にかかる同費用を「資
産除去債務会計基準の適用に伴う影響額」として5百万円を特別
損失に計上することにより、経常利益は0百万円、税引前当期利
益は6百万円減少しています。
¡ 「農業協同組合法施行規則」(平成17年農林水産省令第27号)
別紙様式が「農業協同組合法施行規則等の一部を改正する省令」
(農林水産省令第10号平成23年3月24日)により改正され、平成23
年3月24日から施行されたことに伴い、貸借対照表におけるその
他負債の内訳として「資産除去債務」を追加し表示しています。
2.表示方法の変更に関する事項
∏ 役員退職慰労金は従来「その他経常費用」で計上しておりまし
た。役員退職慰労引当金繰入額は「経費」の「人件費」に計上し
ており、その整合性から役員退職慰労金を、当年度より「経費」
の「人件費」で計上しております。
2.貸借対照表に関する事項
∏ 有形固定資産の減価償却累計額は、994百万円です。
π 貸借対照表に計上した固定資産のほか、リース契約により使用
している重要な固定資産として電子計算機等があり、未経過リー
ス料年度末残高相当額は、次のとおりです。
1年以内 1年超 合 計
所有権移転外ファイナンス・リース 1百万円 1百万円 2百万円
オペレーティング・リース 19百万円 34百万円 54百万円
3.貸借対照表に関する事項
∏ 有形固定資産の減価償却累計額は、978百万円です。
π 有形固定資産の圧縮記帳額は60百万円です。
∫ 貸借対照表に計上した固定資産のほか、リース契約により使用
している重要な固定資産として電子計算機等があり、未経過リー
ス料年度末残高相当額は、次のとおりです。
1年以内 1年超 合 計
所有権移転外ファイナンス・リース 1百万円 0百万円 1百万円
39
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
∫
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
担保に供している資産は次のとおりです。
内国為替決済保証金として預け金40,000百万円、先物取引証拠
金の代用等として有価証券706百万円を差し入れています。
ª 子会社等に対する金銭債権はありません。
º 子会社等に対する金銭債務の総額は105百万円です。
Ω 理事、経営管理委員及び監事との間の取引による金銭債権はあ
りません。
æ 理事、経営管理委員及び監事との間の取引による金銭債務はあ
りません。
ø 貸出金のうち、破綻先債権額は431百万円、延滞債権額は5,393
百万円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間
継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は
弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」
という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96
条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規
定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先
債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息
の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
¿ 貸出金のうち、3か月以上延滞債権はありません。
なお、3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支
払日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び
延滞債権に該当しないものです。
¡ 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は15百万円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図
ることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返
済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸
出金で破綻先債権、延滞債権及び3か月以上延滞債権に該当しな
いものです。
¬ 破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額及び貸出条
件緩和債権額の合計額は、5,840百万円です。
なお、øから¬に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額で
す。
√ 割引手形は、業種別監査委員会報告第24号に基づき、金融取引
として処理しています。
これにより受け入れた商業手形は、自由に処分できる権利を有
しておりますが、その額面金額は159百万円です。
ƒ 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、
顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された
条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付ける
ことを約する契約です。これらの契約に係る融資未実行残高は、
74,071百万円です。
≈ 貸出金には、他の債権より債務の履行が後順位である旨の特約
が付された劣後特約付貸出金10,954百万円が含まれています。
Δ 借用金10,000百万円は、他の債務よりも債務の履行が後順位で
ある旨の特約が付された劣後特約付借入です。
3.損益計算書に関する事項
∏
子会社等との取引による収益総額
該当はありません。
π 子会社等との取引による費用総額 865 百万円
うち事業取引高 865 百万円
うち事業取引以外の取引高 − 百万円
∫ 貸出金償却は、すでに個別貸倒引当金を引き当てていた債権に
40
平成23年度
オペレーティング・リース 16百万円 21百万円 38百万円
担保に供している資産は次のとおりです。
担保に供している資産
預け金 17,100百万円
担保資産に対応する債務
借用金 17,100百万円
上記のほか、為替決済取引の担保或いは先物取引証拠金の代用
として、預け金40,000百万円及び有価証券704百万円を差し入れ
ています。
º 子会社等に対する金銭債権はありません。
Ω 子会社等に対する金銭債務の総額は80百万円です。
æ 理事、経営管理委員及び監事との間の取引による金銭債権はあ
りません。
ø 理事、経営管理委員及び監事との間の取引による金銭債務はあ
りません。
¿ 貸出金のうち、破綻先債権額は56百万円、延滞債権額は5,288
百万円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間
継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は
弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」
という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96
条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定
する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先
債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息
の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
¡ 貸出金のうち、3か月以上延滞債権はありません。
なお、3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支
払日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び
延滞債権に該当しないものです。
¬ 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は8百万円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図
ることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返
済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸
出金で破綻先債権、延滞債権及び3か月以上延滞債権に該当しな
いものです。
√ 破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額及び貸出条
件緩和債権額の合計額は、5,353百万円です。
なお、¿から√に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額で
す。
ƒ 割引手形は、業種別監査委員会報告第24号に基づき、金融取引
として処理しています。
これにより受け入れた商業手形は、自由に処分できる権利を有
しておりますが、その額面金額は25百万円です。
≈ 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、
顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された
条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付ける
ことを約する契約です。これらの契約に係る融資未実行残高は、
64,352百万円です。
Δ 貸出金には、他の債権より債務の履行が後順位である旨の特約
が付された劣後特約付貸出金10,954百万円が含まれています。
« 借用金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨の特
約が付された劣後特約付借入金10,000百万円が含まれておりま
す。
» ローン・パーティシペイションで、平成7年6月1日付日本公認
会計士協会会計制度委員会報告第3号に基づいて、原債務者に対
する貸出金として会計処理した参加元本金額のうち、貸借対照表
計上額は、3百万円です。
ª
4.損益計算書に関する事項
∏
子会社等との取引による収益総額
該当はありません。
π 子会社等との取引による費用総額 886 百万円
うち事業取引高 886 百万円
うち事業取引以外の取引高 − 百万円
∫ 貸出金償却は、すでに個別貸倒引当金を引き当てていた債権に
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
ついて、償却額と引当金戻入額を相殺した残額を表示しています。
相殺した金額は101百万円です。
ª 債権売却損は、すでに個別貸倒引当金を引き当てていた債権に
ついて、売却損と引当金戻入額を相殺した残額を表示しています。
相殺した金額は26百万円です。
º その他の特別損失は、不良債権処理促進助成額251百万円と資
産除去債務の前年度以前にかかる減価償却費及び利息費用5百万
円の合計額です。
Ω 当年度においては、以下の資産について、減損損失を計上して
います。
主な用途 種 類 減損損失
業務外資産 土地・建物 5百万円
業務用資産についてはキャッシュ・フローの相互補完性及び機
能特性等を勘案のうえ一定の単位でグルーピングをしており、業
務外資産については各資産毎の単位でグルーピングをしていま
す。
また、業務外資産については帳簿価額を回収可能価額まで減額
し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しています。
当年度の減損損失の測定に使用した回収可能価額は正味売却価
額です。正味売却価額は、鑑定評価額等に基づき算定していま
す。
4.金融商品に関する事項
∏
金融商品の状況に関する事項
金融商品に対する取組方針
当会は、岩手県を事業区域として、地元のJA等が会員とな
って運営されている相互扶助型の農業専門金融機関であり、地
域経済の活性化に資する地域金融機関です。
JAは農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組
合員や地域へ貸付け、その残りを当会が預かる仕組みとなって
います。
当会では、これを原資として、資金を必要とするJAや農業
に関連する企業・団体及び県内の地場企業や団体、地方公共団
体などに貸付を行っています。
また、残った資金は農林中金に預け入れるほか、国債や地方
債等の債券、投資信託、株式等の有価証券による運用を行って
います。
B 金融商品の内容及びそのリスク
当会が保有する金融資産は、主として県内の取引先(個人を
含む)に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、顧客の
契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されていま
す。
また、有価証券は、主に債券、株式、投資信託であり、満期
保有目的、純投資目的(その他目的)で保有しています。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リス
ク、市場価格の変動リスクに晒されています。
借用金は、自己資本増強の一環として、会員である地元のJ
Aから借り入れた期限付劣後特約付借入金です。
劣後特約付借入金は、債務返済の履行が他の債務よりも後順
位である旨の特約が付された無担保・無保証の借入金であり、
自己資本比率の算出において補完的項目として自己資本への計
上が認められているものです。
C 金融商品に係るリスク管理体制
a 信用リスクの管理
当会は、リスクマネジメント規程及びリスクマネジメント
方針等に従い、信用リスクの管理を行っています。
与信取引においては、内部格付により与信先別に与信限度
額を設定のうえ、格付別・業種別等の与信状況についてモニ
タリング・管理を行っています。
市場関連(有価証券)取引においては、格付機関の格付に
よる取得制限、格付状況のモニタリング・管理を行っていま
す。
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を定期
的に開催し、当会が保有するリスク量やリスク内容等を報
告・協議しています。
b 市場リスクの管理
_ 金利リスクの管理
A
平成23年度
ついて、償却額と引当金戻入額を相殺した残額を表示しています。
相殺した金額は41百万円です。
ª 債権売却損は、すでに個別貸倒引当金を引き当てていた債権に
ついて、売却損と引当金戻入額を相殺した残額を表示しています。
相殺した金額は334百万円です。
º その他の特別損失は、不良債権処理促進助成額336百万円です。
Ω 当年度においては、以下の資産について、減損損失を計上して
います。
主な用途 種 類 減損損失
業務外資産 土地・建物 8百万円
業務用資産についてはキャッシュ・フローの相互補完性及び機
能特性等を勘案のうえ一定の単位でグルーピングをしており、業
務外資産については各資産毎の単位でグルーピングをしていま
す。
業務外資産については帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当
該減少額を減損損失として特別損失に計上しています。
当年度の減損損失の測定に使用した回収可能価額は正味売却価
額です。正味売却価額は、鑑定評価額等に基づき算定していま
す。
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
5.金融商品に関する事項
∏
金融商品の状況に関する事項
金融商品に対する取組方針
当会は、岩手県を事業区域として、地元のJA等が会員とな
って運営されている相互扶助型の農業専門金融機関であり、地
域経済の活性化に資する地域金融機関です。
JAは農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組
合員や地域へ貸付け、その残りを当会が預かる仕組みとなって
います。
当会では、これを原資として、資金を必要とするJAや農業
に関連する企業・団体及び県内の地場企業や団体、地方公共団
体などに貸付を行っています。
また、残った資金は農林中金に預け入れるほか、国債や地方
債等の債券、投資信託、株式等の有価証券による運用を行って
います。
B 金融商品の内容及びそのリスク
当会が保有する金融資産は、主として県内の取引先(個人を
含む)に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、顧客の
契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されていま
す。
また、有価証券は、主に株式、債券、投資信託であり、満期
保有目的、純投資目的(その他目的)で保有しています。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リス
ク、市場価格の変動リスクに晒されています。
借用金は、日銀の「被災地金融機関を支援するための資金供
給オペレーション」に基づく農林中央金庫からの借入金及び自
己資本増強の一環として会員である地元のJAから借り入れた
期限付劣後特約付借入金です。
劣後特約付借入金は、債務返済の履行が他の債務よりも後順
位である旨の特約が付された無担保・無保証の借入金であり、
自己資本比率の算出において補完的項目として自己資本への計
上が認められているものです。
C 金融商品に係るリスク管理体制
a 信用リスクの管理
当会は、リスクマネジメント規程及びリスクマネジメント
方針等に従い、信用リスクの管理を行っています。
与信取引においては、個別案件毎の与信審査、与信限度額、
信用情報管理、内部格付、保証・担保の設定、問題債権への
対応など与信管理に関する体制を整備しています。
これらの管理は、営業部門のほか審査部門により行われ、
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会や理事会
を定期的に開催し、報告を行っています。有価証券の発行体
の信用リスク管理に関しては、リスク管理部門において、信
用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しています。
b 市場リスクの管理
A
41
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
42
当会は、リスクマネジメント規程及びリスクマネジメン
ト方針等に従い、金利リスクの管理を行っています。
保有期間1年、観測期間5年で計測される金利変動の1
パーセンタイル値と99パーセンタイル値による金利ショッ
クによって計算される経済価値の低下額を金利リスク量と
して毎月算出し、モニタリングを行っています。
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を定
期的に開催し、当会が保有するリスク量やリスク内容等を
報告・協議しています。
` 為替リスクの管理
当会は、為替の変動リスクに関して、元本に為替リスク
がある場合のみ、対象取引通貨対円の変動額をモニタリン
グ・管理を行っています。
a 価格変動リスクの管理
有価証券を含む投資商品の保有については、リスクマネ
ジメント規程及びリスクマネジメント方針並びに余裕金運
用方針等に従い、価格変動リスクの管理を行っています。
運用にあたっては、1発行体あたりの保有制限、取得に
係る格付制限、格付状況のモニタリング・管理を通じて、
価格リスクの軽減を図っています。
なお、外部出資については、資産自己査定の実施による
管理を行っています。
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を定
期的に開催し、当会が保有するリスク量やリスク内容等を
報告・協議しています。
b 市場リスクに係る定量的情報
(トレーディング目的以外の金融商品)
当会で保有している金融商品はすべてトレーディング目
的以外の金融商品です。当会において、主要なリスク変数
である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は「預け
金」、「貸出金」、「有価証券」のその他有価証券に分類され
る債券、「貯金」、「借入金」です。
当会では、これらの金融資産及び金融負債について、期
末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価
値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量
的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、
当年度末現在、指標となる金利が0.01%上昇したものと想
定した場合には、経済価値が74百万円減少するものと把握
しております。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前
提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮し
ていません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた
場合には、算定額を超える影響が生じる可能性がありま
す。
c 資金調達に係る流動性リスクの管理
当会は、事業計画に掲げる資金計画に基づいて資金動向、
大口資金決済等のモニタリング・管理、流動性資金の限度管
理を通じて流動性リスクを管理しています。
D 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格
に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定さ
れた価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該
価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、
異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる場合もあり
ます。
π 金融商品の時価等に関する事項
A 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
は、次のとおりです。
なお、時価の把握が困難なものについては、次表には含めず
Cに記載しています。
平成23年度
_
金利リスクの管理
当会は、リスクマネジメント規程及びリスクマネジメン
ト方針等に従い、金利リスクの管理を行っています。
保有期間1年、観測期間5年で計測される金利変動の1
パーセンタイル値と99パーセンタイル値による金利ショッ
クによって計算される経済価値の低下額を金利リスク量と
して毎月算出し、モニタリングを行っています。
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を定
期的に開催し、当会が保有するリスク量やリスク内容等を
報告・協議しています。
` 為替リスクの管理
当会は、為替の変動リスクに関して、元本に為替リスク
がある場合のみ、対象取引通貨対円の変動額をモニタリン
グ・管理を行っています。
a 価格変動リスクの管理
有価証券を含む投資商品の保有については、リスクマネ
ジメント規程及びリスクマネジメント方針並びに余裕金運
用方針等に従い、価格変動リスクの管理を行っています。
運用にあたっては、1発行体あたりの保有制限、取得に係
る格付制限、格付状況のモニタリング・管理を通じて、価
格リスクの軽減を図っています。
なお、外部出資については、資産自己査定の実施による
管理を行っています。
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を定
期的に開催し、当会が保有するリスク量やリスク内容等を
報告・協議しています。
b 市場リスクに係る定量的情報
(トレーディング目的以外の金融商品)
当会で保有している金融商品はすべてトレーディング目
的以外の金融商品です。当会において、主要なリスク変数
である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は「預け
金」、「貸出金」、「有価証券」のその他有価証券に分類され
る債券、「貯金」、「借入金」です。
当会では、これらの金融資産及び金融負債について、期
末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価
値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量
的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、
当年度末現在、指標となる金利が0.01%上昇したものと想
定した場合には、経済価値が101百万円減少するものと把
握しております。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前
提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮し
ていません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた
場合には、算定額を超える影響が生じる可能性がありま
す。
c 資金調達に係る流動性リスクの管理
当会は、事業計画に掲げる資金計画に基づいて資金動向、
大口資金決済等のモニタリング・管理、流動性資金の限度管
理を通じて流動性リスクを管理しています。
D 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格
に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定さ
れた価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該
価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、
異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる場合もあり
ます。
π 金融商品の時価等に関する事項
A 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
は、次のとおりです。
なお、時価の把握が困難なものについては、次表には含めず
Cに記載しています。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
現金
預け金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金
貸倒引当金控除後
資産計
貯金
借用金
負債計
貸借対照表計上額
1,791
302,531
9,143
122,544
146,423
△3,374
143,049
579,061
563,867
10,000
573,867
平成23年度
(単位:百万円)
時価
差額
1,791
−
302,232
△299
8,707
122,544
145,765
581,041
562,989
10,000
572,989
△436
−
−
−
2,716
1,980
△878
−
△878
(注)1.貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ています。
2.貸出金には、貸借対照表上のその他資産に計上している従業員
貸付金275百万円を含めています。
3.貯金には、貸借対照表上の譲渡性貯金16,800百万円を含めてい
ます。
B 金融商品の時価の算定方法
【資産】
a 預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似して
いることから、当該帳簿価額によっています。満期のある預
け金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレ
ートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値
を時価に代わる金額として算定しています。
b 有価証券
株式は取引所の価格により、債券は取引所の価格又は取引
金融機関等から提示された価格によっています。また、投資
信託については、公表されている基準価格によっています。
c 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利
を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なって
いない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳
簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額とし
て算定しています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類、期間に基づ
く区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである
円Libor・スワップレートで割り引き、貸倒引当金を控除し
て時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について帳
簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額とし
ています。
【負債】
a 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額
(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金の
時価は、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートであ
る円Libor・円スワップレートで割り引いた現在価値を時価
に代わる金額として算定しています。
b 借用金
借用金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利
を反映し、また、当会の信用状態は実行後大きく異なってい
ないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられる
ため、当該帳簿価額によっています。
C 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次
のとおりであり、これらはAの金融商品の時価情報には含まれ
ていません。
貸借対照表計上額
外部出資 354百万円
合 計 354 〃
(注)1.外部出資のうち、株式については、時価を把握することが
極めて困難と認められるため、時価開示の対象としていませ
ん。
2.上記外部出資に対して、外部出資等損失引当金1百万円を
設定しています。
現金
預け金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金
貸倒引当金控除後
資産計
貯金
借用金
負債計
貸借対照表計上額
370
429,032
9,147
160,191
156,237
△3,210
153,026
751,768
716,783
27,100
743,883
(単位:百万円)
時価
差額
370
−
428,757
△275
8,791
160,191
156,014
754,123
715,768
27,098
742,868
△356
−
−
−
2,987
2,355
△1,014
△1
△1,015
(注)1.貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ています。
2.貸出金には、貸借対照表上のその他資産に計上している従業員
貸付金230百万円を含めています。
3.貯金には、貸借対照表上の譲渡性貯金49,500百万円を含めてい
ます。
B 金融商品の時価の算定方法
【資産】
a 預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似して
いることから、当該帳簿価額によっています。満期のある預
け金については、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額
をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割
り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定していま
す。
b 有価証券
株式は取引所の価格により、債券は取引所の価格又は取引
金融機関等から提示された価格によっています。また、投資
信託については、公表されている基準価格によっています。
c 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利
を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なって
いない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳
簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額とし
て算定しています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類、期間に基づ
く区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである
円Libor・スワップレートで割り引き、貸倒引当金を控除し
て時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について帳
簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額とし
ています。
【負債】
a 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額
(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金の時
価は、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフ
リーレートである円Libor・円スワップレートで割り引いた
現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
b 借用金
借用金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利
を反映し、また、当会の信用状態は実行後大きく異なってい
ないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられる
ため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定期間毎に区分した当該借用金
の元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・円
スワップレートで割り引いた現在価値を、時価に代わる金額
として算定しています。
C 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次
のとおりであり、これらはAの金融商品の時価情報には含まれ
ていません。
貸借対照表計上額
外部出資 27,296百万円
合 計 27,296百万円
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
43
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
D
平成23年度
1年超
2年超
3年超
4年超
1年以内
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
302,531 百万円 − 百万円 − 百万円 − 百万円 − 百万円
5年超
預け金
− 百万円
有価証券
満期保有目的の債券
− 〃 2,400 〃
− 〃 3,100 〃
− 〃 4,000 〃
その他有価証券のうち 8,000 〃 16,200 〃 11,700 〃 11,696 〃 9,119 〃 60,195 〃
満期があるもの
貸出金
40,070 〃 17,770 〃 20,259 〃 18,476 〃 15,834 〃 33,544 〃
合計
350,602 〃 36,370 〃 31,959 〃 33,272 〃 24,953 〃 97,739 〃
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
(注)1.外部出資については、時価を把握することが極めて困難と
認められるため、時価開示の対象としていません。
2.上記外部出資に対して、外部出資等損失引当金1百万円を設
定しています。
金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(注)1.貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)15,816百万円につい
ては「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約付貸
出金10,954百万円については「5年超」に含めています。
2.貸出金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等191百万
円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
E
借用金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年超
2年超
3年超
4年超
5年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
貯金
544,326 百万円 2,519 百万円 136 百万円 16 百万円 68 百万円
− 百万円
譲渡性貯金 16,800 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
借用金
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃 10,000 〃
リース債務
1 〃
1 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
合計
561,127 〃 2,520 〃
136 〃
16 〃
68 〃 10,000 〃
1年以内
(注)1.貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
D
金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年超
2年超
3年超
4年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
429,032 百万円 − 百万円 − 百万円 − 百万円 − 百万円
1年以内
5年超
預け金
− 百万円
有価証券
満期保有目的の債券 2,400 〃
− 〃 3,100 〃
− 〃
− 〃 4,000 〃
その他有価証券のうち 15,900 〃 11,700 〃 11,900 〃 9,300 〃 9,900 〃 95,499 〃
満期があるもの
貸出金
50,642 〃 21,071 〃 19,415 〃 16,868 〃 17,680 〃 29,149 〃
合計
497,975 〃 32,771 〃 34,415 〃 26,168 〃 27,580 〃 128,649 〃
(注)1.貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)15,041百万円につい
ては「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約付貸
出金10,954百万円については「5年超」に含めています。
2.貸出金のうち、3か月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債
権等1,179百万円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
E
借用金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内
貯金
666,644 百万円
譲渡性貯金 49,500 〃
借用金
17,100 〃
リース債務
1 〃
合計
733,246 〃
1年超
2年超
3年超
4年超
5年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
423 百万円 150 百万円 53 百万円 11 百万円
0 百万円
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃 10,000 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
− 〃
423 〃
150 〃
53 〃
11 〃 10,000 〃
(注)1.貯金のうち、要求払貯金については、「1年以内」に含めています。
5.有価証券に関する事項
6.有価証券に関する事項
∏ 有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりで
す。
A 売買目的有価証券
該当はありません。
B 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、
時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
国債
地方債
時価が貸借対照表計 短期社債
上額を超えるもの
社債
その他
小計
貸借対照表
計 上 額
− 百万円
1,990 〃
− 〃
1,504 〃
1,148 〃
4,643 〃
− 百万円
2,044 〃
− 〃
1,544 〃
1,247 〃
4,836 〃
国債
地方債
時価が貸借対照表計 短期社債
上額を超えないもの 社債
その他
小計
− 〃
− 〃
− 〃
500 〃
4,000 〃
4,500 〃
− 〃
− 〃
− 〃
411 〃
3,459 〃
3,871 〃
合 計
9,143 〃
8,707 〃
種類
時 価
国債
地方債
時価が貸借対照表計 短期社債
上額を超えるもの
社債
その他
小計
貸借対照表
計 上 額
− 百万円
1,994 〃
− 〃
1,504 〃
148 〃
3,647 〃
− 百万円
2,039 〃
− 〃
1,532 〃
243 〃
3,814 〃
− 〃
− 〃
− 〃
△88 〃
△540 〃
△628 〃
国債
地方債
時価が貸借対照表計 短期社債
上額を超えないもの 社債
その他
小計
− 〃
− 〃
− 〃
500 〃
5,000 〃
5,500 〃
− 〃
− 〃
− 〃
429 〃
4,547 〃
4,976 〃
− 〃
− 〃
− 〃
△70 〃
△452 〃
△523 〃
△436 〃
合 計
9,147 〃
8,791 〃
△356 〃
差 額
− 百万円
54 〃
− 〃
39 〃
98 〃
192 〃
C
その他有価証券
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、
貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。
種類
時 価
差 額
− 百万円
44 〃
− 〃
28 〃
94 〃
166 〃
C
その他有価証券
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、
貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。
取得原価又は
償 却 原 価
株式
404 百万円
債券
国債
28,380 〃
貸借対照表計上額が取 地方債
9,192 〃
得原価又は償却原価を 短期社債
− 〃
超えるもの
社債
19,987 〃
その他
27,055 〃
その他
629 〃
小計
85,649 〃
貸借対照表
評価差額
計 上 額
520 百万円 116 百万円
29,089 〃
709 〃
9,542 〃
350 〃
− 〃
− 〃
20,672 〃
684 〃
28,459 〃
1,403 〃
672 〃
42 〃
88,956 〃
3,307 〃
取得原価又は 貸借対照表
評価差額
償 却 原 価 計 上 額
株式
622 百万円
834 百万円 211 百万円
債券
国債
59,474 〃
60,887 〃
1,413 〃
貸借対照表計上額が取 地方債
10,400 〃
10,919 〃
519 〃
得原価又は償却原価を 短期社債
− 〃
− 〃
− 〃
超えるもの
社債
26,911 〃
27,785 〃
873 〃
その他
26,454 〃
27,961 〃
1,506 〃
その他
427 〃
448 〃
20 〃
小計
124,290 〃 128,836 〃
4,545 〃
株式
債券
国債
貸借対照表計上額が取 地方債
得原価又は償却原価を 短期社債
超えないもの
社債
その他
その他
小計
601 〃
9,075 〃
699 〃
− 〃
3,294 〃
15,919 〃
4,925 〃
34,516 〃
530 〃
9,021 〃
691 〃
− 〃
3,196 〃
15,643 〃
4,505 〃
33,588 〃
△71 〃
△53 〃
△8 〃
− 〃
△98 〃
△275 〃
△420 〃
△927 〃
株式
債券
国債
貸借対照表計上額が取 地方債
得原価又は償却原価を 短期社債
超えないもの
社債
その他
その他
小計
120,165 〃
122,544 〃
2,379 〃
合 計
種類
合 計
44
∏ 有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりで
す。
A 売買目的有価証券
該当はありません。
B 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、
時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
種類
416 〃
11,131 〃
− 〃
− 〃
2,000 〃
16,407 〃
2,127 〃
32,082 〃
379 〃
11,096 〃
− 〃
− 〃
1,736 〃
16,138 〃
2,003 〃
31,354 〃
△36 〃
△34 〃
− 〃
− 〃
△263 〃
△268 〃
△124 〃
△728 〃
156,373 〃
160,191 〃
3,817 〃
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
平成23年度
(注)1.上記評価差額合計から繰延税金負債737百万円を差し引いた金額
1,641百万円が、「その他有価証券評価差額金」に含まれています。
2.有価証券のうち、その他有価証券として保有する変動利付国債は、
市場価格に基づく価額により評価を行っていましたが、「金融資産の
時価の算定に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第25号平成20年
10月28日)の公表を受けて、昨今の市場環境を踏まえた検討の結果、
当年度末において市場価格を時価とみなせない状態にあると考えら
れる銘柄については、経営者による合理的な見積もりに基づく合理
的に算定された価額による評価を行っています。
この結果、市場価格に基づく価額による評価と比較して、「有価証
券」が201百万円増加、「繰延税金負債」が62百万円増加、「その他有
価証券評価差額金」が139百万円増加しています。
なお、変動利付国債の合理的な見積もりによる価額は、国債の利
回り等から見積もった将来キャッシュ・フローを、同利回りに基づ
く割引率を用いて割り引くことにより算出しており、国債の利回り
及び同利回りのボラティリティが主な価格決定変数です。
3.有価証券(売買目的有価証券を除く。)で時価のあるもののうち、
当該有価証券の時価が取得原価に比べて著しく下落しており、時価
が取得原価まで回復する見込みがあると認められないものについて
は、当該時価をもって貸借対照表価額とするとともに、評価差額を
当年度の損失として処理しています。当年度における減損処理額は、
22百万円(うち、株式22百万円)です。
なお、減損処理にあたっては、当年度末における時価が取得原価
又は償却原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、
30%以上50%未満下落した場合は、回復の可能性を考慮して減損処
(注)1.上記評価差額合計から繰延税金負債1,030百万円を差し引いた金額
2,786百万円が、「その他有価証券評価差額金」に含まれています。
2.有価証券のうち、その他有価証券として保有する変動利付国債は、
市場価格とみなせない状況にあると考えられたことから、平成20年
度以降、合理的に算定された価額をもって評価を行っておりました
が、昨今の市場環境を踏まえた検討の結果、当年度末において市場
価格を時価としてみなせる状況に復したと考えられることから、市
場価格に基づく価額により評価を行っております。
π
∫
当年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
当年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。
株 式
債 券
その他
合 計
売却額
189 百万円
33,887 〃
224 〃
34,301 〃
売却益
− 百万円
416 〃
− 〃
416 〃
売却損
71 百万円
8 〃
61 〃
142 〃
(注)上記売却に加え、受益証券の解約請求額7,411百万円に伴う償還益0
百万円、償還損262百万円があります。
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
理を行っています。
π
当年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
∫
当年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。
債 券
株 式
その他
合 計
売却額
44 百万円
17,228 〃
− 〃
17,273 〃
売却益
0 百万円
658 〃
− 〃
658 〃
売却損
20 百万円
− 〃
− 〃
20 〃
6.退職給付に関する事項
∏
退職給付
採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付に備え、職員退職給与規程に基づく退職一時
金制度に加えて同規程に基づき退職給付の一部に充てるため、
所得税法施行令第74条第5項の規定による「岩手県農業協同組
合職員退職金共済会」との契約による退職金給付制度を採用し
ています。なお、退職給付債務・退職給付費用の計上にあたっ
ては「退職給付に係る会計基準」(平成10年6月16日企業会計審
議会)に基づき、簡便法により行っています。
B 退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
△ 1,530 百万円
退職金共済会積立
778 〃 退職金共済会毀損
△ 64 〃 退職給付引当金
△ 816 〃 π 人件費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合
制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止す
る等の法律附則第57条の規定に基づき、旧農林共済組合(存続組
合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出
した特例業務負担金を含めて計上しています。
なお、当年度において存続組合に対して拠出した特例業務負担
金の額は、12百万円となっています。
また、存続組合より示された平成23年3月現在における平成44
年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、203百万円となって
います。
A
7.退職給付に関する事項
∏
退職給付
採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付に備え、職員退職給与規程に基づく退職一時
金制度に加えて同規程に基づき退職給付の一部に充てるため、
所得税法施行令第74条第5項の規定による「岩手県農業協同組
合職員退職金共済会」との契約による退職金給付制度を採用し
ています。なお、退職給付債務・退職給付費用の計上にあたっ
ては「退職給付に係る会計基準」(平成10年6月16日企業会計審
議会)に基づき、簡便法により行っています。
B 退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
△ 1,469 百万円
退職金共済会積立
741 〃 退職金共済会毀損
△ 56 〃 退職給付引当金
△ 784 〃 C 退職給付費用の内訳
勤務費用
27 百万円
退職金共済会への拠出
31 〃 退職金共済会毀損
△ 8 〃 退職給付費用
50 〃 A
π 人件費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合
制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止す
る等の法律附則第57条の規定に基づき、旧農林共済組合(存続組
合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出
した特例業務負担金を含めて計上しています。
なお、当年度において存続組合に対して拠出した特例業務負担
金の額は、12百万円となっています。
また、存続組合より示された平成24年3月現在における平成44
年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、200百万円となって
います。
45
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
7.税効果会計に関する事項
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
平成23年度
8.税効果会計に関する事項
∏ 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 繰延税金資産
貸倒引当金超過額
1,092 百万円
賞与引当金超過額
14 〃
退職給付引当金超過額
249 〃
相互援助積立金超過額
304 〃
繰延資産償却超過額
29 〃
税務上の繰越欠損金
39 〃
その他
125 〃
繰延税金資産小計
1,856 〃
評価性引当額
△1,417 〃
繰延税金資産合計y
439 〃
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△737 〃
繰延税金負債合計z
△737 〃
繰延税金負債の純額y+z
△298 〃
∏ 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 繰延税金資産
貸倒引当金超過額
968 百万円
賞与引当金超過額
12 〃
退職給付引当金超過額
212 〃
相互援助積立金超過額
311 〃
繰延資産償却超過額
25 〃
未払事業税
34 〃
その他
22 〃
繰延税金資産小計
1,586 〃
評価性引当額
△1,270 〃
繰延税金資産合計y
316 〃
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△1,030 〃
繰延税金負債合計z
△1,030 〃
繰延税金負債の純額y+z
△714 〃
π 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
31.0%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
4.9%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 0.0%
住民税均等割等
0.3%
評価性引当額の増減
5.2%
その他
△0.1%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
41.3%
π 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
31.0%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
6.8%
住民税均等割等
0.1%
評価性引当額の増減
3.8%
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 0.9%
その他
3.4%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
46.0%
∫ 法人税等の税率の変更により修正された繰延税金資産及び繰延
税金負債の金額
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所
得税法等の一部を改正する法律」(平成23年法律第114号)及び
「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な
財源の確保に関する特別措置法」(平成23年法律第117号)が、平
成23年12月2日に公布されました。平成24年4月1日以後に開始
する年度から法人税率が引き下げられ、また、平成27年3月31日
までの期間(指定期間)に開始する年度については、復興特別法
人税が課されることになりました。
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する
法定実効税率は、前年度の31%から、指定期間内に開始する年度
については29%、平成27年4月1日以後に開始する年度については
27%に変更されました。その結果、繰延税金負債が39百万円、そ
の他有価証券評価差額金が152百万円、法人税等調整額が39百万
円、それぞれ増加しています。
8.キャッシュ・フロー計算書に関する事項
キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物の
範囲は、貸借対照表上の「現金」並びに「預け金」中の普通預け金
及び通知預け金です。
46
9.キャッシュ・フロー計算書に関する事項
キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物の
範囲は、貸借対照表上の「現金」並びに「預け金」中の普通預け金
及び通知預け金です。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
確 認 書
3
私は、平成23年4月1日から平成24年3月31日までの第64事業年度
のディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべて
の重要な点において関係諸法令に準拠して適正に表示されていることを確認い
たしました。
財
務
内
容
の
ご
報
告
当該確認を行うにあたり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備さ
れ、有効に機能していることを確認いたしました。
・業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が
整備されております。
・業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効
性を検証しており、重要な事項については内部監査部門から理事会等に適
切に報告されております。
・重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。
平成24年6月30日
岩手県信用農業協同組合連合会
代表理事理事長
47
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
経 営 指 標
[主要な経営指標]
(単位:百万円)
平成19年度
3
平成21年度
平成22年度
平成23年度
経
常
収
益
8,871
9,223
8,679
8,643
8,925
経
常
利
益
558
△ 1,140
777
1,228
1,766
当期未処分剰余金
△ 2,898
614
872
( 当 期 剰 余 金 )
(△ 2,907)
(614)
(615)
(858)
(767)
15,463
19,463
19,463
19,463
出
財
務
内
容
の
ご
報
告
平成20年度
資
金
総
15,463
額
1,546千口
1,546千口
1,093
1,946千口
1,946千口
969
1,946千口
出
資
口
数
純
資
産
額
23,453
22,579
30,610
31,190
32,810
総
資
産
額
577,107
587,546
599,688
609,506
782,112
貯
金
等
残
高
545,547
550,476
554,278
563,867
716,783
貸
出
金
残
高
142,472
150,085
155,396
146,148
156,006
有 価 証 券 残 高
123,727
123,394
135,719
131,688
169,338
剰 余 金 配 当 金 額
−
231
286
291
291
・ 出 資 配 当 の 額
−
231
286
291
291
・ 事業利用分配当の額
−
−
−
−
−
職 員 数 ( 人 )
106
100
101
98
97
単体自己資本比率(%)
16.35
21.00
23.25
24.70
21.54
(注)1.残高計数は、期末日現在のものです。
2.総資産残高には、債務保証見返を含んでおります。なお、総資産残高は、貸倒引当金及び外部出資等損失引当金を控除した額です。
3.貯金等残高には、譲渡性貯金を含んでおります。
4.財務諸表の組換えにより、平成22年度の経常収益等の金額に変更が生じています。
[貯貸率・貯証率・貯預率]
(単位:%)
平成22年度
貯
貯
貯
48
貸
証
預
率
率
率
期
期
中
平
期
期
中
平
期
期
中
平
平成23年度
増 減
末
25.9
21.8
△ 4.2
均
25.0
21.4
△ 3.6
末
23.4
23.6
0.3
均
22.2
21.7
△ 0.5
末
53.7
59.9
6.2
均
55.3
60.6
5.3
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
損 益 の 状 況
[利益総括表]
(単位:百万円、%)
平成22年度
資
金
役
運
務
そ
取
の
他
事
信
業
(
事
用
引
用
収
等
収
事
業
粗
業
粗
収
利
利
益
率
平成23年度
増 減
支
3,706
3,387
△ 318
支
20
32
11
支
659
274
△ 385
益
4,386
3,694
△ 691
0.71
0.51
△ 0.20
)
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
(注)1.資金運用収支を算出する際の資金調達費用は金銭の信託運用見合費用
(平成22年度 3百万円、平成23年度 4百万円)を控除して表示しております。
2.事業粗利益=資金運用収支+役務取引等収支+その他信用事業収支
3.事業粗利益率=事業粗利益÷資金運用勘定平均残高×100
[資金運用収支の内訳]
(単位:百万円、%)
平成22年度
平均残高
平成23年度
利 回 り
平均残高
利 息
利 回 り
617,167
7,002
1.13
729,685
7,392
1.01
金
333,169
2,589
0.78
425,971
2,869
0.67
う ち 有 価 証 券
133,202
1,751
1.31
152,946
2,013
1.32
資
金
う
運
ち
用
預
勘
け
定
150,497
2,654
1.76
150,509
2,502
1.66
612,633
3,296
0.54
722,064
4,004
0.55
うち貯金・定積
590,297
3,195
0.54
666,290
3,881
0.58
うち譲渡性貯金
12,194
24
0.20
36,940
43
0.12
10,000
77
0.78
18,690
82
う
資
ち
金
う
総
利 息
貸
調
ち
資
出
達
借
金
金
勘
用
利
定
金
ざ
0.44
0.34
や
0.25
(注)1.総資金利ざや=総資金運用利回り−資金調達原価率
2.資金運用勘定の「うち預け金」の利息には受取奨励金及び受取特別配当金が、資金調達勘定の「うち貯金・定積」の利息には支払奨
励金が含まれております。
3.資金調達勘定計の平均残高及び利息は金銭の信託運用見合額及び金銭の信託運用見合費用を控除しております。
[受取・支払利息の増減額]
(単位:百万円)
平成22年度増減額
受
取
う
う
預
ち
う
有
ち
支
ち
う
ち
う
ち
389
△ 440
279
券
△ 70
261
金
△ 76
△ 151
△ 684
707
△ 692
685
息
け
価
証
貸
払
う
△ 587
金
利
ち
出
利
貯
金
・
譲
渡
性
借
用
差 引
平成23年度増減額
息
定
積
貯
金
21
18
金
△ 15
4
96
△ 318
(注)1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の「うち預け金」には受取奨励金及び受取特別配当金が、支払利息の「うち貯金・定積」には支払奨励金が含まれております。
3.支払利息計の増減額は金銭の信託運用見合費用控除後の支払利息額の増減額です。
49
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[利益率]
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
(単位:%)
平成22年度
平成23年度
増 減
総
資
産
経
常
利
益
率
0.19
0.23
0.04
純
資
産
経
常
利
益
率
4.09
5.88
1.79
総
資
産
当
期
純
利
益
率
0.13
0.10
△ 0.03
純
資
産
当
期
純
利
益
率
2.90
2.56
△ 0.34
*総資産経常利益率=経常利益÷総資産(債務保証見返を除く)平残×100
*純資産経常利益率=経常利益÷純資産勘定平残×100
*総資産当期純利益率=当期純利益÷総資産(債務保証見返を除く)平残×100
*純資産当期純利益率=当期純利益÷純資産勘定平残×100
[経費の内訳]
(単位:百万円)
科 目
人
件
平成22年度
平成23年度
802
774
費
役
員
報
酬
48
45
給
料
手
当
568
550
39
38
費
120
121
う ち 賞 与 引 当 金 繰 入
福
利
厚
生
用
58
50
役 員 退 職 慰 労 金
0
0
役員退職慰労引当金繰入
7
7
721
681
107
74
退
物
職
給
付
費
件
事
債
旅
費
業
推
権
費
進
管
・
費
理
交
通
3
4
22
21
業
務
費
155
152
負
担
金
240
249
施
設
費
171
160
費
21
19
雑
税
経
費
費
費
合
金
31
29
計
1,555
1,486
[業務純益]
業
(単位:百万円)
務
純
益
平成22年度
平成23年度
増 減
2,556
2,208
△ 348
*業務純益とは事業粗利益から経費及び一般貸倒引当金繰入額を控除したものです。
50
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
貯金業務の状況
[貯金科目別残高(期末残高)]
流
動
性
貯
金
定
期
性
貯
金
計
譲
渡
性
貯
金
(単位:百万円、%)
平成22年度
平成23年度
20,786(
37,684(
16,898
526,281( 93.3)
629,598( 87.8)
103,317
547,067( 97.0)
667,283( 93.1)
120,215
3.0)
563,867(100.0)
合 計
増 減
5.3)
16,800(
3.7)
49,500(
6.9)
32,700
716,783(100.0)
152,915
1.( )は内は構成比です。
2.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金+別段貯金
3.定期性貯金=定期貯金+定期積金
[貯金科目別残高(平均残高)]
流
動
性
貯
金
定
期
性
貯
金
貯
金
計
譲
渡
性
平成22年度
平成23年度
67,173(
5.7)
増 減
9.5)
32,807
555,931( 92.3)
599,117( 85.2)
43,185
590,297( 98.0)
666,290( 94.7)
75,992
2.0)
602,491(100.0)
合 計
財
務
内
容
の
ご
報
告
(単位:百万円、%)
34,365(
12,194(
3
36,940(
5.3)
24,745
703,230(100.0)
100,738
1.( )内は構成比です。
2.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金+別段貯金
3.定期性貯金=定期貯金+定期積金
[定期貯金残高]
(単位:百万円、%)
種 類
定
期
貯
平成22年度
金
うち固定金利定期
うち変動金利定期
平成23年度
増 減
526,128(100.0)
629,465(100.0)
103,337
526,128( 100.0)
629,465( 100.0)
103,337
−(
0.0)
−(
0.0)
0
1.( )内は構成比です。
2.固定金利定期は、預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金です。
3.変動金利定期は預入期間中に市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金です。
51
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
貸出金業務の状況
[貸出金科目別残高(期末残高)]
(単位:百万円、%)
平成22年度
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
2,989(
2.0)
平成23年度
13,331(
8.6)
10,342
形
貸
付
証
書
貸
付
111,796( 76.5)
112,543( 72.1)
747
当
座
貸
越
20,249( 13.9)
19,152( 12.3)
△ 1,096
10,954(
7.5)
10,954(
7.0)
0
159(
0.1)
25(
0.0)
△ 133
156,006(100.0)
9,858
金 融 機 関 貸 付
割
引
手
形
146,148(100.0)
合 計
(注)(
)内は構成比です。
[貸出金科目別残高(平均残高)]
(単位:百万円、%)
平成22年度
形
貸
付
5.6)
5,050
書
貸
付
112,444( 74.7)
113,426( 75.4)
981
当
座
貸
越
23,670( 15.7)
17,628( 11.7)
△ 6,041
10,954(
7.3)
10,954(
7.3)
0
21(
0.0)
44(
0.0)
22
150,509(100.0)
12
引
手
形
150,497(100.0)
合 計
(注)(
2.3)
8,456(
増 減
証
割
3,406(
平成23年度
手
金 融 機 関 貸 付
)内は構成比です。
[貸出金の金利条件別内訳残高]
種 類
平成22年度
(単位:百万円、%)
平成23年度
増 減
固 定 金 利 貸 出
121,123( 82.9)
131,887( 84.5)
10,764
変 動 金 利 貸 出
25,024( 17.1)
24,118( 15.5)
△ 906
146,148(100.0)
156,006(100.0)
9,858
合 計
(注)(
)内は構成比です。
[貸出金の資金使途別内訳残高]
平成22年度
設
運
備
資
金
転
資
金
合 計
(注)(
52
増 減
手
)内は構成比です。
101,234( 69.3)
(単位:百万円、%)
平成23年度
102,575( 65.8)
増 減
1,341
44,914( 30.7)
53,431( 34.2)
8,517
146,148(100.0)
156,006(100.0)
9,859
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[貸出金の担保別内訳残高]
貯
有
金
価
証
動
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
増 減
等
1,108
12,469
11,361
券
191
173
△ 18
産
−
−
0
産
9,874
8,795
△ 1,079
そ の 他 担 保 物
1,498
1,425
△ 73
計
12,673
22,864
10,190
農業信用基金協会
4,090
4,287
197
証
49
262
212
4,139
4,549
410
用
129,335
128,592
△ 742
146,148
156,006
9,858
平成22年度
平成23年度
増 減
等
78
78
0
不
そ
動
の
他
保
計
信
合 計
[債務保証の担保別内訳残高]
貯
金
(単位:百万円)
券
−
−
−
産
−
−
−
産
−
−
−
そ の 他 担 保 物
−
−
−
有
価
証
動
不
動
78
78
0
1,558
1,360
△ 198
1,637
1,438
△ 198
計
信
用
合 計
[貸出金の業種別残高]
区 分
農
林
水
産
製
造
鉱
平成22年度
平成23年度
増 減
業
2,620(
1.8)
3,170(
2.0)
550
業
110(
0.1)
222(
0.1)
112
業
−(
−)
−(
−)
−
業
3,438(
2.3)
2,901(
1.9)
537
業
−(
−)
−(
−)
−
業
1,090(
0.7)
377(
0.2)
△ 713
30(
0.0)
30(
0.0)
0
運 輸 ・ 通 信 業
392(
0.3)
369(
0.2)
△ 23
△ 1,100
設
卸売・小売・飲食業
18,169( 12.4)
17,069( 10.9)
金 融 ・ 保 険 業
12,509(
8.6)
12,399(
8.0)
業
4,925(
3.4)
4,849(
3.1)
△ 76
業
10,845(
7.4)
21,476( 13.8)
10,631
91,005( 62.3)
92,292( 59.2)
不
サ
動
ー
産
ビ
ス
地 方 公 共 団 体
そ
の
合
(注)(
他
計
財
務
内
容
の
ご
報
告
(単位:百万円、%)
電気・ガス・熱供給・水道業
建
3
1,007(
0.7)
146,148(100.0)
845(
△ 110
1,287
0.6)
△ 162
156,006(100.0)
9,859
)内は構成比です。
53
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[主要な農業関係の貸出金残高]
A営農類型別
(単位:百万円)
種 類
農
業
389
16
21
5
102
113
11
果 樹 ・ 樹 園 農 業
菜
・
園
−
2
2
物
7
7
0
養豚・肉牛・酪農
2,265
2,763
498
卵
140
70
△ 70
蚕
−
−
−
工
芸
養
鶏
作
・
養
養
そ
農
増 減
3,073
芸
野
財
務
内
容
の
ご
報
告
平成23年度
2,684
作
穀
3
平成22年度
業
の
他
農
関
連
団
業
体
等
合 計
152
95
△ 57
17,319
16,033
△ 1,286
20,003
19,106
△ 897
(注)1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人及び農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流
通に関係する事業に必要な資金等が該当します。なお、上記の貸出金の業種別残高の「農業」は農業者や農業法人等に対する貸出金の残
高です。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従となる農業者等が含まれて
います。
3.「農業関連団体等」には、JAや全農等が含まれています。
B資金種類別
[貸出金]
(単位:百万円)
種 類
平成22年度
平成23年度
増 減
プ
ロ
パ
ー
資
金
16,397
15,954
△ 443
農
業
制
度
資
金
3,605
3,150
△ 455
2,395
2,011
△ 384
農 業 近 代 化 資 金
そ の 他 制 度 資 金
合 計
1,210
1,139
△ 71
20,003
19,105
△ 898
(注)1.プロパー資金とは、当会原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
2.農業制度資金には、A地方公共団体が直接的又は間接的に融資するもの、B地方公共団体が利子補給等を行うことで当会が低利で融資
するもの、C日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここではAの転貸資金とBを対象としています。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。
[受託貸付金]
(単位:百万円)
種 類
日 本 政 策 金 融 公 庫 資 金
(農林水産事業)
そ
の
合 計
54
他
平成22年度
平成23年度
増 減
8,039
7,264
△ 775
11
5
△6
8,051
7,270
△ 781
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額]
(単位:百万円)
平成22年度
期
残
216
一 般 貸 倒 引 当 金
個 別 貸 倒 引 当 金
合
計
平成23年度
期中減少額
首 期 中
期
高 増加額 目的使用 その他 残
489
−
216
末 期
高 残
489
期中減少額
首 期 中
期
高 増加額 目的使用 その他 残
489
451
−
489
出
金
451
2,688
3,746
128
2,559
3,746
3,746
3,623
375
3,371
3,623
2,904
4,236
128
2,775
4,236
4,236
4,074
375
3,860
4,074
3
[貸出金償却の額]
貸
末
高
(単位:百万円)
償
却
平成22年度
平成23年度
101
41
財
務
内
容
の
ご
報
告
(注)1.貸出金償却額は、個別貸倒引当金相殺前の金額を表示しております。
[リスク管理債権の状況]
(単位:百万円)
平成22年度
破
綻
先
債
権
平成23年度
増 減
額
431
56
△ 374
△ 105
額
5,393
5,288
3 か 月 以 上 延 滞 債 権 額
−
−
−
貸 出 条 件 緩 和 債 権 額
15
8
△6
延
滞
債
権
(A)
5,840
5,353
△ 487
担保・保証による保全額
(B)
2,555
2,180
△ 374
個別貸倒引当金引当額
(C)
2,885
2,759
△ 123
担保・保証等控除後債権額(A−B−C)
399
412
13
合
計
(注)1.破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込み
がないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法
人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じているも
のをいいます。
2.延滞債権とは、未収利息不計上貸出金で、注1に掲げるもの及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予
したもの以外のものをいいます。
3.3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞している貸出金(注1、注2に掲げるものを除
く)をいいます。
4.貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権
放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金(注1、注2及び注3に掲げるものを除く。)をいいます。
5.全貸出額に占めるリスク管理債権の割合は3,43%です。
55
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[金融再生法開示債権区分に基づく保全状況]
平成22年度
(単位:百万円)
債
財
務
内
容
の
ご
報
告
区
分
保
債権額
担 保
全
保 証
額
引当金
合 計
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
1,166
288
−
877
1,166
危
4,681
2,261
0
2,024
4,286
15
10
−
0
10
5,862
2,560
0
2,902
5,463
険
要
3
権
債
管
理
権
債
小
権
計
正
常
債
権
合
142,344
148,207
計
平成23年度
(単位:百万円)
債
権
区
債権額
分
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危
険
要
管
債
理
正
権
計
常
合
権
債
小
保
債
権
計
担 保
保 証
全
額
引当金
合 計
753
192
14
545
753
4,627
1,900
80
2,233
4,214
8
8
−
0
8
5,388
2,102
94
2,778
4,975
152,459
157,847
(注)1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産、会社更生、再生手続等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及び
これに準ずる債権をいいます。
2.危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財務状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利
息の受取ができない可能性の高い債権をいいます。
3.要管理債権とは、3か月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいいます。
4.正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、注1から3に掲げる債権以外のものに区分される債権を
いいます。
56
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
有価証券等の状況
[有価証券種類別残高(期末残高)]
国
平成22年度
平成23年度
債
38,110( 28.9)
71,984( 42.5)
12,914(
債
12,224(
社
債
25,873( 19.6)
株
式
地
方
(単位:百万円、%)
1,051(
9.3)
0.9)
増 減
33,873
7.6)
690
31,526( 18.6)
5,652
1,213(
0.7)
162
券
25,607( 19.4)
27,367( 16.2)
1,760
そ の 他 の 証 券
28,821( 21.9)
24,333( 14.4)
△ 4,488
131,688(100.0)
169,338(100.0)
37,650
外
国
証
合
計
(注)1.
( )内は構成比です。
2.その他の証券=政府保証債+金融債+受益証券
[有価証券種類別残高(平均残高)]
国
地
方
社
株
外
証
平成23年度
債
32,392( 24.3)
55,320( 36.4)
債
15,126( 11.4)
12,665(
8.3)
△ 2,461
債
26,782( 20.1)
28,841( 19.0)
2,058
券
そ の 他 の 証 券
合
820(
計
0.6)
1,041(
増 減
22,927
0.7)
220
25,955( 17.1)
1,747
33,871( 25.4)
28,341( 18.5)
△ 5,529
133,202(100.0)
152,165(100.0)
18,962
24,208( 18.2)
財
務
内
容
の
ご
報
告
(単位:百万円、%)
平成22年度
式
国
3
(注)1.
( )内は構成比です。
2.その他の証券=政府保証債+金融債+受益証券
[商品有価証券種類別残高]
該当する取引はありません。
57
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[有価証券残存期間別残高]
(単位:百万円)
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
債
−
1,031
4,186
3,710
27,176
2,005
−
38,110
債
504
2,023
2,033
2,013
5,453
194
−
12,224
債
−
−
−
−
−
−
−
−
社
債
902
4,991
5,509
2,306
11,369
794
−
25,873
株
式
−
−
−
−
−
−
1,051
1,051
券
897
14,572
4,701
1,294
991
3,148
−
25,607
その他の証券
5,731
7,712
7,657
1,577
3,034
99
3,008
28,821
計
8,035
30,332
24,089
10,902
48,025
6,242
4,059
131,688
債
−
4,129
1,579
13,636
37,446
15,191
−
71,984
債
996
3,051
641
4,152
3,348
724
−
12,914
債
−
−
−
−
−
−
−
−
社
債
1,503
8,334
2,937
10,373
7,264
1,112
−
31,526
株
式
−
−
−
−
−
−
1,213
1,213
券
11,614
4,973
6,147
299
1,331
3,000
−
27,367
10年超
期間の定め
のないもの
合 計
平成22年度
国
地
短
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
外
方
期
社
国
証
合
平成23年度
国
地
短
外
方
期
社
国
証
4,123
6,668
8,080
2,171
1,465
95
1,726
24,333
18,238
27,157
19,387
30,634
50,856
20,124
2,939
169,338
その他の証券
合
計
(注)その他の証券=政府保証債+金融債+受益証券
[有価証券の時価情報等]
1 有価証券
保
有
売
満
(単位:百万円)
区
買
期
目
保
そ
分
有
の
合
目
平成22年度
取得価額
時 価
平成23年度
評価損益
取得価額
時 価
評価損益
的
−
−
−
−
−
−
的
9,143
8,707
△ 436
9,147
8,791
△ 356
他
120,165
122,544
2,379
156,373
160,191
3,817
計
129,309
131,252
1,942
165,521
168,982
3,461
(注)1.本表記載の有価証券の時価は期末日における市場価格等に基づく時価により計上したものです。
2.満期保有目的有価証券については、取得価額が貸借対照表価額として計上されております。
3.その他有価証券については、時価を貸借対照表価額としております。
2 金銭の信託
(単位:百万円)
保
有
区
売
買
目
合
分
平成22年度
取得価額
時 価
平成23年度
評価損益
取得価額
時 価
評価損益
的
−
−
−
−
−
−
計
−
−
−
−
−
−
3 デリバティブ取引等(金融先物取引等、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引)
該当する取引はありません。
58
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
為替・受託貸付金業務の状況
[内国為替取扱高]
(単位:件、百万円)
平成22年度
仕 向
送金・振込
代 金 取 立
雑
為
替
被
平成23年度
仕
向
仕 向
被
92,451
56,450
88,219
55,278
金
額
599,654
597,958
596,788
626,701
件
数
47
66
67
49
金
額
292
9
564
17
件
数
6,521
10,232
6,706
9,656
金
額
1,590
3,041
1,912
3,183
平成23年度
株式会社 日本政策金融公庫
( 農 林 水 産 事 業 )
8,040
7,264
株式会社 日本政策金融公庫
( 国 民 生 活 事 業 )
511
431
独立行政法人 住宅金融支援機構
14,488
12,282
独立行政法人 福祉医療機構
88
75
合
業
者
託
年
金
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
(単位:百万円)
平成22年度
農
向
数
[受託貸付金残高]
受
仕
件
先
基
金
11
5
計
23,140
20,059
59
●●● JA岩手県信連の現況 2012
財務内容のご報告
自己資本比率の状況(単体)
[自己資本の状況]
●自己資本比率の状況
当会では、多様化するリスクに対応するとともに、会員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強
化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保の増加に努めるとともに、不良債権処理及び業務
3
の効率化等に取り組んだ結果、平成24年3月末における自己資本比率は、21.54%となりました。
財
務
内
容
の
ご
報
告
●経営の健全性の確保と自己資本の充実
当会の自己資本は会員からの普通出資により調達しています。
○普通出資による資本調達額 194億円 (前年度194億円)
当会では、経営の健全性確保を目的に「自己資本管理規程」を制定し、法令に対応する自己資本(規制
資本)及び統合的リスク管理に対応する自己資本(リスク資本)を管理することにより自己資本の充実度
の評価を行っています。
なお、自己資本比率の算出にあたっては、「自己資本比率算出要領」及び「自己資本比率算出事務手続」
を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出しています。また、これに基づき、当会にお
ける信用リスク、市場リスク及びオペレーショナル・リスクに対応した十分な自己資本の維持に努めてい
ます。
60
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[自己資本の構成]
(単位:百万円)
項
目
出資金
平成22年度末 平成23年度末
項
目
他の金融機関の資本調達手段の
意図的な保有相当額
−
−
負債性資本調達手段及びこれに 準ずるもの
−
−
期限付劣後債務及びこれに
準ずるもの
−
−
非同時決済取引に係る控除額及び
信用リスク削減手法として用いる
保証又はクレジット・デリバティブ
の免責額に係る控除額
−
−
基本的項目からの控除分を除く、
自己資本控除とされる証券化
エクスポージャー及び信用補完
機能を持つI/0ストリップス
−
−
控除項目不算入額
−
−
控除項目 計(D)
−
−
40,275
40,918
155,183
181,866
1,302
1,207
6,532
6,811
リスク・アセット等計(F)
163,018
189,885
Tier1比率(A/F)
17.94%
15.65%
自己資本比率(E/F)
24.70%
21.54%
19,463
19,463
−
−
回転出資金
−
−
再評価積立金
−
−
資本準備金
−
−
利益準備金
5,719
5,919
特別積立金
3,871
4,221
201
127
処分未済持分
−
−
その他有価証券の評価差損
−
−
営業権相当額
−
−
企業結合により計上される
無形固定資産相当額
−
−
証券化取引により増加した
自己資本に相当する額
−
−
29,256
29,732
−
−
一般貸倒引当金
489
451
オフ・バランス取引等項目
相互援助積立金
982
1,152
オペレーショナル・リスク
10,000
10,000
相当額を8%で除して得た額
−
−
10,000
10,000
補完的項目不算入額
△ 453
△ 417
補完的項目(B)
11,018
11,186
自己資本総額(A+B)(C)
40,275
40,918
うち後配出資金
次期繰越剰余金
(又は次期繰越損失金)
基本的項目(A)
自己資本額(C-D)(E)
土地の再評価額と再評価の直前の
帳簿価額の差額の45%相当額
負債性資本調達手段等
負債性資本調達手段
期限付劣後債務
平成22年度末 平成23年度末
資産(オン・バランス)項目
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
(注)1.農協法第11条の2の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出しております。
なお、当会は国内基準を採用しています。
2.当会は、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法を、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手法の簡便手
法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
基礎的手法とは、1年間の粗利益に0.15を乗じた額の直近三年間の平均値によりオペレーショナル・リスク相当額を算出する方法です。
なお、1年間の粗利益は、経常利益から国債等債券売却益・償還益及びその他経常収益を控除し、役務取引等費用、国債等債券売却
損・償還損・償却、経費、その他経常費用及び金銭の信託運用見合費用を加算して算出しています。
3.「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準等の特例を定める告示(平成20年金融庁・農水省告示第22号。以下「特
例告示」という。)」に基づき基本的項目から、その他有価証券評価差損を控除していないため、「その他有価証券の評価差損」は「−」
(ハイフン)で記載しています。
61
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[自己資本の充実度に関する事項]
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
区
分
平
我が国の中央政府及び
中央銀行向け
財
務
内
容
の
ご
報
告
22
年
エクスポージャーの
リスク・アセット額 a
期末残高
信用リスク・アセット
(標準的手法)
3
成
(単位:百万円)
度
平
所要自己資本額
b=a×4%
成
23
年
エクスポージャーの
リスク・アセット額 a
期末残高
度
所要自己資本額
b=a×4%
37,497
−
−
70,728
−
−
我が国の地方公共団体向け
103,237
−
−
105,025
−
−
地方公共団体金融機構向け
4,609
−
−
3,108
−
−
我が国の政府関係機関向け
2,009
100
4
2,008
100
4
−
−
−
−
−
−
354,709
79,662
3,186
493,748
105,558
4,222
60,043
40,628
1,625
64,087
43,097
1,723
中小企業等向け及び
個人向け
948
641
25
890
605
24
抵当権付住宅ローン
30
10
0
24
8
0
不動産取得等事業向け
3,447
2,461
98
3,371
2,487
99
三月以上延滞等
1,199
227
9
954
154
6
信用保証協会等による
保証付 3,793
326
13
4,003
356
14
28,748
28,247
1,129
28,797
28,296
1,131
複数の資産を裏付とする
資産
(所謂ファンド)
のうち、
個々の資産の把握が困難な
資産
5,134
2,403
96
2,430
1,197
47
証券化
1,713
676
27
648
174
6
上記以外
3,298
1,099
43
1,795
1,035
41
610,420
156,486
6,259
781,623
183,073
7,322
オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
a
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
a
所要自己資本額
6,532
261
6,811
272
リスク・アセット等(分母)合計
a
所要自己資本額
b=a×4%
リスク・アセット等(分母)合計
a
所要自己資本額
b=a×4%
163,018
6,520
189,885
7,595
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融
商品取引業者向け
法人等向け
出資等
エクスポージャー別計
オペレーショナル・リスク
に対する所要自己資本額
〈基礎的手法〉
所要自己資本額
b=a×4%
b=a×4%
(注)1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにされされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当しま
す。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関
及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。
4.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移転す
る性質を有する取引のことです。
5.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向
け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
6.オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたり、当会では基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
62
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[信用リスクに関する事項]
●リスク管理の方針及び手続の概要
○当会では、リスクを確実に認識し、評価・計測し、報告するための態勢として、リスクマネジメント規程及
びリスクマネジメント方針等の規定類を整備しています。
与信取引においては、内部格付により与信先別に与信限度額を設定のうえ、格付別・業種別等の与信状況に
ついてモニタリング・管理を行っています。
市場関連取引においては、格付機関の格付による取得制限、格付状況のモニタリング・管理を行っています。
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を原則四半期ごとに開催し、当会が保有するリスク量や
リスク内容等を報告・協議しています。
○当会における貸倒引当金の計上は、「資産の償却・引当要領」に基づき計上しています。
なお、引当は自己査定結果に基づく債務者区分に応じて行い、貸倒引当金は毎期全額洗替方式により計上し
ています。
●標準的手法に関する事項
当会では自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。
また、信用リスク・アセットの算出におけるリスク・ウェイトの判定にあたり使用する格付等は次のとおりです。
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
Aリスク・ウェイトの判定にあたり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、非依
頼格付は使用しないこととしています。
適
格
格
付
機
関
株式会社格付投資情報センター(R&I)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
Bリスク・ウェイトの判定にあたり使用するエクスポージャーごとの適格格付機関の格付またはカントリー・リ
スク・スコアは以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
中央政府及び中央銀行
国際開発銀行向けエクスポージャー
カントリー・リスク・スコア
日本貿易保険
R&I、Moody's、JCR、S&P、Fitch
金融機関向けエクスポージャー
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー(長期)
R&I、Moody's、JCR、S&P、Fitch
法人等向けエクスポージャー(短期)
R&I、Moody's、JCR、S&P、Fitch
(注)「リスク・ウェイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。
63
●●● JA岩手県信連の現況 2012
(1)信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平
成
22
年
度
平
成
23
年
度
信用リスク
信用リスク
三月以上延
三月以上延
に関するエ
うち店頭 滞エクスポ に関するエ
うち店頭 滞エクスポ
クスポージ うち貸出金等 うち債券 デリバティブ
クスポージ うち貸出金等 うち債券 デリバティブ
ージャー
ージャー
ャーの残高
ャーの残高
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
国内
585,508
148,185
97,717
−
1,199
755,028
157,823
135,148
−
954
国外
23,197
−
23,197
−
−
24,967
−
24,967
−
−
608,706
148,185
120,915
−
1,199
779,995
157,823
160,116
−
954
農 業
3,122
3,122
−
−
11
3,676
3,676
−
−
178
林 業
123
123
−
−
−
222
222
−
−
−
水産業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
製造業
11,323
3,508
7,215
−
31
13,837
2,972
10,226
−
31
鉱 業
8
−
−
−
−
8
−
−
−
−
7,760
5,991
1,711
−
466
7,301
5,230
2,011
−
124
4,092
30
4,029
−
−
4,414
30
4,371
−
−
運輸・通信業
5,471
392
5,008
−
264
6,049
369
5,611
−
264
金融・保険業
362,298
12,520
47,050
−
−
489,654
12,407
47,949
−
−
32,449
29,528
2,808
−
143
43,456
38,918
4,416
−
136
140,764
91,373
49,391
−
−
175,754
92,608
83,145
−
−
31,858
−
3,699
−
−
30,327
2
2,384
−
−
個 人
1,595
1,595
−
−
281
1,386
1,386
−
−
219
その他
7,837
−
−
−
−
3,707
−
−
−
−
608,706
148,185
120,915
−
1,199
779,995
157,823
160,116
−
954
342,753
32,190
7,920
−
488,290
42,794
16,300
−
1年超3年以下
56,484
28,899
27,585
−
59,128
33,044
26,083
−
3年超5年以下
57,751
34,984
22,767
−
52,952
33,775
19,176
−
5年超7年以下
19,733
9,417
10,315
−
41,325
12,094
29,231
−
7年超10年以下
69,778
23,601
46,177
−
67,468
18,062
49,406
−
10年超
23,103
16,952
6,150
−
36,460
16,544
19,916
−
期限の定めないもの
39,102
2,139
−
−
34,368
1,506
−
−
残存期間別残高計
608,706
148,185
120,915
−
779,995
157,823
160,116
−
−
−
−
−
−
−
−
−
地域別残高計
建設・不動産業
法 電気・ガス・
人 熱供給・水道業
卸売・小売・飲食・
サービス業
日本国政府・
地方公共団体
上記以外
業種別残高計
1年以下
平均残高計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、派生商品取引によるもの、証券化エクスポージャーに該当
するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「うち貸出金等」には、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャーを含んでい
ます。なお、コミットメントとは、契約した期間・融資枠の範囲内で、お客さまのご請求に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契
約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引をいいます。
4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャーをいいます。
5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
64
●●● JA岩手県信連の現況 2012
(2)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
a 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
平
成
期首残高 期中増加額
22
年
(単位:百万円)
度
平
期中減少額
目的使用
その他
成
期末残高 期首残高 期中増加額
23
年
度
期中減少額
目的使用
その他
期末残高
一般貸倒
引当金
216
489
−
216
489
489
451
−
489
451
個別貸倒
引当金
2,688
3,746
128
2,559
3,746
3,746
3,623
375
3,371
3,623
b
3
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:百万円)
平
成
22
年
度
平
個別貸倒引当金
期首残高 期中増加額
成
23
年
度
個別貸倒引当金
期中減少額
目的使用 その他
期末残高
貸出金
償却
期首残高 期中増加額
期中減少額
目的使用 その他
期末残高
貸出金
償却
国 内
2,688
3,746
128
2,559
3,746
3,746
3,623
375
3,371
3,623
国 外
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
2,688
3,746
128
2,559
3,746
3,746
3,623
375
3,371
3,623
農業
21
20
−
21
20
−
20
173
−
20
173
−
林業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
水産業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
製造業
67
67
−
67
67
−
67
133
−
67
133
−
鉱業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
建設・不動産業
1,144
1,217
−
1,144
1,217
−
1,217
803
334
882
803
−
電気・ガス・
熱供給・水道業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
運輸・通信業
167
188
−
167
188
−
188
210
−
188
210
−
金融・保険業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
卸売・小売・
飲食・サービス業
1,061
1,231
98
962
1,231
98
1,231
1,305
−
1,231
1,305
−
−
844
−
−
844
−
844
845
−
844
845
−
227
177
29
197
177
3
177
152
41
136
152
40
2,688
3,746
128
2,559
3,746
101
3,746
3,623
375
3,371
3,623
40
地域別計
法
人
上記以外
個 人
業種別計
財
務
内
容
の
ご
報
告
(注)一般貸倒引当金については、業種別の算定を行っていないため、個別貸倒引当金のみ記載しています。
65
●●● JA岩手県信連の現況 2012
(3)信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額
平
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
信
用
リ
ス
ク
削
減
効
果
勘
案
後
残
高
成
22
年
格付あり
格付なし
(単位:百万円)
度
平
計
成
23
年
格付あり
格付なし
度
計
0%
−
156,644
156,644
−
198,245
198,245
10%
−
4,271
4,271
−
4,577
4,577
20%
12,136
338,553
350,689
10,334
466,408
476,743
35%
−
29
29
−
24
24
50%
15,110
1,500
16,610
19,838
859
20,698
75%
−
871
871
−
828
828
100%
1,152
78,422
79,575
3,499
75,360
78,860
150%
−
14
14
−
17
17
その他
−
−
−
−
−
−
自己資本控除
合 計
−
−
−
−
−
−
28,399
580,307
608,706
33,673
746,322
779,995
(注) 1.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポージャーの
リスク・ウェイト判定において格付を使用していないものを記載しています。
2.自己資本控除には、非同時決裁取引に係る控除額、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額に
係る控除額があります。
[信用リスク削減手法に関する事項]
●信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エクスポージ
ャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーのリスク・ウェイトに代
え、担保や保証人に対するリスク・ウェイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。
当会では、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、
「適格金融資産担保」
、
「保証」
、
「貸出金と自会貯金の相殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部又は一部が、取引相手又は取引相手のために
第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当会では、適格金融資産担保取引につ
いて信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウェイトが適用される中央政府等、我が国の地方公共団
体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関
又は第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付がA-又はA3以上の格付を付与しているものを適格保証
人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウェイトに代
えて、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。
貸出金と自会貯金の相殺については、A取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類する事由にか
かわらず、貸出金と自会貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有していること、B同一の取引相手
との間で相殺契約下にある貸出金と自会貯金をいずれの時点においても特定することができること、C自会貯金が継
続されないリスクが、監視及び管理されていること、D貸出金と自会貯金の相殺後の額が、監視及び管理されている
こと、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自会貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後
のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方法は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っています。なお、
主要な担保の種類は自会貯金です。
66
●●● JA岩手県信連の現況 2012
b信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
平
成
適格金融
資産担保
22
年
保 証
度
平
クレジット・
デリバティブ
適格金融
資産担保
成
23
年
保 証
度
クレジット・
デリバティブ
地方公共団体金融機構向け
−
4,609
−
−
3,108
−
我が国の政府関係機関向け
−
1,000
−
−
1,000
−
地
け
−
−
−
−
−
−
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
−
502
−
−
502
−
法
方
三
公
社
向
け
−
1,028
−
−
743
−
中小企業等向け及び個人向け
−
24
−
−
22
−
抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン
−
−
−
−
−
−
不 動 産 取 得 等 事 業 向 け
−
226
−
−
165
−
三
等
−
−
−
−
−
−
化
−
−
−
−
−
−
外
−
−
−
−
−
−
−
7,392
−
−
5,542
−
人
月
等
以
証
上
上
向
延
券
記
以
滞
合 計
(注)1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当
します。
2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定利払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融
機関及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。
3.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移
転する性質を有する取引のことです。
4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行
向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
5. 「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者(プロテクションの買い手)
と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合に
プロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
[派生商品取引及び長期決済期間取引のリスクに関する事項]
●派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「派生商品取引」とは、その価格(現在価値)が他の証券・商品(原資産)の価格に依存して決定される金融商品
(先物、オプション、スワップ等)にかかる取引です。
「長期決済期間取引」とは、有価証券等の受渡し又は決済を行う取引であって、約定日から受渡日(決済日)まで
の期間が5営業日又は市場慣行による期間を超えることが約定され、反対取引に先立って取引相手に対して有価証券
等の引渡し又は資金の支払いを行う取引です。
当会では、派生商品取引に関して、価格変動リスクを回避するとともに、運用利回りの向上を図る目的で実施して
おり、余裕金運用規程及び余裕金運用方針等に基づき管理を行っています。
(1)派生商品取引及び長期決済期間取引の内訳
与信相当額の算出に用いる方式
平成22年度
平成23年度
カレント・エクスポージャー方式
カレント・エクスポージャー方式
67
●●● JA岩手県信連の現況 2012
平成22年度
(単位:百万円)
グロス再構築
コストの額
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
∏外国為替関連取引
π金利関連取引
∫金関連取引
ª株式関連取引
º貴金属(金を除く)関連取引
Ωその他コモディティ関連取引
æクレジット・デリバティブ
派生商品合計
長期決済期間取引
一括清算ネッティング契約による
与信相当額削減効果(▲)
合 計
担 保
信用リスク削減
効果勘案前の
与信相当額
−
−
−
−
−
−
−
−
−
現金・
自会貯金
−
−
−
−
−
−
−
−
−
債券
−
−
−
−
−
−
−
−
−
その他
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
信用リスク削減
効果勘案後の
与信相当額
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
平成23年度
−
(単位:百万円)
グロス再構築
コストの額
∏外国為替関連取引
π金利関連取引
∫金関連取引
ª株式関連取引
º貴金属(金を除く)関連取引
Ωその他コモディティ関連取引
æクレジット・デリバティブ
派生商品合計
長期決済期間取引
一括清算ネッティング契約による
与信相当額削減効果(▲)
合 計
担 保
信用リスク削減
効果勘案前の
与信相当額
−
−
−
−
−
−
−
−
−
現金・
自会貯金
−
−
−
−
−
−
−
−
−
債券
−
−
−
−
−
−
−
−
−
その他
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
信用リスク削減
効果勘案後の
与信相当額
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
(注)1.「カレント・エクスポージャー方式」とは、派生商品取引及び長期決済期間取引の与信相当額を算出する方法の一つです。再構築コストと
想定元本に一定の掛目を乗じて得た額の合計で与信相当額を算出します。なお、「再構築コスト」とは、同一の取引を市場で再度構築するの
に必要となるコスト(ただし0を下回らない)をいいます。
2.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者(プロテクションの買い手)
と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合に
プロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。
3.「想定元本」とは、デリバディブ取引において価格決定のために利用される名目上の元本のことをいいます。オン・バランスの元本と区別
して「想定元本」と呼ばれています。
(2)与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブ
(単位:百万円)
平
成
22
年
度
平
成
23
年
度
プロテクション プロテクション プロテクション プロテクション
の購入
の提供
の購入
の提供
想定元本額
−
−
−
−
(注)1.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者(プロテクションの買い手)
と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合に
プロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。
2.「プロテクションの購入」とは、クレジット・デリバティブ取引において信用リスクをヘッジ(回避・低減)するための取引、「プロテク
ションの提供」とは、保証を与える取引を指します。
3.「想定元本」とは、デリバディブ取引において価格決定のために利用される名目上の元本のことをいいます。オン・バランスの元本と区別
して「想定元本」と呼ばれています。
(3)信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブ
(単位:百万円)
想定元本額
68
平成22年度
平成23年度
−
−
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[証券化エクスポージャーに関する事項]
●リスク管理の方針及びリスク特性の概要
「証券化エクスポージャー」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに
階層化し、その一部又は全部を第三者に移転する性質を有する取引に係るエクスポージャーのことです。「再証券化
エクスポージャー」とは、原資産の一部又は全部が証券化エクスポージャーである取引に係るエクスポージャーのこ
とです。
当会では、証券化エクスポージャーに関して、余裕金運用規程、余裕金運用方針及び証券化案件にかかる管理要領
等に基づき取得を行い、評価損益・格付状況等のモニタリング・管理を行っています。
保有する証券化エクスポージャーの主なものは、国内企業等を参照するCDSを原資産とし優先劣後構造が付され
3
たCDOです。
●体制の整備及びその運用状況の概要
フロント部署が取得時の一次審査及び取得後のリスク状況等のモニタリングを行い、審査部署が取得時の二次審査
及びモニタリングのレビュー(再検証)を行っています。レビュー結果については、他の運用状況とは別に、AL
M・リスク管理委員会に報告しています。
財
務
内
容
の
ご
報
告
●信用リスク・アセットの額算出方法の名称
証券化エクスポージャーにかかる信用リスク・アセットの額の算出については、標準的手法を採用しています。
●証券化取引に関する会計方針
証券化取引については、「金融商品に係る会計基準」及び「金融商品会計に関する実務指針」に基づき会計処理を
行っています。
●証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称
証券化エクスポージャーのリスク・ウェイト判定にあたり使用する格付けは、以下の適格格付機関による所定の要
件を満たした依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適
格
格
付
機
関
株式会社格付投資情報センター(R&I)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(1)当会が投資家である場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化エクスポージャーに関す
る事項
a 保有する証券化エクスポージャーの額
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
ク レ ジ ッ ト カ ー ド 与 信
−
−
住
−
−
自
そ
宅
動
ロ
車
ー
ロ
の
合 計
ー
ン
ン
−
−
他
1,713
648
1,713
648
69
●●● JA岩手県信連の現況 2012
b リスク・ウェイト区分ごとの残高及び所要自己資本の額
平成22年度
リスク・ウエイト区分
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
(単位:百万円)
残 高
平成23年度
所要自己資本額
残 高
所要自己資本額
リスク・ウエイト
20%
601
4
501
4
リスク・ウエイト
50%
1,112
22
1,126
22
リスク・ウエイト 100%
−
−
−
−
リスク・ウエイト 350%
−
−
−
−
その他のリスク・ウェイト
−
−
−
−
自
−
−
−
−
1,713
27
1,628
26
己
資
本
控
除
合 計
(注) 1.「その他のリスク・ウェイト」には、自己資本比率告示第225条第6項の規定により適用される裏付資産のリスク・ウェイトの加重平均
値となるもの、及び自己資本比率告示附則第13条の経過措置により適用される上記区分以外のリスク・ウェイトとなるものが該当します。
2.自己資本控除には、ファンドのうち裏付資産が把握できない額を含んでいます。
c 自己資本比率告示第223条の規定により自己資本から控除した証券化エクスポージャーの額
該当する取引はありません。
d 自己資本比率告示附則第13条の適用により算出される信用リスク・アセットの額
該当する取引はありません。
[オペレーショナル・リスクに関する事項]
●リスク管理の方針及び手続の概要
「オペレーショナル・リスク」とは、正確な事務を怠るあるいは事故・不正等を起こすことにより損失を被る
リスクやコンピュータシステムの停止又は誤作動、システムの不備等により損失を被るリスクのことです。
当会では、リスクマネジメント規程及びリスクマネジメント方針に基づきオペレーショナル・リスクを管理し
ています。
事務ミス・不正等の防止の観点から、各種事務手続等の整備を行い、自己検査及び内部監査等を通じ、適正な
業務運営と不正・事故等の未然防止に努めています。
また、システムリスクに対しては、セキュリティポリシー等を制定し、情報資産の安全性確保とコンピュータ
システムの安全な運用に努めています。
●オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称
○当会では、自己資本比率算出におけるオペレーショナル・リスク相当額の算出にあたり、「基礎的手法」を
採用しています。
○基礎的手法とは、1年間の粗利益に0.15を乗じた額の直近三年間の平均値によりオペレーショナル・リス
ク相当額を算出する方法です。
なお、1年間の粗利益は、経常利益から国債等債券売却益・償還益及びその他経常収益を控除し、役務取引
等費用、国債等債券売却損・償還損・償却、経費、その他経常費用及び金銭の信託運用費用を加算して算出し
ます。
70
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[出資等エクスポージャーに関する事項]
●出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資等エクスポージャー」とは、貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定の株式又は出資として計上
されているものです。
当会では、出資等エクスポージャーに関して、リスクマネジメント方針及び余裕金運用方針等に基づき、評価
損益・格付状況等のモニタリング・管理を行っているほか、資産自己査定の実施による管理を行っています。
(1)出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
平成22年度
貸借対照表
計上額
上
非
上
平成23年度
時価評価額
1,051
場
場
合 計
貸借対照表
計上額
1,213
1,051
1,213
27,314
27,314
27,794
27,794
28,365
28,365
29,008
29,008
(単位:百万円)
平成22年度
売却損
0
財
務
内
容
の
ご
報
告
時価評価額
(2)出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
売却益
3
(単位:百万円)
平成23年度
償却額
20
売却益
22
売却損
−
償却額
71
−
(3)貸借対照表で認識され損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
(単位:百万円)
平成22年度
評価益
平成23年度
評価損
116
評価益
71
評価損
211
36
(4)貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
(単位:百万円)
平成22年度
評価益
平成23年度
評価損
−
評価益
−
評価損
−
−
71
●●● JA岩手県信連の現況 2012
[金利リスクに関する事項]
●リスク管理の方針及び手続の概要
金利リスクとは、金融機関の保有する資産・負債が、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産・負債の金利又は
期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクのことをいい
ます。
当会では、金利リスクを収益性確保のために能動的に取得するリスクの一つとして位置付け、リスクマネジメント
規程及びリスクマネジメント方針等に基づき適切に管理しています。
3
財
務
内
容
の
ご
報
告
また、理事等で構成するALM・リスク管理委員会を原則四半期ごとに開催し、当会が保有するリスク量やリスク
内容等を報告・協議しています。
●金利リスクの算定方法の概要
当会では、保有期間1年、観測期間5年で計測される金利変動の1パーセンタイル値と99パーセンタイル値による金
利ショックによって計算される経済価値の低下額を金利リスク量として毎月算出しています。
要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出される要求払貯金の
うち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、当会では、A過去5年の最低残高、
B過去5年の最大年間流出量を現在残高から差し引いた残高、C現在高の50%相当額のうち、最小の額を上限とし、
0∼5年の期間に均等に振り分けて(平均残存2.5年)リスク量を算定しています。
金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(▲)
b内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済価値の増減
(単位:百万円)
平成22年度
内部管理上使用した金利ショックに対する
損益・経済価値の増減値
72
△ 7,776
平成23年度
△ 2,309
4
コンプライアンス等への
取組み
コンプライアンス(法令等遵守)への
取組みについて …… fi
反社会的勢力との取引排除について ……… fl
利用者保護への取組みについて …………… ‡
個人情報保護への取組みについて ………… ·
金融ADR制度への対応について ………… ‚
金融円滑化への取組みについて …………… „
リスク管理体制について …………………… ‰
内部監査体制について ……………………… Ê
組織整備への取組みについて ……………… Ê
JAバンク岩手県本部の運営について …… Á
73
●●● JA岩手県信連の現況 2012
コンプライアンス等への取組み
コンプライアンス等への取組みについて
コンプライアンス
(法令等遵守)
への取組みに
ついて
金融機関の業務は極めて社会的責任が強く、それゆえ、業務遂行上い
かなる場合であっても法令を遵守し、高い倫理観をもって臨む姿勢が求
められております。
当会はその責任を十分認識し、コンプライアンスを経営の最重要課題
の一つと位置づけ、「法令等遵守に係る基本方針」等を定めております。
また、コンプライアンス全般にかかる協議等を行うため、代表理事理
事長を委員長とするコンプライアンス委員会を設置するとともに、年度
4
ごとに策定するコンプライアンス・プログラムに基づき、業務遂行上の
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
着に取組んでおります。
留意点等について計画的に研修を行う等、コンプライアンスの一層の定
《法令等遵守に係る基本方針》
(本会の社会的責任と公共的使命の認識)
第1条 本会のもつ社会的責任と公共的使命を認
識し、健全な事業運営の徹底を図る。
(会員、利用者及び地域のニーズに適した金融サービスの提供)
第2条 「JAバンクシステム」の一員として、
ニーズに適した金融サービスの提供並び
に「JAバンク基本方針」に基づく指導
等を通じて、会員、利用者及び地域社会
の発展に寄与する。
(法令やルールの厳格な遵守)
第3条 すべての法令やルールを厳格に遵守し、
社会的規範にもとることのない、公正な
事業運営を遂行する。
(反社会的勢力の排除)
第4条 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会
的勢力に対しては、断固として排除する。
74
(透明性の高い組織風土の構築とコミュニケーション充実)
第5条 経営情報の積極的かつ公正な開示をはじ
めとして、社会とのコミュニケーション
の充実を図る。
(職員の人権の尊重等)
第6条 職員の人権、個性を尊重するとともに、
安全で働きやすい環境を確保する。
(環境問題への取組)
第7条 資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実
践するなど、環境問題に積極的に取り組
む。
(社会貢献活動への取組)
第8条 本会は社会の中においてこそ存続・発展
し得る存在であることを自覚し、積極的
に社会貢献活動に取り組む。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
《コンプライアンス実施体制》
【決定機関】
【監査機関】
報告
経営 管 理 委 員 会
付 議・報 告
監
事
報告
理 事 会
報告
4
付 議・報 告
【 協 議・統 括 機 関 】
コンプライアンス委 員 会
【監査部署】
協 議 、報 告
監査
【統括部署】
報 告 、連 絡 、相 談
【実践部署】
業
務
監
査
室
監査
各 室・部 長
報 告 、連 絡 、相 談
各部署・コンプライアンス担当者
反社会的勢力
との取引排除
について
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
当会は、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との一切の関
係を遮断し、確固たる信念を持って排除の姿勢を堅持しております。さ
らに態勢強化の一環として「反社会的勢力への対応に関する基本方針」
等を定めており、反社会的勢力に対し引き続き断固とした姿勢で臨んで
参ります。
《反社会的勢力への対応に関する基本方針》
1
当会は、取引関係を含めて、排除の姿勢をもって
対応し、反社会的勢力による不当要求を拒絶します。
2
当会は、反社会的勢力に対しては、組織的な対応
を行い、職員の安全確保を最優先に行動します。
3
当会は、警察、公益財団法人岩手県暴力団追放推
進センター、弁護士など、反社会的勢力を排除する
ための各種活動を行っている外部専門機関等と密接
な連携をもって、反社会的勢力と対決します。
※「反社会的勢力」とは、平成19年6月19日犯罪対策閣僚
会議幹事会申合せにおいて決定された「企業が反社会的勢
力による被害を防止するための指針」に記載された集団ま
たは個人を指します。
75
●●● JA岩手県信連の現況 2012
利用者保護
への取組みに
ついて
利用者保護への社会的要請を踏まえ、利用者のみなさまからより一層
の安心と信頼を得るため、金融商品の販売時における適切かつ十分な説
明、相談・苦情等に対する適切な対応、利用者のみなさまの利益が不当
に害されないこと等を目的として、利用者保護に関する基本方針を定め、
利用者の保護と利便性の向上を図るための継続的な取組みを行っており
ます。
《利用者保護等管理方針》
4
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
76
当会は、利用者の正当な利益の保護と利便の確保の
ため、以下の方針を遵守しております。
失、漏洩及び不正利用等の防止のための必要かつ
適切な措置を講じる。
4
1
利用者に対する取引又は金融商品の説明(経営
相談等をはじめとした金融円滑化の観点からの説
明を含む。)及び情報提供を適切かつ十分に行う。
2
利用者からの相談・苦情等については、公正・
迅速・誠実に対応(経営相談等をはじめとした金
融円滑化の観点からの説明を含む。)し、利用者
の理解と信頼が得られるよう適切かつ十分に対応
する。
3
利用者に関する情報については、法令等に基づ
く適正かつ適法な手段による取得並びに情報の紛
当会が行う事業を外部に委託するにあたって
は、利用者情報の管理や利用者への対応が適切に
行われるよう努める。
5
当会との取引に伴い、当会の利用者の利益が不
当に害されることのないよう、利用者保護のため
の利益相反管理体制の整備に努める。
※本方針の「取引」とは、「与信取引」(貸付契約及び
これに伴う担保・保証契約)、貯金等の受入れ、商
品の販売、仲介、募集等において利用者と当会との
間で事業として行われるすべての取引」をいう。
●●● JA岩手県信連の現況 2012
個人情報保護
への取組みに
ついて
当会では、個人情報保護法を遵守するため「個人情報保護宣言」を策
定・公表するとともに個人情報の取扱いにかかる内部管理規程等を定め、
統括管理者を設置する等個人情報の保護に係る体制を整備しております。
《個人情報保護宣言》
岩手県信用農業協同組合連合会(以下「当会」といいます。)は、地域金融機関として、JAとともに金融サ
ービスの提供を通して農家経営の向上を図り、併せて岩手の農業と地域経済の発展に貢献するため、利用者等の
皆様の個人情報を正しく取扱うことが当会の事業活動の基本であり社会的責務であることを認識し、以下の事項
を遵守することを宣言します。
1 関係法令等の遵守
5 第三者提供の制限
当会は、個人情報を適正に取扱うために、個人情
当会は、法令により例外として扱われるべき場合
報の保護に関する法律(以下「法」といいます。)
を除き、あらかじめご本人の同意を得ることなく、
その他、個人情報保護に関する関係諸法令及び主務
個人データを第三者に提供しません。また、個人情
大臣のガイドライン等に定められた義務を誠実に遵
報に関する不正アクセス、紛失、破壊、改ざん、漏え
守します。
いを防ぐための適切な予防及び是正措置を行いま
個人情報とは、個人に関する情報であって、当該
情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などに
よって特定の個人を識別できるものをいい(他の情
す。
6 機微(センシィティブ)情報の取扱い
労働組合への加盟、人種・民族、門地・本籍地、保
の個人を識別することができることとなるものを含
険医療等に関する情報)については、法令等に基づ
む)、以下も同様とします。
く場合や、業務遂行上必要な範囲においてご本人の
当会は、利用目的をできる限り特定したうえ、あ
らかじめご本人の同意を得た場合及び法令により例
外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の
範囲内でのみ個人情報を取扱います。
ご本人とは、個人情報によって識別される特定の
個人をいい、以下同様とします。
3 適正取得 当会は、個人情報を取得する際、適正な手段で取
得するものとし、利用目的を法令により例外として
扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、
同意をいただいた場合を除き、取得・利用・第三者
提供はいたしません。
7 開示・訂正等
当会は、保有個人データにつき、法令に基づきご
本人からの開示、訂正等に応じます。
保有個人データとは、個人情報取扱事業者が、開
示、内容の訂正、追加又は削除、利用の停止、消去
及び第三者への提供の停止を行うことができる権限
を有する個人データをいいます。
8 苦情窓口 当会は、取扱う個人情報につき、ご本人からの苦
取得後速やかにご本人に通知又は公表します。ただ
情・相談に対し迅速かつ適切に取り組み、そのため
し、ご本人から書面で直接取得する場合には、あら
の内部体制の整備に努めます。
かじめ明示します。
4 安全管理措置
当会は、取扱う個人データを利用目的の範囲内で
正確・最新の内容に保つよう努め、また安全管理の
ために必要・適切な措置を講じ従業者及び委託先を
適正に監督します。
個人データとは、個人情報データベース等を構成
する個人情報をいい、以下同様とします。
コ
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プ
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等
へ
の
取
組
み
当会は、ご本人の機微情報(政治的見解、信教、
報と容易に照合することができ、それによって特定
2 利用目的
4
9 継続的改善 当会は、当会が保有する個人情報を保護するため
の方針、組織、計画、実施、監査及び定期的な見直
しを行い継続的な改善に努めます。
10 当会の個人情報に関するお問い合わせ
〒020−0022岩手県盛岡市大通1丁目2番1号
岩手県信用農業協同組合連合会
TEL 019−626−8726
77
●●● JA岩手県信連の現況 2012
金融ADR制度は、一般に「裁判外紛争解決制度」等と訳され、訴訟
金融ADR制
度への対応に
ついて
によらない、より簡易で、特に消費者の経済的・時間的負担を軽減でき
る民事上の紛争解決手続きを指し、農協法や銀行法などに各金融機関の
行為規制が定められています(Alternative Dispute Resolution)。
具体的には、苦情など金融分野のトラブルが発生した場合、「公正・中
立な第三者(弁護士等)の関与を経て、当事者同士の話し合いで解決の
途を探る」方法で、弁護士会が設置・運営する「仲裁センター」等にお
いて非公開の手続きで行われるため、当事者の秘密が守られるなどのメ
リットがあります。
4
A苦情処理措置の内容
コ
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プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
当会では、利用者のみなさまにより、一層ご満足いただけるサービスを提供できるよう、JAバンクに関するご相談
及び苦情等を受け付けております。
苦情等受付窓口 資金部 電話番号 019−626−8726(貯金関係)
融資部 電話番号 019−626−8735(貸出関係)
受付時間 午前9時∼午後5時(金融機関の休業日を除く)
なお、岩手県JAバンク相談所(岩手県農業協同組合中央会が設置・運営)でも、JAバンクに関するご相談・苦情を
受け付けしております。公平・中立な立場でお申し出を伺い、お申出者のご了解を得たうえで、ご利用のJAに対して
迅速な解決を依頼します。
岩手県JAバンク相談所 電話番号 019−626−8128
受付時間 午前9時∼午後5時(金融機関の休業日を除く)
B紛争解決措置の内容
苦情などの申し出につきましては、当会が対応いたしますが、納得のいくような解決が得られず、利用者のみなさま
が外部の紛争解決機関を利用して解決を図ることを希望される場合は、岩手県JAバンク相談所を通じ、紛争解決措置
として次の弁護士会を利用できます。
仙台弁護士会 紛争解決支援センター
なお、岩手県JAバンク相談所は、上記弁護士会と提携しており、利用者のみなさまは岩手県JAバンク相談所を通
じて弁護士会をご利用いただけます。
78
●●● JA岩手県信連の現況 2012
金融円滑化
への取組みに
ついて
当会では、協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじ
めとする地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」
を、重要な役割の一つとして位置づけ、当会の担う公共性と社会的責任
を強く認識し、その適切な業務の遂行に向け、金融円滑化にかかる基本
的方針を定め、金融の円滑化に取組んで参ります。
《金融円滑化にかかる基本的方針》
1
当会は、お客さまからの新規融資や貸付条件の変
業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応
更等の申込みがあった場合には、お客さまの特性及
するよう努めてまいります。
π 当会は、その際、他の金融機関や日本政策金融
び事業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対
公庫、住宅金融支援機構、農業信用基金協会、企
応するよう努めます。
2
当会は、事業を営むお客さまからの経営相談に積
業再生支援機構、事業再生ADR等との緊密な連
極的かつきめ細かく取り組み、お客さまの経営改善
携を図るよう努めてまいります。
に向けた取組みをご支援できるよう努めてまいりま
また、これらの関係機関等から照会を受けた場
す。
合は、守秘義務に留意しつつ、お客さまの同意を
また、役職員に対する研修等により、上記取組み
の対応能力の向上に努めてまいります。
3
当会は、お客さまから新規融資や貸付条件の変更
等の相談・申込みがあった場合には、お客さまの知
前提に情報交換しつつ連携に努めます。
6
当会は、お客さまからの上述のような申込みに対
し、円滑に措置をとることが出来るよう、必要な体
制を整備いたしております。
識等に応じて、説明及び情報提供を適切かつ十分に
行うように努めてまいります。
具体的には、
また、お断りさせていただく場合には、その理由
とする「コンプライアンス委員会」にて、金融円
滑化にかかる対応を一元的に管理し、組織横断的
に協議します。
す。
当会は、お客さまからの、新規融資や貸付条件の
π 代表理事理事長を「金融円滑化管理責任者」と
変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談、
して、当会全体における金融円滑化の方針や施策
要望及び苦情については、公正・迅速・誠実に対応
の徹底に努めます。
∫ 「金融円滑化管理統括者」を設置し、金融円滑
し、お客さまの理解と信頼が得られるよう努めてま
化担当部署における金融円滑化の方針や施策の徹
いります。
5
底に努めます。
中小企業者等金融円滑化法への対応
∏ 農業事業者、中小事業者及び住宅ローンご利用
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
∏ 代表理事理事長以下、理事、室・部長を構成員
を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めま
4
4
7
当会は、本方針に基づく金融円滑化管理態勢につ
のお客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の
いて、その適切性及び有効性を定期的に検証し、必
申込みがあった場合には、お客さまの特性及び事
要に応じて見直しを行います。
79
●●● JA岩手県信連の現況 2012
コンプライアンス等への取組み
リスク管理体制及び内部監査体制等
リスク管理体制
について
会員・利用者のみなさまに安心して当会をご利用いただくためには、
より健全性の高い経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適
切に対応するため、年度ごとに「リスクマネジメント方針」を策定し、
認識すべきリスクの種類や管理体制等について規定するとともに、リス
クマネジメントに関する協議機関としてALM・リスク管理委員会を設
置する等、リスク管理の基本的な体系を整備しております。
4
また、信用リスクや市場リスク、オペレーショナル・リスク等の保有
する様々なリスクを総体的に把握し、経営体力である自己資本の範囲内
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
に適切にコントロールする統合的リスク管理に取組んでおります。
Aリスク管理全般
「リスクマネジメント」方針等リスク管理に係る重要事項の決定は理事会で行
っております。また、各種リスクの実態把握及び統合的なリスク管理に向けた具
体的なリスクマネジメント方策等については、ALM・リスク管理委員会で協議
を行い、その結果を理事会に報告しております。
与信取引にあたっては、営業部門と審査部門を独立し、審査部門が二次審査を
行うほか、各部門において審査及び債権管理能力の向上に努めております。
さらに、経営諸活動の全般にわたる管理・運営の制度及び業務の遂行状況等に
ついては、監査部門が内部管理態勢(リスク管理態勢を含む)等の適切性と有効
性の観点から検証・評価を行っております。
《リスク管理体制》
経営管理委員会
付 議・報 告
意見表明
理 事 会
【監査機関】
報告
付 議・報 告
ALM・リスク管理委員会
報 告・協 議
監査
リスクマネジメント部署
報告
融資部門
80
余裕金運用部門
指示
資金調達部門
他業務部門
【監査部署】
●●● JA岩手県信連の現況 2012
B各種リスク管理
信用リスク管理
市場リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化
市場リスクとは、金利、株価、為替等の市場要
等により、資産の価値が減少ないし消失すること
因の変動により保有する資産の価値が変動するこ
により損失を被るリスクのことです。
とにより損失を被るリスクです。
当会では、内部格付により与信先別に与信限度
当会では、保有する有価証券等についてBPV
額を設定し、与信管理を行うとともに、格付別・
(ベーシス・ポイント・バリュー)やVaR(バリ
業種別の与信状況についてモニタリングを実施
ュー・アット・リスク)等の計測手法を用いてリ
し、与信集中を排除するなど、信用リスク管理に
スク量計測を行い管理しております。
努めております。
流動性リスク管理
オペレーショナル・リスク管理
流動性リスクとは、資金調達において必要資金
オペレーショナル・リスクとは、正確な事務を
が確保できず資金繰りが困難となる場合や、資金
怠る、あるいは事務処理を誤る等、人為的なエラ
の確保に通常よりも高いコストでの調達を余儀な
ーにより損失を被るリスク(事務リスク)や、コ
くされることにより損失を被るリスクです。
ンピュータシステムのダウン又はシステムの不備
当会では、大口の資金動向や資金決済等の管理
を日々行うとともに、流動性資金として短期資金
や流動性の高い有価証券の確保に努めておりま
す。
等、技術的なエラーにより損失を被るリスク(シ
ステムリスク)等の総称です。
4
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
当会では、事務ミス・不正等の防止の観点から、
各種事務手続等の整備を図っております。さらに
事務リスク管理の強化を図るため、自己検査の実
施や監査部門による定期的な業務監査等を通じ、
適正な業務運営と不正・事故等の未然防止に努め
ております。
また、システムリスクに対してはセキュリティ
ーポリシー等を制定し、情報資産の安全性確保と
コンピュータシステムの安全な運用に努めており
ます。
81
●●● JA岩手県信連の現況 2012
内部監査体制
について
当会では、監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわ
たる管理及び各部門の業務遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性
の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切
性の維持・改善に努めています。
また、内部監査は、当会の全部署を対象とし、年度ごとに定める業務
監査方針及び業務監査計画に基づき実施しています。監査結果は代表理
事理事長に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部門の
改善取組み状況を確認しています。また、監査結果の概要については、
定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項につい
ては、直ちに代表理事及び理事会等に報告し、速やかに適切な措置を講
4
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
じています。
組織整備への
取組みについて
系統組織整備の目的は、組合員・地域住民の負託に応えられる高水準
な業務機能を具備し、自己責任経営ができるJAを目指し、強固な経営
体制を構築することにあります。
JAいわてグループは、県下6JA構想に向けた組織再編を進めてお
り、その構想の最終局面を迎えている段階にあります。
また、JAいわてグループの再発防止策の進捗管理の徹底と確実な履
行が求められていることから、JA・連合組織間の機能分担見直しを図
りながら、効率化信連として、JAと一体となり、諸課題解決に努める
こととしております。
82
●●● JA岩手県信連の現況 2012
コンプライアンス等への取組み
JAバンクシステム
JAバンク岩手
県本部の運営に
ついて
平成14年1月に施行された再編強化法*に基づく、
「JAバンク基本方針」
に則り、全国段階では農林中央金庫に「JAバンク中央本部」を、県段階では
当会の中に「JAバンク岩手県本部」を設置し運営しております。
これは、「破綻未然防止システムによるJAバンク会員の経営健全性確
保」と「一体的事業推進による良質で高度な金融サービスの提供」を2
本柱とする「JAバンクシステム」を確実に運営していくための仕組み
です。
JAバンク岩手県本部の取組みとしては、個々のJAの財務状況、業
務体制などについてチェック(モニタリング)を行い、問題点の早期発
4
見に努めるとともに、モニタリングの結果、「自主ルール基準」に該当す
るJAに対する経営改善指導などを行います(破綻未然防止システム)。
これにより、より効率的で健全性の高い経営を目指しております。
* 再編強化法とは
「JAバンクシステム」が確実に機能し、JAバンク全体としての信頼性向上のために法制
度面での裏付けとして整備された法律です。
(正式名称:「農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に
関する法律」)
《JAバンクシステムの仕組み》
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
JAバンクシステム
組合員・利用者
安心
便利
JAバンク会員の経営健全性確保
良質で高度な金融サービス
JAバンク基本方針
行政
連 携
全中
全国監査機構
JA
協力・連携、経営改善指導
信農連
農林中金
(JAバンク県本部)
(JAバンク中央本部)
県中
貯金保険
機構
破綻時の支援
JAバンク
支援協会
破綻未然防止の支援
系統債権管理
回収機構
不良債権の管理・回収
破綻未然防止
システム
一体的事業推進
・JAバンク会員のモニタリング
・基準該当JAの資産精査
・経営改善指導
・JAバンク支援協会による
資金支援等
・商品開発力・提案力の強化
・共同運営システムの利用
・全国統一のJAバンクブランド
の確立 等
農林中金への
指導権限の付与等
再編強化法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)
83
●●● JA岩手県信連の現況 2012
《「JAバンクセーフティーネット」のポイント》
より安心な金融機関としての信頼を得るために、JAバンクは、
「JAバンクセーフティーネット」を構築しております。
まず、公的制度である「貯金保険制度」があります。
さらに、「JAバンクシステム」のもとJAバンク全体で経営健全性を確保するための支援制度である「JAバンク支
援基金」があります。この2つの仕組みによって組合員・利用者のみなさまにより一層の「安心」をお届けいたします。
4
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
等
へ
の
取
組
み
JAバンク・セーフティーネットの仕組み
JAバンク
支援基金
貯金保険制度
(全国財源)
+
JAバンク
支援積立金
●貯金者を保護するための
国の公的な制度
(県域財源)
●JAバンク独自の
支援制度
貯金保険制度
JAバンク支援基金等
「貯金保険制度」は、貯金者保護のため
JAバンクの健全性維持を支援するた
の国の公的な制度であり、JA・信連・
め、JAバンク独自の取組みを行ってい
農林中金などが加入しています。
ます。
この制度は政府・日銀・農林中金・信連
全国のJAバンクの拠出により設置さ
などの出資により設立された貯金保険
れた「JAバンク支援基金」等を活用し、
機構によって運営されており、JAなど
個 々 の J Aによる経 営 健 全 性 維 持 の
から収納された保険料を原資に、万一
ための取組みに必要な支援(資本注入
JAが経営破綻して貯金の払い戻しがで
など)を行います。
きなくなった場合などに貯金を一定の
また、万一緊急の事態に陥ったJAへ
範囲で保護します。
の貸付や経営が困難となったJAへの
「貯金保険制度」における貯金者保護の
ための仕組みは、
「預金保険制度」
(銀行・
信金・信組・労金などが加入)と基本的
に同じです。
84
資金援助なども国の制度である貯金
保険制度と連携して行います。
5
当会のプロフィール
組織図 ……………………………………… Í
役員・職員数 ……………………………… Î
店舗・会員数等 …………………………… Ï
当会のあゆみ ……………………………… Ì
85
●●● JA岩手県信連の現況 2012
当会のプロフィール
組 織 図
総
総
会
会
経営管理委員会
監
事
会
代 表 監 事
会
長
常 勤 監 事
5
員 外 監 事
当
会
の
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
副
会
長
理
理
事
事
会
会
代表理事理事長
代表理事理事長
代
代表
表理
理事
事専
専務
務
常
常 務
務 理
理 事
事
融
融
資
資
資
資
金
金
部
部
部
部
J
J
A
A
推
指
進
導
本
室
部
J
J
A
バ
A
ン
推
ク
推
進
進
本
本
部
部
総
総
務
務
業
業
務
務
企
企
画
画
監
監
査
査
部
部
室
室
(平成24年6月30日現在)
86
●●● JA岩手県信連の現況 2012
当会のプロフィール
役員・職員数
[役員の一覧]
●経営管理委員会
経営管理委員会会長
(非常勤)
田 沼 征 彦
代表理事理事長
(常 勤)
田 沼 征 彦
経営管理委員会会長
●理事会
経営管理委員会副会長
(非常勤)
法領田 周 一
代表理事専務
(常 勤)
高 橋 専太郎
経営管理委員
松 本 主 税
常務理事
(非常勤)
5
(常 勤)
門 脇 功
菅 原 和 則
経営管理委員
当
会
の
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
(非常勤)
鈴 木 昭 男
経営管理委員
(非常勤)
藤 尾 東 泉 経営管理委員
代表監事
(非常勤)
経営管理委員会副会長
高 橋 専太郎
●監事会
菅 生 新 一 経営管理委員
(非常勤)
千 葉 長 吉
常勤監事
(非常勤)
小 澤 隆 一
経営管理委員
(常 勤)
坂 本 潔
員外監事
(非常勤)
福 田 稔
(非常勤)
工 藤 善 規
(平成24年6月30日現在)
代表理事理事長
法領田 周一
[職員数]
区 分
松 本 主 税
平成23年度
事
0人
0人
男
子
職
員
75人
74人
女
子
職
員
23人
23人
嘱託・常よう人
0人
0人
98人
97人
参
代表理事専務
平成22年度
合
計
(平成24年3月31日現在)
87
●●● JA岩手県信連の現況 2012
当会のプロフィール
店舗・会員数等
[店 舗]
access
店 舗 名
本
所
在
地
代表電話番号
盛岡市大通一丁目2番1号
所
中央通り
019-626-8700
岩手県庁
盛岡
市役所
大通り
映
画
館
通
り
[会員数]
資
5
当
会
の
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
格
正
会
准
会
平成22年度
平成23年度
24会員
24会員
員
合
員
73会員
71会員
計
97会員
95会員
[子会社等]
名
所
株式会社 岩手県農協情報電算センター
地
昭和53年4月14日
資
440百万円
金
26.1%
業
電算機処理の受託及びシステム開発
内
容
注)関連法人等に対する投資の金額並びに当該投資に対して持分法を適用した
場合の投資の金額及び投資利益の金額の重要性が乏しいことから、平成24
年3月における個別財務諸表への注記を省略しており、連結貸借対照表等
いわゆる連結財務諸表については、作成しておりません。
[自動化機器設置状況]
台 数
県内JA設置ATM
211
当会設置ATM
5
合
計
216
(平成24年3月31日現在)
88
号線
国道4
南大橋
当会出資比率
務
岩手公園
盛岡市黒川7地割19番地
設 立 年 月 日
本
岩手教育会館
access
称
在
サンビル
JA岩手県信連
都南大橋
国
道
3
9
6
号
線
手代森小
国
道
3
9
6
号
線
ñ岩手県農協情報
電算センター
●●● JA岩手県信連の現況 2012
当会のプロフィール
当会のあゆみ(暦年)
昭 和
22年 「農業協同組合法」公布
6年
国債窓口販売業務取扱い開始(自己窓販)
8年
信用新オンラインシステム稼働
23年
当会設立
支所閉所による本所集中体制の実現並びに
29年
農林漁業金融公庫資金業務取扱い開始
本所1階店舗開設
37年
産業会館落成に伴い本所事務所移転
38年
住宅金融公庫資金業務取扱い開始
39年
全国農協貯金者保護制度発足
41年
内国為替業務開始
45年
盛岡手形交換所に代理交換加盟
49年
全国農協信用事業相互援助制度発足
51年
当会年度末貯金残高1,000億円達成
53年
雇用促進事業団の財形進学融資業務受託
9年
10年
会内LAN稼働
当会創立50周年記念式典開催
JAバンクの導入
11年
投信窓販業務取扱い開始
12年
県内イントラネット稼働
13年
経営管理委員会制度導入
JAグループ貯金1兆254億円達成
14年
JAバンク基本方針に基づく「JAバンク岩手県本部」
国民金融公庫の進学資金貸付業務受託
の設置
54年
全国銀行内国為替制度加盟
郵便貯金とのATM提携
55年
当会年度末貯金残高2,000億円達成
56年
事務センター完成、オンラインシステム稼働
57年
現金自動支払機(CD)稼働
JAバンク岩手ローンセンター開設
58年
協同クレジットカード(JAカード)取扱い開始
JAバンク岩手事務集中センター開設
59年
県下農協貯金5,000億円達成記念並びに
16年
段階的に13支所を統廃合
60年
全国農協貯金ネットサービス稼働
61年
自由金利型定期貯金の取扱い開始
当会年度末貯金残高3,000億円達成
62年
岩手銀行とのCDオンライン提携開始
63年
マイカーローン「ウイング」発売
平 成
1年
レディースプラン「ほほえみ」発売
2年
都銀等との業態間CDオンライン提携(MICS)
加盟
JASTEMシステム稼働
(農協系統全国統一オンラインシステム)
17年
決済用貯金取扱い開始
18年
新JAカード取扱い開始
19年
JAいわてグループ経営健全化計画(再発防止策)策定
当
会
の
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
系統サービサー岩手営業所開設
組合金融躍進大会開催
江刺支所を水沢支所に統合を皮切りに平成8年まで
5
JAネットバンクサービス開始
JAバンク岩手農業金融センター開設
20年
3地区のJA合併に伴う財務支援の実施
21年
自己資本増強の実施
農林中央金庫の増資への対応
22年
第15次経営3か年計画スタート
JAバンク岩手年金センター・同人材育成センター開設
米戸別所得補償支払いへの対応
23年
東日本大震災の発生及び復興支援対応
JASTEM次期システム稼動
県下JA貯金1兆円達成
24年
震災特例支援スキームに基づく、資本注入の対応
当会年度末貯金残高4,000億円達成
3年
外貨両替業務取扱い開始
4年
当会年度末貯金残高5,000億円達成
CIの展開 愛称「JA」の採用
89
安 心 バ ン ク、 J A バ ン ク。
JA バンク 岩手
JA岩手県信連の現況
表紙/田植え風景と岩手山(盛岡市)
JA岩手県信連 総務企画部
〒020-0022 盛岡市大通一丁目2番1号
TEL 019-626-8700
URL http://www.jaiwate.or.jp/jabank/shinren/ 平成24年7月発行
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